《日本橋・昭和の趣きの空間で老舗の味・長年愛されている洋食屋さん》 : TOYO

日本橋駅からどこからも見える緑の看板・レストラン東洋。昔ながらのショーウィンドウ、ガラスの中には、海老フライやハンバーグ、ハヤシライスなどのお料理サンプルも昭和イメージ。さらにちょっとサイケ、レトロなインテリア、制服姿の素敵なマダムスタッフ達も、昔からのそのまま。

メニューは注文に悩むほど種類が多く充実しています。看板料理・名物はオリジナルデミグラスソースとごはんを混ぜ、半熟玉子を乗せチーズを投入した、オリジナルオムライス『ドイツ風ライス』。ほかには特製ビーフシチュー、大皿ドライカレーパワーライス、こってり東洋・牛カルビピラフ、等。私のイチオシは“シーフードマカロニグラタン”たぶん東京イチうまし。秘密。

ランチのセットメニューから、好物満載のBランチ。海老フライ、イカフライ、目玉焼きハンバーグ。
なんと、今回ご一緒の同僚、三人とも同じ！！

【Bランチ】
～イカフライ、海老フライ、目玉焼きハンバーグ、ポテトサラダや千切りキャベツ～

【サラダ】
「サラダ＆ポテトサラダ」
サラダは、キャベツ・レタスにおいしいお野菜ドレッシングが掛かっています。ポテトサラダは、滑らかなペースト、クリーミーで気取らない理想のポテトサラダ。

【メイン】
「えびフライとイカフライ」
イカはサクッとした衣に、柔らか。ぶ厚い肉厚。こぶりながら、プリプリのエビ。タルタルソースは自家製らしく、みじん切り卵とかハーブ入り、酸味は抑えめのやさしい味わい。ここのフライは揚げ物でももたれません。

【メイン】
【ハンバーグと半熟の目玉焼き】
肉感ぎっちりで肉汁が出てくるタイプではありませんが、細かい粗挽き挽き肉で柔らかくてしっとりとしたハンバーグです。デミグラスソースは軽い仕上がりであっさり、これにトロトロのたまご黄身と混ざってちょうどちょうどのバランス。
添えのパスタもさまざまなソースが複雑に混じって絡んで、計算されたかのような。

【ごはん】
「ライス」
大盛り希望、スタッフのおばちゃま曰く“あら、大盛は追加５０円になるから、多めって言ってくだされば、盛るわよ”。一度、厨房に戻られて、“やま盛り”にしてくださいました。お優しい！こういうのがいいお店大好きなお店。このご飯がまた、愛情いっぱい、めちゃめちゃ旨い～。上質のお米というより、炊き方が良い。キラキラ硬め。

“懐かしい昔ながらの洋食”は家庭料理に近くて、遠いプロの技。おねえ様たち、ありがとう。。いわゆるメイド服・制服姿がみんな似合っていらして、かわいらしいのです。日本橋は高島屋がリニューアル、次は三越も、と変化甚だしくも、ここは昭和。
いらっしゃるお客様も昔のヤングマンのほうが若干多いような。

グラタン魂に火が付いた昨今、日本橋で見つけたこのお店、電話で予約した際“早めならうちは予約いらないわよ”って下町っぽいお返事いただきました。
昭和41年オープン。日本橋の数多くある《老舗洋食店》の中でも筆頭に上がるお店です。いまもって周辺ビジネスマンの胃袋をわしづかみ！入り口のショーウィンドウはデパートのお好み食堂みたいに注文に悩むほど種類が多く充実しています。目が左右往来いそがしくなります。
価格がまず昭和のまま。入ってまたビックリ。店内がモダーンで昭和っぽい、再現でない当時のまま止まっている。高度成長期・植木等が座っていそう。
インテリアも、店員の皆さままでも昭和。日本橋のれん会（妄想架空です）の幹事さま、みたいなオジサマが入り口でお出迎え。

私はグラタンに特化、取りつかれているため、ブレずに「シーフードマカロ二グラタン」、
真由ちゃんは悩んだ挙句「Cランチ .エビフライとイカフライと豚肉の生姜焼き［ライス or パン付］」
さらに追加200円でドリンク、200円で本日のケーキができるのでもちろん注文。

【サラダ】
サラダが来ます。キャベツとコーンのシンプルサラダ。でも自家製っぽい濃厚オニオン・フレンチドレッシングがおいしい。

【シーフードマカロニグラタン・海の幸をたっぷりと使用したグラタン】
「お時間かかりますよ」って。待ちます。。思っているよりすぐきました。フォークを入れますと。。。、海の幸・イカとエビがたっぷり隅々までゴロゴロ入った海鮮グラタン、ふとっぱらに入ったエビも大き目プリップリ！いたって一見普通に見えたカナメの「ソースベシャメル」は、極上。絶妙。なめらか。表面にチーズの焦げ目が付いて香ばしい。お味にはチーズが効いている！ベシャメルにも入っているかも？！店員のおばちゃまにお聞きしたら、「溶けるチーズも入れているソース」とのこと。《グリュエールチーズか、エメンタルチーズをブレンドしたモルネソースに近い》風味豊かでコク濃いホワイトソースで満足でした。もしかして「グラタン部門ナンバーワンかも、っていう位おいしかった～！！」どうしよう、毎日通うかも。。お値段もいたくないし。

ほかには。。。
特製 ビーフシチュー/ハヤシライス .洋食屋さんのデミグラス/エビフライと目玉焼きハンバーグ/ハンバーグステーキ日替りAランチ （スタッフまで→この日、豚の回鍋肉）/Bランチ .エビフライとイカフライと目玉焼きハンバーグ［ライス or パン付］ Cランチ .エビフライとイカフライと豚肉の生姜焼き［ライス or パン付］ 豚ヒレカツ/フライの盛り合わせ .タルタルソース（ヒレカツ・鮭・エビフライ）/エビフライ タルタルソース/豚ロース肉 生姜焼き/和風ビーフステーキ/和牛サーロインステーキ　/鉄板オーストラリアステーキ/大皿ドライカレーパワーライス/こってり東洋。牛カルビピラフ/ナポリタン/ビーフカレーライス/ミックスサンドイッチ .（ハム・トマト・レタス・きゅうり） /ヒレカツカレー .

【デザート・数量限定】
「スフレチーズケーキ」
ふっわふわのスフレの上部、真ん中にはレアに近い食感のチーズ、下にはスポンジケーキ。これは日本が発祥とされ、海外では「Japanesecheesecake」と呼ばれるみたい。ふわっと溶ける、シンプルながら繊細なケーキ。おいしかった！あれれ、メインといいデセールもチーズ満喫しちゃった。
真由ちゃんは「タルトフロマージュ」ベイクドチーズのタイプ。むうっちりタイプ。本格的ね。ほかは本日のデザート（シュークリームなど）

ちなみにこちらのケーキは専属パティシエが作るとの説明。一階・喫茶部門にもケースいっぱい埋め尽くされてワクワク感盛り上がります。（近江屋洋菓子店とかマッターホルンタイプの昭和ケーキ＆昭和価格、お安いのです）

HPによりますと、名物は『ドイツ風ライス』 大きなずんどう鍋で野菜やワイン等数日間煮込んで旨味が凝縮されたオリジナルデミグラスソースとごはんを混ぜたものに、半熟玉子を乗せ玉子にチーズが入って、オリジナルオムライス、とのこと。。さらに夜のお楽しみには200Lタンクで工場から直送の樽生ビール。巨大な樽を専用の冷蔵室で直接冷やし、トレーニングを受けたスタッフが丁寧に注ぎサーバーは毎日洗浄し品質管理を徹底。。
特筆すべきはインテリアデザイン。建築・インテリアデザイナー故・境沢孝さんのものとかで（当時の商業空間を世界にてリードする作品を数多く生んだ方）、印象的、素敵でした。すべてがゆるうーい昭和っぽさに衝撃、みどころ、たべどころ、まんさいなレストランです。