「俺の」シリーズ最強のグリルは平日ランチの300gステーキランチが最強 : 俺のGrill＆Bakery 東京

（2020/03/24記載）
2020年3月中旬の平日、最近はコロナウイルスの影響でめっきりと人が減った大手町でランチをするときに利用した。
この日は周辺で食べる場所を探していたが、その際にこちらの存在を思い出した。

こちらが店舗外観。
余計な装飾はなく、高級感を感じさせる造り。

店舗は地下2階と1階部分を吹き抜けで使っており、外観だけでなく非常に贅沢な空間の使い方をしている。
以前、まだコロナウイルスが騒がれる前に行ったときは予約していても入店まで待つような状況であったが、今回は平日の12時少し過ぎに到着するも、予約者は無しで3組が待っている程度。
折角なので待つことにしたが、今回は3名ということもありなかなか席が空かず10分強待つことになった。

待っている間に店舗先に出されているランチメニューを見ていたが、「俺の」シリーズらしく全てのメニューがボリュームの割にはリーズナブルに提供されている。
色々迷った挙句、今回はボリューム重視ということで、「俺のGrillステーキ　300グラム（1500円）」をオーダーすることにした。
なお、メニューではパン（銀座の食パン）かライスを選べ、その他にはスープとサラダがセットで付いてくる。
さて、店内に入るとその空間の使い方に圧倒された。

吹き抜けで使われている空間はスタジアム上になっており、一番低い側にはステージとスタンウェイのピアノ、スクリーンが設置されていた。
そのステージを囲むように階段上に座席が配置されているが、その配置がかなり特徴的。

ステージを見やすいように、ステージ向きに配置されたカウンター席。
3名で利用できるようで、眺めも良く非常にお勧めの席。

今回は3人であったためテーブル席に案内されたが、そのテーブル席の横にステージ向きにカウンター席が配置されている。
よって、テーブル席はカウンター席側から見られる位置にあり、非常に気まずい感じがする。
写真ではわかりにくいが、このカウンター席の右側が全てテーブル席になっている状況。
さて、待つこと2分程度でセットのスープとサラダが提供された。

こちらがサラダ。
セットで提供されるサラダよりは少しボリュームがある。

こちらがスープ。
しっかりと甘味を効かせたオニオンスープで、セットのスープながら手抜きせずにしっかりと作っていると分かる味わい。

その後5分程度でステーキとパンが提供された。

こちらがステーキ。
300グラムということでかなり大ぶりのものを想像していたが、2切れでの提供ということもあってか思ったよりも小さいという印象。
付け合わせにマッシュポテトが添えられており、ステーキソースもたっぷりとかけらている。
大きなナイフで一口大に切って頂くが、肉質はそれなり。
盛られたのが端の部分ということもあってか、決して柔らかいという感じではない。
和牛を食べているような繊細さやジューシーさは無いが、肉の旨味はそれなりに感じられ、「肉を食べている」というワイルド感はある。
ソースはその肉質を隠すためかかなり味付けが濃くニンニクの味わいも強めに感じられ、ソースで肉を食べている感はどうしても感じてしまう。
焼き加減も選べない（聞かれなかった）、かつ温度もアツアツではないとマイナス面は多いが、300グラムというボリュームと金額設定からすると十分コスパは高い。

そしてこちらが付け合わせのパン。
「俺のBakery」で販売されている「銀座のパン」が2切れ。
小さめの食パン1斤を賽の目上に4等分したうちの2切れなのでそれなりにボリュームはある。
クラストはしっかりとした歯ごたえ、クラムはムチムチでかなり弾力がありずっしりとした印象。
小麦粉の味わいをダイレクトに感じられそのままでも十分においしく頂けるが、濃厚なガーリックステーキソースをつけて頂くとこれもまた美味しい。
「俺の」シリーズの店らしく、使っている食材はレベルが高く、お値段もとてもリーズナブルであった。
ただ、ランチ時ということもあってか、ステーキの焼き加減が選べない事や焼き立ての熱々の状態での提供ではないことが残念ではあった。
ディナーメニューは若干値が張るが、それなりに美味しそうなメニューが豊富なワインと共に楽しめそうなので、機会を見つけて再訪してみたい。
なお、2名や1名の場合はほぼ待ち無しで随時入店しており、我々が帰る12時40分頃には「すぐにご案内できます」の看板が立てられており、店の中も3割くらいの席が空いている状況であった。