無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店
気になるお店はこちらで保存ができます
ネット予約
閉じる
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
050-5589-2250
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
今年の締めとして選んだのはヌーベルシノワの名店
口コミが参考になったらフォローしよう
蓼喰人
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
蓼喰人さんの他のお店の口コミ
店名 |
カントニーズ 燕(Cantonese en【旧店名】カントニーズ 燕 ケン タカセ)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店
2017年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2017 Bronze 受賞店
中国料理 百名店 2023 選出店
食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店
中国料理 百名店 2021 選出店
食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 中華料理、野菜料理 |
予約・ お問い合わせ |
050-5589-2250 |
予約可否 |
予約可 |
住所 |
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京ステーションホテル B1F |
交通手段 |
JR「東京駅」丸の内南口直結 東京駅から164m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥6,000~¥7,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥8,000~¥9,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)) QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
10% |
席数 |
51席 (御予約時に席の指定は承りませんこと御了承ください。) |
---|---|
個室 |
有 最大10名様までの半個室 出入口カーテンにて 食帯により最低保障料金を設定しております。 (ランチ5万円、ディナー10万円) |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 東京ステーションホテル駐車場 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カップルシートあり、ソファー席あり |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、健康・美容メニューあり、ベジタリアンメニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | ホテルのレストラン、隠れ家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可 |
お子様連れ |
小学生(6歳)以上と制限させて頂きますが、 |
ドレスコード | ビーチサンダルや男性のハーフパンツ(短パン)でのご来店は、 |
ホームページ | |
オープン日 |
2012年10月3日 |
電話番号 |
03-6269-9937 |
備考 |
【昼】5000(平日のみ)、6500、6500(vegan)、9000円、15000円 |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
閉じる
私は日ごろから蕎麦屋を中心に食べ歩きをしているが、年の瀬は普段きちんとした仕事振りを見せている処でも、味の面でもサービス面でも何らかの不満を感じることが多い。
人気店に予約をして出かけたり、ましてやこの寒空の下、外に並んでまで蕎麦を食べたいとは決して思わない。
年末には一年の締めくくりとして、いつもあちこちの店に付き合ってもらっている友人と、ゆっくりと食事をすることが慣例となりつつある。
昨年は新しいスタイルのフレンチであったが、今回選んだのは以前より一度訪れたいと思っていたヌーベルシノワの名店。
29日の夜に予約を入れて足を運ぶ。
こちらは東京ステーションホテルに併設された地下店舗で、場所柄エレベーターに乗り込むまでの通路は人波で溢れかえっている。
しかし扉が開いた先は、一流ホテルならではの大理石に覆われた荘厳で静寂な世界となっていた。
広い通路に面して幾つかのレストランが並んでおり、こちらはその中央付近。
客席は50坪ほどの全てを見渡せるフラットな空間だが、全体的に抑えた照度とスポット的なスタンドライトで、好ましい雰囲気を醸しだしている。
そこにゆったりしたレイアウトでテーブルが配され、落ち着きと高級感が漂う。
我々には中ほどの、壁を背にした半円形のソファー席が用意されていた。
予め「紅燕:GLORIOUS SWALLOW」と言う名前の17,820円(税・サービス料込)のコースを頼んでおいた。
先にドリンクメニューに目を通す。
中華なので紹興酒とも思ったが、ワインの品揃えの方が目に付き、その中に「3 GLASS SET」(シャンパン・白・赤が一杯ずつで5,000円)が面白そうなので、これでお願いすることにした。
一杯目は「マム コルドン ルージュ」で、上々のスタート。
料理のラインアップは次の通り。
「Amuse 一口のお楽しみ」:カリフラワーのムースに搾菜の小角切りと揚げたカリフラワーがあしらわれており、野菜の自然の甘味が生きている。
「前菜盛り合わせ」:「クラゲの胡麻風味和え」「バンバンジー」「海鮮の和え物」の3種と「冬野菜の香醋のジュレ添え」が美しく盛られた、四角いガラスのプレートが登場。
クラゲのコリコリとした歯触り、山椒が効いたバンバンジーソース、タラバ蟹の食べ応え、ビーツやロマネスコなどの冬野菜の美味さが印象的。
「東星ハタの'清蒸'葱生姜の魚醤のソースで」:この時期のこちらのスペシャリテで、千切りの葱と生姜を乗せて蒸し上げたハタの切り身を、ナンプラー風味のソースと熱した油で仕上げている。
舌触りは優しいが旨みはしっかりと有り、さすがの一品。
「フカヒレ姿入り金華ハムの上湯とろみスープ 冬野菜とともに」:丁寧な下処理が認められるフカヒレが中央に盛られ、野菜は3色の大根と黄ニラ・白舞茸。
これらがとろみの付いた上品な上湯スープで満たされている。
塩加減は控え目だが、添えられた「黒酢・赤酢」を垂らすと味に変化が出て面白い。
「鮑のコラーゲンオイスターソース」「ホタテの香り焼きオリジナルEXO醤ソース」:小ぶりの鮑はやや噛み応えのある仕上がりで、しっかりとしたソースと添えられた緑が鮮やかな中国野菜との取り合わせが好ましい。
一方のホタテは大粒で、自家製のXO醤を使った辛めのソースが印象的。
「和牛カットステーキ 豆鼓と豆板醤入り薬味ソース 季節の野菜添え」:牛肉は焼き加減が上手で、こってりとしたソースとの相性も良い。
添えの野菜は蓮根・蕪・牛蒡などの根菜が中心で、火通りは浅めのためそれぞれの食感や持ち味も楽しめた。
「タラバ蟹とレタス入りチャーハン」:蟹の身とレタス、アスパラなどがたっぷり入っている。
添えられたピリッと辛い「塩麹タレ」が味のアクセントとなった。
2杯目の白ワインは「ケンダル ジャクソン ヴァントナーズ リザーブ シャルドネ」、3杯目の赤ワインは「マージュラム エム・ファイブ サンタ イネズ ヴァレー」で、何れもカリフォルニアワインだが、料理に合うように良く考えられている。
デザートは4種類の中から選べ、2人で別々のものを頼む。
「特製マンゴープリン ライチの香りの燕の巣ゼリーとプラセンタエキス入り」と「蓮の実、ユリ根、白玉団子香港スタイル紅豆のデザートスープ 陳皮の香り」で、名前からしても手の込み方が想像できる。
実際の味も見た目も、納得の出来栄え。
最後に3種の中華風の小菓子が出された。
それに合わせてお茶を注文。
選んだのは「白牡丹」で、目の前でギャルソンが華麗な手捌きで煎れてくれる。
色や香りの個性は控え目だが、余韻を楽しむには好適。
実に優雅なひと時を過ごせた。
シェフの高瀬さんは、美と健康に留意した新しいスタイルの広東料理を目指しているとのこと。
薬膳なども取り入れたヘルシーさや、野菜を多用した比較的あっさりとした仕上がりにも定評があるようだ。
今回もその片鱗は大いに感じられた。
しかし繊細な仕事振りや味の良さに加え、今回のコースはボリュームの面でも満足。
支払いは2人で50,000円弱であるから、CPも決して悪く無い。
ギャルソンをはじめ、接客がきちんとしていた点も好印象。
いつしかテーブルは全て塞がり、皆さん穏やかな時間の流れを楽しんでいる様子が窺える。
一年の締めくくりに相応しい、快適なディナーとなった。
これにて本年のレビューアップは最後となります。
日頃から拙い物言いにお付き合い頂き、まことにありがとうございました。
来年もこれまで通り蕎麦屋を中心に、マイペースで書き進めたいと存じます。
今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
どちら様も、良いお年をお迎えください。