西京味噌がしっかり染みてご飯が進む金目鯛西京焼き定食 : 神田 新八 新丸ビル店

【再訪】

和食系をいただきたくてこちらに。

平日１３時１５分過ぎだったこともあり、お店は比較的空いていました。

ランチメニューは以下の通り。

金目鯛西京焼き定食　1,480円
豚西京焼き定食　1,800円
銀鱈西京焼き定食　2,000円
天丼定食　限定１０食　1,500円
紅鮭塩焼き定食　1,580円


私は金目鯛西京焼き定食、連れは天丼定食を注文。

ピークを過ぎた時間帯だったからか、コロナ禍でスタッフを絞っているのか、一人で調理しているらしく、２０分程経ってだったでしょうか、料理が運ばれて来ました。

金目鯛西京焼き定食：　小鉢２種、漬物、味噌汁、ご飯が付きます。

金目鯛西京焼き：　西京味噌の甘味と旨味がしっかりと金目鯛に入っていてご飯が進みます。
西京味噌が焦げたところが香ばしく、身もふっくらと仕上がっていました。

水菜、ニンジン、紅芯大根にさっぱりとしたドレッシングがかかったものも添えられていて良かったです。

水菜と油揚げのお浸し：　シャクシャクした水菜に油揚げのコクが加わり、上品な出汁が感じられました。

里芋の煮物：　絹さやが添えられていました。
作り置きしたものでしたが、きちんと面取りしてあり、ほっくりした食感。
味が染みていて美味しかったです。

漬物：　人参、大根、胡瓜の３種類。
漬かり具合もちょうど良く、歯応えがあって良かったです。

味噌汁：　若芽と葱が入っていて、出汁の風味も悪くなかったです。

ご飯：　水分をしっかり含んだ炊き加減。
甘味も感じられて美味しかったです。

天丼定食：　海老が２尾に野菜天数種がのった天丼に、金目鯛西京焼き定食と同じ小鉢２種、漬物、味噌汁が付きます。
連れ曰く、なかなか美味しかったそうです。


金目鯛の脂が西京味噌の甘味、旨味とよく合っていてなかなか美味しい定食でした。
メインだけでなく、副菜も合わせて全体的に安定した仕上がりだったと思います。

金目鯛の西京焼きだけでなく野菜が添えられ、他に小鉢が２種類、漬物、味噌汁、ご飯が付くので、コスパの点でも決して悪くはないと思います。
連れが頼んだ天丼定食は限定１０食というだけあって、こちらの方がコスパ良く感じるかもしれません。

コロナ禍のせいかメニュー数も以前より少なくなっていて、調理人もホールスタッフも一人ずつだったようで？、入店してから料理が提供されるまでやや時間がかかりました。
メニュー５つ中、３つが素材は違えど西京焼きだったのはバリエーションを求める方にはややマイナス点になってしまうかもしれません。

同フロアーで未だ閉店したままのお店もあるくらいなので、今後顧客数が増えてくればいろいろと改善されてくるのではないかと予想します。

【再訪】

平日１３時少し前だったので店内は比較的空いていました。

温かいほうじ茶とおしぼりが提供され、冬場は特に嬉しいですね。

定番ランチメニュー以外は以下の通りでなかなか魅力的。
前回おばんざい定食だったので別の物をいただいてみることに。

カキフライ定食　1,380円
鯵たたきとカキフライ定食　1,480円
牛ステーキ丼　1,480円
ねぎとろ、スルメイカ、サーモン、鰤、かつお丼　1,480円
ウニ、いくら、鮪脳天、マグロ、ネギトロ丼　1,580円


鯵たたきとカキフライ定食のカキフライは２個とのこと。
丼ものは、おかず１品、小鉢、味噌汁、うどんが付き、おかずは鶏の唐揚げか本日の焼魚から選べるようでしたが、鯵たたきとカキフライ両方いただける鯵たたきとカキフライ定食にすることにしました。
連れはねぎとろ、スルメイカ、サーモン、鰤、かつお丼を選択。

５分強で料理がお盆にのって運ばれて来ました。

鯵たたき：　キュウリと玉ネギのスライス、下ろし生姜、刻み葱、白胡麻がのった鯵のたたきがが大葉の上にのり綺麗な盛り付けです。

鯵は身をあまりたたいておらず、身が締まっていて活きの良さを感じます。
鯵の美味しさは感じられましたが量がやや少ないです。
生玉ネギはパスなのでそれを除けたせいもありますが、量がより少なくなってしまいました。。。（苦笑）

カキフライ：　大ぶりなカキフライに、千キャベツ、ポテトサラダ、マヨネーズ、レモンが添えられ、ソースは別皿での提供。
レモンをぎゅっと絞っていただくことにします。

２つのうち１つは大きめでややつぶれているような感じ、そのせいで衣がやや硬く、牡蠣自体にもふっくら感がなくなっていました。
牡蠣の旨味は当然あったのですが、揚げ上がりがイマイチでした。

千キャベツには醤油ドレッシングがかかっていてさっぱりと、ポテトサラダも美味しかったです。
マヨネーズを少し付けたり、ソースで味わったりできたのは良かったです。

小鉢：　大根のそぼろあんかけでした。
大根は柔らかく煮込まれ、鶏の旨味が感じられる餡との相性も良かったです。
そぼろ餡が脂ぎっていたり、鶏肉の臭みもなかったのは流石、私好みでした。

味噌汁：　上品な出汁にアオサが入っていました。
すっきりとした味わいで具材とも合っていました。

ご飯：　やや少なめな盛り加減。
艶々で、しっかりと水分を含んだふっくらと炊かれたご飯。
粘り気、旨味、甘味もあって美味しかったです。
和食のお店で美味しいご飯に出会うのは当然のことかもしれませんがやっぱり嬉しいですね。

デザート：　牛乳かんのようなもの（甜菜糖か何かでベージュ色だったのかも？）。
ぷるっとして甘味は強め。
少量でも食後にデザートがあると笑顔になりますね～。

ねぎとろ、スルメイカ、サーモン、鰤、かつお丼：　連れが注文したもの。
うどんも付くし、おかず、小鉢の他にもう一品付くのでかなり豪華な感じがします。


前回かなり美味しかったので期待しましたが、カキフライはやや残念、全体量がかなり少ない印象でした。
後から気づいたのですが、ご飯お代わり自由だったはずなのでお代わりすれば良かったです。

連れが頼んだねぎとろ、スルメイカ、サーモン、鰤、かつお丼が同じ値段だったので、内容、量共に鯵たたきとカキフライ定食はややハズレだったような気がします。
メニュー構成は日々変わるので何とも言えませんが、定番ランチメニュー以外では丼物の方がコスパは良かったですね。
（まぁ１人でいただいていれば量的にはあまり気づかなかったかもしれませんが。　苦笑）

ピーク時は過ぎていましたが、お茶の注ぎ足しもそつなく、サービスは良かったです。

お味的にはそれほど悪くはなかったので、又時期を置いて伺ってみたいと思います。

東京駅から程近い新丸ビル５階にある居酒屋／海鮮料理店。

和を意識した気取らない外観。
入ってすぐ正面に厨房があり、その前にカウンター席、右側にテーブル席があり、左奥にも席があるようです。

平日１３時半少し前だったのでお店は空いていて、右側のテーブル席に通されました。
壁側は板張りの上に座布団が置いてあり、寛げますね。
荷物を置くスペースもあるので◎。

ランチメニューは以下の通り。

女性限定！九種のおばんざい定食　1,380円
本日の五種丼（うに、いくら、鮪、鰹、目鯛）　1,480円
まぐろ漬け丼　1,480円
お魚定食（刺し身、焼き魚、煮魚の三点）　1,480円
天然魚介刺身盛合せ定食　2,100円
天然魚介にぎり寿司定食　2,100円
稚鯛煮付け定食　1,400円
欲ばり三個丼（ミニステーキ丼、ミニ海鮮丼、ミニいくらとろろ丼）　1,480円
新秋刀魚塩焼き定食　1,300円
カキフライ＆豚ヒレ定食　1,380円
新八御膳　3,800円

ランチビール　600円、生ビール　800円


欲ばり三個丼が気になったものの、ごはんの量が多そうで迷っていると、「ごはん少なめもできますよ」とのこと。
迷ったのですが、やはり最初に気になった女性限定！九種のおばんざい定食を注文することにしました。

冷たいほうじ茶をいただいていると、５分程してお盆にのったおばんざい、小鉢等が到着。
続いてごはんと味噌汁が運ばれてきて、なかなかに壮観な眺めです。
何より少しずつのおかずは嬉しいです！

九種のおばんざい：　（料理名は便宜上私が付けたもので左上から右、そして下へ）
大根、イカ天：　出汁で炊いた唐辛子風味のイカ天（さつまあげ）と大根で、ほっこり柔らかい大根がピリ辛味と好対照。
もずく酢：　鰹出汁の三杯酢が浸み込んだもずくはつるんとしてさっぱり味。
牛肉と甘唐辛子炒め：　甘唐辛子のピリッとした辛味と牛肉の脂が相性良かったです。
鯖塩焼き：　皮がパリッと焼かれ、塩で鯖の風味がぐっと引き出されていました。
玉子焼き：　三つ葉と人参が入った出汁巻きで、染めおろしが上にのっていました。
鶏の竜田揚げ：　醤油味でカラリと香ばしく揚がっていました。
切干大根：　人参、油揚げが入ったこっくり濃いめの味付け。
ほうれん草のお浸し：　ほうれん草の歯応えを残した上品な出汁のお浸しで、上に花削りがかかっていました。
南瓜のマヨネーズ和え：　ほっくほくの南瓜をマヨネーズで軽く和えてあり、マヨネーズが南瓜の甘味を引き出していました。

刺身：　ねっとり柔らかく、皮目が硬めの鰆は旨味たっぷり。
敷かれた大葉の下には玉ネギ、紫玉ネギ、胡瓜の薄切りが添えてあり、上から小葱も散らされていました。

サラダ：　レタス、玉ネギのスライス、水菜、人参の千切り、ビート、ミニトマトにピリ辛・生姜風味のタレがかかっていました。
生の玉ネギはパスなのですが、野菜の種類が多く新鮮、且つよくありがちなドレッシングとは違う味付けが施してあり、オリジナリティが伺えました。

小鉢：　油揚げ、椎茸が入ったひじき煮で、ほろ苦さがわずかに残っている大人な味付けでした。

香の物：　大根、胡瓜、紅芯大根（？もしくは大根の紫蘇漬けかも）
甘めの紫蘇漬け？の大根は悪くはなかったのですが、後の大根、胡瓜は古漬け感が出ていて残念（浅漬けなのに発酵が進みすぎていて味がぼやけている感じ）。

味噌汁：　生海苔が入り、やや濃いめで素朴な味わいでした。

ごはん：　ぱらりと程好く炊かれた美味しいごはんに、山椒の風味軽めでやや甘めの山椒ちりめんがのっていました。
山椒ちりめんで、ごはんがよりすすみますね。

おかずが多かったので（あまりないことなのですが）ごはんが足りなくなり、少しお代わりしました（お代わり自由）。
お代わりにもきちんと山椒ちりめんがのっていたのは嬉しかったです。


おばんざいは種類が多く、少量ながら素材の味を活かして一つ一つ丁寧に作られていました。
おばんざいというと作り置きの印象が強いですが、焼き物は出来たてが供され温度加減も良好だったことがより美味しく感じられた理由の１つかと思います。
惜しかったのは香の物ぐらい。
味付けにメリハリがあり、素材の食感も考えて作られている印象を持ちました。

九種のおばんざい定食は、いろいろなおかずを少しずつ楽しめ、正に私好み。
‘女性限定’にしてあるのも納得のメニューです。
種類が豊富だったこともありますが、本場京都でいただいたおばんざいよりも満足度高く感じられました。

隣席の方は同じメニューでも刺身が鰆ではなく鰹だったので、好きな鰆が提供されて嬉しかったです。

おばんざい一品は少量でも９種類、その他にサラダ、小鉢、香の物、味噌汁が付き、ごはんもお代わりできるので、かなり満腹になると思います。
値段はややお高めですが、場所柄と内容、味を考慮するとコスパはかなり高いと言えるでしょう。

鮮魚に拘ったお店だけに魚料理は安定した仕上がりでした。
魚介類は大好きなので、又立ち寄らせていただこうと思います。