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新橋という酒海を得た魚がいる 喜多八
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店名 |
掲載保留
志ん橋 喜多八
|
---|---|
ジャンル | 居酒屋、海鮮 |
住所 | |
交通手段 |
新橋駅から223m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥3,000~¥3,999
|
個室 |
無 |
---|---|
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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初投稿者 | |
最近の編集者 |
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新橋の夜。
まだ20時前だというのに、肩を組んでいるオトウサンの4つのつま先が全部あっちこっちを向いていたりする。
勝手に酩亭志ん橋流千鳥足の舞とでも命名しておこうかな(笑)
そんな愉快な新橋で、普段使いとして魚を食べたいときにオススメなのが喜多八である(「喜」は七を三つ並べた草書体)。
店内は、5人掛けのカウンターとテーブルが4つぐらいとさほど大きくなく、泉谷しげる似(失礼!)の親父さんと女将さんの2人で切り盛りをしている。
雰囲気は柔和ながら、「魚料理が概ねうまい」「新橋の他店に負けないくらいの安さ」「烏森口から徒歩3分という好立地」という理由から大変重宝している。
何というか、ざっくばらんとはしているが飲兵衛のツボはきちんと押さえているのである。
例えば、ビールはサッポロラガー。
"真面目"が"愚直"だと揶揄される時代が反映してかあまり人気がないが、爽やか過ぎず重い胴体の赤星が飲めるのは非常に嬉しい。
突き出しも時折、気の利いたものを出してくれる。
先日は、つるむらさきのおひたしだった。ほうれん草に無い独特の香りと加熱すると出てくるぬめりが空の胃袋を挑発する。
お酒については、竹鶴などスキモノには堪らない銘柄もあるが、安く済ませたいなら金陵の燗(350円)が良いだろうか。
店の看板である鰯をなめろうにしてもらって、舐りながらちびちび燗を呑んでいると、ああこの世に生まれて良かった~としみじみ思ってしまう。←オオゲサな!
うまい魚にありつきたくば、店内に掲示されているメニューとにらめっこするだけでなく、親父さんとコミュニケーションして決めるのが良いかもしれない。
以前、秋刀魚の刺身を注文したときに、「それ、焼きの方が良かったんじゃないの」なんて言いながら、皮と身の間に脂の層ができているメタボ秋刀魚を出してくれた。刺身でも十分おいしかったのだが、わかっているなら調理する前に言ってよとツッコミを入れそうになった。
ちなみに先日のオススメは、たかべの塩焼きとエボ鯛の一夜干しだった。
8~9月のたかべはやはり美味く、繊細な白身の間からじわりと上品な脂が滲んでいた。少なくとも近くの魚金なんかよりずっと良い。
エボ鯛の一夜干しの方も、風味豊かな凝縮された丸い旨みを感じた。新橋の空気が良いはずはずがないのだが、素材と干し方が良いのだろう。喜多八の一夜干しファンは多い。
・市場できちんと目利きして、安い割りには良い素材を探し出す。
・手当てをしても鮮度が落ちやすい魚介類は少量しか仕入れない。
・翌日の天候や素材を考えて一夜干しにするなど、考えて組み立てている。
などなど、当たり前だが長年商売していると感けてしまいそうなことでもきっちり実践している。
敢えて難を言えば、泉谷しげるさんが冗談気味にお客のボトルをおねだりしたり、日本酒の保存が悪くて老ねていることがあったりするのだが、軽く魚とお酒を嗜んで3000円ちょいという会計を鑑みれば文句は言えまい。
デイリーユースとしては秀抜の一軒だろう。
個人的にはこのお店で腹八分目にしておいて、その後、近くの立ち飲み屋でや酒場で〆ることが多い。これはもう不可抗力である(笑)
新橋の夜。
それはどうせ家に帰ったところで何も無い飲兵衛にとって、あまりにも魅力が多すぎる。