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食べログ 寿司 TOKYO 百名店 2022 選出店
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やはりらこちらにも精霊が潜んでいたのだ、の巻
銀座で活黒鮑の青なのだ。産地は内緒なのだ、の巻
土曜日の夜です。
銀座です。
映画を見た後、新橋で整髪。
一応、髪の毛も残っているラッコ。ちょっとだけ、だけどね、アハッ\(//∇//)\
六時ちょいと前に、八丁目の路地の並木通り側に到着したラッコ。その細い路地の見番通り側にトラグラ(もはや死語ですが、トランジスタ・グラマー)女子を発見。
今夜はその女子のリクエスト。
『鮑は活が良いのぉ〜!』
『歯ぁ〜、欠けても知らんでぇ!』
『大丈夫だもん、アハッ』
先月の青山のお鮨屋さんで、そんな不埒な会話で締めくくった二人。
帰りがてらしばし考えると、思い浮かんだのが三原橋の二葉さん。この季節は水貝っていって、薄切りした活を氷水に入れて出してくれんだよなぁ。
涼味抜群でウンマイ。
でもバエ具合だったら八丁目の小笹さんかな?
だって黒の十年物やし、最上級の青やし、肝をすり鉢であたってムラサキウニをトッピングしてくれんだもんね。
よっしゃ、決定!
翌日すぐさま予約し、今日のこの日と相成りました。
こちらは回転制でもなく来店時間は自由。
お任せもお好みもオッケーの両刀使い。
だって、昭和の名店ですもの、有難い限りです。
凡そ四時間の長っ尻。
細い路地を並木通り側に抜け、新橋で二次会かな、アハッ。
ひとつひとつのお皿のコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走さまでした。
<まとめ>
やはりこちらには精霊が潜んでいるに違いない。
ねじり鉢巻も凛々しい大親方の笑顔に触れながら、なんとも言えず心地よい時間に漂います。
季節柄、貝を中心にいただきましたが、もちろん、マグロもウンマイ。大善系列の仲卸と太い絆。京都の伊根産とのこと。定置網かな?
<ツマミ>
●穴子:肝煮
●烏賊:煮白子
●虎河豚:白子、炙り
●鳥貝:三重
●青柳
●本ミル貝:愛知
●本ミル貝の紐
●赤貝:観音寺
●赤貝の紐キュウ:細巻き
●小柱
●活黒鮑:根室ムラサキウニ、肝ソース
●烏賊:黒鮑の肝ソース
●穴子:雉焼き
●鳥貝の紐
●本ミル貝の柱
●蝦蛄
●皮剥:薄造り、肝ソース
●赤貝:紐
<握り>
●鮃:昆布〆
●鱚:昆布〆、竹岡
●鰹
●赤身:伊根
●中トロ:伊根
●大トロ:伊根
●干瓢
<お酒>
・白州:ハイボール
・雪の五合庵:吟醸、新潟
・鄙願:大吟醸、新潟
・〆張鶴 純:純米吟醸、新潟
・麒麟山:純米、新潟
・追加:雪の五合庵
精霊の住まう銀座寿司の鏡
木曜日の夜です。
銀座八丁目です。
新橋で少ない髪を整え、さてさて、どないしましょ?
だって今夜は節分。
『癌細胞なんて、飛んでけぇ~』と呟きながら、ベランダから仲良く豆を撒いていたあの頃。
撒く豆の量が少なすぎたのか、ラッコをひとり残し、八年前に帰天した愛妻。きっと天国との”はないちもんめ”で『理絵さんが欲しいっ!』なんて、選ばれちゃったのかな、人気もんだったしな、アハッ、グスン。
ダメや。帰れない...、なんか呑もう!
一軒目のお鮨屋さんにお伺いします。
アイヤァ、席数制限もあり、予約で満席やん。
そして二軒目の居酒屋さん。
炙ったこうね(広島で言う牛肉のブリスケの別名)がウンマかったんだよな。でもあえなくオミクロン休業。
更に三軒目の町寿司さん。
おおっ、やはりオミクロンに屈したか...、灯りが点いていない、残念。
そう言えば、町往く人の数も明らかに少ない。
夜の蝶々も蛾も歩いていないっす。
『あ~あっ...』と、八丁目を彷徨っていると、見番通りから並木通りに抜ける細い路地に暖簾を掲げる人影を発見。
素早く近づき『予約してないんやけど、空いてまっか?』と呟くラッコ。
『はい。ご案内できます。どうぞ』と、さげたばかりの暖簾の端をめくり、引き戸を開ける若い衆。
こちらの”小笹寿し”さん。
一昨年の末にお伺いして以来ですね。
中に入るとカウンターには折敷が二枚。
右側に座ると、左の折敷をカウンターの端に移し、間にアクリル板を設置。別に予約が入っているわけではなさそうです。実際のところ、九時に失礼するまでラッコのお一人様状態が続きました。
お陰でひとり静かに物思いにふけることが叶います。
”雪の五合庵”という、都内で二軒しか取り扱いのない大洋酒造の銘酒が寄り添います。
回転制でもなく、ましてやお決まりのコースのみでもなく、都合の良い時間に来て、好きなものを自由に食めば良し。
昔ながらの昭和の鮨屋の鏡。
ふうううっ、間違いなく、銀座の精霊が息を潜めているに違いない。
さてさて、いただいたものは以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<つまみ>
どれも見た目が美しく、そしてウンマイ。
握りも食べたいけど、つまみをお願いする手が止まりません。
●お通し:穴子の肝煮
●貝盛り:青柳、赤貝、小柱、赤貝紐胡巻き
●皮剥:薄造り、肝ポン酢
●鮑:酒蒸し、常磐
●穴子:雉焼き
●蝦蛄:子持ち、松島
●槍烏賊:印籠
●蛤汁
<握り>
典型的な昭和の握り。魚は厚く大ぶりに斬り、シャリも大き目なストロングスタイル。満腹感が半端ありません。
●チョメチョメ:境港
・夏の魚ですが、漁期の関係で魚名は伏せます。
たまたま網にかかった少量が流通するようです。
●鮃:淡路島
●真鯛:明石
●細魚
●鱚:昆布〆
●干瓢巻き:三つ切り
<お酒>
●キリンラガー:小瓶
●雪の五合庵:吟醸、村上、二合
精霊の宿る銀座寿司の華
金曜日の夜です。
新橋で下車し、裏コリドーを歩きます。
新しくできた人気スポットの筈ですが、う~む...、ラッコのアンテナに引っかかるお店は無い。
軽く酔えれば良いんだけどなぁ?
外堀通りを渡り、ソニー通りに出たところで食べログります。
よっし!
二年ぶりに”元酒屋”さんでキノコバター炒めにするかとお店の前に到着するも、アイヤ~ッ、暗い。灯りがともっていない。金曜日の夜なのに、まさかのコロナ閉店? こちらのフレンチドレッシングが殊の外口に合ったんだけどなぁ、残念。
それでは二番手候補の”銀座 奈可久”さん。
およそ一年ほど足が遠のいておりました。龍土町の親方から『なんとか頑張っているようですよ』との消息を聞いてはいたものの、やはり気にかかります。
電話をするとくだんの女性が通話口に出て『今夜はあいにく満席なんです...』とのこと。
ホットはするけど、アイヤッ、どないしよ?
とぼとぼと並木通りを御門通りに向けて歩いていると、見番通りに抜ける狭い路地に柔らかい白色系の行燈を発見します。
それがこちらの”小笹寿し”さん。
穴子の雉子焼きで名を馳せる老舗です。
昔気質の小粋で鯔背な親方はお元気かな、と暖簾をくぐります。
ラッキー!
空いておりました。
最初の客です。
親方は奥で休憩中なのか、スノーマンのようなマスク姿の息子さんが付け場に立っていらっしゃいました。
ラッコがマスクを外すと、一瞬、そのまあるいお顔がほころびます。
思い出されたことが分かりました。
二年ぶりの不義を詫び、女将さんにも軽くご挨拶。
前回の帰りがけに外の路地で『息子をよろしくお願いします』なんて、お袋さんの愛情に接していたことを思い出します。
こちらは典型的な昔ながらのお寿司屋さん。
回転制や一斉スタート、お決まり一本など、鼻で笑うかのような旧き良き名店。
『お客さんに楽しんでいただければ、それが一番ですね。好きな時間にいらして、食べたいものをお食べになるのが何よりよろしいんじゃないでしょうか...』と、ねじり鉢巻き姿の親方が呟かれます。
うん。
好きだなぁ、こちらのようなお店。
無駄なBGMも無く、出過ぎた喋りも無く、耳に届くのは、魚に包丁を入れた時の、シュウッ~という摩擦音のみ。
二葉や新富(閉店)と並ぶ銀座寿司の華。
精霊が宿っているに違いない。
しかと堪能した三時間半。
最初に来て最後に帰る長っ尻。
『今夜もホントに沢山食べて、呑んでいただき、もうビックリです』と女将さん。
恥ずかしい。
食べ方が意地汚いので、その記憶に刺さっているんだろうなぁ、多分。
行政指導の入る十時まであと半時間。
気分が良いので、ひとり二次会のお店を探しましょうかね。
いただいたものは以下の通りです。
詳細なコメントは写真欄に記載しました。
画像と共にお読みいただくと、より臨場感が増すと思います。
そしてご馳走様でした。
<総論>
典型的な白シャリ。おそらく塩のみ。
お酒は新潟の銘酒揃い。親方の拘りです。一通りいただきましたが、食中酒として完璧。
<つまみ>
●お通し:穴子の肝煮
●鮃:昆布〆
●小肌
●蝦蛄
●皮剥:薄造り、肝ポン酢
●穴子:雉子焼き
●本ミル貝
●青柳
●活鮑
●白イカ:鮑の肝ソース
●槍烏賊:印籠
●小柱
<握り>
●鱚:昆布〆
●赤身:漬け
●大トロ:腹かみ一番
●中トロ:手巻き
●赤貝
●赤貝:紐
●細魚
●鯖
●春子
<お酒>
●プレモル
●雪の五合庵:吟醸、新潟
●〆張鶴 純:純米吟醸、新潟
●麒麟山:吟醸辛口、新潟
●鄙願:大吟醸、新潟
日本酒は四合
保守の真髄
銀座です。
お昼休みにふと家内の月命日と気付き、雨脚が激しくなる中、銀座を目指します。
自宅だとつい呑みすぎてしまいますが、外なら安心。四合を上限と定めることが出来るので。
今夜は、静かな場所で一人ユックリと呑み食いしたい気分。
夕方、心当たりのお店に電話します。GW明けなので、どこも空いているだろうとたかをくくっておりましたが、本命は満席。二軒目は時間が折り合わず、三軒目の此方でようやく席を確保。
空前の鮨バブルは小デブの想像を軽く上回ります。
昨年末以来なのでおよそ五ヶ月ぶり。六時過ぎに暖簾をくぐります。既に台湾からのYOUの親子連れ、取引き先の社長夫婦に何故か接待されているリーマン三名、合計七名の方が先客です。
台湾YOUは在日の方なのでしょうか、片言の日本語を操り、静かな時間を愉しまれております。
リーマンの方達はちょっと堅苦しそう。それもその筈、お会計は社長さんが持つらしく、これが食べたいあれをつまみたい、と自由に言えない雰囲気。う〜ん、残念。
お任せコースも有りますが、小デブはお好みで始めます。壁の木札を見やりながら、好きなものを好きなだけいただきました。
保守の真髄を堪能しながら、気が付けば二時間半が経過。
帳場の女将さんから『待って下さいね。検算し直しますから。だってお一人でこんなに呑み食いしていただける方は、なかなかいらっしゃいませんよ』と笑顔で呟かれます。
あーっ。やっちまった。
腹八分目で抑えたはずなのに、次はラーメンでも食べてから伺うことにしよう。
そしてご馳走さまでした。
いただいたものは以下の通り。
<つまみ>
●蛍烏賊:青臭い薬味が春の風を運びます
●鳥貝:甘い。モフモフがカシミヤ
●蝦蛄:子持ち
●鮑の酒蒸し:大原産の黒鮑
●小柱:三つ葉添え
●活鮑:大原産、擂鉢で肝を舐めし馬糞ウニを添加
●穴子:名物の雉焼き
<握り他>
●小肌:絶妙なシメ加減。弛緩する
●細魚:紅葉おろしとポン酢
●平目:名残りの陸奥湾産
●鰹:低体脂肪率。スポーツ選手みたい
●鱚:昆布〆、上品な香りは恐らく日高
●春子鯛:芝海老の朧をはさんで
●皮剥:肝乗せ
●青柳:二枚付け、兜みたい
●大トロ:蛇腹
●干瓢巻き:サビ抜きで
●蛤のお吸い物:煮蛤はパス
<お酒>
●瓶ビール:小瓶
●雪の五合庵:新潟、大洋酒造の地域限定品を三合
保守の重鎮
水曜日の夜です。
出張帰りに東京駅から銀座まで足を伸ばします。
ゆっくりと呑み食いしたい気分。
出勤前の夜の蝶を横目で見ながら、八丁目までノテノテと歩を進めます。凡そ二年ぶり。その間何度かトライするも、振られ癖がついてしまいました。
また満席だったら鮨金総本店にするかと鷹揚に構えつつ、路地を折れると丁度若いお弟子さんが暖簾をかけておりました。
『予約していないんですけど、一人、入れますか』と訊くと『はい。大丈夫ですよ。一番奥にお座りください』
おおっ!
早目に動けば願いが叶う、との今朝の星占い通り。前回は僅か一時間という制限が有りましたが、今夜は何の制約も有りません。問題は懐具合だけ。まぁ何とかなるさ、と腰を落ち着けて飲むことにします。
お相手は親方の息子さん。スノーマンのように愛くるしい笑顔。
喋りはまだまだこれからですが、仕事は丁寧。親方との息もピッタリ。そりゃあ親子ですからね、父親の視線を感じるだけで、お任せコースのツマミを仕込み、ネタを冷蔵庫から出して親方の手前にそっと置くなど、修行の成果が垣間見れます。
程なく六時半頃から続々とご常連らしき予約客が現れ、七時には満席と相成りました。皆さん、お任せのようです。
お好みは小デブだけ。
食べたいものを言えば良いのに、ほんとはお鮨に興味が無いのかな?
それとも小デブの食い意地が張っているだけ?
一人、新潟の銘酒、鄙願で唇を湿らせながら、あれやこれやと考えていると、早くも九時過ぎ。三時間の長っ尻、ごめんなさい。
『いえいえ、何時間でも・・・』とスノーマン。
お会計を済ませて外に出ると、見送りに出ていらした帳場を仕切るお母様が『息子はいかがでしたでしょうか?』と不安そうに呟かれます。
ええっ、そんな急に訊かれてもと思いつつ『いえいえ、頼もしくて宜しいじゃ有りませんか』と応えると、ホッとされたような表情。いつまでたっても母は母なんだなぁ。
『また来ます。息子さんの握りを食べないと』と告げて、並木通りに足を向ける小デブ。
これは通いたいな。
そしてご馳走さまでした。
いただいたものは以下の通りです。
<おつまみ>
●お通し:
白子のポン酢和え
●赤貝:
二枚を二分割。産地は不明とのこと。訊けば閖上と観音寺と秋田の三箇所の漁協と取引する仲卸が、その時点で最も質の良いものを納品してくれるそう。理に叶っています
●本ミル貝:
愛媛側の豊後水道産。長く伸びた佐田岬半島のどこかか?
●青柳:
これも赤貝と同様、北海道か愛知から仕入れる仲卸が、その都度最高のものを手当てしてくれます。上に乗っているのは三つ葉
●小柱:
厚岸産。三つ葉山葵和え。柱状節理を思わせるサクサクの繊維に溜息
●蝦蛄:
松島産の子持ち。卵が塊になっているお店が多いけど、こちらは小さな一粒一粒が砂のように舌の上で解けていきます。こんな食感は初めて。漬けたお出汁も染み込んで美味い!
●鮑生:
蒸しも生もあるとの事。小デブは歯が丈夫なので生を所望します。
殻ごと出されたのは、小顔女子とほぼ同じサイズの特大黒鮑。1kg弱か。おまけに肝もデッカい。まるで黒いうまか棒。
殻から外します。掌で押さえつけます。A4弱の底面積。肝を叩きます。馬糞ウニを加えます。その六分の一を切り付け、肝ソースを垂らし、追い馬糞でトドメ。
他のお客も固唾を呑んで見守ります。
蒼ざめる小デブ。先陣を切ってしまった。神よ見捨て給うなかれ!
ボリボリボリと身を齧ります。子供の頃、味の素を手のひらに乗せて舐めたグルタミン酸ソーダの味。
ところで今の時季は禁漁ですが、解禁時期に捕獲した鮑を漁協が網に入れて湾に放しているとのこと。なるほど、ガッテン
●穴子雉焼き:
対馬と江戸前産から仲卸が脂乗りの良いものを選別。大体三十本に一本の割合。まさにエリート穴子。隣のフランス人のオヤジも嬉しそうに食べておりました
●ハマグリのお吸い物:
丼で食べたい
<握り>
●小肌:山葵の代わりに朧。締め加減は浅め
●小肌:紅葉おろし乗せ
●煮イカ:槍烏賊の印籠、一本、柚子の香り
●細魚:紅葉おろし乗せ
●平目:昆布締め、利尻ぃ〜
●鱚:昆布締め、利尻ぃ〜
●赤身:軽く漬けて
●中トロ:海苔の腹巻き、悶絶
●大トロ:蛇腹
●煮穴子:お腹、仕上げの炙りが口に合う
●煮穴子:尻尾、好き
●寛平巻き:中巻きサイズ
<お酒>
●キリンラガー:小瓶、
●鄙願:大吟醸、村上市、二合
●〆張鶴の純:純米吟醸、村上市、一合
静溢
金曜日の夜です。
銀ブラは唯一の楽しみです。
今日は寿司、と決めました。
でも敢えて予約は野暮ったいと、つまらない自己満足から、ただブラついています。
ブラタモリです。
相方のアナウンサー、可愛いですよねー。良いなぁ、お友達になりたいなぁ、と思いつつ、自然と七丁目に来てしまいました。
若い頃は敷居の高かった小笹すしの見える路地に辿り着きました。いきなり引き戸を開ける勇気は無いので、電話しました。
1時間ちょっとならご用意できますとのことで、迷わず即決しました。
入りました。
常連さんと思しき人たちの、値踏みする視線がちょっと痛いです。
でも丸顔のオヤジが一人、ということで、すぐに空気が和らぎました。汗が引くのがわかります。
お任せにしました。
カウンターには年配の、明らかに自分より先輩の方が二人。雑誌で見かけた写真は強面でしたが、ナーニナーニ、江戸前の素敵な顔をされています。頭に巻いた捻り鉢巻がいなせですね。
苦手なものはありませんか?と聞かれた後、最初にヒラメの肝煮。あああっ、唸ります。恵比寿が3分もしない内に空きました。
続いて、ヒラメとコハダのツマミ。
ヒラメは熟成なのか、昆布締めなのか、分からない旨味です。切り身も肉厚なので、深〜い味わいが有ります。コハダは優しい締め加減で、逆にこはだの身の味わいが舌の上に広がります。
そしてカワハギの薄作り。肝を溶かしたポン酢で頂きます。ううっ、なんてクリーミー。
残った肝ポン酢は、刺身のツマ(別皿なんです)にかけて頂きます。おあっ、至福のドレッシング。
次は生から焼き上げた穴子のきじ焼きです。焼きあがるまで間が持たないので、青柳とミル貝の刺身をお願いしました。
青柳の大きさからして、北海道産ですね。色は薄めですが、昆布を食べて育った旨味に溢れています。
ミル貝も立派ですね。水管の先っちょの歯応えのある部分を出していただきました。白ミルではなく本ミルでしょう。恥ずかしくて聞けませんが。
そして穴子の到着です。
日本酒に合います。因みに恵比寿のあとはヒガンにしました。新潟の大吟醸です。三合頂きました。
ハマグリのお吸い物を頂いた後、いよいよ握りです。
サヨリ、キス、シャコ、煮ハマ、小柱、蛇腹の大トロ、車海老、ウニ、干瓢巻き、大トロ巻きを頂きました。
ネタが大ぶりです。食べ応えが有ります。食欲が性欲を上回るオヤジだということを、見透かされているのかもしれません。
参りました。
上には上が有ります。
ただ、心無い方達に荒らされないことを祈ります。じゃあアップしなけりゃ良いじゃん、とのお叱りが聞こえてきそうですか、すいません。書いちゃいました。
約1時間で3万円弱ですが、透明な空気感に満足です。
余談ですが、銀座ですからね、中途半端に顔を弄った若いオネーチャン連れがいたのには、辟易です。なんだか不自然な空気が漂よっているように感じるんです。
マナーも良く、静かにしてくれていたので何も文句は無いのですが、なんで整形が見え見えのナオンを連れて喜んでいるオヤジがいるのか、私には分かりません。まぁ勝手ですけどね。
新年の再訪をお約束して、店を後にしました。
次は、三笠会館のモンブランとグラッパです。
そいでは。
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店名 |
小笹寿し(こざさずし)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
寿司 百名店 2022 選出店
食べログ 寿司 TOKYO 百名店 2022 選出店
寿司 百名店 2021 選出店
食べログ 寿司 TOKYO 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 寿司 |
予約・ お問い合わせ |
03-3289-2227 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR・東京メトロ銀座線新橋駅徒歩3分 新橋駅から305m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥20,000~¥29,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、VISA、Master、Diners) 電子マネー不可 |
席数 |
10席 (カウンター10席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
オープン日 |
1950年 |
備考 |
【昼】 11500円~ |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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火曜日の夜です。
銀座八丁目です。
今夜はシバ犬にクリソツな女子、ポテニャンならぬポテワンのたっての希望に従い、銀座八丁目のこちら、小笹寿しさんにお伺いしました。
『鄙願に溺れてみたいとよぉ〜』
遡ること三ヶ月前、″西麻布 野口″さんで聞こし召した村上は大洋酒造の大吟醸が、ことのほかその柔らかいハートに刺さっていたみたい。
そのお気持ちは痛いほど分かるけど、都内で鄙願を常備しているお店は少ない。
『そっかぁ、そいじゃあ小笹さんかな・・・』と予約を入れて待つこと凡そ一ヶ月。
六時ちょいと前に検番通りで待ち合わせ、カウンターの角にご案内。
凡そ一年振りとなりましたが、捻り鉢巻が鯔背な親方も変わらずご健在。押すでもなく退くでもなく、その距離感たるや磐石の境地。
他の三組のお客様がオマカセを愉しむ中、ラッコはシレッとお好みを所望。回転制でも無いので、後ろの時間を気にすることもなく、ラッコとポテワンのペースでまったりポン。
同時に入った開店直後の他三組がイソイソとお会計を済ませるなか、まだまだツマミで一献のラッコ達。
なんだか居酒屋使いをして申し訳無いけれど、昭和のお鮨屋さんて、みんなこれが普通だったんだよな。
今の時代には我儘なお客かもしれませんが、そんな無作法を温かく受け入れるお鮨の精霊達が、板の上にほら、壁の書の右肩にもホレ・・・
見える方には見える、かも知れない昭和の優しさに抱かれながら、凡そ三時間のタイムスリップ。
ふぅ〜、気持ちええわぁ!
お連れしたポテワンも満面の笑み。
オニギリのようなその微笑みに、ささくれたハートが癒される夜となりました。
さてさてそれでは本題です。
いただいたお皿は以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走さまでした。
<まとめ>
好きな時間に来て、お好みもオッケーな典型的な昭和鮨。今や残り少なくなりました。
一斉スタートで回転制のお店にももちろんお伺いしますが、やはり、気兼ねなく好きに過ごせるこちらのようなお店が好き。
その心意気が、深く太く我儘で小さなハートに刺さります。
<つまみ>
⚫︎貝盛り:
・鳥貝
・本ミル貝
・赤貝
・紐キュウ巻き
⚫︎白子:河豚、炙り
⚫︎活黒鮑:肝ウニソース
・白イカ
⚫︎小柱
⚫︎蝦蛄:漬け
⚫︎鱚:昆布〆
⚫︎穴子:雉焼き
⚫︎煮イカ:印籠
<握り>
⚫︎本ミル貝
⚫︎ムラサキウニ
⚫︎青柳
⚫︎煮蛤
⚫︎トロたく:蛇腹、細巻き
<お椀>
⚫︎蛤:お吸い物
<お酒>
・キリンラガー
・鄙願:大吟醸、新潟
・雪の五合庵:吟醸、新潟
・〆張鶴:純米吟醸、新潟、二杯