パスタ２種を格安にいただける盛りあわせランチ : ペル・グラッツィア・デル・ソーレ

東京駅丸の内口を出て丸の内仲通りを有楽町方向へ直進、１ブロックほど先にある（左手にあるのが新国際ビルです）国際ビル（Kunigiwa）の地下１階にあるイタリアン。

イタリアンバルのような外観。
通路から見渡せるオープンスペースになっているので、女性でも入りやすいと思います。

入って左側に厨房、右側にテーブル席が並んでいて、奥の壁側はソファー席になっています。
照明はやや落としてあり、カジュアルだけど落ち着く雰囲気もあります。

平日１１時４５分頃だったのでまだ空いていて、奥の席に通されました。

ランチメニューは以下の通り。

パスタランチ　本日のパスタ３種より１つ選択　950円
盛りあわせランチ　本日のパスタ３種より２つ選択　　1,000円
＊産直野菜のサラダ付
＊菜食の方、パスタランチで用意可
＊大盛　+100円

今日のパスタ
１．　わらさ、玉ねぎ、えのき茸のトマトソースス　しょうが風味パゲッティ
２．　小布施丸なす、ゴルゴンゾーラのトマトクリームソース　ペンネ
３．　野菜の煮込ソース　ラザニア

ティラミス　200円
デザート盛りあわせ　400円
コーヒー、エスプレッソ、有機カモミールティ　各100円
生、キリンハートランド　400円
オーガニックワイン（赤・白グラス）　550円
グラス　プロセッコ　600円


盛りあわせランチで１．と３．を選ぶことにしました。

５分ほどでサラダが運ばれて来ました。

サラダ：　サニーレタスの上にニンジンの細切り、カットトマトといった内容。
（途中ルッコラの茎部分が入っていることに気づきましたが、間違いで入っていたのか、たまたま茎だけこちらに入ってきたのかは不明。）
葉野菜中心ですが、量もそれなりにあります。
オイル少なめで酸味強めなドレッシングでさっぱりいただけました。

サラダから１０分程してスパゲッティとラザニアがワンプレートで到着。

わらさ、玉ねぎ、えのき茸のトマトソースス　しょうが風味パゲッティ：　湯気と共に立ち上るのは魚介の香り。
クルクルとフォークに巻いて口に入れると、魚の風味と脂がオリーブオイルと一緒になって円やかな味わいに。
しょうがの風味と、後に感じる唐辛子の辛味が磯臭さを緩和させ、えのき茸の旨味も加わります。
玉ねぎは既にソースに溶け込んでしまっているのか食感はなく、えのき茸と共に自然な甘味となっている感じ。
具材と調味料による相乗効果からか、トマトソースの酸味が押さえられ、優しいソースに仕上がっていました。

ちょうど良い塩加減、且つオイル少なめで好みのお味でした。

野菜の煮込ソース　ラザニア：　クリーミィーなホワイトソースにトマトソースがたっぷりの柔らかいラザニア。
焼色はついていないため、チーズ風味や香ばしさはありません。
細かく切ったニンジンや玉ネギも少し入っていましたが、トマトソースの味が勝っていたせいで、‘野菜の煮込ソース’という感じがあまりしませんでした。

塩気弱めなせいか、やや味が単調に感じられてしまいました。


パスタ２種が格安に楽しめるランチでした。
スパゲッティはわらさを使い、魚の臭みをうまく緩和させたトマトソースで美味しかったです。
それに対しラザニアは野菜ベースで優しい味わいの反面、やや凡庸。
‘野菜の煮込ソース’というより‘野菜ベース、たっぷりトマトの～’という感じ。
ネーミングどおりじゃないと、？？と思ってしまいます。

いただいたパスタは双方トマトベースでしたが、スパゲッティは甘味あるトマトソース、ラザニアはしっかりトマト味が感じられたので、味が被ってしまうような印象にはならず、その点は良かったと思います。

全体量はやや少なめながら、サラダが付いて２種類のパスタを選べて1,000円ならお得だと思います。
デザート、ドリンクも格安で、セットの中に含まれていないところも個人的に好感持てました。
ミニサイズの何かを付けて価格を1,000円以上にしているランチが丸の内周辺には多すぎて個人的にはややうんざりしているので。

料理のオーダーを取って厨房に入り、サラダを持って来たかと思ったら厨房へ・・・その合間に少なくなってきたグラスに水を注いで・・・。
オーダーを入れている声も聞こえないなぁと思っていたら、他の方のレビューからこちらはシェフお一人で切り盛りしているようです。

近隣のサラリーマンと思われるグループやお一人様が多く見受けられました。

１２時過ぎてもそれほど満席にならず、穴場的に使えるお店かもしれません。