『adieu』はまの屋パーラー有楽町店、そして日本橋で『a bientot』 : はまの屋パーラー 有楽町店

再開発でビル取り壊しの為、閉店日である10月22日、
最後のお別れにはまの屋さんへお邪魔しました。
銀座での買い物や日比谷での観劇時に何度か伺った大好きなお店です。

この古いビルの地下で昭和の雰囲気を醸し出す「はまの屋」さんは、
途中閉店を経て、先代の味を引き継ぎ復活。
レシピを再現した評判のサンドイッチにホットケーキなど、
ビジネス街のパーラーとして、愛されてきたお店です。
その後、日比谷、渋谷、後楽園と、店舗が増えましたが
やはり、創業である、こちらのお店は特別です。
閉店の日が知らされてからは連日行列が出来ているとのことなので
最終日の日曜はどれだけの混みようかと思いましたが
運良く一組待ちの列に並び、さほど待たずに入店できました。
そのすぐ後にはまた、列が増えたのでタイミングが良かったようです。

【はまの屋ブレンド】【はまの屋特製クリームソーダ】【サンドウィッチ(フルーツ&玉子)】を注文。

珈琲にはミレービスケットが添えられていて、少し苦みのあるブレンドによく合います。
初めて頼んだピンクのクリームソーダはピーチ風味との事、
上のアイスクリームはヨーグルト味でした。
中に入ったチェリーは２個、これが特徴でしょうか。
並んでいるお客さんが居るのでサンドイッチはテイクアウトにしました。
フルーツ＆玉子のハーフは初めてこちらのお店に来たときに食べた組み合わせです。
玉子の方はトーストして貰いました。

店内には古いシャンソンのレコードがかけられ、ピアフの“愛の讃歌” が流れます。
レコードジャケットには『adieu』の文字が・・・
最後の日にどのレコードをかけようか、お店の人が考えたそうです。

今後は日本橋の方に移転されるそうですので、また、そちらの開店を待ちましょう。
この有楽町の歴史あるビルで、レトロな雰囲気を残していたお店に惜別の思いを込めて

『美味しいサンドウィッチと珈琲をご馳走さま、そしてお疲れ様でした！またね！』

有楽町の駅前ビル地下のサンドイッチで有名なお店です。
古くからあるお店ですが、前の店主から味を引き継いだ方がお店を続けておられます。
ビルの中のお店ですが、店内の椅子やテーブルは昭和な感じです。
帝国ホテルにも新店舗が出来ましたが、昔ながらの雰囲気込みで、
やはりこちらのお店贔屓になってしまいます。

BGMはレコード、その日のラインナップなのか、何枚かのレコードジャケットが壁にかけられています。
80年代の国内外のポップスの様でした。
評判のサンドイッチはハーフ＆ハーフが出来ますので、二人で4種になるように頼みました。

【たまごサンド＆ヤサイサンド】【ハムサンド＆フルーツサンド】
サンドの中でも人気のたまごサンドとフルーツサンドを入れて、
後はビジュアルが良さそうな（笑）2種を選びました。
これ、正解でしたね、お皿の上が華やかです。
メニューには他にツナやチーズもあります。
一人前は8切れで、一切れはフィンガーサイズで小ぶりなのですが
たまごに関してはボリュームがあるので一回りお皿が大きいです。
ふわりとしたたまごは、甘さ抑えめで優しい味、レタスの入ったハムサンドも正統派
ヤサイサンドはマヨが少なかったので野菜本来の味わいです。
人気のフルーツサンドは予想してたフルーツ缶以外にバナナと、リンゴが入っていました。
このりんごがしゃりしゃりしてとても美味しかったのです。
クリームは量も甘さも控えめなのでしつこくなく、
一皿全部フルーツサンドでも難なくペロッと食べられると思いました

【ランチ】と書きましたが、本日の公演が18時半からなので、
ブランチを食べてからこちらに来て、実際は午後4時頃の軽食になりました。
なので、ランチ時間帯からズレていたせいで喫煙OKになっていて美味しさ半減です、
喫茶店、珈琲専門店ならわからなくもないけど、〝パーラー〟と掲げて
スィーツやサンドイッチを売りとしてるなら煙草は合わないと思うのですが？
一般的に空いてる時間帯なら、という考えなのでしょうが、
人気店なのでこんな中途半端な時間でも途切れずにお客さんは来るし
ほとんどの人がサンドイッチを食べてるので、これは再考して頂きたいな。

雰囲気もサンドイッチも好きなのでしょっちゅう訪れたいお店なのですが、
その点が改善されると嬉しいです。
ご馳走様でした。