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クラシックフレンチの延長にあるモダンフレンチ。
2017/8 再訪
私のモダンフレンチNo.1ローテ店、ティエリーマルクスさん。
クラシックの延長にある、しっかりとソースが美味しいモダンフレンチです。
ここで生み出された新メニューが数品、本場フランスに逆輸入されているそうです。
美味しいもん!
すでに年始から5回目の訪店。
最初強かった塩も最近はバッチリ好みの塩加減です。
サービスの方々も、同じ感覚を持っていないと分からないような、私のインスピレーションから生まれる、この苦味は何?この香りは何?うーんとそれじゃなくて、、、などの質問にいつも的確に答えてくれて、それも凄く楽しい時間です。
そしてティエリーさんのもう一つの魅力がバーテンダーさんやソムリエさんが手がけるノンアルコール達。
季節のフルーツを使って、味はもちろん、温度、食感、香りまで考えられたセンス溢れる美味しいラインアップで、こちらも私のノンアルコール部門No.1を独走中です。
以下、お品書き。
・自家製グリッシーニ。(よもぎ、ごま、新作 荏胡麻&セージ)
新作は荏胡麻のコクとセージの爽やかさがちょうどいい。
以前からあるゴマもボソボソだった食感がカリ&サクに改善されて美味しくなってます。
よもぎは強いよもぎ感とハードな食感が好き。
・アミューズ。
(万願寺とうがらし 蜂蜜炒め、鱧フリット、ブルーチーズのソース。)
万願寺とうがらしを蜂蜜で甘く炒めた物に、ふわふわの鱧のフリットとブルーチーズのソース。
万願寺とうがらしの独特の青い苦味と香り、鱧の優しい旨み、ブルーチーズのくせある香りと強い旨みが不思議と調和して、どの味も突出していない滑らかな円のような、新しく出会う味になっています。
この角なく1つにするのが難しいし、こんな組合せ本当によく考えつくなぁ。。。
(ガスパチョ。)
このガスパチョが凄く美味しかった。
酸味、苦味、甘みが濃く、バランス良く、他にない味わいでした。
桃、海老、とうもろこしと異なる甘さが重なり、それをしっかりした酸味とほのかな苦味が引き締めています。
聞いてみると色々な隠し味が入っていましたが秘密にしておきます。笑
・あおりいか、オーストラリア黒トリュフ、茄子、岩牡蠣ペースト。
海鮮とトリュフの海苔のようなニュアンスが、またそれに茄子の皮の風味が、非常によく合って美味しくてびっくり。
この強すぎないオーストラリアの黒トリュフでないと茄子が負けてしまうそう。
これも美味しかったなぁ。
シェフ、繊細で天才。
・貝のスペシャリテ。
色々な貝の旨みを、泡、ゼリー、形ある食材と様々な食感で頂きます。
食感の違う旨みが重なって、何度食べても美味しい。
鳥肉を挟んだバター付きのパンにキャビアをのせたのも完成された鉄板の美味しさ。
・鮎 きのこ&きゅうりを挟んで、鮎のわた、骨を炙ったソース、きゅうりの葉のソース。
鮎の味がしっかりして脂ものっています。
鮎のわたの苦甘さと、きゅうり葉ソースの苦甘さが重なって味に深みを出し、もともと鮎が持つ胡瓜のような香りをも感じさせる仕上がりでした。
そこに蓼科のルバーブを添えて、全てが鮎に繋がるループを描くような一体感ある一皿になっていました。
うーん、凝ってるなぁ。
・リ ド ヴォー。
これがまた絶品。
前回、私はティエリーさんで初めてリ ド ヴォーそのものの美味しさを知りました。
世の大半のリ ド ヴォーはたいてい衣や濃いソースで調理されていて食感だけだったから。。。
じっくり火を入れられた食感はぷりぷりで、その味はレバーを薄く綺麗な味にしたような 感じ。
フルーツ感の甘みと香り、そしてカレーのようなスパイス感のあるソースと、レモンの酸味と爽やかなハーブ感あるクスクスが、リ ド ヴォーを引き立て、エンドレスに食べたい美味しいトライアングルでした。
・もやし リゾット 黒トリュフ。(写真忘れ)
これも定番のスペシャリテだけど、何度食べても美味しい一皿。
もやしの嫌味がない綺麗な味で、トリュフが贅沢に香って、均一な食感が本当に心地よくて最高!
・鮑、オゼイユ入りクリームソース、ジロール茸。
このお皿がまた凄まじく美味しかった!
分厚くぷりぷりの鮑。
それにつけるオゼイユのソースが絶品!
天然由来の綺麗に強く爽やかなオゼイユの酸味が、クリーミーなソースを〆て超絶美味。
最後はそこにきのこの旨みも重なってノックアウト級の美味しさでした。
・乳飲み子羊。
これも素晴らしい一皿でした。
柔らかく、穏やかで綺麗な肉の旨みで、ミルキーで、その影にかすかにラム感があって、なんとも言い表せない美味しさ!
骨まで綺麗にしゃぶりました。
付け合わせも、レンズ豆のコクとクレソンの苦味とフォンの旨みが物凄く美味しくて止まらない。
これも忘れられない一皿となりました。
・デザート。
イランイランのアイス、ピンクグレープやアドカボのソース、パンナコッタ。
ピニャコラーダを分解したデザート。
キャラメルをかけたシュークリーム、バニラアイス、バニラムースのバニラ尽くし。
ピーチメルバをイメージしたデザート。
イランイランのお皿は完成品でいつ食べても美味しいけど、今日はピニャコラーダを素材に分解した物やバニラ尽くしのデザートも美味しくて好きだったな。
・シェフ's農園のハーブティー、小菓子。
(山葵のマカロン 、薫香レモンチョコ、無花果、フィナンシェ。)
山葵マカロンは山葵の香りが華やかで辛みはなし。
中はキャラメルと味噌で和を感じる甘さ。
レモンと薫香の組合せも甘くならず好きでした。
銀座でシェフが大切に育てたフレッシュハーブティーも優しい味で美味しかったです。
《ノンアルコール》
・国産レモン。
これ超美味しい!
国産の柔らかく品のある苦味と酸味と柑橘感でバランスが素晴らしい。
細かい泡感が口当たりや喉越しもまた柔らかくして、香りやすくしています。
・マスカット。
クリアな甘さで綺麗な香りのマスカット味。
・桃、ベルベンヌ。
桃の甘さがハーブで締まって美味しい。
はぁ、今日もお料理もノンアルコールも大満足でした。
通うほどにどんどん好きになっていきます。
斬新な組合せを卓越した技術とバランス感覚で磨き上げる、その完成度の高さが素晴らしい!
次回は秋に伺います。
今日も大変大変ご馳走様でした。
クラシックフレンチの延長にあるモダンフレンチ。
2017/5 再訪
今、私が最も好きなモダンフレンチ店、ティエリーマルクスさん。
訪店する毎にメニューを変えてくれるので、すでに今年1月の初訪から4回目。
ヘビロテ過ぎないように注意しながら定期訪店中です。
クラシックフレンチの延長にあるようなモダンフレンチで毎回ソースが絶品。
また、ノンアルコールが非常に充実しているのも魅力です。
店内の雰囲気や駐車場情報は初回レビューをご覧ください。
28000円コース。
・マンゴー、ミント、ライム、微炭酸のノンアルコールドリンクから。
マンゴーが熱帯系ではなく上品な香りと甘さで、ミントが爽やかに強く香り、ライムと微炭酸が味と喉越しに清涼感を与え、暑い日の始まりの1杯に最適。
量も計算されて、素晴らしい完成度。
こちらのノンアルコールペアリングは私の中で、ダントツNo.1です。
・自家製グリッシーニ。
今日はマスタード、よもぎ、ごまの3種類。
マスタードがパリパリ食感で結構ピリッとして好きでした。
よもぎや胡麻はやや粒感ある食感で、それぞれ素材の味がしっかりとします。
・鮎、きゅうり、きのこペースト、クルトン。
洋食でこんなに忠実に鮎の味が表現されているのに驚きました。
上の素材全部がひとつになっていて、鮎の身の淡い旨み、香り、わたの苦味をよくよく感じる一口。
凄いなぁ。
・鯖、アスパラ、紫蘇のアイス。
直前に皮目をバーナーで炙られているので香ばしい香りが広がります。
鯖のクセある青魚の味に、アスパラの緑っぽさやコク、かすかな苦味というかエグミ、ほどよく甘い紫蘇アイスがちゃんとひとつになってとても美味しい!
凄いなぁ、合うんだなぁ、超美味しくて超楽しい♪
モダンフレンチの醍醐味を満喫です。
紫蘇アイスは単体でもとても美味しくて家に常備したい味。
・ノンアルコール2杯目、デコポン。
濃い柑橘感とキンカンの皮のような苦味と舌への刺激感、少しシャーベットを感じるような氷の喉越しで暑い日にふさわしい!
・貝のスペシャリテ。
いつ、何度食べても美味しい。
複数の貝の旨みが、きめ細やかな泡、ゼリー、形ある貝で存在し、味も食感も完全にひとつの新しい物になっていて素晴らしいのです。
今日は特に貝の香りが強くして美味しかったな。
ローストオニオンや酢漬けビーツも味に変化をもたらす計算しつくされた名脇役。
鳥肉を挟んだサンドイッチ、キャビアのせもじゅわっとしたバターのコク、パンの香ばしい香りと小麦の甘さ、鳥肉のしっとりした食感とさっぱりした旨み、キャビアのコクと塩気、それらが一体化して素晴らしく美味しいのです。
いつかトーストサイズで食べるのが夢です。
・ロワール仏アスパラ、アスパラのソース、赤座海老、ビスクのソース。
赤座海老が大きくてぷりぷり!
仏ホワイトアスパラ特有の苦味がソースまでしっかり残っていてすごーいすごーいと大興奮。
魚介の濃厚な旨みと甘みにほろ苦さが加わって劇的に美味しく後を引きます。
わずかに柑橘の香りと苦味が爽やかさをプラスしてシェフ渾身の仕上がりと思う一皿。
ほんと天才だと思います!
小泉シェフのお料理のおかげで、私が永らく苦手としていたモダンフレンチが大好きになり、これから通うのも非常に楽しみなんです。
・もやしのリゾット。
今日はモリーユバージョン。
計算しつくされた、もやしの気持ちいいサイズと食感、毎回きのこが変わるから楽しい。
今回は大好きなモリーユがふんだんに入っていて超好き。
・リ・ド・ヴォー。
リ・ド・ヴォーってパン粉で包まれたり、ソースが強かったりで、今までちゃんとそのものの味を知らなかった気がします。
内蔵特有の苦味とコクがあり、ほどよい食感で、フォンと生姜とお酒を飛ばした甘めのソースがリ・ド・ヴォーを引き立てます。
筍は特別な方法でアク抜きされ焼かれていて香ばしく甘く、わさび菜がピリッとアクセントになり、これも非常に美味しくて、初めてリ・ド・ヴォーの味を知った記念すべき一皿でした。
・ノンアルコール3杯目、パイナップル、ビール、コリアンダー。
さっぱりとして食事を引き立ててくれる3杯目。
ノンアルコールだと大抵美味しくてもチャポチャポ感が出てしまうけど、こちらはそれがないのが素晴らしい。
・金目鯛の鱗焼き、貝のソース、アスパラソバージュ、ういきょうの花、ネギの花、菊の花。
細やかな鱗の繊細なパリパリ感が素晴らしい、海老の殻のような香ばしさです。
貝のソースにレモンペーストを少しつけるとたまらない美味しさでした。
添えられたアスパラソバージュは山菜系の苦味とねばりがあり、色々なお花にも小さいながら一つづつしっかりと味や香りがあり、よいアクセントになっていました。
・メインに合わせてノンアルコール4杯目。
いちご、ぶどうジュース、黒すぐり。
レーズンのようなひなびた甘みがお肉によく合います。
温度は常温位で、温度にまで気を配っているノンアルコールはほんとに繊細で脱帽です。
・アイスランド子羊、モリーユソース、キャベツ、ペコリス、モリーユ茸。
アイスランドの子羊のきめ細やかな肉質が素晴らしい!
しかも、羊らしい個性もしっかりとあります。
無駄な脂がじっくりした火入れで落とされて火入れも最高。
その肉汁に絡んだ野菜たちがまたすごく美味しい。
そしてモリーユのソースがやばいのです。
このソースをパンにつけて永遠に食べ続けたい。。。
非常に美味しく大好きな一皿でした。
・デザート。
イランイランのアイス、アボカド&グレープフルーツのソース、パンナコッタ。
いつも通り美味しい完成された一皿。
黄色いビーツのデザート。レモン。
ビーツの苦味とレモンの酸味がさっぱりさせてくれる大人味。
メロン、ナッツのアイス、砂糖菓子。
メロンとナッツって合うんだなぁ。
濃厚なショコラケーキにチェリーのソース、カカオのパリパリ、黒胡椒のアイス。
合わせて食べるとカカオの苦味とコク、チェリーの甘酸っぱいフルーツ感、結構ピリッとくる黒胡椒が不思議にくせになる一皿。
・ハーブティー、小菓子。
柑橘のトリュフお茶パウダーまぶし、フィナンシェ、パッションフルーツとサフランのマカロン、ライチとティダのゼリー。
小菓子やハーブティーまでしっかり美味しく。
ほんと、今日もどれも全部すごくすごく美味しかったなぁ。
超絶、満足です。
複数の食材が完全にひとつになる味のバランス感、激旨ソースが本当に素晴らしくて大好きなポイントです!
グランメゾンながら、やりすぎ感なくお客のニーズに合わせた距離感のサービスも心地よくて好きです。
スタッフの方々はメニューの味、食材や、作り方などをしっかりと押さえていて、私のこの香りはなに?これ入ってる?などのインプレッション的な質問にもすぐに反応してくれて、とても楽しいです。
同じ感覚を分かち合えるのは本当に嬉しい時間。
夏に予約を入れて帰ります。
次回もとてもとても楽しみで、ずっと通いたい1軒です。
今日も大変ご馳走様でした!
クラシックの延長にあるモダンフレンチ。
2017/3 再訪
モダンフレンチのストライクゾーンがものすごく狭い私。
再訪するお店は極僅かですが、こちらは私のモダンフレンチ枠で1、2を争う、大好きなお店です。
というわけで、2017/1の初訪から早くも3回目です。笑
・自家製グリッシーニ3種、一口アミューズ(キッシュの再構築)
今日のグリッシーニは、よもぎ、チーズ、ごま。
非常に細いので、素材の味や食感(カリカリ、サクサク、粒感)などの差をよく感じながら頂けます。
よもぎ感が強いよもぎ味が大好きでした!
キッシュの再構築も、普通にキッシュを食べるよりも洗練されて、食感も味も軽くて鮮やかで別物に出会ったみたい。
再構築ばんざーい!
・あおりいか、根セロリ、黒トリュフ
海苔や昆布の佃煮のようなヨード感ある味わいと香りのトリュフです。
わざわざこの種類を選んでいるそう。
歯ごたえが気持ちいい烏賊の特有の旨みと根セロリの個性的な味がよく合います。
お酒を飛ばした柔らかく爽やかなぶどうの酸味と、クリーミー感、甘さがバランスよくて、全体が完全に1つの新しい味となっています。
美味しいです。
・貝のスペシャリテ
こちらは毎回出てくるメニューですが、あさり、北寄貝、蛤などの複数の貝の旨みが、食材の形で、ムースで、ゼリーでと食感を変えて現れます。
その合間にビーツの酸味が来たり、肉系の旨みが来たり、小麦の甘さや乳製品のコクや魚卵のコクが来て、でも全部が綺麗なグラデーションのように全く違和感なく美味しく流れていきます。
本当に全くひっかかりのない滑らかさで毎回感動です。
・鰻、仏アスパラ、ヒメドポアソン
ヒメドポワソンが激旨!
複雑で深い魚由来の旨みと、コクがしっかりとありつつもしつこくないクリーミーさ、赤ワインの酸味、、、
もう超超超美味しくて、ソースだけをパンにつけて延々と食べていたい!ソースおかわり!ソースを家に常備したい!と興奮して思考が定まりません。笑
鰻とアスパラも良質で美味しいんだけど、このお皿の主役はソース。
鰻はもう少し、中と外の食感差がある方が変化があって楽しくて好きかな。
あー、ソース美味しかった。。。
・もやしのリゾット(黒トリュフバージョン)
細かく刻まれたもやしがリゾットに見たてられています。
もやしの臭みが一切なく、均一なサイズと火入れで、本当に気持ちのいいシャキシャキ感です。
毎回出るスペシャリテですが、食べる度に色々と深みを感じて、ますますはまっていくような感覚です。
今日は贅沢にも黒トリュフが上にたっぷりと乗りましたが、でも主役はもやしです!
丼で食べたい!
・ハタ、一味唐辛子バターソース、桂剥き大根、柚子胡椒、九条ねぎ
日本の鍋をイメージして作られたようです。
ハタの弾力ある身と桂剥きの大根のシャキシャキ食感に、大根の辛み、ねぎの甘さとネギ感、唐辛子や柚子胡椒の慣れ親しんだスパイス感で、クラムチャウダーのような、シーフードグラタンのような、柔らかく懐かし美味しい一皿です。
野菜の水分で最後に向かって味が薄れていってしまうのにちょっと物足りなさを感じたかな。
日本の鍋の食材で、調味料も日本特有のものを使っていて、自分が良く知っている物から全然違うものが出来るって凄いしワクワクして楽しいなぁ。
・熟成猪 旨みを煮詰めたソース、コンソメスープ
これがまた絶品でした!
猪が、臭みがなく旨みが深く、脂は甘く、くどくなくて非常に美味しい。
ソースもまた絶品。
コンソメスープも鉄板の美味しさ。
もう、思考停止で、ただ美味しいしか言葉が出ない。
また、食べたい。。。
大好きなモリーユ茸は猪に押されていたので、もっとモリーユも感じたいな。
この日はデザート三段重の他に、お誕生月だったので、可愛い猫の乗ったケーキを準備してくれました。
正統派のショートケーキで美味しいです!
猫の飾りは大切に持ち帰りました。
お料理ももちろんですが、もう一つのこちらの魅力であるノンアルコール。
今日はお気に入りのベルガモットとデコポンを頂きました。
ベルガモットは個体により味の差が大きいのですが、今日のものはベルガモット感が強く柑橘感は抑えられていて大好きでした。
その他、デコポンなど旬のフルーツを使ったノンアルコールが複数あり、いつも楽しみにしています。
はぁ、今日も大満足でした。
ヒメドポワソンと猪、美味しかったなぁ。
思い出してうっとり。笑
次回の予約を入れて帰ります。
今日も大変ご馳走様でした!
クラシックの延長にあるモダンフレンチ。
2017/2 再訪
一般的な日本のモダンフレンチが苦手な私が、前回すっかりモダンフレンチの魅力にはまってしまったティエリーマルクスさん。
クラシックフレンチの延長にあるようなモダンフレンチです。
あまりに美味しかったので、1ヶ月で再訪です。
28000円コース。
(駐車場情報は初訪レビューをご覧ください。)
・自家製グリッシーニ3種類、キッシュの再構築。
今回のグリッシーニはゴマ、パンプキンシード、チーズ。
ゴマとパンプキンシードがボソボソした食感で前回の方が良かったかな。
チーズはパリパリで好き。
キッシュの再構成は、ベーコンのかわりの鴨のハム、ピューレクリーム、玉ねぎが小さなスプーンに盛られています。
少し塩が強いけど、キッシュより洗練されていて重さがなく、確かにキッシュの要素から新しい上のレベルの物が作られています。
たいていの再構成のネーミングのお皿で、不協和音やバラバラ感、不安定感を感じ、元の方が美味しいじゃんと思う私も美味しく、確かに再構成された意味があるわ、と感心する一口。
・玉ねぎ、雲丹。
ウニクリームが玉ねぎの中に入っていて、上には大ぶりの雲丹が乗っています。
野菜と魚介の異種の甘さがコラボして、一緒に食べると雲丹でも玉ねぎでもない食感で、味も食感も完全に新しい1つの物になっていて違和感なく美味しいです。
まさに、クラシックフレンチにはないモダンフレンチの醍醐味!
長く、才能ある料理人達が同じメニューを磨き続けてきたクラシックフレンチの完成度と安定感が根底に息づいた、地に足がついたバランスのいい新しさで、それが私は大好きなんだと思います。
・貝のスペシャリステ。
前回も頂きましたが、やはり美味しく素晴らしい。
複数の貝の旨みがゼリー、泡、本体と食感に変化をつけつつ綺麗に1つにまとまり深みを出し、ビーツの酸味がそれらを引き締めています。
添えられた鳥ペーストを挟んだトーストは超おいしくて丸1枚食べたい位、好きです。
・赤座海老、筍、アスパラ、うるい 、スープ。
海老は生臭さが出ないかつレアな火入れで最高。
筍がエグミなくトウモロコシのような香りとほっこりした甘さで非常に美味しい。
スープも綺麗な味で塩が控えめで美味しい。
海老と筍の甘さが繋がり、筍の春感がほろ苦い特有の味や食感を持つアスパラやうるいに繋がり、食べながら物語のよう。
こんな感覚は初めてで、無性に嬉しい気持ちになりました。
・もやしのリゾット。(スペシャリテ)
これも前回に引き続き頂きましたが、やはり凄く美味しい。
均一な長さ、太さ、部位に統一されたもやしの嫌みない香りと味と食感、優しいクリーム感、トリュフの海苔っぽい香りが、水々しさと軽さを引き出し、食感と香りを何にも邪魔されずに楽しめます。
2度食べて、もやしの癖を出さずにここまで均一にする事の凄さと、もやしのリゾットでないといけない理由が深く感じられました。
もやしの臭さが出にくい高価な特別なもやしを使用しているそうですが、高い調理力と地道な作業が必要そうです。
これは毎回食べたい大好きな一皿です。
・クエ、ペリグーソース、菊芋、ふきのとう。
これは悶絶級に美味しく、凄い、素晴らしいと自然に何回も言ってしまう一皿でした!
モダンフレンチで悶絶は初体験です。
まず、魚をペリグーソースで食べるって新鮮です。
赤身だと魚臭さが出るし、淡白な白身だとソースに負けるし、クエだからこそなし得た一皿です。
火入れも最高!
弾力と脂のあるクエ、ペリグーソース、菊芋のシャキシャキした食感とキンとした香り、ふきのとうの苦味と香り。
この難しい組み合わせが、違和感なく、非常に非常に非常に美味しくて悶絶、興奮レベル。
凄い、素晴らしいしか言葉がないです。
今日1、オンリー1の一皿で、来月の予約をして帰る事が決まった瞬間でした。
・鳩のメイン。
これも食通のレビュアーさま達の情報通り素晴らしい一皿でした!
完璧な火入れ、ギリギリ火が入ったレア感が絶妙です。
鳩の旨みと食感が凄くいい。
ソースも重さや甘さがなく、深く、さりげなく鳩を引き立てて非常に美味しい。
添えてあるのが黒にんにくで鄙びた自然な甘さで甘すぎないのも素敵。
鳩が食べている雑穀とレバーを混ぜたごはんも食感よくソースとうまく絡んで美味しい。
はぁ、とにかく美味しいです。
鳩の火入れ、ソースを総合したらダントツベスト鳩です!
こちらも毎回食べたい一皿。
・デザート三段重。
イランイランのアイス、アボカドとピンクグレープフルーツのピューレ。
プラッドオレンジと杏仁の組み合わせ。
いちご、ハーブのアイス、酸味の強いベリーのソース。
どれも美味しいけど、ブラッドオレンジと杏仁の組み合わせは特に好きでした。
・カシス、カカオ、トンカ。
カカオが甘くなく、重くなく、食感も適度で、カシスのベリー感とトンカの杏仁っぽい香りが軽やかで非常に美味しく好きな一皿でした。
これもまた食べたい一皿。
そして、ティエリーマルクスさんのもう一つの魅力、ノンアルコールドリンクもさらに充実していました。
バーテンダーさんが、季節のフレッシュフルーツを使って色々作ってくれます。
今回は、3種類頂きました。
・国産ベルガモットのジュース。
ベルガモットって柑橘の実なんですね。
普段ふれるものはみんなエッセンスになっていたので、ハーブかと思っていました。
グレープフルーツのような苦味ある柑橘感でベルガモットの自然な香りで、超レアで超美味しい。
ノンアルコールランキングNo.1でした!
・りんご、生姜、ノンアルコールシャンパン。
りんごと生姜の香りとバランスが絶妙に合わさり新しい香りを構成。
この2つが1つになる感覚は香りでは初めての経験です。
・前回美味しかったデコポン。
旬のフレッシュ感とわずかな苦味が心地いいです。
はぁ、今回も素晴らしかった!
斬新で繊細で完璧で美味しかった!
私の中では、モダンフレンチでは問答無用でNo.1だし、フレンチ全体でも、今TOPレベルに好きなお店です。
私は疎いけれど、器や食器も華美でなく素敵です。
今回はマジリエールのナイフを使わせて頂きましたが、刀をイメージして作られたサヤ付きで、サヤがレストになる遊び心があるものでした。
本当に素晴らしいお店に巡り合えました。
出会いに感謝です。
来月の予約をして帰ります。
大変ご馳走様でした!
クラシックの延長にあるモダンフレンチ。
2017/1 初訪
有名グルメレビュアーさまがこぞって行かれ高評価のこちら。
シェフは師の元でフランスで9年ほど修行されたいたそうです。
本場のモダンフレンチってどんな感じなの?と興味津々です。
私、、、日本のモダンフレンチは、たいてい不協和音に感じてしまい基本苦手です。
たまに美味しいなと思う瞬間があっても、なんというか、綱渡りをしているかのような不安定感があって落ち着きません。汗
なので、今までリピするモダンフレンチは1軒のみです。
さらに、世界的に有名なシェフと言っても、海外展開されると行く気が超低下する私です。
以上より、興味を持ちつつも過度に期待せず訪店しました。
結果、、、
目からウロコ。
美味しくて大満足。
すぐに2月の予約を入れました!
場所は銀座駅直結のGinza placeの7階です。
駐車場は西銀座駐車場に入れて、数寄屋橋方面の端、駅との連絡口近くに停めると地下を通って、冬でも雨でも外に出ずに到着出来ます。
たしかA4出口。
エレベーターが開くとレセプションテーブルがあり沢山のスタッフがお出迎え。
カジュアルなビストロマルクスの手前にひっそりとある白い扉からティエリーマルクスに入ります。
店内は白で溢れ、明るく、銀のカトラリーがよく映え、適度に重厚感がある空間です。
座席の間隔が広く、接客も淀みなく丁寧かつやり過ぎない距離感でした。
お値段帯では内装や接客はややカジュアルなのかな。
私は荘厳な店内や華やかな店内、そして過度な接客が苦手なのでちょうど良かったです。
ディナーは20000円、28000円。
サービス料12%です。
28000円コースでお願いしました。
こちらはフレッシュフルーツやスパイスを使ったノンアルコールカクテルをバーテンダーさんが作ってくれます。
今回は苺、洋梨、シャインマスカット、ぽんかんの4種類。
旬で美味しかったぽんかん×2回と洋梨を頂きました。
フレッシュで甘すぎず食事の邪魔をしないノンアルコールの選択肢は非常に高ポイントです。
自家製グリッシーニとスプーンに乗った一口の前菜から。
見たこともない細いグリッシーニです。
非常に折れやすく10本に1本程度しか残らないそう。
味は栗、チーズ、胡麻の3種類ありました。
細いので、カリカリだったりサクサクだったり食感も味の違いも繊細に楽しめました。
スプーンの前菜は根菜ペースト、菊芋、トリュフオイルを合わせた物。
完全に一体化していて、それぞれの味が端々にありながら新しい1つの味に融合していて全く違和感なく美味しいです。
・いか、根セロリ、烏賊を煮詰めたソース。
・あさりのゼリー、北寄貝、酸味あるビーツ、蛤ムース、鳥ペーストを挟んだトーストのキャビア乗せ。
・フォアグラ、燻製鰻、りんごのピューレ、鰻の皮や骨を使ったエスプーマ、青りんごの短冊切り。 と続きます。
どれもソースが美味しく、まるで好きなクラシックフレンチのような安定感です。
私がモダンフレンチでよく感じる不協和音や綱渡り感、不安定感は全くありません。
完全に一体となった初めての味が色々と楽しめました。
クラシックと別物ではなく、クラシックの延長にあるような、今まで日本のモダンフレンチに感じた事のない新しい感覚です。
この完成度で枠にとらわれずに新作が次々と生まれるのなら、モダンフレンチは美味しく、その可能性は素晴らしい!
・ブリオッシュ。
皆様大絶賛の一品。
美味しいです。
・もやしのリゾット
細かく刻まれたもやしが黒トリュフのソースでリゾットに見立てられています。
シャキシャキ食感で黒トリュフが香って美味しかった。
ヘルシーなのも◎。
・白子のバター焼き、春菊ソース、生ハムの泡、生ハム、ベルガモット
魚系と肉系の旨みのコラボは大好き。
強い旨みを春菊やベルガモットの香りや苦味が爽やかにまとめています。
美味しい!
・甘鯛鱗焼き 数種類の茸 シェリー酒のソース、かりんのピューレ。
鱗焼きがサクサク&カリカリで洋食部門ではぶっちぎりでNo.1です。
身の火入れも完璧。
魚の旨みときのこの旨み、きのこの香りとシェリー酒の香り、少し癖のあるかりんのアクセント、美味しいです。
ここで、卵型のクリストフ、最新のシルバー収納ケースが登場。
ピカピカに磨き上げられた可愛いシルエットです。
中からメインに使うカトラリーを選びます。
・仔牛、じゃがいも、オリーブソース、仔牛の旨みを煮詰めたソース、玉ねぎピクルス。
火入れがよく、仔牛の旨みとミルキーさが穏やかに感じられます。
ソースが美味しい!
・ブルーチーズ、文旦のコンフィチュール、ドライフルーツ入りパン
チーズは普通だけど、文旦の苦味が良かったなぁ。
普段はデザートは場所を変えて銀座の夜景を見ながらバルコニーで頂くようですが、この日は最強寒波が来ていたので室内でぬくぬくと頂きました。
デザート①は有田焼の三段重で登場。
この器は神楽坂のラ トゥーエルでも使っていて、フォルムが美しく無駄がなく好き。
内容は、、、
・野いちごのソルベ、メレンゲ、クリームチーズ
・イランイランのアイス アボカドとピンクグレープのソース、パンナコッタ
・オペラ
苺はほどよい酸味でクリームチーズと合い、メレンゲの食感もいい。
オペラも珈琲の香りが豊かで美味しく、デザートもいい感じ。
デザート②
カステラの上にスライス林檎が乗ったもの、
円形のタルトタタンにカシスゼリーをかけて小さな林檎の形にしたもの、カルバドスのアイス、林檎の皮を煮詰めたソース。
林檎尽くしの一皿です。
表面のスライス林檎の赤色がグラデーションになっていて素敵。
美味しかったけど、デザート①の方が美味しかったからデザートは1つでもいいかな。
ハーブティー(ミント)&小菓子で終了です。
本場仕様で塩は強めでしたが、言うとすぐに全体のバランスは崩さずに完璧に塩調整してくれました。
メニューは1-2ヶ月で変わるけれど、基本、訪店毎に変えてくれるそう。
そして食材や品数などのリクエストも出来るそうです。
私好みに塩を調整してくれて、この安定感と完成度でリクエストした食材を使った新作がどんどん食べられるなんて、最高のパフォーマンス!
味もカスタマイズ感も凄く好みで、通う事になりそうです。
早速、来月の予約を取って帰ります。
次回はきゅいそんさまが激推しの鳩をリクエストしたし、チーフバーテンダーさんも新作を作ると言ってくれたし、より一層楽しみです。
大変ご馳走様でした!
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店名 |
閉店
THIERRY MARX salon(ティエリー マルクスサロン【旧店名】THIERRY MARX)
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受賞・選出歴 |
2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店 |
ジャンル | フレンチ |
住所 | |
交通手段 |
銀座駅A4出口直結 銀座駅から127m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥8,000~¥9,999 |
予算(口コミ集計) |
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支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX、JCB、Diners) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席数 |
32席 |
---|---|
個室 |
有 (4人可、6人可、8人可) ルームチャージ2名様までお一人様¥10,000 3名以上のご利用はルームチャージ無し |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、ソファー席あり、オープンテラスあり |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり、ワインにこだわる |
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利用シーン |
|
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、夜景が見える |
サービス | お祝い・サプライズ可、ソムリエがいる |
お子様連れ |
個室に限り小学生以上のお子様もご利用いただけますのでお問合せくださいませ。 |
ドレスコード | 男性のお客様は上着または襟付きのシャツの着用をお勧めしております。 |
オープン日 |
2016年9月24日 |
初投稿者 |
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2017/10&12月再訪
最近、忙しくてなかなかレビューをあげる時間が取れません。。。
でも、あいかわらず食べているので、出来る時に全部ではなくても少しづつレビューしたいと思います。
私のモダンフレンチで1番のお気に入り、ティエリーマルクスさん。
その後も10月、12月と定期的に伺っています。
特に素晴らしかった12月分をレビューします。
以下、お品書き。
・自家製グリッシーニ (胡麻、椎茸&エゴマ、海老)
自家製のグリッシーニは味や食感が一本づつ違って、バリエーション豊かで、同じ味でも行くたびに改良されていて、ワクワクするスタートの一皿です。
カリカリ、サクサク、荒いボソボソ感と変化のある食感と素材の味の組合せを楽しみます。
・フォアグラ、鴨燻製、青リンゴのスプーンのせ。
フォアグラの脂感、鴨の旨みと薫香、青リンゴの爽やかな甘みと香りが綺麗に1つになります。
フォアグラは苦手ですが、一口サイズだし、薫香と青リンゴの爽やかさが効いているので美味しく頂けました。
・エスカルゴ、セロリピューレ、パセリのゼリー、お酒の泡。
エスカルゴの旨みとバターに、セロリやパセリの苦みや香りが加わり清涼感がたまらなく良い一皿。
アルコールを飛ばして香りだけ残した泡が細やかで優しい食感と風味を足してくれます。
・貝のスペシャリテ、鳥バターパン キャビアのせ。
毎回必ず出されるスペシャリテですが、完成度が非常に高くて何度食べても飽きないし、また食べたいと思います。
複数の貝の旨みが実物、泡、ゼリーと形を変えて存在し、食感の変化を持ちつつ重なります。
また、添えられる鳥肉を挟んだバターパンにキャビアをのせたものも、あっさりした鳥の旨みに小麦の香りと甘さ、濃厚なバター、キャビアの塩旨感がよく合い、完成された鉄板の美味しさで毎回おかわりしたいと思う一品です。
・アンディーブ、オマールブルー、オレンジ、ピスタチオのキャラメリゼ。
海老がぷりぷりで香ばしく、甲殻類の旨みや甘みがたっぷり。
それに軽いバターの香り、鮮やかなオレンジの香りとかすかな苦み、ナッツの香りとコクがぴったりと調和。
アンディーブの食感も楽しい一皿でした。
・リード ヴォー、色々きのこ、コンソメスープ、百合根、牛蒡。
リード ヴォーはぷりぷりより若干火が入った感じで、内臓系の風味がちゃんと楽しめる塩梅。
コンソメスープが深く深く、、、これに百合根や牛蒡の土系の香りとうすい甘み、複数のきのこの豊かな香りと旨みが合わさってとにかく絶品でした!
ずっとこのスープに浸かっていたい、、、笑
・鮟鱇、里芋、花山椒。
10月には河豚バージョンを食べました。
12月は私の"違う魚で食べたい"というリクエストで鮟鱇バージョン。
単体では鮟鱇もソースも美味しいのだけど、やはり合わせると河豚や鮟鱇のような脂感がない白身魚の旨みはソースに負けてしまう印象でした。
そういう意味では以前食べたクエの一皿が忘れられない。
花山椒のアクセントも白身の魚にはやはりちょっと強いのかなと思いました。
・もやしのスペシャリテ、白トリュフバージョン。
こちらも必ず毎回出るスペシャリテで大好きなお皿です。
合わせるきのこが黒トリュフだったり白トリュフだったりポルチーニだったり、季節によって変わります。
きのこの香りももちろん素敵だけど、何と言っても主役はもやし。
均一な太さ、長さにそろえられた大粒のお米くらいのサイズのもやしが、とにかくシャクシャクした気持ちいい食感をもたらします。
癖のない綺麗なもやしの味と香り、水々しいもやしの食感で重くならないチーズの香りと旨みが好き♪
・山鳩、松の実、洋梨、きのこ、ガレット。
寒いので?山鳩さんはガレットに包まれて可愛く登場。
ジビエの赤身感がしっかりとして、少しナッツ系のコクがある味わいに、きのこの香りと旨み、松の実の脂と独特の鋭い香り、洋梨のフルーティーな甘さがよくよく調和します。
美味しかった。
デザート、、、
・三段重(りんごコンポート 蕎麦粉、イランイランの定番デザート、オレンジのデザート。)
定番のイランイランのデザートは、イランイランの個性ある香りと合わされる柑橘系の苦味がくせになる一皿。
オレンジのデザートもふわふわと軽やかなオレンジ感をレモンの酸味と苦みがきゅっと〆ていて好きでした。
・チョコで作った小さな洋梨の中に洋梨のコンポート、固めの泡卵白、バニラアイス、上から熱々チョコがけ。
これも温度、洋梨感、食感と楽しい一皿でした。
・ハーブティー、小菓子で終了。
そして、忘れてはいけないティエリーのノンアルコールコレクション。
今日は、、、
・苺、種系ハーブ(忘れた、笑)のカクテル。
苺の粒感がちょうどよく残って、かすかな苦みと清涼感のある香りのハーブが味を引き締めていました。美味しい♪
・国産カシスのカクテル。
とにかく国産カシスのパワーが凄い!
溢れるような土の香りと熟した葡萄のような香りで味も非常に濃厚。
氷を入れてもらい、薄めて冷やして、山鳩のお皿と合わせると最高でした。
今日も素晴らしい食体験で大満足、幸せ♪
モダンフレンチの華美感、不安定感、不協和音感が苦手な私も、ティエリーさんでは、クラシックフレンチような安定感の中で、食材の組合せによるまだ知らない完成度の高い調和の世界を安心して楽しめます。
今年も通います。(*^_^*)
本日も大変ご馳走様でした!