銀座 こころん 日本酒と創作和食のおすすめ店！｜ユーキのビールなまいにち。 : 銀座 こころん

旅行好きの友人が最近日本酒に目覚めたといい、きっかけは銀座のこころんさんだといいます。
ビジネスクラス専用のツアーコンダクターをやっていたやすこさんが女将をつとめる、創作和食のお店です。

心に運気を上げてくれるお店で、「こころん」です。

→　お料理の写真と詳しい説明は、ブログにも書きました。　
http://ameblo.jp/yukkysnowy/entry-12074102544.html

やすこさんは日本酒以外のお酒にもお詳しく、サーバーからはマスターズドリームが飲めます。
ザ・プレミアム・モルツが飲めるお店にも掲載されている注目店でした！

まずは炭酸で喉をうるおしかったので、ハイボール。
メーカーズマークで作っています。

ひやおろし（秋あがり）の季節なので、友人とひやおろしをいろいろと飲み比べました。
おまかせコースにして、アラカルトをみんなでシェアして楽しみました。

手のこんだお椀と飯からスタートする懐石仕立てのコースです。
名店で修行を積んだ板さんによる繊細なお料理はもちろん、女将のさり気なくきめ細かい気配りも最高でした。

▶　漬けまぐろの握り

つやっつやのお魚。
最初に胃をほんのりと温めることができ、日本酒を飲む用意は万全に整いました。

▶　御椀　（あさり真丈菊花椀）

9月は重陽の節句です。
もちもちとしたしんじょうは大好きです。
あさりのむき身をしんじょうにするなんて、なかなか量が要りそうな感じではないですか？
ゆずの美しい香りが立ち上ります。

山形政宗ひやおろしを。
夏の純米のラベルから、すっかり秋の気配です。

友人が飲んだのは、土佐しらぎく　ひやおろし生詰純米吟醸　しずく媛。
愛媛のお米をつかって醸したお酒はとてもさわやかな味わいです。

▶　御造り（本日の魚介盛り合わせ）

新鮮なきんめ、いさき、ホウボウが美しく盛りつけられています。

すっきりとした味わいの日本酒にムチムチのお刺身、最高です。

▶　焼物月によって魚だったり、お肉だったり、味付けも変わるそう。

9月のコースは鶏の酒粕焼きです。
上喜元の酒粕で漬け込んだ、アミノ酸たっぷりのジューシーな味わい。

鱒の酒粕焼きもおねがいしておきました。
鮭・鱒好きなので、ほぼ1人で食べてしまいました。

三千櫻（みちざくら）　純米渡船ひやおろし　
パッケージもかわいらしいお酒。
温度が上がるとさらに円熟さが増し、香りもふわんと上がります。

▶　旬の逸品（毛ガニ黄餡焼き）

函館から直送される漁師さんがとった毛ガニの身をほぐし、詰め直して黄餡焼きに仕上げています。
前もって予約が必要です。

1万円のコースだと1人一匹ついてくるそう、贅沢ですね！

蟹味噌までとろける魅惑の一品です。
毛ガニだけで1升飲んでしまえそう。

フードに風土をあわせ、栗山町　北の錦北斗随想を。
なかなか本州には出回らないお酒。
とろんと芳醇、すっきりの味わいです。

▶　煮物（冷やし鉢さんまの梅肉焼きと野菜のごまだれがけ）

さんま、大葉、梅肉を海苔で巻いて焼いています。
目にもうつくしく、滋味あふれる秋のひとしな。

▶　茄子の田楽

嫁に食わすなとは、身体を冷やすのではなく美味しいからだよね、と一同納得。
お味噌の具合がほどよく、あっという間に食べきってしまいました。
添えられているお味噌もアテにぴったり。
お酒好きの心をつかんで離さないメニューのオンパレード。

▶　揚げ物

女将の手作りの肉じゃがコロッケです。
さくっとした衣に出汁のきいた味わいが絶品。

▶　キスの利休揚げ

梅塩でいただきます。
ちょっとずつ、いろいろ楽しめるのがコース＋アラカルトのいいところですね。

十一州純米吟醸
北海道が十一州にあたることにちなんで名付けられたお酒。
はじめていただきました。
正統派の日本酒らしさがありつつ、飲みやすいお酒。
利休揚げや胡麻の香りとの相性も抜群です。

友人に出されたのは、空の鶴　純米大吟醸。
エアラインを思わせるラベルに盛り上がります。
飲んでおいしく、見て楽しいお料理とお酒が次から次へと出てくるワンダーランドです。

▶　酒肴（北海道の珍味三種）

白松前、枝豆の殻煮、コマイ

締めの前の日本酒タイムです。

コマイの生干しは、関東ではなかなかいただけないです。
白身魚のシンプルでほくっとした味わいがたまりません。

山間（やんま）　無濾過原酒をいただきました。
お任せで出してもらったのですが、飲みたかったのはこういう味なんです！と、どんぴしゃりすぎて感動しました。

友人はセクスィー酵母のど辛をすすめられ、はまっていました。
似ているようで、当たり前ですが好みは人それぞれ違うもの。

飲んだ具合をみて、人それぞれにぴったりのお酒を出せるのは才能だと思います。
自分の嗜好でお酒をすすめてくる人も多いのに、お料理と引き立て合い、気持ちにも寄り添うお酒が出てくるという、嬉しいマリアージュ体験でした。

▶　御食事（きのこの炊き込みご飯、お味噌汁）

あおさのお味噌汁に、秋の味覚ご飯。
好きすぎる献立にうっとりです。

▶　お新香（お新香二種盛り合わせ）

かつて旅した世界の国々での思い出話もたくさんしました。
とはいえ、これだけ豊かな食材が揃う日本って素晴らしいよね、と一同しみじみ。
お腹も心も満ちたひとときでした。

ご飯が出ても名残惜しく、まだ飲んでしまった私達。
デザートがわりに鳳凰美田の果実酒をいただきました。
リモンチェロのようなゆずの味わい、大好きです。

とっておきの日はもちろんですが、グラスは600円～、お料理に合わせたデギュスタシオン的にも味わえる利き酒セットは、お決まりではなくてフレキシブルに組んでくれるそう。
初来店ですが、定期的に通いたいお店になりました。

テーブル席はついたてもあり、プライベートや接待におすすめです。

英語でも応対ができるため、海外からのお客さまが来た時も安心です。