銀座仕様　西岡料理　ご健在 : レンゲ

＜29年12月訪問分＞

【内容】
・上海蟹のビスク
　カスピ海産ベルーガのキャビアバーガー　自家製サワークリームで
・四川風　よだれ鶏
　素鶏　鶏肉に見立てた精進湯葉
　くらげと色人参の和え物
　千葉産マカジキのタルタル　乳酸発酵液で
　真鱈の白子のマリネ　マルドンの塩で
・紅の春巻き
・カリフラワーと蕪、低温調理の卵黄　アルバ産白トリュフで
・上海蟹みその”黄金”麻婆豆腐
・真鱈と里芋、金華ハムのコンソメのとろみスープ
・奄美産コクハンアラハタの香り蒸し
・メインメニュー
　（あちき）フカヒレのステーキ　XO醤のソースで（＋1000円）
　（相方）　フカヒレと上海蟹ミソの淡雪炒め（＋1000円）
・〆のメニュー
　（全員）　鳥取産でんすけ穴子の”黒”チャーハン
・檸檬蛋達　（タンター、エッグタルト）
・和栗のモンブランの泡　りんごのコンポート

・Chapuy Carte Verte Blanc de Blancs Grand Cru Brut Reserve, Champagne
・Ch. de la Velle Meursault 1er Cru Les Caillerets 2013
・黒米紹興老酒

【詳細】
お友達ご夫婦と共に久しぶりの再訪☆

以前に比べてスタッフさんが増えましたねぇ～
お休みしているマダムも顔を出してくれて嬉しかった☆

メニューは名前入りでコース仕立て。
メインメニューはひとりずつチョイス可能。
〆はグループでひとつをチョイスというシステムに。
皆で悩んだ挙句、何とか決まりましたぁ（笑）
あぁ喉乾いた・・・
さて、まずは泡からスタートしましょ！
「Chapuy Carte Verte Blanc de Blancs Grand Cru Brut Reserve, Champagne」。
ん～～～染み入りまする。

料理は「上海蟹のビスク、カスピ海産ベルーガのキャビアバーガー自家製サワークリーム」から。
濃厚な上海蟹の旨味が凝縮したビスクは西岡料理の定番。
懐かしさと共に進化を感じる流石の味わい。
一方バーガーはサワークリームがキャビアの塩味をまろやかに。
豪華なスタート！

続く盛合せは5種類、色々な味わいを愉しめまするね。
「四川風　よだれ鶏」、ピリ辛な味を纏った柔らかな鶏は旨味アップ。
「素鶏　鶏肉に見立てた精進湯葉」、不思議な食感と味わいっすね。
「くらげと色人参の和え物」、安心する味わいでサッパリと。
「千葉産マカジキのタルタル　乳酸発酵液で」、これは大好きな味っすよ。
「真鱈の白子のマリネ　マルドンの塩で」、トロっと濃厚な風味が広がりまする。

次は白ワイン「Ch. de la Velle Meursault 1er Cru Les Caillerets 2013」。
旨い。
ついでに大好きな「黒米紹興老酒」も頼んでしまいましょ（笑）
中華にはやっぱ合いますねぇ～

料理は「紅の春巻き」、紅芯大根とイクラの組み合わせ。
サクッと、プリッと食感の妙。

次は「カリフラワーと蕪、低温調理の卵黄　アルバ産白トリュフで」。
昆布と蒸しあげた茨城産カリフラワーに蕪のピュレ。
そこに豪華な白トリュフの香りと卵黄のコクが加わり贅沢な味わいに。

お次の料理は「上海蟹みその”黄金”麻婆豆腐」。
西岡料理の真骨頂とも言える「黄金麻婆豆腐」、今回は時節柄の上海蟹バージョン！
フワッと食感に上海蟹みその濃厚な味わいが超絶の美味しさでやんすよぉ～
フレンチキャビアが彩りも鮮やかにトッピング。

「真鱈と里芋、金華ハムのコンソメのとろみスープ」。
上品で身体に染み入る優しい味わいは素晴らしい・・・
ホッとするひと品っすね。

魚料理は「奄美産コクハンアラハタの香り蒸し」、お好みでシェリービネガーを。
淡泊な味わいの中に確りとした旨味が感じられまする。
豆鼓醤、生姜、大蒜の風味がより一層食欲をそそりまするねぇ～
で、そこに御飯が登場・・・
残った汁に御飯を混ぜて、魚から出た旨味を存分に味わい尽くす趣向！
ん～～～んまい☆

いよいよメインメニューのお時間でやんす。
あちきはガチに「フカヒレのステーキ　XO醤のソースで」。
身厚のフカヒレに西岡シェフ特製XO醤ソースの融合・・・
期待は高まりまする。
そっか、これはステーキなんで些か焼き固まった食感に。
これはこれでいいかもしれませんが、やっぱ姿煮の方が好みかなぁ？
でも濃厚な味わいのソースとの相性はいい。

相方は「フカヒレと上海蟹ミソの淡雪炒め」。
フワトロの中からフカヒレの食感と上海蟹ミソの濃厚な風味が現れる・・・
品ある贅沢なひとさらでやんすねぇ～

そして〆のメニューは「鳥取産でんすけ穴子の”黒”チャーハン」。
名前の通り見た目の黒の色合いはあちきにゃちと濃いめ・・・
山椒の風味がいいアクセントになってまする。

デザートはレモンのエッグタルト「檸檬蛋達」。
そして目の前で仕上げる「和栗のモンブランの泡　りんごのコンポート」。

銀座に移転して12月で2年半・・・
久しぶりの訪問となってしまいましたが、流石の西岡料理は随所に健在。
豪華食材盛り沢山の銀座仕様・銀座価格でやんすが（汗）
サーヴィス面は人が増えて安定。
一方シェフとの距離は出てしまいますかねぇ～
料理は西岡さんひとり（？）なんでちとお疲れの印象・・・
あちき的にゃもう少しお手軽なコースがあると嬉しいっすね。

【あちき的オススメ】
・甘鯛金華ハムコンソメ

【お会計】
・合計　・・・　55570円　（2人分：お任せコース、生ビール・ワイン・紹興酒）

【あちき的シチュエーション】
・銀座で西岡ワールドを存分に愉しみたいとき

【内容】
・モンサンミッシェルのムール貝　冷製ポタージュ
・タパス盛り合わせ
　四川風よだれ鶏、ビーフンキャビア添え、金目鯛、本鮪タルタル
・鮑肝焼売　黒酢で
・鱧フリット　煎り酒で
・黄ニラと豆腐干糸の春巻　マスタード酢で
・ホワイトアスパラ　鮎塩
・玉子とトマトの炒め
・甘鯛金華ハムコンソメ
・知多半島鮑肝と茸の炒め
・金華豚黒酢
・岡山県天然鰻御飯
・マンゴータピオカ　エスプーマ

・生ビール
・MEURSAULT Clivier Leflaive
・黒米紹興老酒

【詳細】
新宿3丁目のレンゲは6月に銀座へ移転。
華々しく催された開店レセプションの厨房は豪華シェフの饗宴状態！
早々に伺わねばと思っていたところ、漸くそのチャンス到来でやんすよぉ～

場所は銀座7丁目に新しく建てられたビルの9階。
このビル、1階から10階（10階はまだ未入居）迄これまた凄い飲食店ばかりが入居。
9階でエレベーターを降りると真新しいゴージャス感あるドアーがお出迎え。

まず目に飛び込んでくるのが以前とは全く違う遥かに広いオープンキッチン！
そしてカウンター5席、テーブル16席程と今度はテーブル席主体。
広い窓からは銀座の街並みと夜景が見下ろせる落ち着いた雰囲気に変身。
心なしか西岡さんが水を得た魚のようにイキイキとして嬉しそう☆

あちき達はテーブル席にご案内。
スタッフは従来通りなんで、広くなった店内での立ち歩きが多くなり大変そう？？？
変わったのは料理のスタイルも。
以前はアラカルト中心で、コースは主に西岡さんにお任せして特別に準備して貰った感じ。
銀座ではそれが基本的にはシェフお任せコースのみになったようです。

という訳でこの日も料理はお任せしまずは生ビールで改めて開店をお祝い！
最初の料理は「モンサンミッシェルのムール貝　冷製ポタージュ」。
おぉぉ、濃厚な味わいは正しくムール貝そのものを喰ってるようでやんすよぉ～
素直に美味い・・・

そして「タパス盛り合わせ」が4種。
四川風よだれ鶏、ピリ辛の懐かしい味は鶏のジューシーさを惹きたてまする。
ビーフンキャビア添え、優しい口あたりのビーフンはキャビアの絶妙な塩っ気が丁度いい。
金目鯛、塩で旨味が際立ちまする。
本鮪タルタル、まったりした味わい。

さてここでワインにでも・・・
女性スタッフさんはいつの間にかソムリエ資格を取得したんですねぇ～
ワインリストには結構な銘柄が・・・
銀座という場所柄、やはりお酒の値付けは高めに？？？
その中から今回は「MEURSAULT Clivier Leflaive」。
流石に旨い（笑）

で、続く料理は「鮑肝焼売」、黒酢を振り掛けて頂きまする。
もう丸々鮑の肝！
風味がふわぁ～っと立ち込めまするよぉ～

「鱧フリット」、煎り酒でどうぞ。
サックリと軽やかな歯触りでやんすね。

「黄ニラと豆腐干糸の春巻」、これはマスタード酢で。
パリッとした春巻の皮に黄ニラと豆腐干糸の食感が絶妙にマッチ。
春巻って好きなんっすよねぇ～

そして「ホワイトアスパラ」、鮎塩って言ったような？？？
ジューシーなアスパラは口の中で蕩けるよう。
シンプルながらとても野菜の旨味が引き出されてまするね。

「玉子とトマトの炒め」、酸味・甘みのバランスに香ばしさが食欲を刺激しまする！
今までもこうした炒めは出てましたが、厨房が広くなった分何だか味わいも広がった気が？？？

調子が出てきたんで、いつもチョイスする「黒米紹興老酒」に移る。
中華には紹興酒が合いますよねぇ～

次なる料理は「甘鯛金華ハムコンソメ」。
ん～～～～～～
金華ハムの旨味が存分に染み出たコンソメは秀逸☆
適度な脂身ある甘鯛の身がしっとりとしてコンソメとの相性も抜群っすよ！
さすが西岡ワールド・・・

続く「知多半島鮑肝と茸の炒め」も素晴らしいっす☆
香りとコクのある茸と鮑の肝が混然一体となって更なる旨味を醸し出す・・・
そのエキスが十二分に混ざった御飯と共に。
シアワセな気分でやんすねえ～

メインは「金華豚黒酢」、見た目とは違いとってもサッパリと頂けまする。
黒酢の効果で豚も柔らかくすぅ～っと入りますねぇ～
お皿も金華豚に合わせて（？）金色！
ゴージャス感がありんす（笑）

〆は西岡さんの真骨頂であるシンプルな麺かと思いきや？？？
何と「岡山県天然鰻御飯」！
カリッと香ばしく焼かれた天然鰻の味わいはパワフルっす。
日本の鰻丼とは似て非なる一皿でやんすね☆
美味・・・

デザートは「マンゴータピオカ　エスプーマ」。
これまでデザートはほとんどチョイスしませんでしたが・・・
マンゴーの風味が広がりまする。

〆て2人で55570円也ぃ～
正直お値段としては新宿時代の倍近い・・・
内容的にも食材的にも格段にアップしてるんで当然かもしれませぬが？？？
そしてお酒も、でやんす・・・
酒を呑む身としちゃもう少しリーズナブルな品揃えも期待したいっすよぉ～（笑）

これまでの様にちょいと気軽にって感じでは行けないお店になったかもしれませぬ。
これも銀座という街の功罪なのかもしれませぬが・・・
でもやはり西岡さんのイキイキと楽しそうな顔を見ると嬉しいっす☆
応援したくなりますねぇ～
何か記念日やハレの日にこれからも行ってみたいお店でやんすよ☆

「新生レンゲ」、西岡ワールドの更なる進化と飛躍を愉しみに・・・
また・・・