銀座で綺麗め中華～♪「百菜百味 銀座店」 : 百菜百味 銀座店

とある日のランチ。仕事終わりでやって来ましたのは～あっ、ここってとん㐂さんが入っている能楽堂ビルか。そっか～気付かなかったっ。エレベータで上がって三階。御膳房グループさんのカジュアルブランド。店名の”百菜百味”とは、四川省の有名な格言で「百の料理には百の風味があり、料理それぞれに違った特徴を持ち、様々な味を楽しむことができる」という意味だそうです。

四川の新しい提案をより多くの人に体感して欲しい、との思いで開いたお店だそう。前菜は300円から、料理長一押しの料理も７００円前後。ランチメニューを見てみると～税込み表示なのがいいですね。ディナーメニューは税抜き表示だそうです。正面には様々なスパイスなどが飾られています。おお～洗練された店内。結構広いですが、すっきりとシンプル。土曜日１４時頃入店、賑わっています。

直ぐにご案内頂いて～着席。予め、お茶のデキャンタが置かれています。これは嬉しい。店員さんは全て中国の方のようです。しかし日本式の接客がかなり行き届いています。大陸のあの、つっけんどんだったりいい加減な感じは殆どありません。こりゃスゴイ。四川の店なので麻婆豆腐も気になりましたが～どうにも昨日から唐揚げ食べたい病だったので、オーダーは若鶏唐揚げの唐辛子炒め950円。

さて、皆さん同じモノトーンの制服に身を包んだ方々ですが、私のテーブルにコップが来ません。店員さんに告げると、ちゃんと「すみませんでした」って、おお～（笑）！皆さん日本に来られて長いのでしょうか。客層も様々、ご年配のご夫婦もいらっしゃれば、女性お一人さま、グループ、会社関係のランチなどなど様々。勿論、アルコールを吞んでいらっしゃる方々も。

暫し待ってやって来ました。メインにご飯・スープ・サラダ・ザーサイ・デザート付きで1,000円以下。しかも、銀座のど真ん中。そして、土曜日でも普段と同じランチを提供している。これは貴重～。あ、土日祝日限定のランチもあります。メインが2種類選べるもの。これにも惹かれました。矢張り少し洗練された中華ですね。ご飯の盛りは多くはありませんが、お替り自由～でも特に訊いてはくれませんでした。

スープは、これまた繊細な卵が絶妙～！とろみがついたタイプで、薄い薄いわかめや人参などが入っていて、結構具沢山。比較的薄味ですが、メインにしっかり味が付いているでしょうから、これくらいで丁度良い。美味しい。ちゃんとアツアツ。中華の一つの魅力って、この速さもある。立ち食いソバ並み、とはいきませんが、時間に追われる方々には強い味方でしょう。

サラダ。少しでもこうしたサラダが付いていると嬉しい。キャベツ・水菜・紫キャベツ・人参などが入っていて、市販品と思われる胡麻ドレッシングが掛かっています。この胡麻ドレ、最近インドネパール系レストランでも良く出逢います。アジアの方々にはウケる味なのでしょうか。キャベツの千切りが結構繊細です。ここでも作り手のレベルが窺い知れます。

ご飯も普通に美味しい～。これはいいですねぇ。日本米な気がする。中華の定食がボリューミーなのに驚くほど安いことがありますが、中国の食材を使っていることも多いですからね。一部の調味料などを除いて、安心安全な日本食材だと嬉しいです。更に、ザーサイ。千切りしてあって、粉唐辛子と半分に切られた唐辛子、更に花椒も入っています。これは好きな味だ！ちょっとザーサイの味が弱いですが、美味しい。

デザートは、杏仁豆腐でした。こちらもちゃんとお店で作られていますね。安い店だと、業務用の杏仁豆腐ってこともありますから。ふむ。色々な手間を考えても、矢張りグループ会社でそこそこの規模じゃないとここまでは出来ないだろうなぁ。何せ、席数も多いし。きっと平日も混んでいることと思います。逆に土日の方が空いているのかな。

さっ、メインは～おおお、大振りな唐辛子がたっくさん入っていて、テンション上がりますねー！！！この唐辛子、カラッとしていて美味しいんですよね（笑）。油まみれですが何個か頂いちゃいました。唐揚げ以外にも長ネギとにんにくの芽が入っています。これは嬉しい誤算。唐揚げはなかなかにカラッと揚がっています。うーん、流石。そして、このジャンキーな衣…いいですねぇぇぇ。

ちょっとフリッターにも似たような衣なのですが、それが既にほんのり赤い。生地にも辛味成分が入っているのですね。肉はジューシーで柔らかい。唐揚げ食べたい病、しっかり治りました。いやー美味しかった。デキャンタのウーロン茶も美味しく頂きました（ぬるいのですが、店内なので充分）。覚えておいて損のない店です。是非また伺いたいです。ご馳走様でした～！