ソースを使わず素材を愉しむイタリアン  : ヤマガタ サンダンデロ

この口コミは、とんちゃんさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

4.0

¥3,000~¥3,9991人
  • 料理・味4.0
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク4.0
2010/09訪問1回目

4.0

  • 料理・味4.0
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク4.0
¥3,000~¥3,9991人

ソースを使わず素材を愉しむイタリアン 

銀座のイタリア料理店でランチ。
銀座1丁目にある山形県アンテナショップ「おいしい山形プラザ」の2階にあるレストラン。
「サンダンデロ」。
お店の名前はイタリア語か?って思ったら、「山形産なんでしょう(山形産だんでろ)」という庄内弁をイタリア語風にカタカナしたもの。とってもユーモアね。

ここは庄内(鶴岡市)にある奥田政行シェフのイタリアンレストラン「アル・ケッチャーノ」の支店です。
この店名も「そういえばあったね」の庄内弁「あるけっちゃの」をカタカナ語にしたもの。
山形の素材を使ってイタリアンにしようってことなわけ。
こうやって地方を胸張って発信、みたいなのって好きだな。
ここは「ソースをなるべく使わない」ことがモットーになっているイタリアン。ソースで食べるんじゃなくて、素材で食べるってことなんですね。精神は山形の素材アピールなんだね。

場所は、銀座1丁目5番地にあるギンザファーストファイブビルの1階がアンテナショップ。
2階のレストランは、ショップの中からも行けるけど、普通は外階段から上がるでしょう。

階段の上がり口に色々とメニューなんかの説明書き。
花笠音頭の格好をしたお姉さんの絵が語る「山形のアル・ケッチャーノのランチがココで食べられます!」っていう説明が一番わかりやすいかな。
階段を上ってドアをくぐると、長い廊下。
その奥にレストランの入り口があります。

ランチは、当日は10時から受け付け。
私たちは事前に予約してあります。
ディナーコースのメニューって言うか、絵の説明書きが張ってある。

入り口脇のテーブルにランチのメニュー。
ランチの「プランゾ・マンマ」。マンマって、ご飯のことね。(笑)
 パスタ・ランチ 1,800円
  新鮮野菜のバーニャカウダとフォカッチャ
  お好みのパスタ
  ドルチェ
  食後のお飲み物
 アンヴェ・ミルー 3,300円
  今回のオーダーはこれ。詳しくは後ほど。
 限定10食の『つや姫』リゾット 980円
  山形県産「つや姫」を山形の水で炊いたリゾット

ランチのコース料理は「アンヴェ・ミルー」。
こりゃ塩梅(=様子)をみる、の庄内弁だね!

「アンヴェ・ミルーの楽しみかた!」というプレートがテーブルの上に置いてある。
1.BagnaCaudaeFocaccia:新鮮野菜のバーニャカウダとフォカッチャ
2.Antipasto:小さな前菜
3.Piattounico:主菜とパスタの盛り合わせ
4.conPiattounico:付け合わせ
  3と4は一つのプレートに載っている。
  主菜を肉か魚かチョイスできました。
5.Dolce:シェフの気まぐれドルチェ
6.AcquaCaldaeRisointegrale:山形天然水の素湯と庄内の発芽玄米
7.TeoCaffe:食後の飲み物
  堀口珈琲研究所と奥田シェフがコラボしたオリジナルブレンドコーヒー
  または新茶のアッサムティー
これだけだと単なるメニューなんだけど、さらに食べ方の説明が書いてある。

テーブルの上に唐辛子入りオリーブオイル、胡椒、岩塩が置いてある。
胡椒はミルに入っているんだけど、そのミルが変わっている。回して挽くんじゃなくて、ボールペンみたいにノック式なんです。
唐辛子入りオリーブオイルって、イタリア語だとOlioalPeperoncino(オーリオ・アル・ペペロンチーノ)みたいです。

水ですけど、これが透き通っていてとっても旨い。
山形のミネラルウォーターですって。

さて、最初の料理。新鮮野菜のバーニャカウダとフォカッチャ。
「新鮮野菜の」って、ほんと、ただの生野菜がプレートに4人前載っている。
レタス、キュウリ、ブロッコリ、ナスも赤いパプリカも生。
さすがにジャガイモは茹でてあります。ここまで素材で勝負っていうのは潔い。
どれも生でOKだけど、ナスの生はさすがにおっ!っと思った。でも意外といけるんだよね。
アメリカに行くと、ブロッコリもマッシュルームも生でサラダになっていて、えっ!って思うけど、まぁ意外に旨いんですよ。

Wikipediaによると、「バーニャ・カウダ」って、イタリア・ピエモンテ州を代表する冬の野菜料理で、ピエモンテ語で「バーニャ」は「ソース」、「カウダ」は「熱い」を意味するそうだから、「熱いソース」ってことです。テーブルの上でアンチョビ、ニンニク、クルミ油(もしくはオリーブ・オイル)、牛乳(もしくは生クリームやバター)などを混ぜ合わせたディップソースを温め、ジャガイモ、カブ、セロリ、カリフラワーなどの野菜を浸して食べるフォンデュに似た料理、だそうです。

そのソースがこれ。
このお店のソースは、ニンニクを使わずに、アンチョビとカリフラワーのペーストになっていて、熱くもない。
これを野菜につけて食べるんです。ニンニクを使っていないから、アッサリしていてます。(私はニンニク大好き人間なんですけどね。)
しかしそもそも野菜が美味しいんだよな。
シャキッとしていて、塩をかけて食べたって旨い。そのままでも旨い。
で、ソース残りますよね。でも大丈夫。

フォカッチャ。これ、しっとりしていて旨い。
残ったバーニャカウダのソースは、このフォカッチャにつけて、食べちゃっいます。旨い!どんどんいけちゃう。

アンティパスト。
リコッタチーズとフルーツトマト。白い粉は、沖縄の雪の塩。

このフレッシュチーズはリコッタチーズ。
食べた瞬間、おう!ヤギだ、って思いました。山羊か羊かは、わかんないけど、それ系のチーズの香りがしました。
リコッタチーズって、これまたwikipediaによると、南イタリア原産のフレッシュチーズで、再び(ri)煮た(cotta)と言う意味だそうで、なんとチーズを作ったときに残るホエーを煮詰めて作ったチーズなんですね。元々は羊乳を原料とするチーズのホエーを使うけど、日本に輸入されるものは牛乳製がほとんど、だって。
でも、ここのは違いますよ。

これをバゲットにつけて食べれば、もうそれだけでOKだな。
バゲットならぬフォカッチャにつけて食べましたよ。
フォカッチャがすぐになくなちゃって、お替わりをいただきました。
それにワインがあれば、もう後はいらない!なんて。

実は飲み物は最初、水だけだったんです。
でも今回は歓迎会なんだし、ワイン飲もうよ!
って言ったら、幹事に「じゃあ選んでください!」だって。
とはいえ、ワインリストの一番安い赤ワインを頼むわけで・・。
そしたら「品切れ」だって。

でも、同じくらいのワインがありますっていうから、軽くないのねってお願いしたら、お店の人のお薦めで出てきたのがこのワイン。
イタリア・カンパーニャの赤、アリアニコグアルディオロ2007年。
香り高くて濃厚な感じ、ってワインです。
いっぱい飲みたいけど、止まらなくなるから、2杯にしておきました。

妊娠中でお酒を飲めないO女。
お店の人の薦めで、特別な飲み物がサーブ。
山形産のぶどうジュースなんだけど、ワインにするエキスそのものをジュースとして売っているものだそうです。ワインの原料そのものですね。
「美味しい」そうです。そうだろナ。

主菜とパスタの盛り合わせと付け合わせ。いっしょにプレートに載っています。
主菜は肉と魚を選べて、これは肉。旨そうだな・・・。

私は魚をオーダーしてありました。
魚は「きんから鯛」だそうです。そんな魚は知りません。
キンメでもキンキでもない。キダイでもないのかな。
山形の日本海側で獲れる魚みたいです。

でも魚の身が少な感じです。身が一切れとカマですね。
カマっていうか、お頭は好きなんだけど、実が少ないからちょっと食べにくいな。
箸で食べればよかったかな。

それとスルメイカが一切れ。
肉料理の方がお得感があるかな?

パスタは、エリンギとアサリのペペロンチーノ。
こっちにアサリがあって、魚の少なさを補っているかな?
エリンギもアサリもオリーブオイルで炒めた感じじゃないからサッパリ系です。

パスタはさすがに旨い。
唐辛子入りオリーブオイルをかけていただきました。

付け合わせは、茹でただだちゃ豆。
美味しいんだけど、一サヤ毎につまんで食べないといけないわけで、ビールのつまみにはいいんだけど、普通の食事としては食べるのが面倒です。
「アンヴェ・ミルーの楽しみかた!」にはこんな説明書きがあります。
主菜とパスタの盛り合わせと付け合わせは、主菜はタンパク質、パスタは炭水化物、つけ合わせはビタミン、ミネラル、という栄養の説明がある。
そして、それぞれ単品で食べてもいいけど、2品、3品をいっしょにして、口の中で色々とまぜて味わう日本人の文化をアレンジしてある、なんて書いてます。
そうしてみたいんだけど、「きんから鯛」のお頭は食べにくいし、枝豆は1サヤ毎に口に入れないといけないし、なかなか難しいですなぁ。

これ庄内の発芽玄米を炒ったものです。黒い赤米も入っています。
これをどうするかっていうと・・・。
山形天然水の素湯に入れて飲むんです。
清んだ素湯に香ばしい玄米を入れて、すごく素朴。
発芽玄米は高血圧の人にはいい薬ですね。

シェフの気まぐれドルチェは、塩ミルクのアイスとキャラメルのムース。
塩ミルクのアイスとキャラメルのムースをそれぞれ単品で食べて、次に両方を合わせてたべて。
さらに発芽玄米をまぜて食べる。そうやってみてください、って言われました。
うーん、全部ミックスが美味しい。
これ、やられたな。

最後に堀口珈琲研究所と奥田シェフがコラボしたオリジナルブレンドコーヒー。
薀蓄はわかりませんけど、しっとりと奥行きがある感じのコーヒーで美味しかったです。

とっても高価なランチ、ごちそうさまでした。
せっかくなんで、1階のアンテナショップをちょっと見ました。

  • ヤマガタ サンダンデロ - 新鮮野菜のバーニャカウダ

    新鮮野菜のバーニャカウダ

  • ヤマガタ サンダンデロ - 新鮮野菜

    新鮮野菜

  • ヤマガタ サンダンデロ - バーニャカウダ

    バーニャカウダ

  • ヤマガタ サンダンデロ - バーニャカウダ

    バーニャカウダ

  • ヤマガタ サンダンデロ - フォカッチャ

    フォカッチャ

  • ヤマガタ サンダンデロ - リコッタチーズとフルーツトマト

    リコッタチーズとフルーツトマト

  • ヤマガタ サンダンデロ - リコッタチーズとフルーツトマト

    リコッタチーズとフルーツトマト

  • ヤマガタ サンダンデロ - 肉の主菜とパスタの盛り合わせと付け合わせ

    肉の主菜とパスタの盛り合わせと付け合わせ

  • ヤマガタ サンダンデロ - 魚の主菜とパスタの盛り合わせと付け合わせ

    魚の主菜とパスタの盛り合わせと付け合わせ

  • ヤマガタ サンダンデロ - きんから鯛

    きんから鯛

  • ヤマガタ サンダンデロ - スルメイカ

    スルメイカ

  • ヤマガタ サンダンデロ - エリンギとアサリのペペロンチーノ

    エリンギとアサリのペペロンチーノ

  • ヤマガタ サンダンデロ - パスタ

    パスタ

  • ヤマガタ サンダンデロ - 茹でただだちゃ豆

    茹でただだちゃ豆

  • ヤマガタ サンダンデロ - 発芽玄米

    発芽玄米

  • ヤマガタ サンダンデロ - 山形天然水の素湯に発芽玄米を入れて

    山形天然水の素湯に発芽玄米を入れて

  • ヤマガタ サンダンデロ - 塩ミルクのアイスとキャラメルのムース

    塩ミルクのアイスとキャラメルのムース

  • ヤマガタ サンダンデロ - 塩ミルクのアイスとキャラメルのムース

    塩ミルクのアイスとキャラメルのムース

  • ヤマガタ サンダンデロ - 塩ミルクのアイスとキャラメルのムース+発芽玄米

    塩ミルクのアイスとキャラメルのムース+発芽玄米

  • ヤマガタ サンダンデロ - 堀口珈琲研究所と奥田シェフがコラボしたオリジナルブレンドコーヒー

    堀口珈琲研究所と奥田シェフがコラボしたオリジナルブレンドコーヒー

  • ヤマガタ サンダンデロ -
  • ヤマガタ サンダンデロ -
  • ヤマガタ サンダンデロ -
  • ヤマガタ サンダンデロ -
  • ヤマガタ サンダンデロ -
  • ヤマガタ サンダンデロ -
  • ヤマガタ サンダンデロ -
  • ヤマガタ サンダンデロ -
  • ヤマガタ サンダンデロ -
  • ヤマガタ サンダンデロ -
  • ヤマガタ サンダンデロ - 調味料

    調味料

  • ヤマガタ サンダンデロ - 山形の天然水

    山形の天然水

  • ヤマガタ サンダンデロ - ワイン

    ワイン

  • ヤマガタ サンダンデロ - ワイン

    ワイン

  • ヤマガタ サンダンデロ - ワイン

    ワイン

  • ヤマガタ サンダンデロ - ワインの原液ジュース

    ワインの原液ジュース

  • {"count_target":".js-result-Review-2057579 .js-count","target":".js-like-button-Review-2057579","content_type":"Review","content_id":2057579,"voted_flag":null,"count":3,"user_status":"","blocked":false}

口コミが参考になったらフォローしよう

とんちゃん

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する

とんちゃんさんの他のお店の口コミ

とんちゃんさんの口コミ一覧(2439件)を見る

店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
ヤマガタ サンダンデロ(YAMAGATA San-Dan-Delo)
ジャンル イタリアン、パスタ、シーフード
予約・
お問い合わせ

050-5597-9810

予約可否

予約可

■ランチタイムのご予約は11:30または13:30の2部制で承っております(15:00閉店)※例外あり
■ランチタイムのお席のご利用はご予約時間からの【90分制】とさせていただきます※例外あり
■お子様のディナータイムのご入店は小学生以上に限らせていただきます
■キャンセル料について
※ご予約時のキャンセル料につきましては以下の通り申し受けます
・前日 50%
・当日 100%

住所

東京都中央区銀座1-5-10 銀座ファーストファイブビル 2F

交通手段

有楽町線銀座一丁目駅 徒歩1分
JR有楽町駅 徒歩5分

銀座一丁目駅から44m

営業時間
  • 火・水・木・金・土・日

    • 11:30 - 15:00

      L.O. 14:00

    • 18:00 - 22:00

      L.O. 20:00

    • 定休日
  • ■ 定休日
    夏季休業・年末年始
予算

¥10,000~¥14,999

¥4,000~¥4,999

予算(口コミ集計)
¥20,000~¥29,999 ¥5,000~¥5,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード可

(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

電子マネー不可

QRコード決済不可

サービス料・
チャージ

ディナータイム(18:00〜)のみ、お会計時に別途10%のサービス料を頂戴致します。

席・設備

席数

32席

(新型コロナウイルス感染拡大防止の為席数を減らし間隔を空け営業しております。)

最大予約可能人数

着席時 25人、立食時 50人

個室

(8人可)

店側に要相談

貸切

(20人~50人可)

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

近隣にコインパーキングあり

空間・設備

オシャレな空間、落ち着いた空間、ソファー席あり

メニュー

ドリンク

日本酒あり、ワインあり、ワインにこだわる

料理

野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

家族・子供と 接待 知人・友人と

こんな時によく使われます。

サービス

お祝い・サプライズ可(バースデープレート)、ドリンク持込可、ソムリエがいる

お子様連れ

子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、お子様メニューあり、ベビーカー入店可

同伴可【ディナータイムは制限有】。
年齢制限:ランチ制限なし(ディナーは制限有)
子供メニュー:あり  子供席制限:なし
子供椅子:あり
■ランチタイムのみ店内へのベビーカーのお持ち込みは可能です(11:30〜15:00)
■ディナーのご利用・ご入店は小学生以上に限らせていただきます。

ドレスコード

■スマートカジュアル
■男性のタンクトップ・ハーフパンツ・サンダルでのご入店はお断り致しております
■香水の香りの強いお客様は入店をお断りさせていただく場合がございます

ホームページ

https://sandandelo.theshop.jp/

公式アカウント
オープン日

2009年4月30日

電話番号

03-5250-1755

備考

■お料理は【コース】のみとさせていただいております(ランチ・ディナー共に)。
■単品メニュー(アラカルト)のご用意はございません(ランチ・ディナー共に)。
■食材のアレルギー対応 可
■電子マネー 可
■車椅子 ご利用頂けます。
■ペットの同伴 不可  

アメックスが使えます(情報提供元:アメックス)

初投稿者

ロッキンロビンロッキンロビン(23)

ブログに店舗情報を貼る

このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。

店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム