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気が付いたら、またまた五時間弱の木挽町の夜なのだ、の巻
気が付いたら五時間弱の木挽町の夜なのだ・・・、の巻
金曜日の夜です。
木挽町です。
どこにでもある”銀座”と呼ぶより、やはり”木挽町”。素敵な音ですね。お江戸の息吹がラッコの小さなハートをくすぐります。
それはともかく今夜は昨年の神無月以来のこちら、【木挽町 とも樹】さんにお伺いしました。
ご一緒するのは毎度のことながら、自称峰不二子・・・
自称ですからね、突っ込みを入れたら可愛そうなので、元峰不二子、と呼ぶ呑み仲間。
それにこちらのお席は彼女の予約枠ですもの。ひとりで来たらプチオコされちゃったもんな、アハッ。
地下鉄の銀座駅で降り、そのまま地下道を三原橋方面へノテノテノテ。地上に出て横断歩道を歌舞伎座方面に進むとそこは昔の木挽町あたり。
予約時間の六時ちょいと過ぎに暖簾をくぐります。
既にラッコの敬愛する開高健にクリソツな壮年男子とお連れの女性がご常連席にお座りになり、その対角線上、小林親方の正面に元峰不二子嬢が鎮座。その横にはラッコ専用腰当てクッションが背もたれに掛けられたお席がひとつ。
一年前に苦悶した椎間板ヘルニア。座るのが苦しく、一度予約をドタキャンしていたラッコ。腰はもう癒えましたが、それでも続く女将のお心遣い。
アアッ、心底嬉しい。
その優しさに甘えて、呑んじゃお、食べちゃお、寛いじゃお、グフッ。
・・・ということで、ここから怒涛の五時間弱。
〆シャンならぬ、〆白州のトワイスアップ(原酒と水の一対一。マッカランの輸入元のサントリーがバブル期に逸らせた記憶が蘇ります)でキメて、昭和通りに飛び出すラッコ。
だってタクシーを捕まえて代々木上原まで急がないと終電に間に合わない!
さてさてそれでは本題です。
いただいた内容は以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
追記:
終電に間に合わなかった・・・
本厚木から再度タクって巣に到着したら、もうすぐ二時かよ・・・、グスッ(/ω\)
<まとめ>
今夜は何と言っても小長井(長崎県)の牡蠣、閖上の赤貝に唐津の鮑、知多の本ミル、氷見の寒ブリ、佐島の蛸、三陸岩手の毛蟹に函館のムラサキウニなどなどが抜きんでた美味さ。ツマミ単品でも頭抜けているし、握りにしてもシャリとの相性が抜群。
陸奥湾の鮃の昆布〆をハムハムした後、隣の元峰不二子嬢が鼻息荒く親方に呟きます。
『親方ぁ~、その昆布はこの後、どうされるんですかぁ~?』
『えっ、いやぁ、このままホウりますね・・・』
『ええっ、モ・ッ・タ・イ・な~い』
『炙りましょうか?』
『ええっ?』
『逆浸透した魚の旨味がアクセントになって、昆布チップスのような味わいになりますよ』
『是非是非是非ぃ~』
・・・と、お一人様のロンドン在住金融系男子のスコット君を含めた五名でご相伴。
この酒飲みの心を見透かす臨機応変な対応が好き。
こりゃあ、気が付いたら五時間、経過するわけだ、アハッヾ(≧▽≦)ノ
<いただいたお皿>
つまみ⚫︎と握り⚪︎が交互に供されます。
⚫︎細魚:骨焼き
⚫︎穴子:雉焼き、対馬
⚫︎牡蠣:小長井、華蓮?
⚪︎中トロ:勝浦
⚪︎赤貝:閖上
⚪︎鰯:千葉
⚫︎鮑:酒蒸し、唐津
⚫︎紐胡:閖上
⚫︎本ミル:知多
⚫︎鮃:昆布〆、青森、真昆布
⚫︎柱と紐の炙り:本ミル、北寄貝
⚫︎虎河豚白子:炙り、シャリ
⚫︎寒鰤:氷見、炙り
⚫︎煮蛸:佐島
⚫︎真昆布:炙り
⚫︎モヅク:淡路、初摘み
⚫︎鮑の肝羊羹:酒粕
⚫︎毛蟹:岩手
⚫︎平貝:磯辺焼き
⚪︎細魚
⚫︎細魚の皮:炙り
⚪︎墨烏賊
⚪︎赤身
⚪︎ムラサキウニ
⚪︎中トロ:気仙沼
⚪︎小肌
⚫︎薬味巻き:刺身のツマにしていた胡瓜と大根
⚪︎車海老
⚫︎車海老の頭:炙り
⚪︎煮蛤
⚫︎小柱
⚫︎北寄貝:炙り
⚪︎ネギトロ巻き
⚪︎穴子:対馬
⚪︎干瓢巻き
⚫︎玉子:芝海老
⚫︎お味噌汁:栃木、湯葉
<デザート>
・美濃娘
・ハールレモネ
・鬼灯
・せとか
・甘平
・大将季:鹿児島
・紅まどんな
<お酒>
・生ビール
・あたごのまつ:純米吟醸、おりがらみ、大崎
・鶴齢:純米吟醸、南魚沼
・常山:超、純米辛口、五百万石、福井
・梅錦:樽酒、四国中央
・ゆきの美人:純米吟醸、生、山田錦、秋田
・雪の五合庵:吟醸、村上
・大盃:特別純米、高崎
・竹鶴:純米、竹原
・白州:トワイスアップ
日本酒は四合くらい
神無月は実は神の月。木挽町には鮨神様がいらっしゃるのだ、の巻
金曜日の夜です。
木挽町です。
今夜はおよそ二か月ぶりのこちら、【木挽町 とも樹】さんにお伺いしました。
実は先月の予約だったところ、寒暖差に喉をやられた咳き込みラッコ。カウンターでのその所業は申し訳なく、ドタキャンを許してもらっておりました。
そして運よく今月、金曜日の夜のお席を抑えていただいた裏紀香女史とふたりで、六時半に暖簾をくぐります。
すでに同伴が二組、お一人様の男子がツマミを楽しまれており、親方の正面が二席、空けてありました。そのひとつには、今年の二月に腰を痛めたラッコをおもんばかり、腰当てクッションのご用意。
ああっ、なんだか嬉しい。
腰を落ち着けて食べて呑んでください、ということかな、アハッヾ(≧▽≦)ノ
さてさてそれでは本題です。
この季節に他店では滅多にお目にかかれないネタの数々に、朦朧、悶絶、人事不省に陥った五時間弱。駄文が続きますが、どうぞ最後までお読みいただければ幸いです。
なおひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみくださいませ。
そしてご馳走様でした。
<まとめ>
いつにも増して、というか毎度毎度のことですが、親方と女将の気合いと気風に思わずたじろぐラッコ。
というのも、名残りの宮城の眞子鰈、愛知のはしりの本ミル、枇杷色の房州黒鮑(撮影モレ)に明石の新イカ、大間と八戸の大トロ食べ比べに女将が丁寧に仕込んだ噴火湾の毛蟹などなどなど・・・
食べて呑んでいるのでお会計もそれなりだけど、それでもコスパが良いと思わせる木挽町の夜。
神無月の十月だけれど、伊勢神宮を除くすべての神が出雲に集まる、というのは俗説で、実は【神の月】。だってここ木挽町には、鮨神様がいつもいらっしゃいますものね
次回は真冬の幸を愉しみに如月で席を確保。
楽しみです。
<つまみ>
⚫︎はツマミ、⚪︎は握り。
こちらのシャリは典型的な白シャリ。口に合います。
⚫︎穴子:雉焼き
⚫︎初摘みモズク:淡路
⚫︎イクラ丼
⚫︎黒鮑:琵琶色、房州
⚫︎真蛸:湯掻き、佐島
⚪︎中トロ:八戸、150kg
⚪︎真鰯:北海道
⚪︎新イカ:明石
⚫︎鮟肝:ポン酢
⚫︎眞子鰈:宮城、名残り
⚫︎鰹:気仙沼
⚪︎鰹:気仙沼
⚫︎貝紐と柱の炙り:
・本ミル、愛知
・北寄貝、北海道
⚫︎本ミル:愛知
⚫︎真蛸:桜煮
⚫︎毛蟹:噴火湾
⚫︎黒鮑:枇杷色の希少品(興奮のあまり撮影モレ)
⚫︎薬味巻き:胡瓜、大根、茗荷、梅
⚪︎漬け
⚫︎平貝:磯辺巻き
⚪︎椎茸
⚪︎大トロ:八戸、150kg
⚪︎大トロ:大間、240kg、二週間寝かせ
●新イカ:ゲソ、炙り
⚪︎青キス:昆布〆
⚪︎車海老:天然、富津
⚪︎春子鯛:
⚪︎カマス:小田原
⚪︎赤貝:閖上
⚪︎眞子鰈:宮城
⚪︎小肌
⚪︎赤貝の紐胡巻き
⚪︎煮蛤
⚪︎煮穴子:対馬
⚫︎デザート:
・シャインマスカット:晴王、岡山
・富士の輝:山梨
・スモモ:麗玉
・コミス:洋梨
<お酒>
・生ビール
・あべ:純米吟醸、柏崎
・菊姫:純米、ひやおろし、白山
・梅錦:樽酒、愛媛
・篠峯:超無濾過生原酒、奈良
・会津娘:穣、純米吟醸、会津若松
・幻:純米大吟醸原酒、黒箱、竹原
・大那:超辛口純米、大田原
・無想:心静、純米吟醸、村上
・吉祥賀茂鶴:大吟醸、東広島
日本酒は恐らく五合弱くらい
盛夏の粋と意気に興奮した木挽町の夜なのだ、の巻
木曜日の夜です。
銀座木挽町です。
およそ二ヶ月ぶりのこちら、″木挽町 とも樹″さんにひとりでお伺いしました。
六時ちょいと前に路地に入ると、ちょうど暖簾がかかったところ。女将さんから『腰の具合はいかがですか?』なんてクッションを手に微笑まれれば、『お願いします』なんてね。
とうの昔に癒えている筈なのに、ご好意には甘えるものなのだ、アハッ\(//∇//)\
程なくすると二人連れの三組がいらっしゃり、淡路の天然生モズクで今夜の宴がスタート。
さてさてそれでは本題です。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走さまでした。
<まとめ>
おひとり様用の一番奥に座り、先ずは生ビールで水分補給。正面を見ると、朱華色の暖簾に白抜きの店名が小粋な雰囲気を醸します。
フムゥ、何気なく落款を確認すると【新津】の文字が。
アイヤァ、今までは死角だったから気が付かなかったけれど、へえっ、かの″きよ田″の二代目、新津武昭氏の書なんだ。
開店される時の贈り物かな?
<いただいたもの>
▷がつまみで⚫︎が握りです。
今夜は何と言っても本ミル。コイツは今までに無い上物でした。
加えて、女川の殻付きキタムラサキウニに唐津と由良スペシャルの赤ウニ食べ比べ。
アカン!
もともと少ない理性が吹き飛んでしまう。
おまけに北海道の小柱。剥きは船橋のお母様たち。
この季節にこんな大星サイズの小柱なんて、これは明らかに時価やな、火傷してまうで、と一瞬怯むものの、無鉄砲なまでの食欲を制御し切れないラッコ。
小柱をつまみで所望し、お酒も各半合のつもりが明らかに一合弱・・・
翌朝は四時起きなのに、軽く一二合で終える予定だったのに、グッフゥ、呑んでもうた、やってもうた、諭吉さんを七人も呼んでもうた。
まるで暴走機関車ならぬ暴走ラッコやな、アハッ\(//∇//)\
▷モヅク酢:淡路初摘み、酢橘
▷穴子:雉焼き
⚫︎中トロ:大間、69kg
⚫︎新子:佐賀、三枚付け
⚫︎白鱚:昆布〆、木の芽
▷鱸:洗い、ポン酢
▷鯛皮:湯引き
▷キタムラサキ:女川
▷本ミル貝:愛知
▷貝柱と紐:炙り、本ミル、北寄貝
▷蒸し鮑:島根
▷肝羊羹:鮑、歯
⚫︎生シラス:軍艦、小田原、朝獲れ
▷鰹:新玉葱、気仙沼
▷鰹:ハランボ、炙り
⚫︎小柱:軍艦、北海道
▷毛蟹:石巻、酢橘、蟹酢
▷赤ウニ:唐津、奈良漬
▷薬巻き:梅干し、手巻き
▷平貝:磯辺
▷塩辛:スルメイカ、追いシャリ
⚫︎泥障烏賊:小田原
⚫︎赤身:漬け
⚫︎車海老
⚫︎鯵:小田原、定置網、朝獲れ
⚫︎大トロ:剥がし
⚫︎赤ウニ:由良
▷お味噌汁:鱸のアラ
----- 追加 -----
▷小柱
▷白子:ボイル
⚫︎穴子
▷玉子
----- 追加 終わり-----
▷デザート:ブドウ六種
・シャインマスカット
・デラウェア
・コトピー
・富士の輝き
・クィーンルージュ
・長野パープル
<お酒>
・生ビール:小グラス
・仙禽:オーガニックナチュール、栃木
・冨久長:白麹、広島
・宮泉:純米、火入れ、福島
・MIYASAKA:純米吟醸、長野
・日高見:純米吟醸、愛山、宮城
・無想:心静、辛口生純米吟醸、新潟
・八海山:純米大吟醸、雪室貯蔵三年、新潟
お酒は多分、五合くらい・・・
初夏の薫りに抱かれる木挽町の夜なのだ、の巻
金曜日の夜です。
東銀座です。
今夜は五ヶ月振りのこちら、木挽町とも樹さんに自称裏紀香嬢と二人でお伺いしました。
ちょっと間が開いてしまいました。
というのも、ホントは三月にお伺いする予定が、まさかの椎間板ヘルニアで床に伏せっていたラッコ。
幸い件の男子に代打に立っていただいたものの、腰の痛みも癒えた翌週からは、ううっ、グッフゥ、早く木挽町の気風に触れてみたい・・・、と悶々とする日々。
予約の六時ちょうどに暖簾をくぐります。
すでに壮年男子の三人連れが角に着席中。後ほど同世代のカップルがお見えになり、七名でスタートします。
さてさてそれでは本題。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走さまでした。
<まとめ>
腰痛で一度パスしたラッコのために、腰にあてるクッションをご用意いただいておりました。
さりげない気遣いに悶絶級の感謝。
ここまでの気配り気働きのできるお店は少ないのでは。
優しいなぁ(^◇^)
親方と女将さんの江戸っ子の気風に癒されつつ、その居心地の良さから気がつけば十一時過ぎ。
あっという間の五時間でした。
参りました。これは通いますね。
<いただいたお皿>
握りは⚫︎、つまみは▷
提供順です。
爆飲爆食するラッコ達に、これもあれもと垂涎のツマミが目の前に。お酒が進む進む。
あまりにも興が高じたせいで理性が吹き飛び、『終電?まっ、いっか・・・』なんて、結局巣にたどり着いたのは日付けの変わった午前二時過ぎ。
ああっ、やってもうた。もう若く無いのに\(//∇//)\
▷もずく酢:淡路、初摘み
⚫︎中トロ
⚫︎赤貝:閖上
▷穴子:雉焼き
⚫︎鰯
▷蝦蛄爪
▷紐キュウ
▷青柳:三重
▷蝦蛄:石巻、子持ち
▷蒸し鮑
▷鮑肝羊羹
▷紐と小柱:炙り
▷眞子鰈
▷眞子鰈:縁側
▷小柱:三重、丸で仕入れた青柳から取り出しました
▷鳥貝
▷鰹:おろし玉葱
▷毛蟹:宗谷
▷奈良漬け
▷赤ウニ:由良、小丼仕立て、奈良漬け
▷平貝:磯辺、蕗味噌
▷金目鯛:昆布〆
⚫︎眞子鰈:昆布〆、宮城、柚子胡椒
▷ツマ巻き
⚫︎赤身:漬け
⚫︎鯵:早川、大磯沖
⚫︎泥障烏賊
⚫︎小肌
⚫︎蝦蛄
▷春子鯛:黄身酢朧
▷泥障烏賊:おまけ
▷塩辛
⚫︎車海老
⚫︎ムラサキウニ
⚫︎煮蛤
⚫︎煮穴子:対馬
⚫︎トロ巻き
⚫︎創作海苔巻き:大根、胡瓜、沢庵、胡麻
▷玉子
<デザート>
・サクランボ、ホオヅキ、オレンジ?などなど
<お酒>
・生ビール
・石鎚:吟醸、愛媛
:雪の五合庵:吟醸、新潟
・乾坤一:純米吟醸、鈴風、宮城
・貴:濃醇辛口純米、山口
・大七:純米生酛、福島
・義侠:縁、東条特A山田錦、愛知
・梅錦:樽酒、二杯
・竹鶴:塩辛に合わせて
木挽町を閑かに照らす、とも樹の冬灯しなのだ、の巻
木曜日の夜です。
木挽町です。
今の住所表記は銀座四丁目ですが、う~む、なんともつまらない。
そんな無味乾燥な呼称より、江戸開幕(カイバク)時の街づくりに全国から集まった鋸職人の町、”木挽町”のほうが粋でカッコ良いなぁ。六本木だって、材木町、霞町、龍土町に戻せば良いのに、アハッ。
それはともかく、すっかり陽も落ちた夕暮れ、昭和通りから右に折れると柔らかな暖色系の灯りが足元を照らします。
およそ三か月ぶりのお伺い。
ツマミも握りも銘酒も、それらすべてがドストライクなこちら、”木挽町 とも樹”さん。
こちらのご常連女史と二人で訪れました。
今夜は他に、二組の男女とお一人様の壮年男子を交えた七名でカウンターを囲みます。
ふうぅ~、それにしても、なんとも心地良い空間。
呑むは食うわの五時間弱。お会計を済ませたのは十時半過ぎの大団円。
居酒屋使いしてなんだか申し訳ないけれど、だって魚が美味しいんだもん。デブ猫に変身しちゃうぞ、グフッ。
お陰でお会計は諭吉六枚超。
鳥取のズワイガニも大好物の蝦蛄爪もいただいたので、納得の内容でした。
さてさてそれでは本題です。
いただいたものは以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<まとめ>
今夜の出色は全てといえば全てだけど、その中でも肉厚でサクサク食感の赤貝、青柳の潮の香り、脂ドレスを纏った鰯に一週間ほど寝かせた本マグロ。
年が明けて四件目のお鮨屋さんだけど、これだけのネタが揃っているのはこちらだけ。
さらに面白かったのは、オリーブオイル。
木製冷蔵庫の隙間にそのボトルを発見したラッコ。
『サッシカイヤのオリーブオイルや!』
『エヘッ、ご常連の方からいただきました』
『えっへぇ~。貴重品っすよぉ~で』
『小皿に取りましょうか』
お塩も追加し、車海老を浸します。
うっ、ウッフン、ウンマイ。
オッと失礼。還暦爺さんのウッフンはキモイっすよね、アハッヾ(≧▽≦)ノ
<つまみ:●つまみ、〇握り>
●穴子:雉焼き
○中トロ:一週間寝かせ
○鰯
○赤貝
●蒸し鮑
●鮃
●真鯛
●青柳
●寒鰤
●赤貝紐と北寄貝柱:炙り
●赤貝紐巻き
●鮃縁側:炙り
●真蛸:桜煮、佐島
●蝦蛄爪
●虎河豚白子:炙り
●平貝磯辺焼き
●もずく酢
●桃ちゃんズワイガニ:鳥取
●蝦蛄
●妻:手巻き
○墨烏賊
○赤身
○椎茸
●細魚
●北寄貝炙り
●鯖
●車海老
●車海老頭
○小肌
○ムラサキウニ:立待岬(函館)
○大トロ:剥がし
○金目鯛:炙り
●お味噌汁:真鯛、兜
●蝦蛄
○剥がし:細巻き
○穴子
ハールレモン、瀬戸か
<お酒>
・生ビール:中グラス
・出雲富士:純米大吟醸、無濾過生原酒、出雲
・末廣:山廃純米、会津若松
・田中六五:純米、糸島
・梅錦:樽酒
・弥右エ門:純米、喜多方
・奈良萬:純米、生酒、おりがらみ、喜多方
・雪の五合庵:大吟醸、村上
・栗駒山:特別純米、栗原
・北雪:純米、佐渡
・沢の鶴:特別純米、実楽山田錦、神戸
日本酒は十種類で五合くらい
静かな鼓動にときめく木挽町の夜なのだ・・・の巻
木曜日の夜です。
木挽町です。
およそ二か月振りのお伺い。
その節は玄関脇でコオロギが鳴いておりましたが、流石に神無月ともなると、迷いネコの♪ニャーッ♪しか耳に届きません。
静かな路地。
昭和通りから十数メートル入っただけなのに、その通りは薄暗く、耳障りな音もせず、江戸城大修理に上京した多くの木挽き達の静かな息遣いが、今もラッコを優しく包み込みます。
六時ちょいと前に暖簾をくぐると、既にお一人様男子と二組の熟年カップルが歓談中。みなさん、お早いスタートですね。
ほどなくすると、ご常連の裏紀香嬢も到着。
生ビールと日本酒で乾杯し、十月のツマミと握りの怒涛の行進が始まりました。
さてさてそれでは本題です。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<まとめ>
これでもか!
まだ、食べるのか!
おおっ、更に呑んじゃうの?
食の太い大酒呑みには、まさにグラン・パラディーゾ!
至高の天国やねん。
<ツマミ>
●ツマミ、◇握りが、適度なリズムでカウンターに並びます。
周囲を気にされながら、ソ~ッと出される一枚の小皿。
ラッコの大好物の蝦蛄爪です。
素早く隠すように受け取り、左右の客人のブラインドになる位置に置きます。全ての方にお出しすると、ひとり二本程度になってしまう希少品。
『どうしてここに置くのよぉ~』と、舌ったらずな妙齢裏紀香。
まだまだ修練が足りねぇ~なぁ、なんて、無言で『メッ!』と見つめながら、親方には目立たぬよう軽く頭を下げて静かにアムアムアムッ!
はぁぁぁぁぁっ~!
心地良い。
あっという間の五時間弱。最後にやって来て最後に帰る大酒呑みの二人。ひとり呑みではこうはいかないので、同類に出会えた食べログには感謝しかありません。
●蒸し鮑
●穴子:雉焼き
◇中トロ
◇墨烏賊
◇鱚:昆布〆
●真鯛:熟成
●鮃:朝〆
●酢牡蠣
●鰹:タタキ
◇鰹:握り
●白子:炙り、シャリ
●蝦蛄
●石垣貝
●鮑の肝羊羹
●墨烏賊のゲソ炙り
●煮蛸:脚、頭
●墨烏賊の肝バターソテー:撮影モレ
●胡瓜と大根の海苔巻き:ねり梅
◇イクラ
●もずく:沼島
●蝦蛄爪
◇鰯
●毛蟹:噴火湾
●蝦蛄爪:追加
◇赤身
◇鯵
◇小肌
◇皮剥:肝乗せ
◇バフンウニ:奈良漬け
◇春子鯛
◇大トロ:砂摺り
◇車海老
◇穴子
◇とろたく:細巻き
●車海老:頭の炙り
●塩辛
●お吸い物:鳴門ワカメ、北寄貝
●玉子
●デザート:
・マスカットノワール
・ウインク
・洋梨:コミス
・鬼灯
<お酒>
・生ビール:中グラス
・フモトヰ:きもと特別純米、山形
・あたごのまつ:純米吟醸、ささら冷卸、宮城
・洌:純米大吟醸、山形
・香取:酵母無添加無濾過、純米、千葉
・日高見:純米、宮城
・梅錦:ノーエチケットの特別酒
・鄙願:大吟醸、新潟
・雪の五合庵:吟醸、新潟
・どぶろく:nondo、岩手
日本酒は四合半くらいかな。
蟋蟀(コオロギ)の鳴く木挽町の夜なのだ、の巻
金曜日の夜です。
木挽町です。
三原橋の袂を抜け歌舞伎座の裏へ。
三越辺りの喧騒が一転、昭和通りを渡るとそこは旧き良き昭和の息遣い漂う静謐な空間。
およそ三ヶ月ぶりの″とも樹″さん。
前回と同様、こちらのご常連女史とお伺いしました。
とも樹さんの魅力は何と言っても、長っ尻、大歓迎なところ。
『後ろは入れておりませんので、ごゆっくりお呑みください』と呟く親方。
酒呑みを甘やかすと大変だぞぉ〜、なんてモジモジしながらも、あまりものネタの多さに気がつけば四時間半の大団円。
ラッコは二回目だというのに、お連れいただいた女史のおかげで破格の扱い。
だって前回、太いご常連さまだけに供された蝦蛄の爪。確かに確かに、物欲しそうなヨダレを垂らしながら、そのひとつひとつを舐め回すようにガン見していたラッコ。
よほど親方の記憶に刺さっていたのか、『今夜はご用意しております』と四尾分の爪が目の前に。仕込みは七尾なので、その半数以上をワガママな胃に叩き込んでしまいました。
もう誰も日本酒トレインを止められない、アハッ。
こちらは通いますね。
そしてご馳走さまでした。
いただいたものは以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみください。
<まとめ>
溢れんばかりのおもてなし。
お客さんに喜んでいただこう、という思いが静かに熱い熱を帯びております。
♪コロコロコロ、コロコロコロ♪
ゆっくりとツマミをいただき、静かにお猪口を傾けながら、戸口から聞こえるコオロギの羽根を擦る音色。
風流ですね。秋が忍足で近づいて参りました。
そんな江戸の風情に酔いしれながら、これでもか、と目の前に展開する珠玉のネタの数々。お一人でここまで多くのネタを仕込んで、そのどれもがピンピンなんてもう、一体全体いつ寝ていらっしゃるのか・・・?
市場を通さない生産者直のネタは、お店を閉めてから真夜中に発注。それが翌朝の九時には活で到着。
便利な世の中になりました。
でもそれも、漁業従事者の方達の不断の努力があってこそ。
衷心より感謝いたします。
<いただいたもの:順番通り、●がツマミ、○は握り>
●もずく:淡路島
●穴子:雉焼き
○中トロ:青森
○泥障烏賊
○新子:出水
●鮃と縁側:塩、ポン酢、青森
●石陰貝:三陸
●黒鮑:肝羊羹と鮑の歯添え、秋田
●牡蠣:厚岸、酢橘、ポン酢
●鰹:おろし玉ねぎ、気仙沼
●鰹:はらんぼ焼き、気仙沼
○生シラス:今朝獲れ、小田原
●手巻き:大根、胡瓜、茗荷
○新イカ:出水
●新イカ:ゲソ、出水
●新イカ:ゴロ
●毛蟹:噴火湾
○赤身:湯霜
○シロギス:真昆布〆
○馬糞ウニ:塩水、利尻
●平貝:磯辺
●蝦蛄:爪、三陸
○蝦蛄:三陸
●蛸:桜煮
○赤ウニ:由良
○赤ウニ:由良、箱違い
○鮃:真昆布〆、青森
○車海老
○北寄貝
●車海老:頭
○剥がし:青森
●穴子:炙り
●デザート:
・ブラックキング、マニキュアフィンガー
・蒲郡ミカン、鬼灯
<お酒>
・生ビール
・月山 おろち:生酛純米、安来
・ゆきの美人:純米吟醸、酒米:改良信交、秋田
・出雲富士:純米吟醸、出雲
・栗駒山田錦:特別純米、栗駒
・奈良萬:純米、喜多方
・伯楽星:特別純米、大崎
・賀茂鶴 双鶴:大吟醸、東広島
・梅錦:ラベル無し×2
日本酒は五合弱
木挽町の吐息か三十間堀の溜息か・・・の巻
木曜日の夜です。
今宵は元峰不二子嬢がセッティングしてくれた木挽町の夜。
偶然見つけたOMAKSEのキャンセル枠で初訪して以来、三か月に二回の割合でお伺いしているとか。
立派なご常連様ですね。
『絶対ラッコさんの口に合うはず。それにお酒も銘酒ぞろいなのよォ~』と、山梨イントネーションの残る舌ったらずな彼女。
甘い囁きや。
耽美な誘惑や。
鮨、酒、そして木挽町。
乗らない手は無い!
『お願いします』と即答し、首を長くして待つこと二か月。
ちょっとお高目だけど、ピンピンのネタで定評のある”とも樹”さん。一度はお伺いして、自分の舌と眼で愉しんで見ないとな、なんてBMしたまま数年が経過しておりました。
少々前のめり気味のラッコは、待ち合わせの小一時間前に到着。
アイヤァ、暖簾がかかっていない。
当たり前や。
フムーッ、隣の歌舞伎そばで一服し、それでも時間がたんまりあるので昭和通りから三十間堀(今の首都高)にいたる街並みを、九十九折りに散策します。
ここらへん、なんで銀座なんて町名にしちゃったんやろ。つまんねぇーなぁ、どこにでもあるやないか、銀座って。
昭和通りで切られてるんやから、木挽町や猿若町のほうがお江戸の吐息を感じて超クールやん、なんてね、アハッ。
予約時間にお店の前に戻ると、ちょうど耳イヤホンでスマホを見ながら会議中の企業戦士嬢がテクテクとご到着。
『終わんないんですぅ、会議が。でも良いや、用事があるので退出しますと伝えちゃお、グフッ』と素早くチャットを送り、二人で暖簾をくぐります。
さてさてそれでは本題。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<まとめ>
一斉スタートでもなく、一回転の七席。
すでに二組のカップルとお一人様の先輩男子が着席中。みなさん実に心地良さそに、それぞれのツマミを堪能されておりました。
軽めのツマミが三種続いた後、『今夜のおすすめです』と三貫の握りが登場。これで小腹を落ち着かせ、再びツマミに戻ります。
お酒を嗜むうえでもこの三貫はちょうど良いのかも。空きっ腹にお酒は効きますものね。
ヴォリュームはタップリ。ツマミの質も半端ない。お酒も大洋酒造の”雪の五合庵”なんて、小笹寿し以外で呑んだことないねん。
控え目で適度な距離感の女将も好感度大。何も言わずとも、おしぼりを五~六回は交換していただき、こんなサービス、受けたこと無いやと、おもてなしの真心が真摯に伝わります。
長っ尻で最後のお客となった二人が会計を終え外に出ると、そこには親方の小柄なお母様がニコニコウフッ、てな感じで佇まれておりました。丁寧に頭を下げるお母様に恐縮する元峰不二子嬢とラッコ。恐らく店内の後片付けにいらしたのかな?
だって親方は翌朝も三時か四時から豊洲に買い出しですものね。
家族愛って良いなぁ、アハッヾ(≧▽≦)ノ
<コース内容>
ネタは噂通り、いずれもピンピンでした。
やや甘めの味付けが、ささくれた心と疲れた身を優しく癒します。
とりわけ毛蟹のミルフィーユ仕立てには悶絶。荒ぶる鼻息、高まる興奮。これはもうね、ヤンバイ!
それに加え、石巻から活で引いた蝦蛄。足が速いので現地ボイルのトレイ売りがほとんどの筈なのに、これはお値段がお高目になるのも納得。三尾分の蝦蛄爪もツマミでいただき、大満足のラッコ。蝦蛄爪って青森の寿司一(閉店されました)さん以来やないかい、嬉しすぎる、アハッ。
握りは〇、ツマミは●
●天然モズク:淡路島、初摘み
●真牡蠣:赤穂
●穴子:串焼き、対馬
〇中トロ:小泊
〇泥障烏賊:小田原
〇鯵
●眞子鰈:宮城
●剣崎イカ:小田原、朝獲れ
●シラス:小田原、朝獲れ
●鳥貝:生、舞鶴
●本ミル貝:愛知
●眞子鰈:縁側、付け焼き
●青柳と本ミルの紐焼き
●青柳:北海道
●鰹:タタキ、銚子
〇鰹:銚子
●毛蟹:噴火湾
〇蕨:昆布〆
●泥障烏賊:耳の付け焼き
〇湯霜漬け:小泊
〇剥がし:小泊
●平貝:炙り。蕗味噌
●蝦蛄:石巻
●蝦蛄爪:石巻
〇胡瓜茗荷大根:手巻き
〇小肌:天草
〇眞子鰈:真昆布〆
〇大助
〇車海老:大分
〇ムラサキウニ:函館
〇春子鯛:黄身朧
〇煮蛤:鹿島灘
●車海老の頭:塩焼き
〇椎茸:鞍掛け
〇金目鯛:昆布〆
〇穴子:対馬
〇干瓢巻き
〇剥き身巻き
●玉子
●アラ汁
<デザート>
・ハールレモネ:静岡
・鬼灯
・さくらんぼ
・甘平
<お酒>
・ハイボール:白州
・梅錦:樽酒、愛媛
・水芭蕉:群馬
・黒龍:純吟、福井
・沢の鶴:特別純米、山田錦特A実楽、山田錦
・雁木:夏純米、山口
・松の司:純米、滋賀
・雪の五合庵:吟醸、大洋酒造、新潟
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店名 |
木挽町 とも樹(トモキ)
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受賞・選出歴 |
寿司 百名店 2022 選出店
食べログ 寿司 TOKYO 百名店 2022 選出店 |
ジャンル | 寿司 |
予約・ お問い合わせ |
03-5550-3401 |
予約可否 |
完全予約制 ご予約のお電話は、12:00から17:00の間にお願い致します。 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」より徒歩1分 東銀座駅から106m |
営業時間 |
|
予算 |
¥40,000~¥49,999 |
予算(口コミ集計) |
¥60,000~¥79,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、VISA、Master、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
7席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ドレスコード | サンダル履き・短パン・タンクトップなどの軽装は不可 |
ホームページ | |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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金曜日の夜です。
木挽町です。
今夜は二か月ぶりのこちら、【木挽町 とも樹】さんにお伺いしました。といっても、こちらのご常連女史の二人枠に、無理やりふんぞり返っているだけですが・・・、グフッヾ(≧▽≦)ノ
東銀座の駅で降りて路地を曲がると、暖色系の行燈の灯りが優しく迎えてくれました。
暖簾をくぐると既に女子は着席中。他にはおひとり様と仕事仲間とおぼしき二人連れの壮年男子がいらっしゃいます。残りは二席ですが、のちほどご常連のご夫妻がいらっしゃり、カウンターが全て埋まりました。
ラッコの椅子にはハート型の腰当てクッションがご用意。一年前の椎間板ヘルニアに苦悶していたラッコの姿を覚えていらっしゃるんですね。
素直に嬉しい。
その気遣いが、細くて短いラッコの琴線をしかと掴みます。
一息ついたところでとなりの女子に呟きます。
『分かってんのやろな。呑みすぎ注意やで。おかげで前回は終電に間に合わんかったのねん』
『分かってるわよぉ、でもすでにタガが外れているっしょ、アハッ』と、裏紀香嬢。
『グッ、グフッ、それをとめるのが姐さんの役割やねん』と、二回り近くも若い女史を姐さんと呼ぶラッコ。
『フフフフッ、いつも仲がよろしいですわねぇ~』と女将。その手には日高見純大吟の季節限定助六が。そして『今日はね閖上の赤貝、こいつは良いっすよ。現地の魚屋が「欲しいっすか?」なんてわざわざ電話してきましたから』と親方。
『ウッ、タ、タガが外れてしまいました・・・』と呻くラッコ。
あ~あっ、やはり、無理や。
ラッコの意志なんて所詮埋め立て地。赤貝地震の揺れだけで、早くも液状化しちゃったのねん。
さてさてそれでは本題です。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<まとめ>
前回よりなんとかニ十分早くお会計を済ませたラッコ。慌てて日比谷線に乗り込み、なんとか小田急の最終に滑り込めました。
<いただいたお皿>
ツマミと握りがテンポ良く交互に供されます。
⚫︎がツマミ、⚪︎が握りです。
⚫︎モヅク酢:淡路島
⚫︎シラウオ:蒸し、宍道湖
⚫︎穴子:雉焼き
⚪︎中トロ:
⚪︎赤貝:閖上
⚪︎鰯
⚫︎真鯛:小田原
⚫︎ホウボウ:小田原
⚫︎赤貝:紐キュウ
⚫︎本ミル貝
⚫︎蝦蛄:宮城
⚫︎蝦蛄ツメ:宮城
⚫︎生牡蠣:華漣、長崎
⚫︎鳥貝:室津
⚫︎貝紐:炙り
⚫︎鰹:新玉葱おろし
⚫︎ムラサキウニ:函館石崎
⚪︎泥障烏賊:小田原
⚪︎春子鯛
⚫︎鰹:ハランボ焼き
⚫︎小柱:三重
⚫︎毛蟹:函館石崎
⚫︎平貝:磯辺、蕗の味噌
⚪︎細魚:愛知
⚫︎青柳:三重
⚪︎煮蛤:九十九里
⚪︎漬け:湯霜
⚪︎小肌
⚫︎蝦蛄:雄
⚪︎車海老
⚫︎奈良漬け
⚫︎塩辛
⚫︎ムラサキウニ:淡路
⚫︎お味噌汁
⚪︎穴子
⚪︎干瓢巻き
⚫︎玉子
⚫︎デザート:
・佐藤錦
・タロッコ:ブラッドオレンジ
・鬼灯
・デコポン:蒲郡
<お酒>
・生ビール
・日高見:純米大吟醸、助六初桜、石巻
・雨後の月:純米大吟醸、無濾過生原酒、呉
・奈良萬:純米、会津若松
・真澄:漆黒、純米吟醸、諏訪
・梅錦:樽酒、四国中央
・和可娘:純米吟醸、超限定うすにごり、山口
・酒屋八兵衛:生酛純米生原酒、三重県
・鄙願:大吟醸、時分の花、春の酒、村上
日本酒は四合くらい
3.82