CP抜群！味良くボリュームあり。頼りになる銀座ランチのスラッガー！ : 中国名菜処 悟空

少し前､10年以上ご無沙汰していた東銀座のナイルレストランで食事をした。
その時少し気になることがあって､確認の為再訪しようと東銀座にやって来た。
ところがお店の前につくと「CLOSE」シャッターが降りている。
え〜！
定休日は火曜日だとばっかり思っていたら､食べログで確認すると第１､第３水曜日もお休み！
今日は第１水曜日。
とほほホホ…。

仕方がない。
割と近くに､以前お邪魔して良い印象のある中華「中国名菜処 悟空」さんがあったのを思い出し､雨の中､昭和通りを一丁目方面に向かって歩き出した。
矢場とんを少し過ぎたところにお店はある。
さすがに14時を回った雨の中､列びは無い。
店内に入ると客入りは５割程度。
こちらはランチタイムが15時LOと遅めなのも有り難い。
こちらのお店で有名な炒飯を頼もうと思ってやって来たが､席につくとお店の方が冷たいお茶を出してくれながら「日替わりは回鍋肉です」とのお知らせ。
うわ〜､回鍋肉だって。
回鍋肉という言葉に弱い。
油と甜麺醤が強火で炒めたシャキシャキのキャベツにまとわりついたような大好きなやつだったらどうしよう？
こちらのお店は日替わり定食がいつも素晴らしいし。
目当てにして来た五目炒飯もランチメニューにあるが､「日替わりお願いします！」と反射的に頼んでしまった。

先ず定食の副菜､搾菜､スープが運ばれてきて､次にご飯､程なくメインのおかず､回鍋肉が到着した。

※回鍋肉定食 950円(税込)
ボリューミー！
一番好きな炒め加減ではなかったが､お肉たっぷり､キャベツたっぷり､味はしっかりでご飯が進むが､濃過ぎない塩加減。
ご飯もたっぷりで炊き加減も丁度よい。

副菜は湯葉と白菜､少々の人参とキクラゲの旨煮。スープに魚貝を感じさせる出汁と軽いシナモンの香り。若干クセがあるが､手抜き無し。

搾菜は塩の抜き加減が良く美味しい。中華定食の搾菜は大抵事務的に食べてしまうが､こちらの搾菜は美味しくて､ラー油を垂らして更に味アップしたくなった。

お腹いっぱい。
とても美味しく頂いた。
この定食で1000円でお釣りが来るなんて､しかも銀座。本当に有り難い。

１つだけ心残りは､私の隣りに座った方が注文していた､ランチ定食の黒板１番上に書いてあった「牛肉とニンニク芽ブラックペッパー定食」(1000円税込)。
私が食べている時に到着したが､
めまいがするほど美味しそうだった。
「アレも良かったなぁ〜！」　

炒飯にはなかなか辿り着けそうにない。

ご馳走様でした。

今日は銀座一丁目で昼前に仕事が終わり､たまには銀座で昼飯でも食べようと、銀座でBMしているお店を検索。新富町の「ヨーショクヤ リベルマン」か､東銀座の「すし小川」か､銀座六丁目の「銀座楸」か？そしてこちら「悟空」さんか？

先ず１番近くのお店から回って見ようと､こちらの悟空さんにやって来た。

12時10分前で６人待ち。すぐに２人案内されて4人待ちに変わった。
銀座の外れだが、リピーターのついている、丁度良いくらいの人気店に見えたので､そのまま列の後ろについてこちらで昼食を摂ることにした。

回転は割と早いようで､10分も待たずに店内に案内される。４人掛けテーブルで相席制。対面する向かい席との間には､プラスチックの間仕切り版が立っている。隣席との間には何も無い状態。
隣席との間にも間仕切りがあると食べづらくなりそうだし、マスク昼食?しているので気にはならない。

事前学習によると､チャーハンも有名だが、ランチの日替わりもとても良さそう。

ランチメニューではこの日のチャーハンは醤油味チャーシューチャーハン定食850円。
見渡すとかなりのお客さんが頼んでいる。
しっかりした茶色のオイリーなチャーハンだ。
量は多めだが､ランチのせいか普通盛りはビックリするほどの量では無いように見えた。
でも少し単調になるかも知れない。

そこへお店の方がお冷(麦茶?)を持ってきて「日替わりは鶏の唐揚げピリ辛炒め定食です」と言ってランチメニューを渡してくれた。
チャーハンはまた別の機会にして日替わりに乗ってみよう。「日替わり定食をお願いします」

日替わりの鶏の唐揚げピリ辛炒め定食950円(税込)がやって来た。
盛りの良いご飯､たっぷりのおかずと共に､副菜(この日はキクラゲ､白菜､中国湯葉?ニンジンなどが入った中華丼のアタマのようなもの)､搾菜､スープが付いている。
これで950円は､今どき､しかも銀座で素晴らしいCPだ。
先ず搾菜を食べてみる。塩抜きの加減が良く､しょっぱ過ぎず､味付けも品が良い。
スープは溶き卵と野菜がはいっている。
メインの鶏の唐揚げピリ辛炒めは､ほんのり赤唐辛子の効いた控えめのピリ辛で、鶏のもも肉の酢豚仕立てといった感じ｡
揚げた衣も酢豚同様緩み無くピッタリと鶏肉を包んでいて､鶏肉がとてもジューシーに出来上がっている。
やはり酢豚同様､玉ネギ､ニンジン､ピーマンが一緒に炒められ、甘酢餡と絡まっている。
搾菜､スープ､副菜､主菜とどれもしっかりした味付けだが､しょっぱ過ぎず､味付のバランスもとても良い。
豚で作る酢豚も美味しいが､鶏モモ肉だとジューシーな上に､豚肉より重たくない。
営業的に見ても豚肉より鶏肉の方が原価が安く､価格を抑えても利益率を上げられる。
どのお店でも思いつきそうなのにあまり見かけたことが無いのは､酢豚は､料理名からして豚肉との固定観念からか？
ありそうで､あまり見かけないこの料理を､サッと定食メニューに入れるのは､このお店が美味しくてボリュームがあって懐に優しい食事をお客に出そうと､いつも考えているからではないだろうか。
そしてこちらのお店はご飯も炊き加減が良く美味しい。
大満足の中華ランチだった。

とても美味しく頂いたが､100%このランチに集中出来ない事件が起きた。

私の日替わりが届いた少し後､隣のお客さんに運ばれて来たチャーハンを見てビックリ！
醤油味チャーシューチャーハンが度肝を抜かれる量で登場したのだ。

大きな皿の上に､まづ土台となるようにチャーハンが盛られ､その上に大きな丼に詰め込んだチャーハンを逆さにして乗せたような…。
大昔の白黒テレビに出て来る空飛ぶ円盤を連想させるような姿だ。
普通のチャーハンの４人前を超える量。
テレビなどでデカ盛りのお店の料理を見かける事はあるが､普通のお店で､実際に実物を見るのは初めて。

目が釘付けになってしまった。
写真に撮って皆さんにお伝えしたい衝動に駆られたが、何とか身を捩って我慢した。　

頼んだ方は相撲部出身では？と思わせるような大きな方だったが､それでも(大きなお世話だが)食べ切れるのか気になってしまって。
日替わり定食を食べている間中､どうもそちらに目が行ってしまう。
自分の食べている料理を見ないで巨大チャーハンを見ながら鶏の唐揚げピリ辛炒めを食べ続けた感じだ。
それでも美味しいからこの店は間違いない !?

会計を支払いながら､お店の方に「私の隣の席に出たチャーハン､大盛りであんなに出ちゃうの？」と聞くと「いえ､あれは特盛りです」とのこと。

いろいろなメニューを楽しみに､是非リピートしたいお店。

ご馳走様でした。