クラシカルな雰囲気のイタリアン＠銀座 : サント ウベルトゥス

先日、休日にこちらのイタリアンに行ってみました。「サント ウベルトゥス（ST.HUBERTUS）」さん。東京メトロ丸ノ内線銀座駅C2出口から徒歩２分、日比谷線銀座駅B9出口からも同じくらいかな。有楽町駅からだと徒歩5分くらいですかね。こちらはサンミ高松という銀座では古いレストラングループがやっているお店みたい。ビル丸ごとがグループのお店で、イタリアンだったり、フレンチだったり、いくつかのお店がフロアごとに分かれてあるようです。イタリアンのサント ウベルトゥスは、８Fにお店はあります。ビルの１Fには受付みたいな方がおり、予約名などを確認して、フロアの場所を案内したりしていました。

私は

【ランチ限定コース ローザ アルピーナ】全７品　５５００円（税込み）

を予約しておきました。コース内容は、

アミューズ（季節のスープ）
アンティパスト（本日の前菜３種盛り合わせ）
パスタ（ヤリイカと緑野菜のスパゲッティジェノベーゼ）
鮮魚のソテー（桜エビ・アサリ・岩のりのスープ仕立て）
仔牛のカツレツ（サントウベルトス風）
本日のドルチェ
自家製パン
食後のお飲み物とプティフール

でした。

最初に、アミューズ（季節のスープ）ですね。その日はそら豆のスープでした。初夏らしいチョイスというのでしょうか。そら豆らしい風味がしっかりとあるスープ。混ぜて召し上がって下さいとのアナウンスでした。

それと一緒くらいにパンを出してくれました。が、このパンは・・・うまくない。パサパサして全く美味しくない。お料理だけでなく、パンにも力を入れてほしい。私の中ではこれはないかなという印象でした。

次に、アンティパスト（本日の前菜３種盛り合わせ）ですね。３種と書かれていますが、実際には５種類くらいあったかな。カポナータ、インヴォルティーニ、テリーヌ、ミートソースで和えられたジャガイモ、カルパッチョなどがあったかな。味的には、うーん。普通かな・・・。特にこれはうまい！という物はない。味付けも凡庸な感じ。しいて言うなら、インヴォルティーニとカルパッチョはまだ良く、テリーヌはさほどうまくない。そんな感じでした。

前菜に合わせたのは白ワイン

ピノ・グリージョ　グラス　８００円

をお願いしました。これは北イタリアの物のようです。味的にはピノグリらしい味です。アロマティックで柑橘のほか、洋梨やはちみつのような芳醇な香りがあります。値段の割には美味しく割と良い感じ。ただ、ボトルなどを見ていないので、詳しいことは分かりませんでした。味的には辛口ですっきりした味わいです。アルコール度数はそんなに高くない気がする。

それに続いて、パスタ（ヤリイカと緑野菜のスパゲッティジェノベーゼ）ですね。パスタはしっかりジェノベーゼですね。スパゲッティ―でややかための茹で上げ加減。緑野菜は何かなと思っていましたが、こちらもそら豆が使われていました。その日はそら豆縛りなのかな（笑）。個人的には結構、好きな味のパスタでした。

次に、鮮魚のソテー（桜エビ・アサリ・岩のりのスープ仕立て）ですね。うっかり写真を撮り忘れてしまった（笑）。イメージを使えるために書くと、四角い白いお皿に桜エビで作ったオレンジ色のソース、鮮魚は真鯛だったと思います。桜エビ、あさり、岩ノリが混ぜられているスープは魚介の風味が濃厚で美味しい。個人的にはこれも結構、行ける感じでした。やや全体的に魚介寄りなんですかね？こちらのお料理は。

次に、仔牛のカツレツ（サントウベルトス風）ですね。これってこちらのスペシャリテなのかな？これ美味しかったです。割とシャキシャキっとした肉質でしたが、仔牛のカツレツ美味です。酸味のあるケッパーソースと甘みのあるミニトマトなどが美味しい。カツレツの衣の部分は薄めで、表面には粉チーズがかけられていました。

これには赤ワインかな？と思い、赤ワインを合わせてみました。正直、あんまり関心もない物が多かったので、店員さんにどれを合わせるのがいいですかねー？とある意味暇つぶし的な感じで聞いたところ

コルポーゾ　グラス　８００円

を勧められたので、それを飲んでみました。これその物はイタリアワインのようです。主としてイタリア品種のネロ・ターヴォラがメインでそこにシラーのほか、国際品種のカベソーやメルローなんかがブレンドされているのかなという感じ。味わい的にはルビーガーネット色よりではありますが、そこまでガシガシタンニンがあるという感じではなく、お肉料理自体がさっぱりしているので、これくらいの軽さが良さそうではありました。アルコール度数も12.5％とかそんなもんかな。赤系果実と黒系果実がバランスよく感じられる風味。余韻が長い・・・とは思わないけど、まぁ、デイリーワインとして飲むなら悪くないかな。残念ながら高級な感じはしないですが。

本日のドルチェですが、これはウェットなケーキの一種で、しっとりとして、生クリームは甘さ控えめ。卵感が強い印象でしたかね。フルーツも添えられています。まぁ、味は普通かな。特に何か特筆する物は感じなかったか。

最後に、食後のお飲み物とプティフールが出てきました。紅茶を選択肢、ビスコッティのようなものが添えられています。

店内の様子ですが、小さめの音でピアノ音楽が流れている感じ。クラシックみたいな穏やかな音楽です。店内にはハンガーとか荷物カゴなどは見当たらなかったかな。まぁ、４人席だったので荷物を置くのに困ることはありませんでした。席はテーブル席とボックス席みたいな感じ。割と外の景色がいい感じで眺めが良かったです。白を基調とした落ち着いた雰囲気のお店。応対は男性の店員さんがされていました。悪くはないんだけど、淡々とした感じ。特にコミュニケーションがあるって感じもしないし、味がどうだとかそういうのもない。料理の説明もそこまで細かい物はなかったかな。お会計はクレジットカードが使えたので便利でした。

ごちそうさまでした。うーん。お店の造りもお料理も良く言えばクラシカルなんですけど、新しさを感じないんだよな・・・。私の好みではないけど、酷評する感じでもない。お料理は美味しい物もあるし、そうでもないものもあるという感じで、全肯定はできないけど、悪くはないです。良かったら行ってみて下さい。