大みそかの失態のリカバリーはこちらのワッフルで！ : ノア カフェ 銀座店

大みそかというのに大失態を犯してしまいました。
常々留意している企業系&食べログ有料会員店のカテゴリーのお店だったのですが、ここなら大丈夫と踏んだお店がとんだ食わせ者で、全く意味のない時間を過ごすことになってしまいました。

実は今年＝2023年は職場の仕事納めのお弁当も私がこれならOKと思ってゴーサインを出したものが大外れで職場の多くの人に迷惑を掛けたので、誠に締まらない年末になってしまいました。
有馬記念やホープフルステークスデーで大勝した反動がこんなところに来たのかもしれません。
それでトータルトントンならトントンマンらしいということなのかもしれませんが。

そんなことで、ランチで大外れを食らったこの日は、ベーカリー巡りはお休み(翌日は元旦でおせち料理を食べるため)なので、カフェ休憩で失点を多少でも挽回しようと、ランチをとった銀座7丁目から多少歩いて有名カフェの一つである当店までやって来ました。

当店を運営しているのは、当店の店名と同じ名称の株式会社ノア。
会社の設立は1971年(昭和46年)10月ですので、創業半世紀超えの会社です。
創業以来、食、音楽、空間、カルチャーと言った複数のカテゴリーで事業を展開し、『その時代にあった「楽しさ」 「快適さ」 「便利さ」 の追求』をコンセプトに活動してきた会社とのことですが、ある意味ポートフォリオ経営と言ってもいいのだと思います。
事業カテゴリーに応じた関連会社もいくつかあって、一つの企業グループを形成しています。

食の分野については、自家製のワッフルを看板商品にした当店＝ノアカフェが代表ブランドになっており、当店の他、原宿の竹下通りの入口にも店舗を店内しています(NOA COFFEE 原宿店)。
当店がNOA CAFE、原宿店がNOA COFFEEと使い分けている理由は良く分かりませんが・・

原宿ではクレープ専門店の「SWEET BOX」やチュロス専門店の「原宿チュロス」といったお店も経営し、かなりの経営資源を投下しているのが分かります。

この他、立ち食い蕎麦業態として「吉そば（よしそば）」ブランドのお店を都内に11店舗展開しており、グループの本拠地と言っていい原宿には吉そば関連業態として、「茶そば専門店 吉そば」も展開しています。
私は、吉そばは未経験ですが、自宅から近い東急目黒線の不動前駅近くにもお店があるので(吉そば 不動前店)、そちらは、そのうち訪れるつもりにしています。

当店の場所は、有楽町駅から晴海通りを進み、銀座四丁目交差点を超えて最初の角を右へ入ったすぐの右手に入口があります。
地下1階にあるお店ですので、階段を下りてアプローチします。
店内は、入って右手側と左側の大きく二つのスペースがあるようですが、この日は、右手側のスペースは閉鎖されており、左手側のみの営業となっていました。食べログ店舗情報によれば、総席数は90席ということですが、左側スペースのみだとその半分くらいのキャパと思われます。いずれにしても銀座ど真ん中に近い場所で地下とは言えこれだけのスペースを占めているのですから、運営コストは馬鹿にならないと思われます。
それでも、半分閉鎖しているのは、大みそかでもあり、従業員確保の問題も無関係ではないのではないかと推察します。

この日は、12時をちょっと回った時間帯の訪店でしたが、店内はほどほどの込み具合でパッと見6～7割くらいの客入りのようでした。
客層は若い人、特に女性が中心ですが、インバウンドの方々も半分くらいはいる感じでしたね。
私は開いているテーブル席に案内されました。

卓上に置かれているメニューを眺めます。
ランチタイムなので、フードメニューもありますが、やはりワッフルが中心みたいで多彩なメニューが用意されており、ドリンクとのセットメニューも組み込まれています。
当店のワッフルは、モーニングタイムにドリンク料金＋200円で付けられるので知られているのですが、それと比べるとお値段はかなり高めです。
ただ、暮れということもあり競馬の大勝もあって懐が多少豊かなので、問題視せずにメープルソース＆ジェラートのワッフルをブレンドコーヒーとのセットで注文しました。セット価格で1,820円になります。

待つこと８～９分ほどかかって、注文の品が運ばれてきました。
ベルギーワッフル（ブリュッセルワッフル）を基本形にしたワッフルでしょうか、正方形のくぼみが9個入った正方形のワッフルが2個盛られています。
外側はカリッと焼かれて中はしっとりしているワッフルで、その上にホイップクリームとジェラートが贅沢にトッピングされています。
ブリュッセルワッフルらしくワッフルそのものの甘味は控えめなので、やはり甘さ控えめなホイップクリームとジェラートとの合わせ技で甘味が構成され、全体としてなかなか良い味わいに仕上がっています。
ランチ後でもあり、お腹はかなり膨れましたが、美味しさは文句無しでした。
コーヒーはやや平板で、単品価格の＠620円には首をひねりたくなりますが、ワッフルがコーヒーとの相性がとても良いので、やはりセットドリンクとしてのコーヒーの意味は大きいと思います。

なかなか心地よいコーヒータイムを過ごすことが出来ました。
2023年最終日のランチの大失態を半分くらいは挽回してくれたでしょうか。