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店主は語る
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ざるそば大
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店舗基本情報
| 店名 |
まるせい 手打そば
|
|---|---|
| ジャンル | そば |
|
予約・ お問い合わせ |
0883-52-0466 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
普通は自動車。 穴吹駅から2,951m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
|
席・設備
| 席数 |
（小上がりあり） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 景色がきれい |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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今日は蕎麦屋を探そうと、德島市内から自転車で西に。
石井では近すぎるので鴨島を狙ったら、1軒は休み、１軒は貸し切り。
あめん坊は好きな店だが、新規開拓したい。
脇町の、あんみつ館の近くにそば屋があったはずと脚を伸ばす。
うろ覚えでは、あんみつ館の手前にあったと思っていたが、店はなし。
急坂をのぼると、ソバ屋の幟を見つけて一安心…だが、店どこだ？
あんみつ館を越えてしばらくはしると、ようやく店がわかった。
到着は1時半頃で、他に客はなし。
腹もへったのでざるそば大（900円）を注文。
店主「ねぎがないわ」と、裏の畑でネギをとってきてきざみ出す。ここで「おお～」と興味が惹かれる。
ねぎを刻んだ後、店主は大根をおろしはじめる。
次に、塩と胡麻を皿にふりはじめる…さすがに「薬味の種類多いんでない？」と迷い始めた。
やや濃い色のそばが出されて、薬味は都合、塩、胡麻、大根おろし、ネギ、山葵。
ここまで色々出されると、こちらも心せねばと思いながら蕎麦をすすり始める。
まずは蕎麦だけで。…うん、香りは十分。美味しいよ。
塩をつけると、この塩は結構ガツンとくる塩辛さ。 酒塩といって、塩、酒、水を煮て摺るらしい。少しきつい感じ。
次は大根おろしを蕎麦に載せていただく…大根はやや味が弱いかな。辛い大根だったらもっと嬉しい。
山葵を蕎麦に載せてつゆで頂く。つゆは結構しっかりとした藪蕎麦系か。 やはりこれが一番美味い。
ここで店主、
「好きに食べてもらったらいい。いろいろな食べ方がある。でも、大根おろしとか山葵をかえしに入れて食べる人が多いけど、蕎麦の食べ方を知らない人と思う」と言われて、店主のお眼鏡になんとかかなったかな。
食べ終えてから、ここの蕎麦は十割で、主に近くの農家から買うか、自分で栽培しているのを使っていると聞く。
店主曰く、蕎麦は打つのは簡単、そば粉を作るのが大事とのこと。
そば殻についている細かい毛をとって、そば殻を脱穀、胚芽と蕎麦（胚乳かな？）を分けて粉を作っている…
胚芽を分別出来るの？がわからなかったが、臼を工夫しているらしい。
ここまですると、蕎麦は十割できちんと麺になり、胚芽の粉は打ち粉にするらしい。
ここで店主、「蕎麦粉を自分で挽かないから店は蕎麦屋じゃない」とのこと。
德島市内で一番有名で数の多い店（私は食べる気がしない店）のことに話が及ぶと、「あれは蕎麦じゃなくて素麺」と。激しく同意した。
店に入って小一時間、ここまで長く話すと、さすがにサイクルウェアでは体が冷えてきて、店主はまだまだ話があったみたいだが、早々に辞退した。
はっきり言って、ここまで味、香りがしっかりしている蕎麦屋は、徳島ではそうそうないと思った。
ちなみに、かけそば、ざるそばとも小700円、大900円。にしんそばは1500円でした。
店の正面に大きな鋸が２つかけてありました。薪を切るためとのこと。
また行きたい店です。