日光金谷ホテル看板料理の「日光虹鱒のソテー金谷風」を頂きました : メインダイニングルーム

なーんか、日光金谷ホテルとメインダイニングルームの二手に分かれたレビューに
なってるんで、統一すればいいのにね～。


午前中は晴れて、東照宮などの世界遺産二社一寺を見学。

昨日の雪模様とうってかわって、暑いくらいに晴れたものだから、
石畳や樹々たちからは雪解けのもうもうとした湯気があちこちからあがって神秘的な光景でした。


ランチは、日光名物のニジマス料理が食べたいと思っていたので、
急ぎ足で見学を済ませ、日光金谷ホテルへ。

日光と言えばの名門、金谷ホテルは神橋のすぐ裏です。
ここに来る方は車で来いということなのか、すんごい急坂で、徒歩では息切れします。

そして、明らかに宿泊客と思われる方々には丁寧なお迎えですが、
レストランのみのお客だなと思われる人には塩対応。
ま、これはどこのホテルでも似たり寄ったりなので、いいですけど。(*_*)


２Fのダイニングルームは重厚感があり、歴史を感じます。
窓際の席は、予約された方優先のようでした。


春の食材を用いた季節限定の春のプリフィックスランチ＠4500円にしました。

最初に驚いたのは、水。
コップが臭いのか、水が臭いのか。
クラシックなレストランにはあるまじき、臭いがすごくて飲めませんでした。(-"-)
これはすぐにでも改善して頂きたいです。


お料理はこんな感じ。

■アミューズ
　本日の一口オードブル

■アペリティフ
　香草でマリネした「真鯛」のカルパッチョと春野菜
　「いぶりがっこ」風味のレムラードソースで

■メイン
　日光虹鱒のソテー金谷風　～日光金谷ホテル看板料理から～（＋1,000円）

■デザート　
　軽く仕立てた「桜」のブランマンジェに「桜」のジュレとアイスクリーム
　宇治抹茶のオペラを添えて

コーヒー又は紅茶
パン


アミューズ、アペリティフには、新鮮な食材を使ってるのと、丁寧な調理を感じました。
さすが金谷ホテルと言わせる複雑なハーモニーです。


パンは相性かな。
神楽坂の金谷ホテルベーカリーでも思ったけど、私にはあまりHitせず。
バゲットとブールが出てきましたが、ブールのみ美味しかったです。


さて、メインのニジマスソテーですが･･･
黒くて酸味の効いたソースをまとってきたニジマスは、結構大きくて驚きました。

どう食べるのが正解なのか？？？

とりあえず、頭にナイフを入れたら、軽い力で骨まで切ることができました。

「あー、なるほど。佃煮みたいに骨まで食べれるってやつか」
と、一人合点をし、ぶつ切りに切って口の中へ。
そこからが地獄で、口の中で骨が突き刺さる、突き刺さる。馬鹿ですね～。

ニジマスったら、すごい骨の量でして、口の中でモゴモゴ骨を出すのが大変でした。(*_*)

エレガントもクソもなく、口からせっせと骨を出す妙齢の女性。
格好悪いったらありゃしない。

その後は、きれいに骨から身を外して頂きましたが、一尾は量が多かった～。
そして、ソースでうまく消そうとしてるけど、やっぱり川魚はちょいと臭みありますね。


付け合わせのニンジングラッセ、ポテト、インゲン。
昭和のド定番だな～って思っていたのですが、これが一癖ありました。

ポテトは、今まで食べたことがないポクポク感。
ねっとりさがあって、里芋のような食感で驚きました。

ニンジングラッセは、中までオレンジの味が浸みこみすぎで、温かいキャロットラペを食べてるよう。
好きな人は好きかもしれませんが、奇をてらいすぎで･･･。
これも今まで食べたことがない味でした。


デザートはホテル推しの「金谷　時のプリン」～3つの味の記憶～（＋300円）と悩んだのですが、
この後、有名な日光ぷりんへ行く予定だったので、春らしい桜のデザートをチョイス。

一週間後、東京では桜が満開となりましたが、先に桜を感じさせてもらいました♪


お会計では、ご自身の手作業に夢中になってたようで、目も合わせずというスタッフが。
口だけの「ありがとうございました～」と、目の前にまだ客がいるのに、
また自分の作業に没頭するという残念なサービスに
老舗レストランとして、どうなの？って気持ちになりました。

なんとなく･･･
ベテランスタッフの「はいはい、観光客にはこうしとけばいいでしょ」的なおざなりな対応を
あちこちで感じるホテルでした。

ま、こちらも急な気温の上昇と、
日光二社一寺にて、このご時世にバリアフリー無しの石段の多さにクタクタになってましたから、
やつれた顔や身なりは、こちらとはミスマッチだったのでしょう。
そう扱われてもしょうがないか。(-"-)


この後、1Fに降りたら、雨がシトシト･･･
結局、夕方まで雨は続き、お土産屋や楽しみにしていた日光ぷりんには行けずじまいでした。