コストパフォーマンスに優れたポークソテーランチ(*ᵔ⚇ᵔ)Ψ : 豚幸

約４年振り。
前回のレビューでは閉店したパルコに触れていましたが、未だ入居するテナントもなければ、解体に踏み切ることもなくそのまま残っていますね。
とはいえLRTの西側延伸に絡んで、いずれこの辺りはいろいろ動きがありそうですが…

豚幸さんは年季の入った建物が立ち並ぶ一角で、相変わらず繁盛しています。
カウンター席に案内され、相も変わらず注文はポークソテー(1000円)。

４年前は850円でしたが、ハンバーグ・地鶏のソテーも含め1000円になっているのは時代の趨勢ですね。
まずは野菜サラダが提供。

レタスがメインのシンプルなサラダですが、玉ねぎベースの和風ドレッシングが決め手になっていますね。
マヨネーズもナイスアシスト。

そして少し時間を置いて鉄板にのったポークソテーが登場。
鉄板の2/3を覆う立派なサイズ。

ナイフを入れると弾力は感じつつもスイスイ切れる柔らかさ。
厚さは約1.5cmほど。

赤身は柔らか、脂身はとろけるようで、食べ応えも十分。
ニンニクとビネガーが利いたソースがよく合います。

カニクリームコロッケがつくのもうれしいサービス。
揚げたてサクサクのプライドポテト・いんげん・にんじんのグラッセと、副菜にも抜かりありません。


1000円になっても、コストパフォーマンスに優れている印象は全く変わりません。
ランチメニュー３品のみでこの盛況振りですから、いかに近隣で働く方々から支持されているかもわかります。

所用で宇都宮市中心部へ。

宇都宮パルコは５月末で閉店したとのこと。
二荒山神社前から見てみると、看板などが撤去されただけですが、すでに立ち枯れた雰囲気が出ています。
街の風景も、こうして少しずつ変わってゆくんですね。

交差点を渡り、オリオン通りへ向かう途中の路地を右折するとすぐに見える豚幸さん。
久しぶりに伺います。

土曜日の12時ちょっと前ですが、まだ席に空きがあります。
テーブル席に落ち着き、メニューを確認。

以前は４種類あったランチメニューの中から、しょうが焼きがなくなって３種類になったようです。
結局食べられずじまいになってしまったか(-_-;)

しかしいずれにせよ、この日はポークソテー(850円)に決めていました。
女将さんに注文を通します。

まずはサラダが提供されます。
玉ねぎの和風ドレッシングとマヨネーズのＷ使いが特徴。
前菜として味・量共に文句なし。

そしてお待ちかねのポークソテーが熱々の鉄板にのって登場。
会いたかったんだよ、キミに。

ナイフを入れると、程良い弾力が手に伝わってきます。
厚さ1.5cmほどの豚ロース肉。
一口頬張れば、クセのない味わい。
脂身に至るまで、筋張ったところは一切ありません。

玉ねぎとニンニクのシャリアピンソースは酸味がしっかり利いています。
個人的にはもう少し酸味控えめの方が好きなんですが、後口さっぱりで豚肉の質の良さを引き立てています。

付け合わせはフライドポテト、茹でもやし。
ニンジンとインゲンはグラッセしています。
全て提供前にきちんと調理しているのがわかる味です。

カニクリームコロッケはカニの身ふんだんというわけではありませんが、カニがしっかり香り、ホワイトソース濃厚。
ポークソテーに負けず劣らずご飯に合います。

気になることがあるとすれば、味噌汁がやや薄めに感じることくらいでしょうか。


とにかく、この内容で1000円を下回る値段はやはり驚異的というより他ありません。
土曜日のランチタイムに待ちなしでありつけるのも、私の感覚からすると不思議ですらあります。

地元タウン紙「monmiya」に掲載されていて気になっていたお店。

オリオン通り周辺も以前ほどの活気はなくなったとはいえ、依然として飲食店には事欠きません。
基本が車移動の私にとって、繁華街は最も苦手とするところ。
まぁ、地道に開拓するのみです。

外観は喫茶店のようで、内装も明らかにその名残がありますが、メニュー表やお酒のポスターなどで居酒屋の雰囲気を出しています。

行列を作るまではいかないものの、客足は引きも切らず。
ほとんどが男性客ですね。


◆ ポークソテーランチ 850円

まずはサラダが出てきます。

レタスや玉ねぎなどの生野菜にマヨネーズと玉ねぎのドレッシングがかかっています。
この程良い酸味のドレッシングが味の決め手。
こういう前菜を出してくれるのはうれしいですね。

しばらくしてメインのポークソテーが鉄板にのって登場。
玉ねぎのソースがポークソテーを覆っていますね。

厚みは1.2~1.3cmほど。
食感はただ柔らかいというより、弾力がある感じ。
豚の癖や臭みなどはなく、それでいてしっかりお肉を食べている満足感があります。

これが1000円以下というのはちょっと信じられないですね。
店先の看板に「店長オススメ」と記載されていましたが、私もオススメします。

副菜はフライドポテトにいんげんのソテー・ニンジンのグラッセ。
ソースは微塵切りの玉ねぎをメインにニンニクも入ったシャリアピンソース。

このニンジンとソースは本格的な洋食のエッセンスを感じます。
夜は居酒屋のようですが、厨房に居てなかなか姿を見せない店主、洋食の腕に覚えがあるとお見受けします。

ご飯もお皿にしっかり盛られていて、これなら男性に人気が出るのも頷けるというもの。


◆ ハンバーグランチ 800円

ランチメニューは４種類のみ。
生姜焼きやチキンも出ていますが人気はポークソテーとハンバーグが二分している印象を受けます。

鉄板にのってくるのも、ソースの種類もポークソテーと同じ。
熱々のハンバーグをカットすると、鉄板に肉汁が溢れ出します。

ハンバーグは粗挽きの部類。
柔らかい中にもお肉の食感がある、こういうハンバーグって好きですね。

サイズは上から見ておおよそ縦10cm×横15cm。
厚みも２cmくらいはありますから、なかなかのボリューム。
これが800円とは到底思えません。


ポークソテーとハンバーグ、甲乙つけがたい内容ですが、どちらかを選べと言われればポークソテーになるでしょうか。
1000円以上払っても、あのレベルのポークソテーはそう簡単にありつけないと思います。


注意すべき点は営業時間。
私は午後１時台に２回行って２回とも準備中で振られました。
他に土曜日の臨休も一度ありましたね。

この店はご夫婦で切り盛りされているようで、昼も夜も営業となると仕込みも含め、かなり時間が拘束されるんだと思います。
けっこうたいへんでしょうね。

ランチの営業時間が実質１時間半くらいというのはなかなかにハードルが高いですが、試してみる価値は十分あると思います。