栃木No1のとんかつ : とんかつ ひやま

トンカツシリーズといえば、この店もはずせません。

久しぶりに再訪。注文はいつものロースかつセット。

前菜3点盛り、サツマイモ、カボチャ、トマトをソースで和えたもの。
トマトのはオーベルジュのドレッシングですね。
しばし待ってメイン。ロースかつセット。
キャベツの乗ったカツの皿、ごはん、みそ汁、漬物、カツ用の岩塩。
カツは衣は薄く控えめ、あくまでもメインは肉という感じ。でも、2度揚げでちゃんとパリッとしています。メインは、なんといっても肉のうまさ。基本的に肉の脂身は苦手な私ですが、この店の脂身は甘くて美味いのです！火の通りも絶妙。この肉の甘味なら、塩で食べろ言うのもわかります。
試してないが、ソースだと、肉の味が引き立たないかも。
食後に自家製アイス（山ぶどうのなんちゃら）とコーヒー。アイスもさっぱりと美味い。
珈琲は並みです。

ごちそうさま。
相変わらず、美味い。栃木ではNo1のとんかつではないでしょうか。
変わったことといえば、オヤジさんが少し丸くなったかもしれない。
以前は厳しめの接客だったのが、にこやかになってました。年をとったのでしょうか。

追記）この店、肉の旨味重視の店で、一般的な”とんかつ”と違い、衣は極薄です。
「とんかつは衣のサクサク重視」の方にはあまりおすすめしません。私は好きですけどね。

【再訪】
前回訪問からまだそれほど経ってないけど再訪。
結論、やはり、このトンカツはうまい。
そして、店主のこだわりはすごい。

今回も、また、座った瞬間に「おすすめはロースカツです」
はい、わかってます。メニューくらい見させて。
でも、やはり、前回の味が忘れられなく、ロースカツセットを注文。
おすすめされてしまいましたから。

今回は、カウンターの中が見える席だったので、観察。
厨房の道具はどれも使い込まれている様子。
ご飯を炊く釜（電気ではない）、油の入った中華なべ２つ、包丁まで。

カツはまず、（おそらく）高温の油で揚げ、次に、（おそらく）低音の油で仕上げている。
聞いたわけではないが、泡のたち具合でそう思われる。

食事は、まず、前菜３点盛。
切り干し大根、大根とハムのサラダ、さつまいものサラダ。
どれもちゃんとおいしい。

そして、カツ、ごはん、味噌汁とソースの代わりの岩塩が出される。
カツはホントにうまい。
薄いサクサクの衣に絶妙の火加減のピンク色の分厚い豚肉。
塩をつけなくても、わずかな下味と肉のうまみで問題なくおいしい。

そして、脂身のうまさ。
この店以外では、とんかつというと、ヒレカツを頼んでしまう私ですが、
御主人がすすめるわけがわかります。
世の中には、私と同じ、肉の脂身嫌いな方も多いと思うが、
この肉ならおいしくいただけます。ホントだって。

最後にお口直しのシャーベットとコーヒー。
自家製シャーベットはベリー系、おいしい。コーヒーは並。

ごちそうさま。またきます。
そういえば、会計のときのレジも相当な年代もの。
聞いたら、昭和初期から使い続けているらしい。

肉のうまさと、ご主人のこだわりは半端ない店。
ご主人に肉の話など振ると熱く語ってくれます。
トンカツはソースだろっていう方、フリーダムに食わせろって方は合わないので止めたほうがいいです。

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宇都宮で最も有名なとんかつ屋です。
ネットでも、リアルでも噂は何度も聞いていた。
が、この方面に行く機会がないのと、とんかつはそれほど好物というわけでもないので、今まで未食でした。

今日は「とんかつでもいいかな」の気分なので、訪問。
宇都宮市南部の住宅地にあります。
宇都宮環状線からは、すぐ近く。
店の前と、道の反対側に駐車場。

店に入ると、普通のとんかつ屋の感じ。
小上がりテーブル2卓とカウンター8席くらい。
先客は1名、カウンターに着席。
遅い時間なので、大方の客は帰った様子。
カウンターに、前の客の皿がまだ片付けられてない。

カウンターの中には、メガネのオヤジさんと女性1名。ご夫婦か。
これが名物？のオヤジさんですか。
そういう目で見ると、頑固そうというか、神経質そうかも。

椅子に座ると、メニューを開く前から、「おすすめはロースカツセットです」とキッパリ。
ちと早くね。
メニューを見ると、確かに、一番上に、ロースカツセットと。1800円。
ちと高いが、これが一番安いメニュー。
「じゃ、それで」と、乗りました。

オヤジさん、ニコリともせず、真剣な雰囲気。メガネがキラリ。
そうですか。そういう店ですか。
ラーメン屋でいえば、藤沢時代の支那そば屋の佐野さんといったところか。
それなら、こちらも真剣勝負でいただきましょう。
勝つか負けるか勝負です。
とんかつだけに（笑）。

奥様が前菜盛り合わせを作り、オヤジさんが肉に粉を振る。
2人とも作る人でしたか。
でも、片付けは？いないわけ？

まず、奥様が盛った前菜3点盛り。
生ハムと大根のサラダ、ごぼうのゴマあえ風、春キャベツサラダの3点です。

サラダは酸味の利いたフレンチ。
宇都宮の有名フレンチ、オーベルジュのドレッシングの感じ。
知ってる人は想像できると思います。
私、このドレッシングは大好きなので、この前菜、もちろん皆おいしくいただきました。
ただ、皆一口サイズなので、もう少し食べたかった。
でも、おいしかったので、勝負緒戦は店側リード。

そして、メインのロースカツ登場。
刻みキャベツの上に厚めのカツが載る。
「こちらの塩で召し上がってください」
と、刻んだ岩塩が小皿で出される。
言葉遣いは丁寧だが、有無を言わさないようなキッパリとした口調。

いよいよ本当の勝負ですね。
受けて立ちましょう。
塩でいただきます。
一口、うまい！！
コレは見事なとんかつです。

極薄の衣がサックリ、そして、ジューシーな肉のうまみが広がる。
肉の中心部はほのかにピンク色で絶妙の揚げ具合。
確かに、これは、ソースではこの肉のうまみを隠してしまう。
レモンと、辛しが添えられるので、使ってみるが、
むしろ、何もつけないほうが、塩なしでも十分うまい。
肉の脂身は私、かなり苦手なのだが、
このとんかつは脂身までおいしい。

とんかつの経験値は少ない私ですが、
私の中ではとんかつＮｏ１です。

いっしょに、ライス、味噌汁、漬物が付きます。
漬物はおいしかった。
ライスと味噌汁は普通の感じ。
ライスは盛りも普通の茶碗です。

さすがにキャベツはソースでいただきました．
ソースは普通ですね。

食事が終わると、デザートとコーヒーが提供されます。
デザートはグレープフルーツのシャーベット。
自家製ですね。
濃厚でうまい。
コーヒーはやや濃いめ。これは普通か。

勝負は結局、引き分けでした。
なぜって？
確かに、とんかつには圧倒されました。1本とられた感じ。

しかし、結局、私が帰るまで前の客の片付けしてないんです。
これも何かのこだわりでしょうか。
全席に皿がたまったら昼の営業終了とか。まさかね。
片付けポイントで店は1本失い、引き分けだったのです。

1800円は高めだが、このqualityのとんかつにコーヒーまで付くのでコスパはまあまあだと思います。
真剣にとんかつ勝負したい方にはぜひおすすめ。
ゆるくテキトーに食いたい方は避けたほうがいいかもしれない。
引き分けなので、勝負は次に持ち越しです。
また次回決着をつけにきます。