3回
2021/02 訪問
2021/02/12 更新
2017/02 訪問
カテゴライズ不能。玄人好みのバランス感覚
銀座の中華『Furuta』さんの息子さんで岐阜の『Satoshi.F』のシェフである古田諭史さんの新店。某グルメ人から「早く行ってみたほうがいい」と助言を受け、訪問。
食べログではイノベーティブ・フュージョンに分類されていますが、カテゴライズできないジャンル不明な料理ですが、その中に抜群のバランス感覚を感じます。
見栄えが華やかとか、スタイリッシュでラグジュアリーな内装、とかが好みな方には、あまり良さがわからないかもしれない。。極力無駄な者をそぎ落とし、素材の良さを引き出すような料理ではないかと思います。
私が一番好きだったのは、猪のバラ肉。味付けも焼き加減も絶妙でした。紹興酒を使った〆のアイスも悶絶の域。
9品で2.5万円。お酒を少し飲むと3.5万円オーバー。私は最近コースだとお腹いっぱいで苦しいことも少なくないのですが、こちらは適量で気持ちよく帰路に着けます。1730と2100開始の二回転で、6席のカウンターですが、案外2時間くらいで食べ終わります。その日の席の面子に依るのでしょう。
一斉スタートで、シェフとの距離が非常に近いという構造だけは、『81』に近いです。『81』はお洒落感満載で(味も美味しいですが)、『チウネ』はよりいぶし銀な感があります。個人的には、『81』でうぇいうぇいされているような方には合わない店かもしれないと思いつつ、『チウネ』のような店の良さをわかってほしいです。インターネット企業経営者たちが、最近『81』でうぇいうぇいしている気がします。笑
話が逸れましたが、あまり体験したことがない感覚の料理だったので、どう表現するのか難しいです。わかりやすさや派手さではなく、物事の本質を追求する姿勢が感じられます。そこから、絶妙なバランス感覚が生まれるのかなと感じます。おそらく、相当食べ歩いているグルメな方にはその価値がわかるのではないかと思います。ファッションとしてのグルメではなく、ガチで食べるのが好きな人には、わかるのかも。
別の季節はどんな違いを見せてくれるのか、関心がありますので、また訪問したいです。しかし、誰を誘えばいいんだろう。。誘ってほしい人いたら(FBフレンド限定ですが)言ってください。
余談ですが、シェフの古田さんが私と同い年なようで、その点も嬉しく、応援したいな!と思いました。
2017/02/10 更新
2年ぶり6度目の訪問で写真NGで撮ってませんが、以前よりイタリアンに寄せてきていたのが個人的に好みでした!カッペリーニが珠玉の味わい。スペシャリテの黒豚と紹興酒アイスも健在。洋食系だとやはり一番好きな料理かもしれない。繊細さとスタイリッシュさを感じます。