とんしさんが投稿した鮨 はしぐち(東京/赤坂見附)の口コミ詳細

とんしの「本当に美味いもの」

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とんし (男性・兵庫県) 認証済

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鮨 はしぐち赤坂見附、永田町、赤坂/寿司

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.0
1回目

2015/01 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

食材と塩梅 これを芸術と呼ばずして何を芸術と呼ぶ

移転前のお店は入口から入るといきなり真正面にカウンターがあって、初めて伺った時はびっくりしたのですが、新しいお店は待合がありまた驚きました。
前のお店の作りと反対にして、空間をすごく贅沢に使っておられます。
ずっとこんなお店にしたかったのでしょうか。
雰囲気も完全に高級店になりましたね。
料理の中身が変わっていなくても移転すると初訪問になってしまうのですね。
ちょっと違和感を感じますが、そのようなルールなのでしょうがないでしょう。

内容は移転前のものとほとんどかぶるので、まずは接客について。
私は常連でもありませんし、移転前にも恐らく数回しか伺っていませんが、今回も、その前の数回も接客で嫌な思いをしたことは一度もありません。
むしろ、女将さんの程良い接客が素敵だなと思っていたほどです。
寡黙なご主人ですが、愛想が悪いという感じは受けたことがありません。
むしろ、移転前の時、大雨で他にお客さんが居なかった時などは、談笑した記憶さえあります。
高級店の中では、紀茂登すきやばし次郎は確かに異常だと思いますが、それと同様ということはどう考えてもないと思います。

食材については、ほぼ全て完璧、最高級と思えるのはやはり小笹とこちらのお店だけです。
いろいろな意味で小笹は個人的には凄く好きなお店ですが、ひらめの昆布〆などを食べると最高級のものを更にワンランク上げているのはこちらのお店かなと思います。
最初にこのひらめの昆布〆を食べた時にあまりの素晴らしさに背筋がぞくぞくとしたことを思い出しました。
このようなものを芸術と呼ぶべきでしょう。
鮪のづけも、最高級のものを更にランクアップさせている印象があります。
ひかりものの〆具合も完璧です。
これ以上、なにをどうすることができるかという感想です。

このレヴェルの食材を手の内におさめていらっしゃる方は日本国中でもどれくらいいらっしゃるのでしょうか。
私は食材偏重主義ですので、もうこれ以上の食材はないだろうなと思えばそれだけで5.0にしてしまいますが、このお店に来ると料理というものが全く分かっていないのだなと思わされます。
それでも、結局は自分が満足するかどうかでしか判断出来ないので、食材偏重主義でレビューを書いています。
なぜならば、最高級までいかなくてもそれと遜色のない食材であれば、いかようにも作り手で変わると思いますが、普通の食材ではどうすることもできないからです。
もちろん、味付けや調理方法で、同じ食材を使っても料理としての完成度は全く異なるでしょうが、それなりの食材をどんなに最高に仕上げても、食材のレヴェルの壁は絶対に破ることはできないと感じているからです。

逆に申し上げれば、最高級やそれに近いものであれば、切るだけ、焼くだけ、塩を振るだけ、でも十分過ぎるほど美味しいと思います。
あとは、そのようなものにいくら払うか、いくらだったら満足できるかという話が出てくるだけです。

握りも美味しいです。きりっとした握りではありませんが、このような食材には合っていると思います。
しゃりやねたの大きさのバランスや当然ながら温度も素晴らしいです。
移転前に少ししゃりが酸っぱいとかんじたのはなんだったのかなと思います。
これについては、妻もまず開口一番に言ったので私の勘違いではないと思うのですが。

小笹同様食材を厳選しておられるのでたねの種類は少ないほうだと思います。
個人的には高級鮨店では、たねが少ないほうが信頼できます。
想像以上に厳選されていらっしゃるのだなと思うからです。
今は分かりませんが、昔は小笹とはしぐちだけがお鮨屋さんでは、あるところから食材を買うことが許されていました。
だから、この2軒だけは食材がずば抜けていたのです。

仕事も握りも全く異なる三軒ですが、小笹、兼定、こちらのお店が私としては鮨の御三家です。

ご主人もお年ですし、あと何回このような究極なお鮨屋さんに行けるのかと寂しい思いです。
神戸に永住することを決めたことは後悔していないし、神戸は大好きですが、この点に関しては本当に涙が出てきます。

2015/06/25 更新

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