3回
2017/04 訪問
塩ラーメンも全然アリ!!
記事URL:http://blog.livedoor.jp/kekkojin/archives/52240960.html
2017/04/09 更新
2016/04 訪問
土佐っ子DNAの本領、これぞW背脂の勇姿!
お店の方のご厚意により、特製ラーメンを作っている所を撮影させてもらえたので、追加レポートさせてもらいます。
夜の部、開店間もない時間に訪れると、前来た時におられた前回男性店員だった。
特製¥850を脂多めでお願いした。
背脂をふりかけるタイミングを教えてもらえたので、厨房に一番近い席から身を乗り出す。
これまでは何となしに遠巻きにみていたが、間近で見られるとあって興奮を抑えきれない。
そして遂に、2人前、同時に背脂を雨嵐とふりかけだした!!
これだ、背脂スプラッシュ!!!
ヒゲのオジちゃんこと平山さんが編み出した、ラーメンを作る途中と、そして最後と2回背脂をふりかけるダブル方式、その最後の振りかけの瞬間。
かなり外に飛び散っちゃってるんだけど、パフォーマンスとしての醍醐味は抜群だし、多くの背脂店がするような網に杓の背で押し付けるように濾してるんじゃないので、背脂が潰れずフワフワなんだよね。
さて、目の前に着丼してきた。
おおっ、特製の更に脂多めというだけあって真っ白。
奥からドロっとしたタレが顔を出し、これと背脂を混ぜ混ぜすると、タレ+ニンニク+胡椒のきいた刺激と背脂の甘みが渾然一体となって独特のワールドが口中でスパークする
そうそういつもの感じ、やっぱコレ! 平山さんの一杯が最強だけど、このオニイサンもしっかり忠実に受け継いでてイイ感じ。
そして今回は背脂丼にして食べる愉しみを紹介したくって、半ライスを貰っていた。
完熟玉子とチャーシューと背脂のせて、そこにスープを掛けてかっ込むと、炭水化物の甘みが更に旨さを引き立たせる。
そして途中からは割りスープも頂き、直飲みでベースのスープを堪能しつつ、濃度調節しながらいつものように完食。
やっぱね、これが一秀の特製フルコースですわ。
オニイサンに取材を快諾頂いた御礼を言って、背脂の余韻を口の中にしたためつつ店を後にした。
その後、間を置いて食べに行った時に、玉子が半熟になって、メンマも柔らかいものに変わっていた。
平山さんがいない状態で、この味をキープしつつ、煮玉子やメンマと変な方向ではなく独自アレンジしている点はオニイサンの味としてイイと思った。
記事URL:http://blog.livedoor.jp/kekkojin/archives/52236967.html
2017/02/27 更新
2016/01 訪問
土佐っ子進化系・二段式背脂“特製”ならではのトリップ感がヤバい!
■intro
これまで何度も取り上げてきたが、食べログには投稿してなかったので一挙にUPしときます。
嘗ての環七ラーメンブームを牽引した、背脂ラーメンの名店:土佐っ子の流れを汲む店。伝説の職人、ヒゲのオジちゃんこと平山氏が独自に土佐っ子を進化させた二段式背脂ラーメン、特製が味わえる。
土佐っ子閉店後、少し間を開けて、板橋本町駅付近の環七沿いに平太周がOPEN。
その後、池袋・川越街道沿いの一秀に移り、平太周跡地に一秀板橋店がOPENし(後に閉店)、息子さんや奥さんとともに池袋店板橋店を行き来。
堀切菖蒲園駅近くにOPENした一志へ移るも、他の店主に変わり、暫くして一志は閉店。平山氏は大阪にいるとの噂あり。
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■2016.01月
特製を食べに今冬も馳せ参じてきた。
あぁ、こってりとした背脂は冬に補給したくなるねぇ。
本当は昨年末に食べ納めで啜っておきたかったのだが、臨時休業で断念。年を跨いで2週間、リベンジにやって来た。今度こそ、開いてるぞと。
厨房にはニイチャンというか中年というかという感じの、少し恰幅のいい男性店員1人だけ。やはり今年もオジちゃんは大阪のようだ。
特製麺硬め¥850
うん、見た目は背脂たっぷりにみえるが、今日の特製は背脂の層というか厚みが薄いような。でもその分スープが少なく、脂ソバともいうべき本来の土佐っ子らしい背脂とスープのバランスになってる気もする。
混ぜてみるとスグ底にある濃いタレで、ややゴワッとした韃靼麺が真っ黒に染まる。もうちっと背脂多いと、スープも黒の間に白ブチが混ざる感じでいいんだけどな。でも背脂とニンニクと混ざった味わいは悪くない。少ないだけで結構豚骨は出てるのかな。
というわけで、気になったらアレを注文、割りスープ!
つけ麺じゃなくても味が濃かったら調整できる別皿のスープをいつも頼んでいるのだが、スープだけ飲んでも、うん、やっぱ結構濃い。葱を散らしてくれるのもいつもながら嬉しいよね。前に感じた魚介は今回感じられなかったな。
バランス見ながら、ちょっと割りスープで薄めたりして最後までスープを楽しんだ。それでもいつもより更に量が少なく感じて、一杯のバランスはよかったけど、物足りなさが残った。
丼の底には刻みニンニクが溜まっていた。あれ、おろしニンニクじゃなかったっけか? まぁ味的には問題なし。
とはいえ、うん、オジちゃんいなくても一定以上の特製はキープされてるなと納得して家路につくのだった。
で、いつも通りチャリを漕ぎながら特製の余韻にひたるのだが、今回は妙に気分がイイ。外の冷気がかなり寒くて、身体が暖まって頭が冷えてるからかなぁとは思ったが、これまでだってもっと寒い日はあった。なのにこれまで以上の気持ちよさがある。食べてから時間が経てば経つほど度合いが増し、クラクラしてきそうになる。
これぞ、自分が特製トリップと呼ぶ状態で、食べる最初の一口からスパークすることもあれば、こうして遅れてやってくることもある。他の土佐っ子系では感じたことのない、特製ならではの感覚。
ヤバイ。自転車乗ってるんだからと身を引き締めるのにイッパイイッパイになってきた。でも、なんとか踏ん張って家まで無事辿り着くのだった。
それだけ、ハマると抜け出せなくなる魔性の味、オンリーといった一杯なので、皆さまも気を付けて。
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■2015.07月
ヒゲのマスターは完全にいなくなったと情報が入った。新たなアンチャン体制となったわけだが、前回は醤油ラーメンを食べ、やはり一秀とくれば特製を食べずにその真価は問えない。
店内は男一人客がチラホラ。自分と同時にヤンキーカップルっぽいのが入ってきて、客はいる方かな。厨房は見た限りニイチャン店員一人だと思う。前回二人いたニイチャンとも違う気がしたが、分からない。
特製麺硬め¥850
パッと見、二段がけの背脂の感じといい、過去と変化なく見えるが、全体に脂が少ない気がする。後期ヒゲのオジチャンの特製は息子さんのに比べて脂少なめだったが(息子さんのは醤油ラーメン脂多めでも多かったなぁ)、それと同じか少ない位な印象。
これはどうかなと恐る恐る表面の背脂とスープを掬って飲んでみると・・・この背脂の甘みとニンニクの香りと刺激のバランス、ここまでマッチしてるの暫く食べてないぞ! コレはキタか!?
ならばと、丼の底からタレとまぜまぜして食べると、全ての要素が渾然一体となって、これぞ一秀の特製というワールドが出来上がっている。まさかニイチャン店員でこんな一杯に巡り会えるとは。一志でのオジチャンの最後の一杯が残念な結果だったから余計にこれは嬉しい誤算。
なぜだか麺が以前より太くなった気がするのは気のせいか。余計にグリングリンとした麺で、背脂との絡みが絶妙なのだが。
それとスープの少なさ。オジチャンのって特製でも意外とスープ多めだった気がしてたのだが(それでも一般的なラーメンより少なく、息子さんのはもうチョイ多かったかな)、これは久々にタレと背脂だけで食う油そば状態のを食べられ、やっぱこれぞ土佐っ子DNAと思い至った。
無我夢中で食べ、完全に頭がハイになってた。これもなんかヤバイもん入ってんじゃないかって錯覚するほど独特のトリップ感がある。敢えて土佐っ子ハイと呼ばせてもらうが、久々にハマった気がした。
こればっかりは波があるし、個人の嗜好の問題でもあるので、多くの人が同じトリップを味わえると断言できないのが心苦しいが、このヤバイくらいのウマさがラーメンの魅力の一つでもあると思う。最近では余りこういうラーメンの側面が謳われなくなって寂しいが。
やっぱコレだな~。コレがあるから定点観測は辞められねぇっす。
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■2015.01月
14年内に行けなかったので、途中から雨に降られながらも何とか年明けに食べておきたくて行ってきた。
大慌てで入店。店内に平山のオジチャンは・・・い、い、いない!
出迎えてくれたのはやや片言の日本語のオニイサン。奥の厨房にいるかと覗くとおらず、息子さんとは違うっぽい男性。う~ん、嫁もおらずか。
醤油ラーメン麺硬め¥750
特製と行きたい所だが、どうも体調的に背脂がキツい時があって。美味しく食べるために敢えて脂多めでないノーマル醤油で。だいぶご無沙汰。
見た目にはそんな背脂多くない。息子さんだと経験上ノーマルでも多いと記憶していたが、この初見の若手は平山のオジチャン同様の量か。最初背脂だけこそいで食べると、おおっ、いつもの甘い背脂。
しかしスープを頂くと、あれ?なんか薄い。元々背脂とタレで食べるようなラーメンなので、スープ自体に濃さはそう望むものではないが、ドロっとした濃いタレの食感が感じられる濃度なのに、タレの感じがスープで相当薄まってる様子。底から麺を引きずり出してタレとよく絡めても印象は変わらない。
韃靼麺は相変わらずの粉っぽさで硬めで堪能。タレを絡めて食べると、予め入れられたブラックペッパーが絡んでショッパ辛くなって、独特の癖がうまれる。これはやっぱいいね。スープが薄いから気づけたのか、他の土佐っ子DNAを継ぐ店との違いは、このコショウの多さとタレのショッパさだと思う。もう舌というが頭が麻痺するくらい。ここに背脂のコクと甘みと韃靼麺の粉っぽさが加わり、ヤバイ領域に達する。今回スープがこの状態でも、このタレとコショウの量さえあれば、十分一秀の魔力が発揮されるんやね。
スープ薄いくらいだから最初は割りスープいいかと思ったが、気になることがあってお願いすることに。
まずスープだけ飲んでみたが、これにはビックリした。以前飲んだ時は単純に豚骨ダシのトロみが出た乳白色の代物だったが、この日のコレは見た目は大差ないものの、これまで味わったことのない香ばしい風味がふと鼻に抜けた。
なんだろうと思ったが、わかった。魚介だ。煮干しとかもしかしたら鰹。判別しづらいほど微かだが、体制変わって魚介も入れるようになったのかな。
ともあれ、内情はどーでもいい。スープ単体でも確かに前より薄い気がしなくもないが、それよりなにより、このチョットした魚介風味のスープが超ウメェ!!!!! これだけで何杯でもイケそうなほど。元々薄め液なのでラーメンの丼に入れてみるが、そうするともう魚介だかなんだかわからない、そもそも薄まっているのかも分からない程。アクセントとしてこれだけ飲むために薄めたいと希望をいうのはアリだと思った。
で、結局本来の目的であった、平山さん池袋に帰ってきているのか問題は未解決のまま。堀切の一志にも、味リニューアルしてから出てないみたいだし、ネットの情報だと最近の池袋にもいないらしい。しかも嫁も息子も。う~ん、平山ファミリーいずこへ。
寒い内に今度は特製を食べに来たい。果たしてオジチャンやその一家がいるのか、またこの若手コンビで特製の味はどーなってるのか。
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■2013.09月
一秀で技術提供を受け、歌舞伎町のド真ん中で背脂地獄を展開していた栄秀が7月末に一時閉店。土佐っ子フリークの間で衝撃が走ったが後日移転と判明。移転先が決まるまで一秀で暖簾と寸胴を預かっている。
という話だったが、移転先が堀切菖蒲園駅となるも、栄秀店主ではなく平山氏で屋号も新たにOPENとのこと。できれば自分の耳で平山のオジちゃんから事の詳細が聞けたらと、慌てて一秀を訪れてみた。
フロア担当の女将さんは相変わらずだが、あらら、厨房には若めの男性が。顔をあまり覚えてないのだが、息子さんかな?
ともあれ暑いし、栄秀で食べようと思ってたつけ麺¥850を脂多め麺硬めでオーダー。
つけ麺がウリじゃない店はラーメンと同じ麺量で異様に少ないことも珍しくなく、足りなかったらどうしようと少なめで頼まなかったら・・・あれれれれれれ?? 麺多すぎないッスか!?
かなりつけ汁の方も、皿と言った方がいい大きさで、麺の側も直径30cmはありそうなデカさに麺がてんこ盛り状態。写真では分かりづらいかもしれないが、350gは超えていそう。
つけ汁は表面にビッシリ背脂が浮かぶが、特製のソレと比べれば可愛いような量。そこに焦がしネギが浮かび、香ばしさがアクセントに食べやすさを演出している。
メチャしょっぱーながら、最初は油と醤油の味を楽しんで、おおっ、やっぱ一秀のつけ麺だわ~と喜んで食べていた。麺はかなり硬めで、ただでさえ韃靼の苦いような粉っぽい風味もするのに、さらにゴワっとして粉っぽい印象が強まり、細めとはいえかなり食べづらい。
とはいえウメェウメェと調子に乗ってつけ汁にシッカリ浸けて食うと、ショッパイのと背脂が絡みまくるので、徐々に気持ち悪くなってくる。
それにつけてこの麺量。考えるだけで気が遠くなってきた。夏だからつけがいいと思ったが、こりゃラーメン以上に、麺に乗ることでダイレクトに脂とタレを啜り込むことになるぞ。そういや前に食べたのは冬だったが、夏場の、それも自分の休み前の疲れた身体にはかなり堪える。
とはいえ腹は激烈に減っているので、これでちゃんと晩ご飯にしないといけない。格闘すること暫し、なんとか完食した。
割りスープをお願いしたかったが、更に背脂を摂取する体力は残っていなかったので、泣く泣く断念した。
半ばボーっとする頭で家路につく。
しかし不思議なもので、5分と立たない内に、やっぱつけ汁も完食するんだったと後悔の念が頭をよぎる。あの、麺に絡む背脂とタレ、思い出すだに、あぁ、食いたい、今度こそ麺少なめで脂増さずに食うぞと誓うのであった。
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■2012.04月
この年の3月に、数年ぶりにヒゲのマスターの感動的なる醤油ラーメンを食べ、こりゃ暑くなる前に特製も行っとくしかなかんベェと、強引に予定を作り池袋のはずれへと自転車を飛ばした。
いつもより少し早い時間に到着したので、もしかしたらヒゲのオジちゃんいないかなぁとも思ったが、居た。嫁さんの奥で調理する姿をロックオン!
マスターの特製なんて、板橋の店が平太周という店名だった時以来かもしれない。寄る年波には勝てず、醤油ラーメンの脂多めで凌いできたが、今日は覚悟してきたのだ。喩えグロッキー状態になろうとも、背脂の海に溺れたい気分なの。もう滅茶苦茶にしてちょうだい!
特製麺硬め¥850
でビャぁーーーーーーーーーーっと背脂の海・うみ・ウミ。白い固形と液化した透明な部分で焦げ茶のスープが完全にマスクされている。
まずはこの上澄みをレンゲでズズーッと啜る。あぁ~、もうダメ。上質な脂の官能的な甘さだけでももう腰砕けなのに、特製はニンニクが効いており、脂を舐めただけで仄かなニンニクの風味が香ってくる。
オジちゃんが平太周時代、自ら特製を試食する場面に出くわしたことがあるのだが、このバランス!と満足気に頷いていたのを思い出した。この脂とニンニクのバランスが上澄みの段階で既に決まっているのだ。当時の特製より進化してるんじゃないかな。
で、ここからがメインエベント。脂の層を破って麺を引き出すと、丼の底から漆黒の濃厚な醤油ダレが麺に絡み付いて出てくる。一面真っ白だったキャンパスを黒い濃艶たる液体が陵辱する瞬間、箸を下層の麺に絡めるだけでももうドッキドキだ。なんか、この瞬間、凄く背徳感あるんだよね。
こうなったらもう脂と麺とタレをグッチョグチョにして、丼に顔を突っ込んで口の周りベッチャベチャにして、ひたすらに啜る・すする・ススル!
この固めの粉っぽい韃靼の風味の麺に脂がコーティングされて口に入ってくる感じがもうエロスですわ。今さらながら気づいたが、どうして背脂ラーメンは深夜の街道沿いが似合うのか。喧騒の中、猥雑なロケーションで、なにかこう爽やかでない、後ろめたさを感じつつ眠たいボケた頭で啜るラーメンは、正しく夜の大人の食べ物だったのだ。
完食寸前にして、流石にオッサンには脂が堪えてきた。もうこれ以上はムリって寸前でフィニッシュ。このギリギリイッパイッパイな、もう暫くは食べなくていいやという倦怠感と、達成感を伴う疲労感を感じると、やはり大人のラーメンだなと思うのであった。
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■2006.01月初訪問から何度も食べているが、キリがないので、その内まとめてUPしやす。
記事URL:http://blog.livedoor.jp/kekkojin/archives/52198350.html
2016/02/23 更新
先日伺ったら、脂ぎれでなんと夜の部開店が2時間以上遅れるとのこと。
まぁ仕方ないということで、幸い所用があったので、それが終わって急行すると、21時過ぎで既に暖簾が出て外灯もついていた!
ホッと胸を撫で下ろし、着席。今日は特製だとチト重そうな気がしたので、平太周以来となる塩ラーメンを頂こうかな。。
塩ラーメン脂多め¥750+小ライス¥100
ノーマルの醤油ラーメンよりスープが少なめな感じで、平太周の時より塩のベースのしょっぱさが効いてて、大量の背脂と実にバランスが取れていた。
特製は別格として、これは今のところ醤油より好きかも。
こうなるとライスがよく合う。
背脂丼を勝手につくる。やっぱ間違いないっすわ。
いつも通り、完食。
今度から特製か塩の二択になりそう〜