9回
2018/09 訪問
夏季限定「肉ひやし」@烈志笑魚油 麺香房 三くさん
本日は「烈志笑魚油 麺香房 三く」さんに行ってきました。
8月6日から始まった夏季恒例の限定麺「肉ひやし」1日10食限定1200円。
そろそろ終了のアナウンスかなと思い立って今日うかがってきました。
11時前に到着し、ポールゲット。
11時半過ぎに開店して券売機で「肉ひやし」をポチり。
カウンター席に着くとすぐに黒毛和牛を焼く甘い匂いが漂ってきます。
厨房を見ると店長によってフライパンいっぱいに広がる一枚肉の黒毛和牛が強火で香ばしくサッと焼かれていました。
6分ほどで着皿。
ガラスの透明の器には、中央に薔薇の花びらに見立てられたトマトスライスと花芯に生姜が配された芸術的な創作品。
花のまわりにはベビーリーフによる緑が一面に広がり、その下に黒毛和牛の一枚肉が器いっぱいに敷きつめられています。
麺とスープはさらにその下に潜んでまったくうかがい知れず。
見た目に涼しげで豪華絢爛。創作麺料理の粋といった印象。
主役の黒毛和牛からいただくと、その香りと同様に上質な肉の甘味が口いっぱいに広がり激ウマ!
トマトスライスやベビーリーフと一緒にいただくと、中高年にも脂身がしつこくならず、とても美味しくいただけます。
肉と野菜を食べ進むと、ようやく麺が姿を現してきました。
西山製麺の中細縮れ麺に淡口の和出汁ベースのスープが絡んでさっぱりいただけます。
ただ、この淡麗なスープは肉の旨みに明らかに負けていて、若干トータルバランスが悪い印象も受けます。
いつもは旨ウマのスープを連発してくれる三くさんには珍しいなと思いました。
創作麺料理としては見た目に極上。
ただスープのお味に関しては傑作限定を生み出し続けている三くさんには珍しく凡庸な印象。
そうは言っても、黒毛和牛の圧倒的な存在感と素晴らしいビジュアルはやはり流石の三くさんらしい唯一無二のもの。
〆のごはんには、たっぷりのとろろに柚子皮と梅肉が添えられ、冷たいスープと粘りの強いとろろが絡まりにくいのかスープに投入する前によく混ぜることを勧められれました。
そうしていただくと、黒毛和牛の旨みも溶け出したスープにとろろの粘りと、柚子や梅のさっぱりした風味が加わって激ウマ!
毎年恒例の冷やしとして提供されるのも納得の満足感でした。
ごちそうさまでした。(^^)
2018/09/08 更新
2018/07 訪問
「macroの壺 progress 7th 未完」@周年コラボイベント『人類みな麺類×三く 逢いの人麺三』
7月29日は「烈志笑魚油 麺香房 三く」さんの7周年コラボイベント
『人類みな麺類×三く 逢いの人麺三』
限定 100食「macroの壺 progress 7th 未完」1000円が提供されました。
三くさんの2周年から続けてこられた『人麺三』には今回初参加。
台風直撃を受けた大阪で朝5時から整理券配布が行われるという「最高に最悪な」状況下。^^;
7時半過ぎに「麺香房 三く」さんに到着。ピンクの仮整理券19番をいただいて「うどん讃く」店内で待機。
赤の仮整理券が前50番までなので69番目ということ。
台風の影響も何のその、三くファンの皆さん気合いが入っています。
8時から「うどん讃く」店舗前に番号順に整列。
15分ほどで「うどん讃く」に再入店して整理券の配布が行われ山本店主から69番(13:20)をゲットしました。
13時過ぎに再訪問。
店頭にはポップアートのように鮮やかな7周年記念のコラボ幟が!
テンションが一気に上がってきます。
10分ほどで入店して中待ち席に。さらに5分ほどでカウンター奥側に着席。
BGMは今日はジャズではなく人麺さんとのコラボらしくミスチルのヒット曲を大音量で。
厨房では、今日は山本店主が盛り付け全般を、人麺みな麺類の松村店主が麺茹で・北店長がスープ係、三くの伊藤店長が何と皿洗いを担当するという豪華ラインナップ。
三くの白壺と人類みな麺類のmacroという、2店舗の看板メニュー同士がコラボする限定メニュー「macroの壺」。
今回のテーマは「progress 7th 未完」。
今後10年、20年先を見据え、未だ進化の途中にあり、進歩を続けることを鮮明にした7周年記念。
4分ほどで着丼しました。
スープをいただくと、macroの貝出汁に、白壺の白醤油ベースの複合出汁が邂逅した、このコラボ限定「macroの壺」の淡麗なスープは、某京懐石料理店で遭遇するような和出汁のシンプルイズベストな姿。
旨みを積み重ねるとすればいくらでも引き出しのある両店ですが、あくまでもシンプルさを追求してこれ以上足しも引きも不要とばかりに和出汁の持つ奥深さを味わうことができました。
柚子皮のアクセントも実に巧妙で効果的。
麺は、全粒粉入り中太ストレート麺。
こちらは人類みな麺類さんの例のうどん粉入りの麺だったでしょうか。
多加水のツルシコ系で、抜群の歯応えと喉越しの良さを両立。
チューシューは、極太煮豚。
メンマは、極太材木メンマ。
人麺さんでいうところの「あつあつ」をセットアップ。
もちろん文句なしの美味しさ!
トッピングは、山本店主のセンスが炸裂!
夏を感じる食用笹に、稚鮎、昆布巻き、microな紅白団子など、繊細で粋な和の盛り付けの数々。
両店舗の良いところ取りとなった「macroの壺 progress」は7周年にふさわしい完成形。
これを未完とするところが今後のさらなる進化を約束してくれているようで嬉しいかぎりです。
ごちそうさまでした。
そして、おめでとうございました。(^^)
また、台風の中、決行してくれた両店舗に敬意を表します。
ありがとうございました。
2018/07/29 更新
2018/06 訪問
超絶美麺「涼三 魚冷やし」@烈志笑魚油 麺香房 三くさん
本日1戦目は「烈志笑魚油 麺香房 三く」さんです。
10時15分ころ到着。ポールゲット。
11時半過ぎに開店。
券売機で今日のお目当て5月12日から始まった夏季恒例の1日10限定「涼三 魚冷やし」1,000円をポチり。
カウンター手前一番手に着席。
6分ほどでサーブされました。
綺麗なガラス器に魚、野菜が多種多様な色合いでセンス良く盛り付けられ超絶べっぴんさんのビジュアル。
見た目にすでにラーメンの範疇を超えていますが、食欲をそそる香りも満載で、まさに五感で楽しむ「冷やし」になっています。
麺にたどり着く前に、豪華なトッピングが盛り沢山。
まずは、鱧の湯引き梅肉添え。和食店でいただくのと変わらない高級感。
鰹のたたき生姜添え。肉厚ジューシーで香ばしい旨み。
2種の魚のまわりには色とりどりの生野菜。
ベビーリーフ、インゲンマメ、アイスプラントの緑、
水茄子の紫、
蓮芋と花びら茸の白、
ミニトマトとビーツの赤、
ズッキーニとビーツの黄と視覚効果満点!
またボリュームも満点で、少々アゴが疲れました。^^;
美的にハイレベルかつヘルシーで言うことなしですが、生野菜がお高い昨今、価格的にも満足度が高いですね。
麺は、三くさん御用達の西山製麺製の中細縮れ玉子麺。
ツルモチの食感がこの「冷やし」にピッタリですね。
縮れ麺が魚介出汁の冷製スープをよく絡めて抜群に美味しいです。
野菜のボリュームに手こずりながらも、なんとか完食。
魚、野菜の旨みに梅肉、生姜の風味も溶け込んだ冷製魚介出汁スープがあまりにも美味しくてこちらも完飲してしまいました。
今日も感動をいただきました!
ごちそうさま!(^^)
2018/06/02 更新
2018/03 訪問
「鶏三 落し蓋」@烈志笑魚油 麺香房 三くさん
昨日は「烈志笑魚油 麺香房 三く」さんに行ってきました。
冬季限定かつ1日10食限定で、先着10名が必ずといってよいほど手にする「落し蓋」チケット。
最後のタイミングと先週末しつこさが功を奏してようやくゲットしました。(T_T)
この日は~奈良ラーメン博~関西ドリームマッチ2の初日。
猛者たちはそちらに向かうかもと狙いすまして10時ころ到着。外待ち5名。
開店前に「落し蓋」のチケット配布があり、6番をゲット。(^^)
11時半前に開店。
券売機で「限定鶏三落し蓋ラーメン」をポチり。
カウンター奥に陣取りました。
7分ほどで着丼。
落し蓋と異名をとる巨大なロールチャーシューが器を覆い尽くす圧巻のビジュアル。
スープからいただくと、魚介推しと思われる三くさんには珍しい鶏出しスープとなっており、コクと深みはあるものの、ややアッサリ気味の鶏出汁動物系白湯スープとなっています。
個人的には、これに三くさんらしくしっかり魚介出汁を合わせてくると、超絶スープになるのではと思いましたが、その辺の割り切りが数量限定でこだわりあるマニア向けの一杯なのでしょう。
麺の前にチャーシューを片付けないとたどり着けないので、先に食します。
巨大な円形豚バラロールチャーシューも味付けアッサリで、柔らかく肉厚、肉の旨みと脂身の甘みがしっかりと感じられる、豚バラチャーシューとしては究極の逸品。
豚バラロールの外周はしっかり炙りが入れられ、表面カリッとしたクリスピー状態。素晴らしい食感まで味わえる、堪えられない出来となっています。
麺は、中細ストレートの西山製麺。コシを残しつつ歯切れも良い麺。
鶏白湯スープとの相性は良好。
具材はチャーシューの上にニンニクの芽。ボリュームたっぷりのチャーシューを食しながらの味変と、良い箸休めとなっています。
スープの中からはトロッとした半熟具合が絶妙の煮玉子と、ラーメンには珍しいふわふわの湯豆腐が出現。
満足度をさらに高めてくれました。
柚子皮付きの〆のごはんを最後に投入して、最後の一滴まで美味しくいただきました。(^^)
超絶人気の落し蓋ですが、個人的には、三くさんならこれ以上美味しくできると思われるところがまた恐ろしいところ。^^;
究極のラーメンづくりには、まだまだ引き出しが沢山ありそうな三くさんでした。(^_-)
2018/03/25 更新
2018/03 訪問
圧巻の美味!「貝出汁トリュフ仕立て Progress」@烈志笑魚油 麺香房 三くさん
昨日は「烈志笑魚油 麺香房 三く」さんに行ってきました。
仕事の合間に飛び込み、11時半前に到着。外待ち12名。
またまた10食限定の「落し蓋」ゲットならず~(T_T)
いつものように三く分前に開店し、ほどなく入店。
券売機で「限定」をポチり。
女将さんに食券をお渡しして「貝出汁トリュフ仕立て」をコール。
7分ほどで着丼。
スープからいただくと、貝出汁の凝縮された旨みがまず舌に飛び込んできて、圧巻の美味しさ!(^^)
貝出汁といえば、「別邸」さんでも「麺助」さんでも極上の美味しさで馴染み深いもの。
他が劣っているというわけでは決してありませんが、スープの旨みという観点でいうと完全に頭一つ抜けている印象。
これにトリュフの風味が後追いしてくる感じで、上品さを付け加えています。
カエシの醤油もいつものようにコクがありつつもスッキリとした印象で、貝とトリュフの風味を邪魔することなく上手に下支えしている縁の下の力持ち的な存在。
抜群のバランス感覚となっています。
麺は、細ストレートで加水高めのしなやかな麺。
蕎麦のようにザラつきを感じるほどの全粒粉入りとなっており、小麦の風味、スープの持ち上げ、コシ、喉越しや歯切れの良さ、いずれにおいても秀逸な出来となっています。
貝出汁スープとの相性は最高!(^^)
チャーシューは、大ぶり厚めの豚バラ煮豚が3枚。
三くさんでいつも感心するのはチャーシューまで極旨ということで、この日はその中でもとびきりの逸品でした。
柔らかさ、ジューシーさ、脂身の甘み、いずれにおいてもこれ以上望むものがない最上クラス。
あまりに美味しいとただ頷くだけで「笑けてくる」ということがありますが、まさにそんな感じでした。
穂先メンマも丁寧な水戻しと上品な味付け。
白ネギとホウレン草もいい箸休め。
と、文句なしの美味しさにただただあきれるばかりでした。(^^)
恐るべし三くさん。まだまだ引き出しがありますねぇ。
またこの日は、前回お休みだった女将さんが現場を取り仕切っており、いつもながら見事な捌きに見とれておりました。
三くさんの女将さんを見ていると、いつも頭に思い浮かぶのは、あっぱれ屋さんの女将さん。
お二人とも柔和な印象で笑顔を絶やさないのですが、何故か不思議に思うのは現場の空気がピシッと引き締まっていること。
いるといないとでは、お店の評価すら変わってくるほどの存在だと思います。
これからもお元気で頑張ってください。(^^)
結局、期間限定の落し蓋を食べられずに終わりそうですが、^^;
また平日狙いで訪問したいと思います。
ありがとうございました。(^^)/~~~
2018/03/23 更新
2018/02 訪問
肉かけ@烈志笑魚油 麺香房 三くさん
本日1戦目は「烈志笑魚油 麺香房 三く」さんです。
こちら年末以来の二か月ぶり。
10時10分過ぎに到着。外待ち11名。
開店前に「落とし蓋」のチケット配布があり、私の前で無情にも終了。チーン
1時間半待ちのゲットならずで、かなり凹みました。_| ̄|○
次回は2時間待ちかぁ~(´д`)
いつものように11時三く分開店。
5分ほどで入店して券売機で限定ボタンを押して食券をお渡しすると「貝出しトリュフ」も完売しましたと。ガーン(゚Д゚)
アチャー(/_;)、今日はついてないようです。女将さんの姿が見えないので、そのせいかなぁ、と思いながら改めて「肉かけ」(並)をポチり。
コの字カウンター奥に着席しました。
10分ほどで着丼。
三くさんの基本形と思われる、かけスープからいただくと、「国産煮干を低一定温度のアルカリイオン水で丸一日掛け旨味を抽出」したという琥珀色のスープは、三くさんらしい嫌みのない芳香と雑味のない旨味で、抜群の美味しさ!
まさに魚介和風出汁のお手本のような優秀さですね。
一つ、注文をつけると、お手本過ぎて面白みには欠けるかもといったところ。
まぁ、そうでなければ他のメニューの存在意義もなくなってしまうんですが。
麺はサッポロラーメンで名高い西山製麺製の中太縮れ麺。
加水率高めのツルシコ系。スープとの絡みも良好ですね。
チャーシューは肉かけということで 大ぶり豚バラが5枚。肉厚で抜群の柔らかさ。
これまで食した豚バラチャーシューでも最上級の美味しさでした。
トッピングは、長ネギ、ホウレンソウ、それに三くさんお得意の丸ごとの煮干し。
とても美味しくいただきました。
ごちそうさまでした。(^^)
次回こそはとリベンジを誓いました。
言ってる間に冬季限定なくなりそうだな〜(^^ゞ
2018/02/24 更新
2017/12 訪問
恋い煮干し麺魚三@三くさん
本日1戦目は「烈志笑魚油 麺香房 三く」さんです。
年の瀬となり、連日、お気に入りの名店を訪れています。
今日は福島3連発でお届けします。^^;
まずはお気に入り筆頭格のこちらへ。(^^)
10時半過ぎに到着。外待ち11名。
ほぼ半年ぶりの訪問になりますが、お気に入りの割にはずいぶん間が開きました。自分なりに理由があるのですが、三くさんだけラーメン店のなかで別格という意識を持っています。それは有名ホテルや高級割烹にも通ずる完璧に近いホスピタリティーを感じさせてくれるラーメン店という意識です。そんなお店にはフラッと立ち寄ることができず、どうしてもこちらに気持ちのゆとりがないと訪問できないなという思いがありました。今日は年末にようやく決着のついた仕事の解放感からの訪問になります。
11時35分過ぎに開店。
注文は、3戦目の麺助さんの整理券がなければ、落し蓋と決めていたんですが〆飯付きなので、「恋い煮干し麺魚三」に切り替えてポチり。
6分ほどでサーブされました。
煮干しそのものをスープに転化したような灰黒色に近い男気あふれるビジュアル。見た目に極濃のニボニボ感を期待させます。
スープからいただくと、煮干し特有の苦みやえぐみは控えめに、甘味すら感じる濃厚な旨味が抽出されています。お店の説明書にあるように、頭とはらわたを取り除いた国産煮干しを低い一定温度のアルカリイオン水で丸一日浸けて丁寧に旨味を抽出し、それに節スープを合わせたもの。カエシは1年寝かせた古醤油を使用して、まろやかさと深みを生み出しているようです。
ビジュアルからくるインパクトとは異質な、正統な煮干しラーメンという印象を持ちました。
麺は意外にも細ストレート。濃厚な煮干しに合わせてもう少し太い麺をイメージしていましたが、やや固茹で、加水率低めにして、しっかりした歯ごたえを感じさせるものにされてます。
チャーシューは大ぶり豚バラが2枚。上質な肉質と極上の旨味で満足度マックスです。
具材はホウレン草と白ネギ。白ネギは繊維に沿って縦切りにしたもの。ネギの甘味がしっかり出ています。
とっても美味しゅうございました。
ごちそうさまでした。(^^)
帰りにはご店主からアイコンタクトをいただいての丁寧な年末のご挨拶。
また、いつものように、女将さんからは店外に出ての角度90°のお礼と極上の年末のご挨拶をいただきました。(他店の接客係の人には是非ここで研修を受けていただきたいですね)
ありがとうございました。<m(__)m>
来年は早々に、限定の貝出汁トリュフ仕立てや落し蓋ラーメンをいただきに伺いたいと思います。
よろしくお願いします。(^^)
2017/12/30 更新
2017/07 訪問
ラーメンを出す一流名店
関西トップクラスの人気がある福島の三くさんに行ってきました。開店時間50分前に到着し、外待ち1名。店先の長いすがゲットできました。開店10分前にはチルド状態のおしぼりの配布があり生き返りました。通常時間より約10分前に入店開始。つけ麺全粒粉大盛とご飯にしました。
店内は静かにジャズが流れ、店前の幟と同様にたいへん清潔感があり落ち着いた佇まい。接客は女性の方が1人で切り盛りされ、細やかな気配りが感じられます。厨房は男性4名でキビキビとした所作で見ていて気持ちが良いほど(3名だったかも、人数が多く感じるくらい良く動かれています)。
太麺で時間がかかると聞いていたつけ麺全粒粉は10分強で出てきました。さすがに太くかつ大盛りでボリューミー。ご飯を頼んだのはまずかったか。麺の太さはうどんの半分くらいでしょうか、うどんほどモチモチとはしていませんが、腰があり、喉越しがよいもの。つけダレは魚介系の風味が濃厚で、和風だしのエッセンスの塊のよう。角煮が飽きの来ない良いアクセントとなっていて、大盛りも気がつくとすぐに半分くらいとなっていました。ここで「くすり」を一つ注文して投入。もともとつけダレ自体が色々な素材が絡まる複雑な風味をしているので、あまり大きな変化を感じませんでしたが、ほのかな山椒の風味などわかる人にはたまらないのでしょうね。最後に、半分ほど残したご飯につけダレを少しかけ完食。この〆ご飯に「くすり」を掛けても良かったかも。一口食べるごとにウンウンとうなずいておりましたが、最後も満腹で大満足の笑顔になりました。(^o^)
ごちそうさまでした。そういえば、ここもロックンビリーさんと同じように調味料・薬味・爪楊枝をおかず、潔いと思います。私、最近、マイ爪楊枝を持ち歩くようになりました。(笑)
入店前の冷たいおしぼりから始まって、ご主人の指示のもと行き届いた店内サービス、感謝の声かけ(おそらく‘thank(yo)u’の精神)を忘れない店員さんの立ち居振る舞い、最後は女性店員(女将さん?)が店外まで出ての丁寧なお辞儀といい、素晴らしいの一言に尽きます。このクラスはもしかするとミシュランに出ても全然おかしくないのではないでしょうか。ビブグルマンに出ているような店と比較しても上のような気がします。同じく福島の燃えよ麺助さんでも同様に感じましたが、ビブグルマン以上ミシュラン以下の一流名店が確実に存在するように思います。値段は上げてほしくないのでミシュランには載ってほしくないけど、といった店ですね。私の中では、今日、確実にそういう店のリストに「三く」さんが追加されました。
また、昨日開店6周年だったそうで、おめでとうございます。これからも末永いご繁栄をお祈りしています。
2017/07/16 更新
烈志笑魚油 麺香房 三く
『つけ麺全粒粉』大盛り1100円
福島に来たらやはり三く詣では欠かせない
今日は別邸ではなくつけ麺気分で最終営業日の本邸に
全粒粉を纏ったコシのある太麺はやはり瑞瑞しく喉越しよく素晴らしい
濃厚魚系のつけ汁は煮干しの苦みと旨みが調和した完成度の高い美味
美味というものが五味のバランスの上に成り立つことを実感させられる