25回
2023/12 訪問
つまみから悶絶
2023年12月の夜です.
今夜は銀座八丁目に師走の鮨を楽しみに来ました. いつものように18時からの1回転目をご主人の目の前という特等席で堪能します.
ご主人の両脇を固める若い2人もいつもの面子. 話を聞くとポカもそれなりにあるようですが、いじられるのも愛があってこそでしょう. 空きができた地下のカウンターを任されるのはいつの日か.
さてつまみも握りも仕入れの良さだけではなく独創性と仕込みで銀座の他店と差をつける意気込みを感じます.
この日は香箱蟹が絶品. 最近は和食店だけではなく鮨屋で香箱蟹が出てくることもありますが、あらいさんは内子外子に身を揃えるのではなく、日本酒漬けにして来ました. 美味さに殻に吸い付いて身の最後までしゃぶり尽くす勢いです. 日本酒が進む進む.
白子も炙ってそのままではなくリゾットで. 血の気配を感じない徹底した仕込みで透明感ある仕上がりですね.
スターターの三つ葉は根三つ葉. 茎も太くシャキシャキした食感の三つ葉が出汁に浸って胃袋を温めるスタートも盤石の体制です.
握りも鮪中トロ2連発で始まり、江戸前の青柳、閂サイズの細魚に北海道の松川鰈とピンネタのオンパレードでした. ちょっと塩が強くなって輪郭のはっきりしたシャリも好みです.
次は年明けますね. どんなネタが出てくるか楽しみです.
この日のコースは以下の通り. ◆はつまみ、◇は握りです.
◆三つ葉とお揚げの炊き物
◆鯛 身と皮
◆牡丹海老
◆わかめ
◆帆立磯辺焼き 野付
◆いくら丼
◆クエ揚げ出し
◆ニタリ鯨
◆香箱蟹の日本酒漬け
◇鮪中トロ
◇鮪中トロ
◇小肌
◇赤貝
◇青柳
◇墨烏賊
◇松川鰈
◇細魚
◇鮪赤身
◇鮪大トロ
◇車海老
◇白子リゾット
◇雲丹軍艦
◇穴子
◇玉
◆蜆椀
ごちそうさまでした.
2023/12/25 更新
2023/10 訪問
握りは鮪2貫から
2023年10月の夜です.
この日は銀座であらいの鮨ということで18時の回に訪問しました.
10月で世間はまだ夏かと思うような暑さの日もありますが季節は進んでいます. 魚も旨い季節になってきたのでどんな感じかと楽しみでした.
この日はいつものように三つ葉とお揚げの炊き合わせで胃袋を温めてスタート. 明石の真鯛の身の旨味にムフフとなりますが、その後の皮の湯引きの旨さにびっくり. 弾力と皮の美味しさの二段構えでした.
この日のつまみは後半戦の3品にノックアウトされました. 松茸フライは小ぶりながら香りと味は和食のお店に負けません. ここでもソースで楽しみます. クエしゃぶで上質な身に舌鼓をうった後は、ニタリ鯨の尾のきめ細かい脂と柔らかい身を生姜醤油で堪能しました.
握りは最近鮪スタートになったみたい. この日は気仙沼の鮪でした. 脂だけではなくしっかり旨味が出てシーズンになってきたなと実感. 松川鰈や鱚も絶品です.
年末にはどんなラインナップになるのか予約が楽しみになってきました.
以下がこの日の一通りです. ◆はつまみ、◇は握りです.
◆三つ葉とお揚げの炊き合わせ
◆明石の真鯛と皮の湯引き
◆増毛の牡丹海老
◆鳴門の若芽
◆戻り鰹
◆松茸フライ
◆クエしゃぶ
◆ニタリ鯨
◇鮪中トロ 背中
◇鮪中トロ 腹
◇墨烏賊
◇松川鰈
◇鱚
◇青柳
◇いくら小丼
◇鮪赤身
◇鮪大トロ
◇小肌
◇白子リゾット
◇雲丹軍艦
◆蜆汁
◆玉
ごちそうさまでした.
2023/11/08 更新
2023/08 訪問
夏の鮪
2023年8月の夜です.
久しぶりに夜の銀座で鮨となりました. 目指すはあらいさんですがもう5ヶ月ぶりくらいですかね. 季節も夏となりどんな魚が出てくるかと楽しみです.
6時の回で2階に上がりいつものようにカウンターの新井さんの前に座ります. 両脇を固める若いお2人もいつもの通りでキビキビした動き.
この日の一通りは以下の通りです.
◆はツマミ、◇は握りです.
◆三つ葉とお揚げ
最近のスターターとしてすっかりお馴染み. シャキシャキした三つ葉も胃に優しい柔らかな出汁もウォーミングアップにぴったり.
◆アマテ鰈 明石
真子鰈のことかな?ネギポン酢でいただきます.
◆赤雲丹
ツマミで出てきました. 下関産とか. 香りが違います.
◆若芽
鳴門の旬の若芽で正方形に切ってポン酢でいただきます. 厚みがあるのに柔らか.
◆新銀杏
木から落ちる前の新銀杏は串にしてあります. 柔らかく苦味なし.
◆鰹
皮がキレイな鰹は山山椒で. 山山椒といえば赤羽橋の鮨屋さんですがこちらも負けてはいません.
◆新いくら小丼
小粒でも皮まで柔らかい新いくらは今しか食べられません. 出汁醤油に漬けて丼で提供. プツっとした食感がたまらないですね
◆しらすと唐墨と葛素麺
昆布と鰹節の出汁に薄口醤油をほんのり利かせて唐墨の味でまとめた逸品. オリーブオイルの香りが結構合うんです.
◆真魚鰹
淡路の真魚鰹. 肉厚の身を絶妙な塩加減と酢橘でいただきます. うんまい.
◇新子2枚づけ
季節物ですから、ご主人のつぶやきとともに置かれます. 確かにまだ若いあっさりした感じですね.
◇新烏賊
こちらもはしり. でもプチっとした後に柔らかな食感と甘味は他のネタと遜色ない存在感.
◇鯵
大好きな光り物. 脂と旨みをのせたこりゃ旨い.
◆鮑雑炊
ここで雑炊. 鮑の出汁が米の一粒一粒に染み込んでいます. 大ぶりにカットされた鮑ものって贅沢な雑炊.
◇鮪赤身
◇鮪背トロ
◇鮪中トロ腹
◇鮪大トロ
この日の鮪は気仙沼だったか. 赤身もこの季節特有の鉄分を感じる味わいです. 鮪の中でもこの味がたまらなく好きですね. 他の部位も脂は控えめながら舌の上で旨みが滲み出してきます.
◇小肌
新子と比べると旨みに天と地の差. 新子も季節ものとはいえやっぱり成熟した魚の味には敵いません.
◇車海老
温度感も絶妙で温かく、プリっとした後に甘みが出てきます.
◇穴子
熱々の穴子をハフハフしながらいただきます.
◇干瓢巻
◆蜆汁
◆玉
お酒
・生ビール
・愛宕の松 宮城
・五凛 石川
・飛露喜 福島
秋以降は鮪の脂がのってくる季節. また次回が楽しみです.
ごちそうさまでした.
2023/08/17 更新
2023/03 訪問
貝の季節が始まった
2023年3月の夜です.
この日は銀座で鮨ということで3ヶ月ぶりにあらいさんにきました. いつものようにエレベーターでビル2階に上がって暖簾をくぐると威勢のよい挨拶が聞こえてきます.
ご主人の隣にいた若手男子がいないと思ったら元の龍次郎さんのお店に戻ったとか. このあたりの鮨屋は人の交流がほんとに盛ん. こうやって経験を積んでいくんですね.
さて今夜は3月ということで貝を楽しみに来ましたが、やはり赤貝の香りは素晴らしい. 口に入れた時の胡瓜香がたまりません.
つまみに入った鮃は歯を弾くような弾力. 縁側の脂は蕩けそうなくらいでした. 蟹の日本酒漬けは渡り蟹からクリガニへ. しっかり味がついた身をチューチュー吸うのもまた楽しい.
鮪は個体を変えて4貫でした. 真冬のピークの脂はないですが質は確か.
今夜も完成度の高いつまみと握りを楽しみました.
この日の一通りは以下の通りです. ◆はつまみ、◇は握り.
◆蛍烏賊の茶碗蒸し
◆鮃と縁側
◆煮蛸
◆帆立磯辺焼き
◆鮟肝
◆のど黒酒蒸し
◆クリガニ 日本酒漬け
◇本アラ
◇細魚
◇鳥貝
◇赤貝
◇鮪赤身 敦賀
◇鮪中トロ 敦賀
◇鮪中トロ 氷見
◇鮪大トロ 氷見
◇小肌
◇車海老
◇煮蛤
◇雲丹軍艦
◇穴子
◆お椀
◆玉
お酒
・日高見 宮城
・飛露喜 福島
・五凛 石川
ごちそうさまでした.
2023/04/02 更新
2022/12 訪問
真冬の海の幸に感服
2022年12月の夜です.
今夜は今年最後のあらいさんで鮨を楽しむ予定. 気がついたら先月に続いての訪問になっちゃいました.
今宵も2階の大将のカウンターで美味いつまみと冬で身に脂と旨味を蓄えた鮪を堪能しました. あ、鮪以外も充分美味いんですけどね.
今夜の白眉は間人の香箱蟹の日本酒漬け. そのままかぶりついて下さいというオススメどおり、がぶっと口をつけて中身をチューチュー吸うとたまらない美味しさです. これだけで日本酒のグラスが空になります.
それ以外にも薬の臭いが皆無の真鱈白子の旨味に舌鼓を打って、ニタリクジラの尾の舌で蕩ける脂に鮪のトロに通ずる旨さを感じました. トドメはクエのタタキですね. 20kgを超える魚体のふんわりした食感にノックアウトされました.
この日頂いた一通りは以下の通りです. ◆はつまみ、◇は握り. この日は全皿文句なく美味しかったです.
◆このわた茶碗蒸し
◆鯛 明石
◆若芽 鳴門
◆煮蛸 佐島
◆真鱈無洗白子
◆ニタリクジラの尾 アイスランド
◆香箱蟹日本酒漬け 間人
◆クエたたき 尾鷲
◆鮟肝 余市
◇鰆昆布〆
◇墨烏賊
◇細魚 閂
◇鮪赤身
◇鮪背トロ
◇鮪腹トロ
◇鮪蛇腹
◇小肌
◇帆立
◇車海老
◇雲丹いくら小丼
◇穴子
◆玉
また来ます.
ごちそうさまでした.
2022/12/19 更新
2022/11 訪問
初冬の鮪
2022年11月の夜です.
この日は銀座あらいで久しぶりの鮨. 寒くなってあらいさんの代名詞の鮪も良くなった頃だし鯖や鰆も旨くなってくる時期ですから、これらと日本酒を堪能するのが楽しみです.
2階のカウンターではいつものように大将とそれを支える2人の活気ある若手が迎えてくれます. そういえばメイさんはもう1階個室担当だし、臼井さんも独立を見据えて1階カウンターを任されるようになりました. そしてあらいさん出身の方が近々新橋にお店を出すようで、あらいから巣立つ人も増えてきましたね.
この日期待通り大間の鮪4貫に加えて脂がのってきた鰆、旬を迎えた閂サイズの細魚と期待通りの握りに舌鼓を打ちました.
この日の一通りは以下です. ◆はつまみ、◇は握り. 特に良かったのは★☆にしました.
◆三つ葉とお揚げ
◆明石の鯛
◆佐島の蛸
◆牡丹海老
◆★無洗雲子
◆★鰤 羅臼
◆梭子魚
◆牡丹海老の頭
◇墨烏賊
◇☆鰆
◇☆細魚 閂サイズ
◇☆鮪 漬け
◇☆鮪 中トロ背中
◇☆鮪 中トロ腹
◇☆鮪 大トロ
◇小肌
◇車海老
◇いくら小丼
◇紫雲丹軍艦
◇穴子
◇玉
鮪はもちろんのこと他の鮨種やつまみも日々旨くなっている気がします. また冬の間に来ます.
ごちそうさまでした.
2022/11/27 更新
2021/11 訪問
冬に入って鮪も光り物も美味
2021年11月の夜です.
今夜は銀座あらいで鮨を堪能予定. もう11月になり鮪も津軽海峡に入り脂がのって美味しいに違いないというわけでこの日もビル2階へ上がりました.
鮪好きにはたまらないあらいさんですが鮪以外に光り物など江戸前の仕事っぷりも魅力的. この日の鮪は3貫におはぎと鉄火巻に加えた構成ですがそれ以外に秋刀魚と鰯の光り物が素晴らしかった.
秋刀魚はちょっと外を炙って中はレアに、鰯も脂がのってとろけそう.
つまみも充実しており予想以上にお酒が進んだ夜でした.
この日の一通りは以下の通り. ◇はつまみ、◆は握り. 特に美味しかったのは☆★です.
◇☆クエ酒蒸し
◇鯛 牡丹海老
◇煮蛸
◇☆鉄火巻
◇☆北寄貝
◇蕪糠漬け
◇鰹
◇牡丹海老頭
◇鮟肝
◆明石鰆
◆墨烏賊
◆★秋刀魚
◆小柱
◆★鰯
◆★鮭大助といくらの親子丼
◆★鮪赤身 三厩
◆鮪血合いぎし
◆★鮪大トロ
◆おはぎ
◆★小肌
◆車海老
◆馬糞雲丹
◆穴子
◆玉
ごちそうさまでした.
2021/11/29 更新
2021/07 訪問
7月のあらい
2021年7月の夜です.
この日は銀座あらいさんに来ました.
以前から入居しているビルの2階に新たにカウンター
を設えてご主人はそちらに移り、元の地下のカウンタ
ーは個室として使っているとか.
新装したカウンターでどういう鮨が味わえるのか楽しみです.
さてエレベーターで2階に上がると以前より広々した
カウンターになっていました. 皆さんのレビューで見
る黒い漆のカウンターに、照明は中の器具が見えない
ように工夫が凝らされています.
カウンター内にいる方々も人数が増えたような.
さてこの日は梅雨で日本各地の悪天候が数日続いて
いたこともあり、さすがのあらいさんも仕入れに
苦労したそうです. というわけでこの日は飛び抜けて
美味しいネタは少なかったのですが、今シーズン初
の大間の鮪が入っていました. 脂のノリはそこそこ
ですが、夏らしい酸味がある鮪でした.
この日いただいた一通りは以下の通りです.
特に美味しかったものは☆にしました.
まずはつまみから
◆夏野菜とじゅんさい 三杯酢で.
◆明石の鯛 真子鰈の縁側
◆佐島の蛸柔煮
◆鰹
◆★能登の鮑
◆★鰻
◆鮟肝
◆鉄火巻
続いて握りです.
◇あら
◇鮪赤身 大間産
◇☆鮪中トロ 背中
◇鮪中トロ 腹
◇☆鮪大トロ
◇おはぎ
◇小肌
◇鳥貝
◇車海老
◇雲丹巻
◇☆雲丹軍艦
◇玉
次回は天候に恵まれて握りのネタも揃うことを期待
します.
ごちそうさまでした.
2021/07/18 更新
2021/02 訪問
2月の鮪
2021年2月の夜です.
年が変わって初めてのあらいさんです.
地下に降りるとカウンター内にはメイさんがいました. 最近はずっと個室担当だったので珍しい. 聞けば今日の個室担当は別の方だとか. この日は大将とメイさんの以前と変わらない掛け合いを楽しみました.
2月になり鮪は津軽海峡からいなくなり伊豆などが中心とのこと. 1年で最も鮪の味が薄くなる時期ですがあらいさんの冷蔵庫には鮪がギッシリ詰まっていて、その都度最良のものを出していると言ってました。
この日の鮪も魚体を変えながら3貫とおはぎ、鉄火巻. 見た目が派手な大トロよりも味がある中トロを2貫とこだわりが伺えます.
この日はいつもつまみで出る煮蛸を握ってきたり変化を感じた日でした.
この日頂いた一通りは以下の通りです. ◆はつまみ、◇は握り. ★☆は特に良かったものです.
◆三つ葉と揚げの炊いたもの
◆明石の鯛
◆牡丹海老
◆鉄火巻
◆★河豚白子
◆あん肝
◆★帆立磯辺焼き
◆このこの茶碗蒸し
◆牡丹海老頭焼き
◇☆ほうぼう
◇煮蛸
◇☆鳥貝
◇酢牡蠣
◇墨烏賊
◇☆鮪血合いぎし
◇鮪赤身漬け
◇☆鮪中トロ
◇おはぎ
◇小肌
◇車海老
◇☆馬糞雲丹
◇☆煮蛤
◇干瓢巻き
◇玉
次回からは2階かもと言われました. 以前から話題になっていたフロアに入れるかもしれません. 楽しみです.
ごちそうさまでした.
2021/03/12 更新
2020/12 訪問
上質な鮪を堪能
2020年12月の夜です.
師走の銀座です. やはり今年は銀座のこの季節も人通りは少し少なめです. そんな慌ただしい年も通ったあらいさんに今年最後の訪問です.
いつも鮪を楽しみにしていますが、今回は握り4貫に名物おはぎ、そして突先巻きと期待通りの量でした. 鮪はもちろんやま幸から三厩や気仙沼の上質なものが入っていましたが、今回は我々の目の前で見事なブロックから大トロを切り出して提供してくれるパフォーマンス. テレビの鮨屋が開店前に仕込みをするシーンの中で見たことがありましたが、実際に目にするのは初めて.
千葉鴨川の定置網にかかった鮪から切り出された大トロはまだあらいさんが「ちょっと若い」というだけあって熟成というより身の弾力と蕩ける脂のコンビネーションを感じる一貫でした.
鮪以外にもちょっと熟成させた鰆の握りはこの季節ならではでお代わりするくらい美味しかった.
この日いただいた一通りは以下の通りです. ◆がつまみ、◇が握りです
◆三つ葉と揚げの炊き合わせ
◆煮蛸
◆帆立
◆ボタン海老
◆鮪突先巻き
◆ネギマ
◆べったら
◆ノドグロ焼き
◆珍味3種
◇鰆
◇墨烏賊
◇鮪赤身 三厩
◇鮪背トロ 三厩
◇鮪中トロ 気仙沼
◇鮪大トロ 鴨川定置網
◇おはぎ
◇小鰭
◇〆さば
◇車海老
◇小柱軍艦
◇雲丹いくら丼
◇穴子
◇干瓢巻き
◇玉
◆お椀
1年の締めくくりにふさわしい2時間半でした. また来年も通おうと思います.
ごちそうさまでした.
2020/12/24 更新
2020/09 訪問
秋の旬
2020年9月の夜です.
9月も鮨あらいに来ました. 9月に入って鮪の脂ものりだしてあらいさんの鮪を食べるのを楽しみにしての訪問です.
春先から変わったことといえば、いつもカウンター内にいたメイさんが個室で握るようになって、姿を見なくなったことくらいでしょうか.
この日頂いた一通りは以下の通りです. ◆はつまみ、◇は握り. ☆★は特に美味しかったものです.
◆蛸 佐島
◆鮃
◆銀杏
◆鮑
◆鮪山掛け
◆★小鰭フライ
◆鮟肝 北海道余市
◆★海鰻 福岡
◇鮃昆布締め
◇☆白烏賊 鹿児島出水
◇毛蟹 北海道噴火湾
◇鮪赤身 塩竈巻網
◇☆鮪中トロ 塩竈巻網
◇☆鮪中トロ 塩竈巻網
◇鮪大トロ 塩竈巻網
◇小鰭
◇鯵
◇☆車海老
◇生いくら小丼
◇☆雲丹軍艦
◇穴子
◇中落ち手巻き
◇玉
◆お椀
秋になり鮪の脂がのってきたのを実感した夜でした. 大間ではなかったですが冬に向けて楽しみが増してきました.
つまみではフライにしてみたという小鰭が意外と美味しい. 〆めた小鰭はフライになって適度に脱水、塩気があって日本酒のアテに最高でした.
コロナで色々大変そうですが、同じビルの2階を使う予定もあるみたいで今後の発展が楽しみです.
ごちそうさまでした.
2020/10/07 更新
2020/03 訪問
貝の季節が始まった
2020年3月の夜です.
すっかり人通りが少なくなった銀座に来ましたがこちらあらいさんの店内は満席で活気にあふれています. そうはいってもカウンターもキャンセルがちらほら出るそうですし、個室については使用していないとか. まあキャンセルが出てもすぐに埋められるくらい人気があるお店ということですね.
豊洲のお魚も買手が少なく卸が困っているんだよね、と話していた大将. そのぶん魚をいっぱい買って助けなきゃということでだいぶ魚を買い込んだとか. どうりでこの日はつまみも多いなと思っていましたが、後から数えると握りも普段より多かった.
貝の季節になりつまみにも握りにも貝が入ってきました. 貝は素材の良し悪しで決まってしまうことが多いのであまり好きではないと大将は言っていましたが、どの貝も一仕事施されていてなかなかの美味しさです.
この日いただいた一通りは以下の通りです. 特に美味しかったものは☆印.
つまみ
◆★蛸
◆帆立貝
◆蛍烏賊
◆とり貝
◆牡丹海老
◆★鰹 山山葵で
◆平貝 磯辺焼き
◆★河豚白子焼き
◆★のど黒酒蒸し
◆海老頭焼き
握り
◇ハタ
◇墨烏賊
◇鮪赤身
◇鮪中トロ 腹
◇☆鮪中トロ 背
◇☆鮪大トロ
◇コハダ
◇☆赤貝
◇煮蛤
◇☆縞海老
◇細魚
◇小柱軍艦
◇☆雲丹
◇穴子
◇☆鮪中落ち巻
◇玉
◆お椀
◆べったら漬け
早く落ち着いてこの美味しい鮨が食べられることを願っています.
ごちそうさまでした.
2020/04/04 更新
2019/12 訪問
今年の鮨食べ納め
2019年12月の夜です.
鮨食べ納めとして銀座鮨あらいに来ました.
年の瀬でさらに活気を増した店内でたっぷりと鮨・
摘みを楽しんだ2時間半. 良い鮨食べ納めになりました.
今回は風邪でお休みになったスタッフがいたとかで
メイさんが定位置の大将の隣ではなくカウンターの
外でお酒出したりと、普段とはちょっと違ったあらい
さんでした.
それでも味の方はいつもながら絶好調. 摘みも行く度に
新作を楽しめるようになりました.
最近よく出る鰯巻きはたっぷりと脂がのって大将自身
も「鰯いいでしょう」という出来. 新作の甘鯛スープも
魚の旨味を吸ったスープが最高でした.
握りも12月に入って旨味、脂のノリともピークに
達した大間の鮪を4貫堪能して充実の時間を堪能.
この日頂いたものは以下の通りです.
◆蕪蒸し
◆牡丹海老
◆蛸
◆鰯巻き
◆白子焼き
◆鰹
◆甘鯛スープ
◆鮟肝
◆牡丹海老頭
◇鰆
◇鯛
◇墨烏賊
◇鮪赤身
◇鮪中トロ
◇鮪中トロ
◇鮪大トロ
◇小鰭
◇煮蛤
◇小柱
◇いくら
◇雲丹軍艦
◇穴子
◇鮪中落手巻き
◇玉
◆お椀
来年は開店して5年が経つんですね. 早いものですが
もうそれ以上のお店の貫禄が出ています.
また来年も来ます. ごちそうさまでした.
2020/01/11 更新
2019/10 訪問
季節毎に最高のつまみと握りが楽しめる
2019年10月の夜です。
さて今夜は鮨あらいの定期訪問です。
10月になり鮪もさらに美味しい季節となりました。
今日はどんな握りやつまみが楽しめるかなと
ワクワクしながらエレベーターで地下1階の
お店に降りました。
当然のことながら鮪に注目が集まるあらいさんですが
つまみも秀逸。寒い季節となり白子の茶碗蒸しで
舌と胃のウォーミングアップしてからつまみと握りを
楽しみました。
すし匠系でよく出る鰯巻が出てきましたがあらいさん
で見るのは初めてでしょうか。温かいクエしゃぶは
脂がのった身を特製のポン酢でさっぱりと頂きます。
そしてこの季節のお楽しみの松茸フライ。昨年も
味わいましたが今年もお目にかかれました。
フライにすると松茸のジューシーさがさらに濃縮
されて美味しい。
定番の鮟肝と奈良漬けのコンビも健在。前回は
なかったので久しぶりの味です。
この日の鮪は青森三厩で揚がったもの。
赤身、血合いぎし、蛇腹、手巻きと一通り堪能。
この日頂いたのは以下のとおりです。
つまみ
◆白子茶碗蒸し
◆牡丹海老 鯛
◆銀杏
◆鰯巻き
◆鯖
◆クエしゃぶ
◆松茸フライ
◆鰹
◆鮟肝
◆海鰻
◆牡丹海老頭炙り
握り
◇鰆
◇墨烏賊
◇鰤 余市
◇鮪 赤身
◇鮪 血合いぎし
◇鮪 蛇腹
◇小鰭
◇鯵
◇車海老
◇小柱軍艦
◇イクラ小丼
◇雲丹軍艦
◇穴子
◇中落ち手巻き
いつもながら一人でも楽しく鮨を味わえるので重宝
しています。これからもお世話になります。
ごちそうさまでした。
2019/11/18 更新
2019/08 訪問
季節毎最高の鮪
2019年8月の夜です。
季節一回のあらいさんへの定期訪問です。
まだ8月だから大間の鮪はまだだろうなと思いながらいつものようにエレベーターで地下1階のお店に降りました。
カウンター内はいつものように新井親方とメイさんで快活そのものです。2人の阿吽の呼吸でカウンター客全てに気を配り話を振っていくので1人で行っても場に飽きるということはありません。もちろん鮨を楽しみ飽きる暇はありませんが。
この日の鮪は気仙沼の定置網。大間はありませんがその日その日で最高の物なのは折り紙付き。また鮪に合わせて握りを微妙に変えるという親方の腕でこの日も4貫の鮪を堪能しました。
つまみも定番の他に定期的に新しい品が加わるので毎回の訪問が楽しみです。
この日の一通りは以下の通りです。
つまみ
◆焼き茄子
◆明石の蛸
◆牡丹海老
◆新銀杏
◆つぶ貝
◆鰹
◆平貝
◆アイナメ梅酢餡掛け
◆海鰻白焼き
◆海老頭焼き
握り
◇サゴシ
◇墨烏賊
◇鮪赤身
◇鮪中トロ 腹
◇鮪中トロ 背
◇鮪大トロ
◇コハダ
◇鯵
◇車海老
◇鰯
◇イクラ小丼
◇雲丹
◇穴子
◇鮪手巻き
◆お椀
ごちそうさまでした。
2019/10/05 更新
2019/05 訪問
季節最高の鮪とつまみが楽しみ
2019年5月の夜です。
だいたい季節1回の訪問になっている鮨あらいさんに来ました。普段は2回転目が多いのですがこの日は18時と早い回でした。
いつものように新井さんとメイさんが並ぶカウンターは快活で見ていて安心感がありますね。
さてこの日のひと通りは以下の通りです。
つまみ
◆もずく
◆浅蜊
◆牡丹海老とクエ
牡丹海老はもう定番。ねっとりした食感がいい。
◆青柳と蝦蛄
蝦蛄はオスと子持ちのメスをセットで。
そういえば鮨屋で青柳は久しぶり。好きな貝なのでちょっと嬉しい。
◆蛍烏賊
◆鰹
◆太刀魚 竹岡産
この日1番のつまみ。したたり落ちる脂と魚の味のバランスが素晴らしい。
◆あん肝
◆牡丹海老頭
握り
◇白甘鯛
◇鱚
◇鳥貝
◇春子鯛
〆ていますが脱水は軽く。
◇鮪赤身 佐渡定置網
◇中トロ 佐渡定置網
◇大トロ 佐渡定置網
今回の鮪は脂が少ない分、酸味を帯びた鮪の味がはっきり感じられました。かなり良かった。
◇鯵
◇縞海老
◇北寄貝
口の中でグニュっとした弾力と甘さを感じて後からシャリと一体化していきます。口の中で膨らむ香りがいいです。
◇雲丹軍艦
◇煮蛤
◇黒ムツ 皮から炙った肉厚の身をシャリにのせて。ちょっと変わった握りでした。
◇玉
この日は貝の季節ということもあり好きな貝、特に青柳が食べられて大満足です。つまみも定番以外に季節に応じた新作が出てくるのも通う楽しみがあるというもの。
また季節を変えて来ます。
ごちそうさまでした。
2019/06/16 更新
2019/03 訪問
超人気店ゆえの楽しみと課題
2019年3月の夜です。
今夜は銀座駅で下車。夜の銀座を歩いて新橋方面に南下して鮨あらいへ。
季節ごとの訪問で鮪を始めとする握り、つまみを楽しんでいます。
この日は3月で1年の中で鮪も他の魚も少し弱い時期です。そんな中でも鮪は仕入れを通じて時期一番を仕入れたり、つまみも季節の新作登場と楽しみがありました。
新作の新筍と蛤のスープはちょっと出汁が濃いめでしたが定番のあん肝、のどぐろはいつ来ても美味しいですね。そして明石の煮蛸は大将が「この蛸いいでしょう、香りが素晴らしい」というだけあって噛んだ時の弾力、香りとも絶品でした。
鮪は伊豆下田のもの。旨味というより酸味が目立ってきた鮪ですが部位を変えて堪能しました。
この日いただいたものは以下のとおりです。抜けているものがあるかもしれません。
つまみ
◆新筍と蛤のスープ
◆牡丹海老 赤貝ヒモ メジマグロ
◆明石の煮蛸
◆子持ち槍烏賊
◆塩辛
◆蛍烏賊
◆天然ホタテ 磯辺焼き
◆のどぐろ
◆あん肝 奈良漬
◆海老頭焼き
握り
◇鰆
◇墨烏賊
◇鮃
◇鮪 赤身
◇鮪 中トロ
◇鮪 血合いぎし
◇鮪 大トロ
◇赤貝
◇小肌
◇細魚
◇車海老
◇小柱軍艦
◇雲丹軍艦
◇穴子
◇手巻き ネギとろ
◇玉
今夜は2回転目でしたが最近、20時半ちょうどに入れ替わらないことが多いような気がします。
まあ美味しい握りとお酒で盛り上がっちゃうのはわかるんですけれどね。
ここはあらいさんの力の見せ所でしょう。
ごちそうさまでした。
2019/03/24 更新
2018/12 訪問
旬の鮪を堪能
2018年12月の夜です。
師走の夜の銀座に来ました。
今日は3か月ぶりのあらいでお鮨です。12月になりさらに美味しいくなったに違いない鮪目当てに地下1階に降りると、カウンター内から変わらず快活な声がかかります。
今回はカウンター内の顔触れに少し変化がありました。
いつもカウンターの厨房近くで仕事をしていた菅谷さんが東麻布に独立され、別の方に変わっていました。
大間の鮪は不漁とニュースで報道されていましたが、そのせいかこの日の鮪は同じ津軽海峡でも龍飛崎のもの。
そんなに漁場も変わらないんじゃないかとも思いましたが、流石に素晴らしい脂ののった鮪でした。
他には鯖も素晴らしい深みがある味。青魚好きとしては嬉しい限り。
つまみは定番が多く並びましたが、どれも酒が進むものばかり。普段はあまり飲まないのですがこの日はちょっと飲み過ぎました。
この日頂いたものは以下の通り。
つまみ
◆鱈の白子
◆牡丹海老
◆蛸柔らか煮
◆帆立磯辺焼
◆カワハギ肝ぽん酢
◆鰹
◆安肝 西瓜奈良漬
◆のどぐろ酒蒸し
◆梅茶碗蒸し
握り
◇鮪中とろ 龍飛崎
◇墨烏賊
◇鮪赤身漬け
◇鮪中とろ 腹の部分
◇鮪大とろ
◇鰭
◇小柱軍艦
◇車海老
◇鯖
◇雲丹軍艦
◇煮蛤
◇イクラ小丼
◇中落ち手巻き
◇穴子
◇玉
いつもと変わらないあらいさんでしたが、この日はちょっと場をコントロールするのに苦労されていた様子。
銀座で成功した店主でも思うようにならないこともたまにはあるみたいです。
また季節を変えて来ようと思います。
ごちそうさまでした。
2018/12/26 更新
2018/10 訪問
安定の存在感
2018年10月の夜です。
今夜は銀座のあらいさんに季節ごとの定期訪問です。
秋に入って魚も変わり、鮪も良くなっているはずと期待に胸が膨らんで足取りも自然と軽くなります。
この日は2回転めで20時半から。今日も変わらず華やかなカウンターの客層でした。
銀座ならではですね。
予想通りこの日はつまみも握りも秋の装いです。
牡丹海老とツブ貝といったあらいさん定番の品以外にこの日は松茸のフライが登場。
フライにされた松茸はその香りで我々の嗅覚をノックアウト、そしてふっくら瑞々しい味で味覚をノックアウトです。雲丹の炙り大トロ巻きも反則すれすれのコンビネーションで舌を圧倒されました。
高級食材攻めかと思えばつまみの締めには梅干しの茶碗蒸しで握り前に舌をさっぱりリセットと緩急巧みな配球でした。
もちろん握りも脂がのってきた大間の鮪も5貫に光り物も抜群の美味しさ。
赤酢のシャリに見事にマッチしていました。
今後も通いつづけたいお店です。
ごちそうさまでした。
いただいたものは以下のとおり。
ツマミ
◆クエしゃぶ
◆牡丹海老とツブ貝
◆銀杏
◆松茸フライ(岩手産)
◆鰹
◆鮪炙り大トロと雲丹
◆のどぐろ小丼
◆茶碗蒸し
握り
◇縞鰺
◇白烏賊
◇鮪赤身
◇鮪背トロ
◇鮪中トロ(腹)
◇鮪中トロ(背)
◇鮪大トロ
◇小肌
◇小柱
◇車海老
◇蝦蛄
◇鰯
◇イクラ小丼
◇雲丹
◇穴子
◇中落ち手巻き
◇玉
2018/10/25 更新
2024年2月の夜です.
まだまだ寒い日の夜に銀座に鮨を食べに出ました. 今年初のあらいさんです.
地下のカウンターを2番手に任せてご自身は若手を左右に従え、時には指示を出し、時には愛のある指導を入れていく姿は貫禄そのもの. それにしてもスタッフは皆若いですね. この中から次の新井さんが出るんだろか.
いつものように三つ葉とお揚げの炊き合わせからスタートし胃をウォーミングアップ. この日のつまみは金目鯛のしゃぶしゃぶと千葉竹岡の太刀魚が絶品.
竹岡の太刀魚なんてたかおかさんで食べて以来だけどしっとりとした絶品の太刀魚でした.
1貫目から2貫続けて鮪を出すスタートもすっかりお馴染み. ハシリながらも大きな鳥貝は裏のモフっとしたところとくにっとした食感に舌鼓. 雲子雑炊の下処理の丁寧さも指導の賜物ですね.
この日の一通りは以下のとおり.
◆はつまみ、◇は握りです
◆三つ葉とお揚げの炊き合わせ
◆金目鯛しゃぶしゃぶ
◆蛸桜煮 佐島
◆帆立磯辺焼き 野付
◆イワシ鯨の尾
◆太刀魚 竹岡
◇鮪中トロ
◇鮪中トロ
◇小肌
◇白川
◇細魚
◇鳥貝
◇雲丹軍艦
◇鮪赤身漬け
◇鮪大トロ
◇車海老
◇雲子雑炊
◇穴子
◇玉
追加
◇ネギトロ巻
◇干瓢巻き
この日は新しい日本酒も飲ませてもらい大満足. またきます.
ごちそうさまでしたw