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夜の点数:4.5
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 4.3
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|サービス 5.0
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|雰囲気 4.3
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|CP 4.1
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.3
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| サービス5.0
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| 雰囲気4.3
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| CP4.1
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| 酒・ドリンク- ]
ホスピタリティを感じる名店
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2021/07/19 更新
店主は帝国ホテル出身で、「嘉門」、「レセゾン」等で修行を積み2011年9月に神楽坂にて鉄板焼き店を開業した。
和やフレンチなどの技法を巧みに取り入れ、肉や野菜を焼くときはできる限り油を使わないこと。
胃もたれせず最後までお肉を美味しく頂いて欲しいという心配りである。
事前予約をして記念日に2名で訪問。
【アクセス】
飯田橋駅西口から早稲田通りを神楽坂に登り、途中一本路地を西側に入り、神楽坂三丁目テラス地下一階にある。
店前に着くと店主が先客を外まで見送りに来ているではないか。
【店内】
木の温もりを感じる店内は清潔感溢れ、樹齢230年のアサダ巨木の一枚板のカウンター席とテーブル席3卓とで構成。
目の前で仕事っぷりが拝見できるのが鉄板焼きの醍醐味である。
注文した肉を見せに来てくれたり、苦手な食材や焼き方など細かく相談できる。
メニューは「特選コース(9000)」のみ。
素材に対するこだわりが強く、特に牛肉は独自のルートで仕入れ、自分が納得できるものだけを使用するとのこと。
コース外で別途フォアグラのソテー(2000)や鮑(3500)等の活モノの用意もある。
【料理】
<<白魚の茶わん蒸し 豆苗と雪うるいのお吸い物仕立て>>
旬の山菜を使用した和を感じるスタート。出汁がしっかり効いている。
<<ホワイトアスパラのソテー パルマ産生ハム グラナパダーノ ベリーリーフと一緒に ボルドレーズソースで>>
アスパラに生ハムやチーズと和やフレンチというより、もはやイタリアン。
新鮮なアスパラのコリッとした歯応えと生ハムの塩気に赤ワインのソースがマッチしている。
<<鰆のポワレ 筍と大根の炊き合わせと一緒に、鰆のお出しのソース仕立て>>
刺身でもいただけるくらい新鮮な鰆をポワレ。フレンチの技法だが油の量は控えめである。
表面の皮はパリパリ、中はミディアムレアでふんわりとよい焼き加減。出汁ソースも品が良く春野菜と一緒に添えられている。
<<季節の焼き野菜 新玉ねぎのクリームソース添え>>
エリンギ、カボチャ、玉ねぎ、サツマイモ、椎茸。やはり油を使わずに焼いてある。
焼き野菜は甘味が強く、クリームソースと塩どちらでいただいても野菜を引き立てる。
<<沖縄県産もずく とびっ子の酢の物>>
酢加減がちょうどよく、さっぱりと口の中をリセットしてくれる。
<<新鮮野菜サラダ>>
サラダはわさび菜で、ドレッシング代わりにカリカリのサーロインの脂がトッピングされている。脂の甘みと旨みで食べるシンプルなサラダ。
<<特選A5等級佐賀牛シャトーブリアン 80g(+1000)>>
分量が足りない方は10g単位で増量することが可能(サーロイン +500/10g ヒレ +700/10g)
個人的に焼き加減はレアが好きだが、これだけの肉なので店主に全てお任せをした。
一部分はレア、一方はミディアムやウェルダンなど細かい調整も融通が利くのがうれしい。
焼き加減やカットの仕方によって同じ肉でも様々な食感や味わい方を楽しむことができる。
ソースは左からポン酢大根おろし添え、わさび、生醤油。
ヒレ肉およそ4kgから600グラム程しか取れない希少性と美味しさを兼ね備えた最高部位であるシャトーブリアン。
店主もこれほどのものはなかなかないと太鼓判。
雌牛だろう。肉質は非常に肌理細やかで柔らか、味わいは軽めでさっぱりしていながらも上質で、まさに女王の如く気品ある旨みが凝縮。
言葉を失う至福の瞬間である。
<<ガーリックライス(+500)>>
牛脂は使わず、味付けは酒、醤油を大蒜と合わせる。
ご飯は硬め、チャーハンというよりも炊き込みご飯のような感覚でいただく。
醤油の香ばしさと葱、大蒜とシンプルでほっとする。
<<味噌汁 香の物>>
四国産あおさの味噌汁で風味豊か。
<<中村特製 蜂蜜のアイスクリームとレモンシャーベット>>
かなり酸味のあるレモンシャーベット。甘味のある蜂蜜とのコントラストがよい。
【サービス】
店主をはじめ給仕の方達全て丁寧かつ明るい接客で気持ちよかった。
特に店主である中村さんは終始笑顔で料理の説明や世間話など会話を楽しめることができた。
また鉄板や道具、素材の扱いなど仕事に対する几帳面さと真剣さに関心させられた。
帰りにはサプライズなお見送りがあり。
【CP】
鉄板焼きという業種を考えると妥当。ホテルでいただくよりもはるかにリーズナブルである。
しかし一つ一つのポーションが少なめなので、男性の方にはボリューム不足だと思うかもしれない。
サービス料10%。
【総評】
長年の経験で培った技は繊細さと創造性の高さに表れている。
決まった枠組みにとらわれない姿勢は鉄板焼きでいうと「うかい亭」にも通じるところがある。
何よりお客を愉しませようというホスピタリティの高さは支持される最大の要因なのではないだろうか。
定期的に伺いたい佳店。