さすらいの旅人・全国各地孤独のグルメさんが投稿した総本家にしんそば 松葉 本店(京都/祇園四条)の口コミ詳細

さすらいの旅人・全国各地孤独のグルメ

メッセージを送る

さすらいの旅人・全国各地孤独のグルメ (男性) 認証済

この口コミは、さすらいの旅人・全国各地孤独のグルメさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

総本家にしんそば 松葉 本店祇園四条、京都河原町、三条/そば、食堂

1

  • 昼の点数:3.8

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 3.8
      • |サービス 3.7
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.7
      • |酒・ドリンク -
1回目

2019/02 訪問

  • 昼の点数:3.8

    • [ 料理・味3.8
    • | サービス3.7
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

北前船で運ばれる身欠きニシンをヒントに明治時代に考案された元祖にしんそば!(京都府京都市東山区川端町)

総本家にしんそば松葉
(京都府京都市東山区川端町192 南座西隣)

最寄り駅は京阪本線・祇園四条駅で出入口6番の目の前にあり 阪急京都線・河原町駅から四条通を東の祇園方面に向かい 鴨川を渡ってすぐの右角

江戸時代から続く日本最古の劇場・南座=正式名称は京都四條南座の西隣にある 1861年(文久元年)江戸時代に創業した 老舗中の老舗の蕎麦屋さん「本家にしんそば松葉」

江戸時代に創業した こちらのお店の2代目が 1882年(明治15年)に その当時 京都人の貴重なタンパク源であった 北海道から北前船で届く 乾燥させた身欠きニシンを 蕎麦と合わせることはできないかと試行錯誤を繰り返し 元祖にしんそばを考案した

ちなみに 元祖にしんそばの食材となる「身欠きニシン」とは 鰊の干物のことで 冷凍技術が発達していない時代に 獲れた鰊は生の状態では日持ちがしないため 内臓や頭を取り除いて乾燥させ 日本各地に流通させるために干物に加工したもの

普通 干物は焼いて食べられることが多いが 身欠きニシンは 米の研ぎ汁に1週間くらい漬けて戻し 甘露煮や煮物に調理して食べることが多い

その身欠きニシンを柔らかく煮込んで蕎麦にのせて頂くのが「にしんそば」

日本海側の福井県から鯖街道経由で運ばれてきた サバを利用する 京都名物の鯖寿司と同じく 海から距離があり昔は生魚が食べられなった京都の中心部の 先人の知恵となる料理と言える

この日 お店の前の四条通の裏手にある市営駐車場に車を停めてお店の前に到着すると 歴史を感じる建物と 入口の紺色の暖簾には「にしんそば・総本家松葉」の文字

チェーン店などで 総本店の呼び名はよく目にするが 総本家となると更に歴史的な重みが増し 東京や京都にある 最低でも昭和初期・大正時代以前から続く老舗でないと 総本家の文字は似合わないと 私は個人的に思う

お店に入ると「オヒトリですか?2階にどうぞ!」と案内されたので階段を上がり 席に案内され 一応メニューに目を通す

一応と書いたのは 訪問する前から注文するものは決まっていたからだ


にしんそば 1,300円

天ぷらそば・月見そば・きつねそばなど 蕎麦の定番が並ぶ中「にしんそば」は そんなメニューのトップで表示され 猛プッシュ

長崎の卓袱料理にヒントを得た 色々な具材が入った 五目蕎麦のような「しっぽくそば」も人気だが やはり松葉に来たら にしんそばを食べない手はない(笑)

注文を終え にしんそばを待つ間に店内を見渡すと 大きな窓から 四条大橋の交差点方面が眺められ その先には川床で有名な 鴨川が見えるではありまんか!

松葉は角地にあるので 2階席からの展望も抜群で 人間ウォッチにも最高のロケーションだ

待つこと暫し 松葉の元祖にしんそばと 超久々の再会を果たす

ニシンの大部分は蕎麦で隠され ネギは別皿で提供されるのも松葉流

蕎麦の下から 主役のニシン君を引き出してみると まあなんとニシンのデカいこと(驚)

透明感のあるスープは 京料理のような上品な味わいで 塩分は控えめな感じだが ダシとコクを感じる

そんなにコシの強くない 優しい歯応えの蕎麦を食べたら 直ぐ追っかけてニシン君を食べてみると この相性のいいこと!

甘辛いくて柔らかいニシンを 優しいスープと 優しい蕎麦が引き立てている

食べ進めるに従って 身欠きニシンの脂がスープに溶け出し 旨みと甘みが次第に増していくのも興味深く美味しい

途中からネギを加えてみると 味全体が引き締まり 最強のにしんそばへとバージョンアップしていく

身欠きニシンも 腹と身の部分と 尻尾の部分では 味も多少ことなり 楽しめる

名残惜しくも 元祖にしんそばを完食!


あとがき…

身欠きニシンは京都人にとっては 貴重なタンパク源であり 保存食でもあり 発案者でもある2代目は 栄養バランスの取れた にしんそばを発案した

身欠きニシンは にしんそばの他に 鰊棒煮・鰊巻などにも使用されている

京都の鴨川の辺りは いつも通り多くの観光客が往来している

その最高のアクセスと 最高のロケーションの中で頂ける 元祖にしんそばを 是非一度ご賞味あれ

ご馳走さまでした!


食べログ・ユーザーページ
https://s.tabelog.com/smartphone/reviewer/003252708/?msu=003252708

Twitter
https://twitter.com/ractom9990

Instagram
http://instagram.com/sasuraino_tabibito

facebook
https://www.facebook.com/%E3%81%95%E3%81%99%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%AE%E6%97%85%E4%BA%BA%E5%85%A8%E5%9B%BD%E5%90%84%E5%9C%B0%E5%AD%A4%E7%8B%AC%E3%81%AE%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%A1-528531493999882/

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)にしんそば 1300円

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)にしんそば 1300円

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)にしんそば 1300円

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)これぞ老舗の暖簾!

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)メニュー

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)外観

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)外観

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)外観

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)外観

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)店内

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)店内からの景色

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)店内からの景色

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)メニュー

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)メニュー

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)メニュー

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)メニュー

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)お茶・おしぼり

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)にしんそば 1300円

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)にしんそば

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)にしんそば 1300円

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)にしんそば

  • 総本家にしんそば松葉(京都府京都市東山区川端町・南座西隣)伝票

2021/09/24 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ