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松島屋泉岳寺、白金高輪、高輪ゲートウェイ/和菓子、大福
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昼の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 3.0
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|雰囲気 3.0
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス3.0
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| 雰囲気3.0
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク- ]
たとえば吉幾三
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豆大福¥170
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草大福¥170
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きび大福¥170
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パッケージ
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トーテムポール
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包み
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2016/04/15 更新
参りました…
東京三大と銘打ったって、しょせん豆大福なんざ和菓子界のスターたり得ず。豆、餅、餡…材料どれをとっても華々しいということがない。こう言ってはなんだが見た目からして地味だよな…。スーパーで買って食べてもいつも、まあこんなもんだよな、との感慨しか抱けない。素朴…と言えば聞こえはいいが、実はこれって微妙に褒め言葉ではなかったりもするんだよな。…豆大福とは、自分の中ではそんな位置づけのアイテムでした。それが一口にして覆される!衝撃の豆大福…。
アタックはわずかに塩味。餅のやや強い食感とコメの味わい、優しい餡の甘さ、小豆の香り明瞭、そして豆を噛み潰す食感とそのほんわかした香り…。全部モノホンの味。すごい構成だ。こんなラウドなお菓子だったとは…。
こうなるともう見る目が違ってくる。
たとえば、さえないおっさんのフリして超絶かっこいい…それは吉幾三さんだ!TVでは偽装して出てくる上、過去いろいろやらかしてるからわからないかもしれないが、実際はスマートで物腰柔らかな人物。というか魅力は本業だ。優しく伸びやかな声に自由自在の歌唱力。演奏もなにげにかっこいいのだな。私が男声ヴォーカルで日本一と認めているのはこの方なのだ。ちなみに女性ではそれは松浦亜弥さんだ。子供の頃、日本一かっこいいお兄さんだと思っていたのは沢田研二さん、日本一すてきなお姉さんは岩崎宏美さんだったけど。あもう脱線したうえとなりの線路を走っちゃってるぐらいの話だナ。
ついできび大福。きびとはいわゆる雑穀といわれる作物だが、もちやおはぎにはよく使われるアイテムのひとつ。つぶつぶの活きた食感と、じんわりミネラルっぽい味わい、香ばしさ、それらが餡の甘さとあいまって、これまた独特の美味しさ。これはそもそもコンビニやスーパーでは手に入らないし、わざわざここへ来て買う価値のある品物と言えるのでは。
最後に草大福。もしやヨモギのビッグウェーブ!?と期待したが、そうではなかった。節度ある野趣とでもいうのか、あの香りとわずかな苦味が薫風となって爽やかに駆け抜ける…。月並みな表現だが、これまたライヴ感あふれる味わいで、そりゃあ私がふだんコンビニで買って食べてるようなのとは違う。もちろん値段は倍以上するけど…もし選べるなら、たとえ食べる機会は半分になってもこちらを選びたいと思うほど。ウム、これからはそうしよう。わが社のもと同僚で、どんなにお金がないからといって発泡酒で済まさず、たとえ量が少なくなろうとビールだけを買うという者がいましたが、感覚としてはそんな感じかな。
店頭は行列というほどではなかったが、お客は引きも切らずという感じで押しかけてくる。その上、狭い店内には6〜7人もの店員が働いており、せっせと餡を詰めているのだ。何という活気。脇を見れば取り置きの手提げが20ほどスタンバイしている。わかる。こりゃあうまいよ。この店の論評をざっと読んだけど、だれも悪口を言わないのもすごい。こちらもまた、心よりおすすめします。点数ずいぶん盛っちゃったけど、これが偽らざる本心です。
東京三大豆大福の一角、最初にこんなすごい体験をするとは。次はいつになるかわからないけど、これを超えるものなんて出てくるんだろうか?