covakazuさんが投稿した石葉(神奈川/湯河原)の口コミ詳細

めじろは日本では飼えない

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石葉湯河原/料理旅館、日本料理

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
  • 昼の点数:4.5

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2012/02 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

静謐な9室のみの宿 総合的に質が高い

日記に既に凡その事は記載済みであるが、初めての湯河原温泉でこの「石葉」を選んだ。いろんな本やガイドブックに既に何度も紹介されているので、かなり有名だが、山間にひっそりと佇む、僅か9室の小さな宿である。今回は一休のサイトより申し込み、チェックアウトを12時にしたのである。僕は先ずチェックアウトが10時の旅館は敬遠する。折角、ゆるりと温泉につかり前日にはたらふく馳走を食べたなら、朝は余裕を持って過ごしたいからである。それが10時だと、食事にそこそこ時間がかかることを考えると朝にもう一度温泉を楽しもうとすると、かなりの早起きを余儀なくされるが故である。
この旅館は基本は11時だそうだが、何だかそうしたプランがあったので、迷うことなくそれを選んだのだ。部屋は温泉風呂付の「大観」である。この部屋は、玄関を除き上がりで2畳、部屋は10畳(床の間付き)+広縁にあたる部分がもう2畳ほど。窓が二方向に大きく取ってあり、共に梅の木を愛でることが出来る。9室しかないので、何処も同じ様だとは思うが、木造建築の場合は音が騒々しい懸念があるが、この部屋は静謐そのものである。朝に前の庭に、メジロやヒヨ等の野鳥が囀る声が楽しいだけである。
14時にイン、翌12時にアウト。この間、ずっと旅館内で寛いでいた。

この宿は、食事の質の高さでは定評があるのは知っていたし、それを目当てに選んだこともあり、楽しみにしていたが、果たして、その期待に違わぬものであった。内容は以下の通り。

◆ 先付
雲丹酒煮 みる貝、百合根、芽甘草、防風、加減酢

◆ 八寸
赤貝、細魚、芋黄身寿司 桜の葉を巻いて 
わらび、のびる、たらの芽、車海老もろ味噌和え

◆ お椀
焼き穴子、筍のしんじょう、うるい、木の芽

◆ お造り

◆ 焼き物
桜鱒味噌柚庵焼き つけ酢、焼きふきのとう豆腐 玉味噌

◆ 凌ぎ
蒸寿司 白魚

◆ 焚き合せ
蛤鍋、菜の花、黒七味

◆ 進肴
行者にんにく、のれそれの天麩羅

◆ 止肴
蕗、花山葵菜、酒粕和え

◆ ご飯、赤出汁、香の物

◆ 水菓子
スイーティー、苺 レモンゼリー

◆ 甘味
わらび餅

以上の通りである。飲み物は、最初はビールの中瓶を一本。この後は冷酒は地酒の丹沢山を都合三合頂いた。勿論、嫁さんも少し飲む。

料理に関しては当然だが、ちゃんと給仕の女性が一つ一つ頃合いを見計らって供してくれる。僕は一度にどんと色んな皿を並べる形態は、最早、好まぬ。これだと、熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちにという料理を味わう基本の大前提が崩れるからである。
さて、一つ一つ楽しんで味わいながら食したのだが、一言でいうと、ここの料理は華美ではなく、一見、素朴なのだが、組み合わせの妙に精髄があり、如何にも体に優しく沁み入る様な料理だと言う事。
幾分、控え目な味付け故、何だか、淡白な感じがないでもないが、緩やかな起伏を皿の構成に盛りこんでおり、途中でだれることのない工夫が凝らしてある。食後、当然に満腹でよく食べたという充足感はあるのだが、こうした旅館の料理の場合、ややもすると、食べ過ぎた後の苦しさなり、6つの大罪ではないが、倦怠感を伴うことがあるが、ここの料理はまるでそんなことがない。二日続けて滞在しても、当然にメニューは変えてくれるに決まっているが、おそらく、初日と変わらぬ満足を享受できるのではないかと思う。

料理の中に、これという押し出しの強い一品(要するに、牛肉だとか鮑、伊勢海老、蟹といったもの)がないのが、幾分、寂しい気もするが、相当に色んな種類の食材を程良く取り入れることが出来るし、相当に質は高い。
朝は、典型的な和食で、比較的軽めだが、よくある鮭の切り身に、卵焼き、海苔といった通り一辺倒のありふれたものではない。ちゃんと一つ一つ手が掛けてあり、これまた体に優しい料理である。

非常に満足した、給仕をしてくれた女性も控え目なのは当然として、きちんと対応してくれたので気分良く過ごせた。後で判ったが、同じ大阪の出身であった。こちらが大阪弁をしゃべるが故に、相判った次第だが・・・

お酒の種類も豊富で過不足無いが、もう少し、価格を下げると尚良い。ワインやシャンパンはいいが、日本酒が高過ぎる。凡そ用意されている日本酒は今迄に飲んだことがあるが故、その値段を大体知っているからだが、ここが改善されれば、言う事が無い。
周囲には何もないし、坂道ばかりなので、歩き回る訳にもいかない。ここは、ゆっくりと部屋、温泉で過ごす為の静謐な空間である。

  • 先付

  • 八寸

  • お椀

  • 日本酒

  • 焼き物&凌ぎ

  • 焚合

  • 進肴

  • 止肴

  • ご飯

  • 水菓子、甘味

  • 朝食① みかんジュース

  • 朝食②

  • 朝食③

  • 朝食④

  • 朝食⑤

2019/01/25 更新

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