covakazuさんが投稿したキュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ(東京/都庁前)の口コミ詳細

めじろは日本では飼えない

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閉店キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ都庁前、西新宿、西新宿五丁目/フレンチ、レストラン

1

  • 昼の点数:4.7

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.7
1回目

2010/09 訪問

  • 昼の点数:4.7

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.6
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

見て楽しい、食べて楽しい(愉しい)フレンチ界の至宝

9月16日は結婚15周年だが、平日に祝杯をあげるのは難しいので、三連休の中日に「トロワグロ」を訪れた。
ハレの日には、贅沢を! ということである。
日本ではここにしか無いし、折角の祝いなので、ちょっと奮発したのだ。まだ暑い最中にジャケット着用で臨んだのである。
* 当然に着席時に預かってもらった。

今更、言うまでもないが本国フランスでは30年以上にわたり、ミシュランの三ツ星を継続して獲得しているフレンチの至宝である。
日本のこの店は、現オーナーのミッシェル・トロワグロがプロデュースしている。日本の食材は言うまでも無く、現在は、世界各国の素材を縦横無尽に取り入れた、大胆かつ繊細、攻防兼備のフレンチを伝統と革新を変幻自在に操りながら、顧客にSERVEする。
まあ、まず比類なき一軒であることはもう間違いが無い。

事前に予約をしておいて、静かな席をというREQUESTもきちんと叶えてくれ、然るべき席にいざなってくれた。
窓からは新宿中央公園の緑が色濃い。
休日ということもあり、この副都心も何だか長閑な感じがして、空調がCONTROLされた快適な空間で、これからの二時間超を考えると、やはり気持ちの高揚を感じるのである。

今回は、初めてなので、10,500円のコースを頼む。
これに記念日ということで、当然にシャンパンを! 素晴らしいLINE UPのワインリストを見ながら、飲んだことが今迄に一度も無いもので、値段が良心的なものをと言うことで「RILLY LA MONTAG」(13,700円)を頼んだ。このすぐ後に、これが正解であったことがすぐに判った。
ワインリストはシャンパンの部分しか観てないが、極めて常識的な価格で過不足無く揃えている様子である。ありがたいこと!

さて、この日の内容だが、う~む、もうアミューズからして、絵画の様である。
鯖にクランベリーソース、グリーンピースのムースに花びらまで飾ったもの。もう、組み合わせの発想からして想像もつかない。
この後、本格的に前菜以降に繋がるのだが・・・

この日の内容は下記の通り(字面だけ追っても、余程、フレンチ通か食いしん坊でないとよく判らんと思うが)。
◆ アーティチョークのメッツァルーナ トマトのジュレ リンゴとバジル
◆ ひめじのポワレ サリエットの香り 魚の骨からとった濃厚なジュ ズッキーニのコンフィとレーズン
◆ 牛フィレジンジャーと大蒜のクルティアン 椎茸トマトのコンフィチュール
ここで、これまたしっかりとした口直しが入り、
◆ パイナップルとシトロネルのさわなやかなデザート 紫蘇のクレームグラッセ
で、僕は、ダブルエスプレッソを選び、これ又、宝石箱の様な小菓子を楽しんだ次第である。

やや光量が足りない為、写真の色合いがまずいのだが(流石にフラッシュは控えた)、まあ見て頂ければ凡その想像は付こうか。
ひめじのポワレにおけるジュは、文字通り濃厚で何だかブイヤベースのスープを煮詰めた感じだが、海のエキスの極みという感じである。ジュはちゃんと別の容器で供され、きちんと魚を堪能した後に、添えられたパンにそのソースをスプーンで掬い垂らしてから食したのだが、いやあ、本当は一滴も残さず食べたかった次第。わはは。

牛フィレに関しても、こうして細かく上にジンジャーを乗せてるあると些か、辛いのではないかともの危惧したが、素人の浅はかさである。
より肉の旨味を引き出すエッセンスとなっており、絶妙な焼き方も相俟って、大蒜にソースもいいし、塩でも楽しめる。

この店、給仕も感じが非常にいい。
きちんとしたグランメゾンなのに笑顔を保ちながらジェントルな応対だし、料理の供し方もソツがない。
日本人の方と、フランス人のルバード・ノウリーさんとが務めてくれたが、ノウリーさんはフランス人とは思えないほど陽気で楽しい方。
日本語も抜群である。若い人が初めてこうした店を利用するのは相当な緊張があるだろうけど、この店はそうしたこともちゃんと斟酌・考慮の上、訪れた人が楽しめる様に工夫を凝らすに違いない。
記念に写真をとって頂き、すぐさまPRINT OUTしたものを頂いた。

非常なる満足をもって、2時間半程の祝宴を楽しみ、店を後にした。
水を頼んだら、エビアンを供してくれたけど、これが900円というのは、些か残念。今や水は金を出して買うものになってきているが、ここは日本である。無料とは言わないまでも、もう少し安い価格で供して欲しいし、苦も無く出来るはずだが・・・

いやはや、結論は冒頭の通りだが、本当に楽しんだ。
夜のコースも14,700円からある。ちょっとした記念日には自信をもってお勧めできる、総合的に素晴らしい逸軒である。


  • アミューズ①

  • アミューズ②

  • アミューズ③

  • アーティチョークのメッツァルーナ

  • ひめじのポワレ

  • 牛フィレジンジャー

  • デザート

  • デザート

  • 小菓子

2013/01/14 更新

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