鈴木ファンドさんが投稿したEpicure(フランス/パリ)の口コミ詳細

鈴木ファンドの東京フレンチガイド

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Epicureパリ/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.8

1回目

2017/01 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0

ル・ブリストルの気品ある雰囲気を自然体かつ優雅に楽しめるミシュラン三ツ星レストラン

☆☆☆ EPICURE(パリ/8区/フレンチ) ☆☆☆
 パリの8区エリゼ宮近くにあるミシュラン三ツ星レストラン「EPICURE(エピキュール)」
ホテル格付け最高位「パラス」の認定を受けたホテル「ル・ブリストル・パリ」のメインダイニング。
料理長のエリック・フレションはM.O.F(フランス最高職人賞)に輝く実力派です。
クリスマス休暇でフランス・ベルギーに滞在した際にディナーで訪問。
予約はJTB経由で3か月前に予約を入れました。
ホテルの場所は、コンコルド広場からも近く、利便性に優れた立地。
パリメトロを利用する場合は、9号線の「Miromesni」から徒歩4分ですが、ドレスコードがあるので、着飾ってタクシーで乗り付けましょう。
1.雰囲気
 レストランが所在するパリ8区はパッシーと並ぶセレブエリア。
歩いている方も身なりが良く、少し散歩するだけでパリ症候群の処方箋となるかもしれません。
そんな8区の待ち行く人を眺めながらタクシーでホテルに乗り付けると、目の前にド派手なクリスマスのイルミネーションが目の前に。
優雅で荘厳なホテルの外観をイメージしていましたが、モダンなイルミネーションには拍子抜け。
まあ、季節限定ものが見れたし、緊張感もほぐれたのでこれはこれで良かったです。
外観の記念写真を撮り、ホテルの中に入り、スタッフにエピキュールに行きたい旨告げると、1階右奥に案内されます。
レストランの前まで来ると、ウェイティング用の椅子の上に堂々と1匹の猫が座っており、この日2度目の拍子抜け。
後から調べてみると、ル・ブリストルには、ファラオンとクレオパトラという2匹のマスコット的な猫がおり、そのどちらかが座っていました。(動物の判別は苦手です。)
私たちの食事中も気ままに庭を歩いている姿を見かけたり、この猫にはかなり癒されます。
さて、猫に癒され、早速レストランに入り氏名を告げると、窓際で中庭のクリスマスツリーの目の前の良席に案内されました。
3か月前に予約したのが良かったのか、JTBとこのレストランの関係が良いのかわかりませんが、クリスマスの雰囲気を存分に味わえラッキーでした。
レストランの内装は、想像していた雰囲気より華美すぎず、シンプルでエレガントで少しかわいい感じがするので、初めて訪問するレストランなのに過度に緊張することなく、非常に居心地が良かったです。
アペリティフにシャンパーニュをお願いし、いよいよ食事のスタートです。
2.料 理
 料理はJTB限定の320ユーロのコースで、アミューズ+前菜+メイン+デザートに少々のドリンクが付いたプリフィックスコース。これに別途グラスワインを料理に合わせてオーダーしました。個々の料理の感想は下記のとおりです。
(1)アミューズ
アミューズは合計3皿。
1皿目は、フォアグラのムースと棒に刺した球体状の揚げ物と海藻チップスの3品。
2皿目は、ベーコンとオリーブが使用されたクグロフ型のパン
3皿目は、ムース
3皿もアミューズが出たのは初めての経験ですが、普通に美味しいという感じ。
日本のフレンチレストランで、これ以上のものを出すレストランは多々あると思います。
(2)パン
 アミューズの2皿目を食べ終えた時点で供されました。
パンはホテルオリジナルのパンで合計7種類ぐらいから選択可能。
私はシンプルなバゲットをセレクトしましたが、小麦と香ばしさが秀逸でした。
(3)オードブル
 オードブルは下記から1品選択で、私は後者を選択。
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◇ 西洋ネギ(イール・ド・フランス産)海苔入りバターのグリル、牡蠣のタルタル、ワケギとレモン
◇ アーティチョークとフォアグラ詰め パルメザンチーズのグラタン仕立て
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マカロニの中にアーティチョークとフォアグラが詰められたもので、過去の口
コミ等にも同じ料理が供されているのが見受けられるので、定番料理の1つと
推測。2色のソースは、チーズとトリュフと思われます。
味わいは、マカロニ、チーズ、フォアグラが三位一体となって、美しいハーモ
ニーを奏でていましたが、トリュフの香りが貧弱。
相方が食べていた牡蠣のタルタルの香りの方が強く感じました。
(4)メイン
 メインは事前案内では下記からの2択とのことでしたが、その日の料理で羊も用意されており、羊をお願いすることに。
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◇ サンジル クロワ・ドゥ・ヴィ産メルラン アーモンドを付けたクリスピーなパンとカレー風味のツルナ(浜ホウレンソウ)と共に
◇ ブレス産鳩 スパイシーハチミツと照り焼きにグラノーラをまぶしてクミン風味のういきょうのコンポートとディアーブルソース
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供されたものは、羊に海藻をコーティングしたもので、ニョッキ状のものが添えてあり、ソースはジュのソース。
羊と海の香りという組み合わせは、ノルマンディーの羊を彷彿させる郷愁の一皿。
この料理は、羊の品質と火入れが素晴らしく、弾力性のある食感が素晴らしい、鼻から抜ける磯の香りも秀逸で、ジュのソースというシンプルな料理でしたが、今まで食べた羊料理の中でベスト。
(5)アヴァンデセール
 イチゴのソルベにグレープフルーツを添えたもの。
濃厚なイチゴのソースが美味でした。
(6)デセール
 下記からの選択、定番はニャンボチョコレートなのでしょうが、満腹だったので、さっぱりとレモンを選択。
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・ ニャンボチョコレート、カカオソース・クリスピーなチュルイに金箔のソルベ
・ マントン産レモンをリモンチェッロとシャーベットに 洋梨とレモンコンフィ風味で
・ アイスクリームとシャーベットの取り合わせ、メレンゲ添え
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供されたものは、メレンゲのような生地に水飴を塗り、中にレモンのコンフィが入った一品。
レモンの酸味が心地よく、見た目でも楽しませてくれる。
レモンのコンフィも美味しい。
(7)ワゴンデセール等
 デセールの次はスプーンに乗った紅茶のジュレ。
中にはレモンのエキスが入っており、口の中でレモンティーになるというもの。
発想が素晴らしいです。
また、ワゴンデセールは選びたい放題ですが、ピスタチオのマカロン、フィナンシェ、塩キャラメルを選択。
味は普通です。
3.ワイン
 シャンパーニュと白ワイン、赤ワインをグラスでオーダー
全て3~4種類用意されており、シャンパーニュ(ブラン)は詳細失念。
白ワインはモンラッシェ、赤はジュラ地方のワインをいただきました。
モンラッシェが美味しいのは当然ですが、ジュラのワインがものすごく美味しかった。
やはりフランスはワインの懐の広さを感じます。
4.サービス
 堅苦しくない自然な感じの接客で、時々日本語でジョークを交えながら会話してくれたりするなど、くつろいだ雰囲気の中で料理と会話を楽しんでほしいというサービスの意図が見受けられる。
それでも、席を途中でたっていないのにナプキンが変えられるなど(無論汚してもいない。)、最高級のホスピタリティを感じ取れるサービス。
5.総 評
 料理は感動的に美味しいとはいかなく、美味しいものだけ食べたければ日本も事足りると思われますが、気品に満ちたル・ブリストルのメインダイニングで食事をするという優雅な時間は、なかなか日本では味わうことができないもの。
また、意外にカジュアルな接客で、価格も日本の三つ星と比較しても相対的に高いというわけではなく、ちょっとした記念日に気軽に利用したいレストラン。
それにしても、少し遊んでもらった猫が、ファラオンなのかクレオパトラなのかがいまだに気になっています。

  • クリスマスイルミネーション

  • エピキュール・エントランス

  • ファラオンかクレオパトラ

  • ファラオンかクレオパトラアップ

  • クリスマスツリー

  • メニュー

  • シャンパーニュ

  • アミューズ1

  • アミューズ2

  • パン

  • アミューズ3

  • グラス白(モンラッシェ)

  • オードブル・フォアグラ

  • オードブル・牡蠣

  • メイン・羊

  • グラス赤(ジュラ)

  • イチゴのソルベ

  • レモン

  • レモン粉砕

  • 口の中でレモンティー

  • エスプレッソ

  • ワゴンデセール

2017/02/13 更新

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