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店名 |
湯ヶ島温泉 湯本館(ゆがしまおんせん ゆもとかん)
|
---|---|
ジャンル | 旅館・民宿 |
予約・ お問い合わせ |
0558-85-1028 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
修善寺駅より東海バスで「湯ヶ島温泉口(所要27分)」下車 徒歩8分 |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥15,000~¥19,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
席数 |
8席 |
---|---|
個室 |
有 (2人可、4人可) |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 無料Wi-Fiあり |
ドリンク | 日本酒あり |
---|---|
料理 | 朝食・モーニングあり |
利用シーン |
|
---|---|
ロケーション | 景色がきれい |
ホームページ | |
公式アカウント | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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この宿、湯ヶ島温泉では一番古い旅館で創業は明治5年である。
川端康成が22歳の時(大正11年)にこの宿で書いた「湯ヶ島の思い出」が、その5年ほど後に
推敲、書き直されたものが、名作「伊豆の踊子」である。
何度もこの地を訪れ、この宿に長期間逗溜しており、ある意味では第二の故郷とも言える
場所でもある。
当然に、何度も映画化されたこの名作でもロケに使われているし、川端康成のみならず、
彼を慕ってここに結核の治療に湯治に来た梶井基次郎や他にも宇野千代、若山牧水、尾崎士郎
等々、日本の名立たるの文士がこの宿を中心に集ったのである。
14年程前に、中伊豆に来た時には、梶井基次郎の宿「湯川屋」に泊ったのだが、
残念ながらこの老舗は今は廃業したそうだ。
今回は、狩野川の渓流沿いに露天風呂のある、この老舗を、前日に修善寺のオーベルジュに
泊ったこともあるので、その対極にある和の雰囲気を楽しむ為に、そして、この鄙びた温泉地
の自然を楽しむ為に事前に予約をしておいた。
今回、予約した部屋は二階の角部屋の「早蕨」である。
古い日本旅館の場合は、二階建なら二階をおさえるのが鉄則(音で煩わされることを避けるため)
で、この部屋は正方形に近い形だが、二方向に山の緑と窓の下に狩野川が見えるということもある。
この宿の部屋の中では、上等な方で、一泊二日で一人25,350円(税込)である。
入室して、窓から見える景色を愛で、かなり大きな瀬音をききながら畳に寝そべり、
怠惰に何もせずに過ごすのである。至福よの。
肝心の食事に関しては、前日の夜と当日の昼に散々ご馳走を食べたこともあり、
余り空腹感が無かったということもあるが・・・
最近、利用した宿では先ずそういうことは無いのだが、ここは一部の料理を除き、
一度に全ての皿を出す方式である。
う~む、若かりし飢えた頃には、あれもこれも美味そうってなことで、がつがつと喰らったのだが、
もう40も半ばになるとなあ・・・
やはり、料理は一品ずつ運んでもらいたいのだなあ。
それは、やはり一度に出されると気分的に幾分圧倒されるのと、料理の温度に関しては、
致命的に落ちる結末になるからなのだな。
人によって食べるペースが異なるのだから、遅い人だと尚の事、美味しく頂けないことになるし・・・
内容は凡そ下記の通り。
◆ 前菜(鰯の南蛮漬け、かぼちゃ、さざえの壺焼き他)
◆ 造り(鮪、鯛、海老、海胆)
◆ 冷ややっこ(とんぶりを添えてある)
◆ サラダ(烏賊、鮭、ブロッコリー、トマト等)
◆ 鯛の兜煮(鯛の子付き)
◆ 松葉蟹
◆ 鮎の塩焼き(川海老と青梅が添えてある)
◆ 牛肉の陶板焼き
これにご飯が付くのだけど、正直、かなりの量である。
余程の事が無い限り、僕が食事を残すことは無いのだけど、前日に食い過ぎたこともあり、
この日は、幾分余してしまった。
全体的なコメントとしては、極、普通である。
ただし、もう少し郷土色を凝らしてもいいという気はする。
海もそう遠くはないとは雖も、四方を山に囲まれた温泉地で、夏場に松葉蟹というのは
季節感がまるで無いし・・・・
鯛の兜煮と松葉蟹は季節にもよるがどちらかで充分。当然、夏場には後者は不要。
流石に清流、狩野川でも天然の鮎を宿泊客に全て出すことは不可能だろうけど、
やはり名産なので、もう少し鮎料理を夏場には出すとか、これも特産品の山葵をもう少し
加える等の工夫があってもいいんじゃないかな。
日本どころか世界中で有名な作家、川端康成の名作を生んだ宿というのに、
何だか素朴で、商売っ気も余り無く(サービスは過不足無い。ありがたいと感謝すること数度有り)、鄙びた田舎の温泉宿ではある。
けれどもこうして、余り変わらないままだからこそ貴重なんだとも言える気がするのも確か。
川端康成の愛読者や文学好きにはたまらん宿でもある。
(二階には「かわばたさん」という当時、川端康成が宿泊していた小さな部屋が資料室として展示されている)
そうした客も多いので、この宿は一人での宿泊も可能である。
CHECK OUTが、10時というのは早すぎるなあ・・・
もう、30分でも遅いとありがたいのだけどな。渓流沿いの露天風呂は最高だった。