お気楽極楽！ : ベルビュー長尾ゴルフ倶楽部

　何やら知らないうちにシルバーウィークなる連休がカレンダーに赤い数字を連ねていて、この忙しい時期にこんなに休みばっかり増やすからそのしわ寄せで仕事の段取りが如何ともしがたいことになってます。
お客さんは早く納入しろと厳しく急かしてきますが、なんせ下請けメーカーの工場は休みで平身低頭して待ってもらう以外、如何することも出来ません。
まあ如何することも出来ないならどうせ連休だしゴルフでも行きましょうと、愚妻を伴い得意先担当者君や原料商社の営業君とこちらのゴルフ場を訪れました。

　このゴルフ場は過去に数回訪れていましたが、どうやら今年から業態を変更したようで、サービスを簡略化して純粋にゴルフだけを安価で楽しめるようなスタイルに大きく営業方針を転換したようです。
クラブハウスも1階部分だけ使用し、従来のレストランやフロントは閉鎖して、売店でカレーやライスバーガー、サンドイッチ等軽食のみの販売で、何よりスループレイで一気に回れるのでこの日の様に早いスタート時間をとれば、13時前には終わって東名が渋滞する前に帰れます。

　この日はスタートホールでいきなりＯＢを打ってダボから始まり、取り返そうと焦れば焦るほど結局そのままズルズルとドツボにはまる展開で、復活の兆しも見えないままハーフも終了してしまいました。
いつもならレストランでしこたま飲んで気分転換するところですが、スルーなのでそのまま後半のスタートとなるところですが、サンドイッチのサービス付きプランだったのでサンドイッチと鶏の唐揚げ、それにミネラルウォーターのサービスが付いていました。
　売店で受け取ってカートに乗り込み、後半は食べながらのプレイです。
　唐揚げはちょっと大振りのが３つ串にさして、揚げたてのカリッと感は流石にありませんが、スパイシーな味付けで、まあコンビニのレジの横で売っているような感じのものですが、鶏は凄く柔らかくて食べ易いです。
　サンドイッチは丸いベーグルみたいな生地のパンに、ローストチキン、トマト、レタス、それにサウザンアイランドみたいなタルタル系のソースがたっぷり入っていて、それを半分に切って個々にラップで包んであります。
パンの味は甘みがなく外国のパンみたいな感じでしたが、全体としてはボリュームもあり、味もまあまあ美味しく食べられます。
ティーショットを打ってセカンド地点にカートで移動する際や、ホールアウトして次のホールに移動する際にちまちま食べながらのプレーになりますが、何だかアメリカのゴルフ場の様な感じで悪くないです。
これにバドが付いてれば完璧ですねぇ！

　最後までゴルフの調子は戻りませんでしたが（調子の問題ではなく単なる実力不足！）、天気も良く富士山を望む景色も最高で、サンドイッチをかじりながらのプレイもなかなか楽しいものでした。
何よりこの連休の最中に、8,000円程（サンドイッチ込み）でゴルフが出来たのも有難かったです。
こうゆう気軽な感じのゴルフ場が日本にももっと沢山出来ても良いんですけどねぇ。
あっ、ちなみにシャワーは使えますがお風呂もありませんのでそのつもりで！

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たっぷりなのは良いけれど！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2012年 5月

　箱根の長尾峠から東名裾野IC方面にちょっと下った辺りです。
ゴルフ場のレストランとゆうのはほとんどの場合、プレイヤーのみが対象で、一般のお客さんが来ることはまず無いため、非常にクローズドな環境で価格設定も高い場合が多く、場所もクラブハウス内にあるので独特の雰囲気を持っていて、以前は食べログにもほとんど載ることもありませんでしたが、最近は少しずつ載ってきているので今後は自分が行ったゴルフ場のレストランも載っていれば書いてみようと思っております。
　このクラブハウスは箱根の山の北西のかなり高いところに位置しているので、通常であれば夏でも比較的涼しく、何より富士山や駿河湾を望む眺望が素晴らしいです。
当然、レストランの窓からもその景観は堪能できますので、天気がよければそれだけでちょっと飯も美味くなるくらいの勢いです。
建物自体はちょっと古くてぼろい感じですが、レストランはそれなりに清潔感もあり少しの渋さも感じられます。
またこれはゴルフ場のレストランに共通して言えることですが、プレイの休憩時間が限られるので、一度に来るお客さんの人数もそれ程多くなることも無くスペースをゆったりとってあります。
特にここのゴルフ場は、失礼ながらそれ程はやっていないこともあり、テーブルも凄く大きめにゆったりくつろげるようになっています。

　メニューは、定番のカレーライスやラーメンのセット、豚カツ、ハンバーグ、ステーキ、お刺身等デパートのお好み食堂のような感じです。
今回、自分は長尾定食と称する刺し盛り定食、愚妻がチーズインハンバーグとエビフライのセット、友人2人が豚カツ定食を頼みました。
　豚カツは麦豚と称するこの辺りのブランド豚で、餌に麦を食わせて飼育した薫り高く美味しい豚をかなり大きく厚切りにして植物油でサクッと揚げておりなかなか美味そうですが、物凄い大きさで友人２人とも男で、さして食が細い訳でもないのに食いきれず残していました。
　愚妻のチーズインハンバーグとエビフライのセットは、コーンポタージュスープやサラダも付いていて、デミグラスソースも濃厚でチーズインだとちょっと重い感じです。
エビフライは小ぶりでしたが３尾も付いていて、なかなかお得感がありました。
　自分の選んだ長尾定食は、案内に「窓から望む駿河湾は魚介の宝庫で、その新鮮な海の幸を堪能ください。」みたいなことが書いてあったので頼んでみましたが、その盛り合わせを見る限り、サーモン、イクラ、鉢マグロ、ホタテ貝柱、カツオのたたきで、およそ駿河湾で取れそうも無い物ばかりで、カツオなどはまったく新鮮さを感じさせないものにオニオンスライスやポン酢のジュレみたいなもんで飾りつけ、見た目だけ取り繕ったような刺し盛りで、これはいただけませんでした。
駿河湾のうんぬん言うなら、金目や鯵、サザエくらいの新鮮なところを厳選して欲しかったですねぇ。
　あと酒が、ウヰスキーをロックのダブルで頼みましたが、国産のウヰスキーが小ぶりのオールドファッショングラスに半分にも満たない量で1,000円はいささか高い感じですね。
足りなかったので冷酒を一本たのみましたが、これも1,000円くらいしたので結局酒代だけで2,000円も払うことになってしまいましたが、まあ酒飲みに来る場所じゃあないって言われればそうなんですがね！

　全体的な印象としては、ゴルフ場のレストランとしては酒代を除けば価格は普通（1,2０0円～1,800円くらい）ですが、量がたっぷりなのは良いとしても、如何にも垢抜けないとゆうか、野暮ったさが鼻に付く感じで、もうひと工夫して欲しいところだけど、こればかりはセンスの問題なので如何ともしがたいのかなぁ。