清水で和食なら、こちら : 千年成

姪の用事で帰省しました。

母とも久しぶりにゆっくり会えました。
「この後、ご飯行くけど、一緒にくる？」と
母からお誘いが。
（私は、親にべったりな娘ではなくて、母もそれを
わかって、距離を保ってくれています）

母はお友達と馴染みのお店で食事の予定だったよう。
これまでの私なら、「明日も会社だし早めに帰る。」
とあっさり断っていたのですが、母はまだ土日も
仕事しているので、私が帰省しても、なかなか
ゆっくり合う時間もなく、まして、一緒に外でご飯
なんて、もう何度も無いかも知れないな、と考え、
お友達にも促され、私も同行することに。


予約していたカウンターを一席増やしていただき訪問。

こちらは、実家のさまざまなイベントで利用している
我が家の定番中の定番のお店。

コロナ禍で、閉店が相次いだ清水の料亭で今も元気に
営業している数少ないお店です。

久しぶりにお会いした大将にもご挨拶して、諸々の
近況報告などさせていただき、ビールを注文。

きめ細かく丁寧に注がれたビールはうれしい。

いつもは、コースでお願いするのですが、この日は
贅沢に居酒屋使いさせていただきました。
敷居が高そうなですが、こんな使い方が出来るのも
懐が深いところ。


お刺身　1500円
美しいマグロ。
清水で有名な八洲水産のマグロです。
こちらに来たら、かならず食べる一品です。
ほかには、トリ貝・しめさば・たこ・甘鯛

天ぷら 1500円
写真がビール写真のオマケしか撮れてない。
カラッと揚がった、軽い天ぷら。
お塩と天つゆで。

ビール、おかわりしました。

銀鱈西京焼き　1500円
西京味噌しみしみの銀だら。
銀だらの脂と味噌の芳醇な風味が合わさって
たまりません。

清水の地酒、臥龍梅をいただきました。
臥龍梅は、強めの香りと味わいで、普段の
私の好みとは、ちょっと違うのですが、
こんな西京焼きには、最高の組み合わせです。

母も、私と同じモノを食べていました。

私は新幹線の時間もあるので、途中退散しましたが、
母とお友達はその後も残って、のんびり呑んで
いたようです。
もうすぐ80才、元気だなぁ。。

レアキャラの長女との食事に、母はとても喜んで
いたそうで、後日妹から、「レアキャラの登場は
それだけでインパクトあるみたいよ。たまには
一緒してあげてね」と連絡ありました。

そんなときは、またこちらにお世話になるでしょう。

１年以上前のレビューで。。

年末に、母孝行としてふぐをいただきに行きました。

こちらは、法事やお祝いごとなど我が家の行事のほとんどをお願いしているお店です。
店構えは敷居が高そうなのですが、お昼のお得な焼き魚定食などから、ふぐコースまでと幅広く使えるお店です。

冬に一度はふぐが食べたい！と、予約して伺いました。
白子が大好きなので、ワガママをいい二人とも白子付きで。
白子、当たり前ですが雄メスあるので、ふぐをお願いしても、必ずあるわけじゃないですからね。

こちらの大将は、東京や下関で修行されていて、そのツテで下関直送の天然とらふぐがいただけます。

まず、ビールで一年の労を労います。

突き出しは
あん肝、カニサラダ、ソラマメ

今年初のあん肝でした。
濃厚。まったり。
はやくも、お酒が飲みたくなりました。

ふぐ刺し。
ふぐ刺しは歯応えですね〜。
こちらについてるアサツキ、大将の拘りで室内で一日吊るして辛味を程よく抜いたもの。
この細やかな気配りと手間暇かけるから、より美味しくフグがいただけるのですね。
ただ、今日はいつもよりお刺身が少な目だなぁ。

そして、
白子焼き
トロットロ。クリーミー。
お塩で焼いただけとは思えない、旨味。
サッとカボスを絞って。
あ〜、美味しい。

白子が出てきた瞬間、たまらず　ひれ酒をお願いしました。
こちら、日本酒は静岡県の地酒にこだわり揃えてあるのですが、
フグの時はまずヒレ酒になっちゃいますね。

続いて、から揚げ。
ふわふわ。骨の周りもまた美味しい。

ひれ酒には次酒をお願いしました。

そして、お鍋。

コラーゲンたっぷりの皮をサッと黄金色の昆布出汁にくぐらせて。
トゥルントゥルンの食感。
ここで大将からサプライズが。
小皿にちょこんと乗った白子。
それを仲居さんに手渡すと、ほんとサッと温めた程度で器に。
白子は火を通し過ぎてしまうと分解しちゃうので、温もる程度に。
シアワセ〜。最高です。

お野菜も白菜の固いところはなく柔らかい葉のみ。春菊も茎の部分はない。
「芯の部分ってどうしてるのかしら？？」と庶民な疑問を話しながら、最後雑炊にお餅まで入れて頂いて完食。

母と二人で水入らず。
よく食べよく飲みました。

〆て、二人で27000円。
親孝行できたかな？

この後も、普通に家族の食事で何度か利用させていただいています。
また、寄らせていただきます！