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店名 |
遊蕎庵・無
|
---|---|
ジャンル | そば、うどん |
予約・ お問い合わせ |
054-200-0606 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
新静岡駅から1,824m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (AMEX) |
個室 |
有 (4人可) |
---|---|
駐車場 |
有 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、座敷あり、掘りごたつあり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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静岡市内の静岡浅間(せんげん)神社(徳川家康が元服式を行ったところ。歴代将軍の祈願所。)
の前の麻機(あさばた)街道を北に向かい、旧静岡大学があった城北公園の近くにあります。
静岡駅からは2キロちょっとと言うところでしょうか。
「遊蕎庵」とは、「蕎」麦を楽しむ店という意味のようです。「無」の意味は、分かりません。
外観は、一部なまこ壁を模した模様がある白いお城のようなお店です。
中に入ると、直ぐ左側に、かなり大きい陶器がいくつか展示しているケースがあります。
正面には、蕎麦を打つところがあります。残念ながら石臼などの器械は見当りません。
また、右手は小上がりで、真ん中には囲炉裏があり、その周りに掘り炬燵式に囲むように席もあります。
さらに、奥には、鎧が2領、火縄式銃砲(登録書付き)がが4丁展示しています。
少し見上げると、ちょうど鴨居の少し上に、陶器の大皿がぐるりと飾ってあります。
民家風のイメージですが、かなり骨董品に凝っています。
蕎麦ができる間、良い歴史の勉強になりました。
森伊蔵950円と張り紙があり、味噌おでんを始め、肴もいくつかありましたが、
車で来たため、泣く泣く、お蕎麦だけお願いしました。
メニューを見ると天せいろ、鴨せいろ、鬼せいろ、とろろせいろ、磯あられなど
蕎麦だけでもかなりバラエティの富んだ品が揃っています。うどんも同様に提供しています。
特に、駿河小鉢(5鉢:1,650円)など変わり蕎麦もラインナップされています。
初めての訪問なので、天せいろ(1,250円)の大盛(+300円)としました。
せいろが750円なので、天ぷらは500円となります。
厨房からは、カランコロンと言う音が聞えてきます。
大将が下駄を履いているのでしょう。
覗いてみると、大将と奥さんとお手伝いの女性の方1人の計3人でやっています。
最初に、天ぷらが出てきました。
かぼちゃ、大葉、茄子、ししとう、海老の普通の種が乗っています。
箸で摘むと、天ぷらの衣がサクッと音を立てます。
口に含むとカラッとした感触で、すごくうまいと言うまでは行きませんが、
中々上出来の感じです。
せいろも少し遅れて出てきました。二八です。
蕎麦は、長さが47~48センチ位で、中には短いものも混じっています。
手打ちなので、茹でる時に切れてしまうものもあるのでしょうか。
また、太さは、やや太目の3ミリ弱くらいあります。
太い部分や細いものも含まれていたので、ちょうど端の部分に当たったのでしょうか。
さすがに手繰るというのではなく、奥歯で噛み締めていただくと言うことになり、
香はあまり感じませんでしたが、甘みは充分感じることができました。
お店を出てからもその感覚は残っていましたので、
これまで食した蕎麦の中でも、甘みでは上位に位置するのではないかなと思いました。
また、山葵の小さいものとおろし金が付いてきたので、自分ですりおろして、そばに付けていただきました。
ただ、山葵がそばつゆの中に落ちないように気を付けたので、(天ぷらが食べにくくならないように。)
結局、山葵を付けた蕎麦を食べては、少しそばつゆを口に含むという、
端から見ると、何をしているんだろうという食べ方でいただきました。
そばつゆは、やや甘い他は取り立ててどうこう言うものではありませんでしたが、
天せいろがゆえに、天ぷらとお蕎麦は一緒のつゆと言うことでしょうが、
山葵を使うなら、天つゆとそばつゆを別々に出していただけたらよかったのにと思いました。
街中から少し離れているので、しょっちゅう通うということはできませんが、
おせんげんさん(静岡浅間神社の愛称)に来た時は、寄ってもいいと思います。