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滋賀県彦根市のご当地料理「近江ちゃんぽん」。
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しのきち
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店舗基本情報
| 店名 |
麺類 をかべ 本店
|
|---|---|
| ジャンル | ちゃんぽん、郷土料理、餃子 |
| お問い合わせ |
0749-22-8604 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
JR・近江鉄道 彦根駅から徒歩約15分 ひこね芹川駅から829m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席・設備
| 席数 |
25席 （カウンター9席、座敷テーブル3、椅子テーブル1） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 店舗裏 |
| 空間・設備 | カウンター席あり、座敷あり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| お子様連れ |
子供可 |
| ホームページ | |
| オープン日 |
1972年 |
| 備考 |
【彦根市錦町1-27より移転】 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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一度は閉店されてしまっていた「近江和風ちゃんぽん」の発祥店「をかべ」さん。
その後場所を移して復活されたというお話は聞いておりましたが、このたび新しい店舗のほうへと初めてお邪魔させていただきました。
かつての店舗は、藩政時代から続く彦根の古くからの商業の中心地、銀座商店街の路地を一本裏に入ったややわかりづらい立地にありましたね。
営業再開後は銀座商店街のアーケード沿いというとてもわかりやすい場所になりました。
新しいお店は、おそらくあえてそうされたのでしょうか、古い飲食店の居抜きが使われています。
変にリフォームされたり建て直したりされなかったことで、この昭和中期までの賑わいの面影が色濃く残る商店街の雰囲気にとてもマッチしていますし、また「をかべ」さん自身の老舗らしい味を味わうのはうってつけの雰囲気となっています。
良い意味でのんびりまったりとした店内には、いかにも地元らしき方々が思い思いにくつろぎながらそれぞれの贔屓の麺類をすすっておられますね。
私もカウンターの一席に混ぜて座らせていただくことにします。
メニューは「チャンポン」「中華そば」を二本柱として、それぞれにバリエーションが充実しています。
今回はずいぶん久しぶりの再訪でもありますし、ベーシックな「チャンポン」をいただくことにしましょう。
さすがは元祖「近江ちゃんぽん」らしい、淡い琥珀色の澄んだスープに細めの麺、野菜と豚肉をたっぷり使った具材の上にはさらに「をかべ」さんらしいシャキシャキのフレッシュ野菜とキクラゲがトッピングされています。
それではスープからいただきましょう。
まろやかで優しい味わいですね。
和風ダシがしみじみと効いています。
必要以上にコクを出し過ぎない、これぞ昔ながらの元祖「近江ちゃんぽん」というスープですね。
こういうスープだからこそ、やや細めでもちっとした麺がとてもよく合います。
そして「近江ちゃんぽん」といえばやはりたっぷりの野菜。
「をかべ」さんの「チャンポン」は特に「野菜食った～」というしっかり感が味わえますね。
トッピングの野菜はもちろんのこと、火の通った野菜もシャキシャキ感を絶妙に残した歯触りに仕上がっています。
適度に入った豚肉とのバランスがちょうど良く、野菜全部いただくまで飽きはきませんね。
基本的に魚介類が一切入らないのは、海のない滋賀県ならでは。
スープも麺も、野菜も豚肉も、ちょうどいい感じにまとまっています。
「近江和風ちゃんぽん」の中でも「をかべ」さんのものは特に昔ながらのあっさり感が際立っているように感じられます。
それでも物足りなさとかそういうのはありませんね。
どこか優しくてなんだかホッとするような懐かしい味でもあります。
心も体もホッと温まる、そんな一杯でした。