美里町でボリュームあるランチと中国風ラーメン : 盛華飯店

ここの店は中華料理店ではなく中国料理店みたいですね。入口上の看板に書いてありました。

入口の引き戸を引いて入るとすぐ左手にドア。押して入ると正面の壁に本日の日替り定食のメニューが掲示してある。別に見落としてもメニューを渡された時に口頭で説明はあるが、一応確認しておいた方が良いです。
店内はそこから右手奥に長い構造でテーブル席のみ。内装は中国を思わせるもので流れるBGMも同様。

◆『本日の日替定食(肉野菜炒め定食)』(税込680円)
寄ったのは平日の12時ちょっと過ぎ。先客は二名。だが煙草を吸っていた人がいたので空気が臭い。その人から一番離れた奥の席へ着いた。
席に着くと先ずはお茶が出されるが、当然中国茶。詳しくないのでよく分からないがジャスミン茶と思う。
渡されたメニューを見ると最初は中国語で書かれていて読めない。横に日本語の説明も書かれているので問題は無いけどね。
そのメニューを見ると最初のページの麺類、定食類、飯類、点心類あたりはリーズナブルな価格だが、中ほどのページから本格的な中国料理も載っていてこちらは結構な金額。
ライス、スープ、お新香、デザート付のランチメニュー。ちなみに平日だけではなく土曜日もやっていた。日曜日は寄った事が無いので不明だけど。
待ち時間は約９分。
肉野菜炒めの野菜はしっかりと火が通っていてしんなりした食感。肉は豚肉だけど脂身がほとんどない部位が使われていて、その為かちょっと硬くて歯応えがありました。
味付けは普通の中華料理屋の野菜炒めと似た感じだが、甘味や辛味は控えめで塩味はちょっと強め。だが、何だか良く分からないが独特の旨み(恐らくは中国由来の調味料？)を感じて美味しい。ちょっとしょっぱいと感じたが、そのお蔭かとてもよくご飯が進みました。
量もかなりあってご飯のおかずとして十分で、ご飯を食べ終わってもかなり余るくらいのボリュームで満足できました。
そのご飯は丼までの大きさは無いものの、茶碗は大きめ。結構盛られていておかずと合わせてかなり満腹です。
スープの具はワカメと浮かんだ刻みネギのみ。基本は醤油ベースの味付けだが解析不能な旨みがありました。
お新香は残念ながら既製品かも。
デザートは杏仁豆腐で具は特筆は無いが、甘さは控えめ。普段甘いものを食べない自分でも美味しくいただけました。
総合的に見てこの内容、味、量で680円はとてもCPが良いと思いました。


◆『ラーメン餃子セット』(税込850円)
寄ったのは土曜日の13時ちょっと前。先客無しで待ち時間は約10分。
ラーメンのスープの色はスッキリしていて比較的薄め。啜ってみるとちょっと違和感を感じてしまった。普段飲み慣れた(?)所謂日本のラーメン専門店のスープとは一味も二味も違っていて、中国系の食材が使われている為だと思う。だけど慣れると旨くて止まらなってしまいました。
味はそんなにしょっぱくはなくて丁度いい塩分濃度。一応醤油ベースのスープだが、小海老や諸々(解析不能)の風味が漂って来て、実に良い感じです。
麺はちょっとだけ縮れの入った細麺ストレート。あまり硬くは無い茹で加減でコシもそれなりだったが食べやすいですね。
具はチャーシュー、メンマ、ナルト、チンゲン菜、刻みネギ、その他細かいの(よく分からなかった)。
チャーシューは独特の食感。少しだけ噛み応えがあって軟らか目なのだが、肉の繊維が感じられない滑らかな食感です。
全体の量は麺が思った以上に多くて結構満足できる量。後でメニューを写真で確認したら単品だと450円らしい。ＣＰが良いと思いました。
餃子も単品で450円。
大きめの餃子が６個。中身の餡も挽肉を中心にしっかり詰まっていて、食べ応えがあった。皮はモチモチでもパリパリでもない中間だが、これはこれで良いと思わせるものがありました。

その他
・旧児玉町(現本庄市)にも同じ名前の店があるので不思議に思っていたら、オーナーは兄弟との事で得心が行った次第です。
・店主と常連さんの会話を聞くと、若干イントネーションに中国の訛りがある事から中国の方のようです。
・割り箸がちょっと高級品でした。

以下は一年以上前に寄った時(夜)に食べたもので、詳細な味は覚えていないのでレビューは省略。味は標準点+だったとメモに記録がありました。
◆『回鍋肉定食(豚肉とキャベツ味噌炒め)』(税込850円)
◆『青椒鶏丁定食(鶏肉とピーマン炒め)』(税込1050円)