埼玉・朝霞台、「小諸そば」。【71st】 : 小諸そば 朝霞台店

僕にとっては、「小諸そば」の冬は、うどんが定番。(笑)

かなり昔からそうだった。

普段から、そばは「ざる」か「もり」が基本。
あまり温そばを食べる習慣がない人間なので、うどんになるケースが多い。

で、そういう人間が多いのか、冬場になると、温うどんメニューのポスターが店頭に飾られる。

この「香味肉うどん」と「カレーうどん」系のモノが毎年のようにアピールする。
ソレらのメニューの歴史も古いと思う。

「小諸そば」では、かなり昔から、コレらを食べてきた。


「香味肉うどん・ライスセット」(640円)　ーー　写真の通り。

汁は、カツオ醤油系でなく、昆布白ダシ的な雰囲気。
薄切り豚肉、長ネギがメイン。
さらに、薬味ネギと、柚子片、柚子胡椒で香味を漂わせる。

「なか卯」の京風うどんよりも、どこか京風。(笑)
でも、はんなり・ほっこり系ではなく、強さもある。

白メシをともに、ガツンとくる感じさえする。
うん、美味しい。

だからか、白メシに小梅を並べ、日の丸弁当的に、茶碗の方でほっこりさせる。
ごちそうさまでした。


（文責：京夏終空、2023.12.8）
（105件/3.22）

何だか、ちょっと経営的に変わってきたのか・・・。

きっと25年ぐらい前に、京橋の半地下の１号店（と後に知ったのだが）に訪問したのが、小諸そばとの出会いだったと思う。

コの字型のカウンターの中には、いつも元気で笑顔のお母さんがいた。
京橋の企業戦士だった僕のお決まりのメニュー、「ミニ鳥・もり・イカのせ」。

時代が変わっていく中で、こういう話題を前面に出してしまったら、昔の人間にとっては、味気ないような冷たいような、そんな悪い印象操作っぽい感じになってしまうのだが、人と人とのふれあいや、もてなしや、そういうモノが減少しているのは否めないだろう。

いや、昼メシを食う人側も、そこまで求めなくなったのだろうし、逆に煩わしいと思ったりするのかも知れない。

でも、企業戦士の昼時の安らぎのひとときでもあったコトは、決して忘れない。


昔話を書き綴り始めたのだが、この店も直近で店内改装を機に変わってしまったような気がする。

動線に券売機があるので、券売機の行列ができていると、トレーを持って別の客に、すみませんとやらねばならない。

そば湯のポットが無くなり、申告制になったので、また券売機の行列に阻まれて、言い出しづらくなった。

人件費節減なのか、券売機による管理体制の強化なのかは知らないが、客側からの目線では、店内がややキレイになったコト以外は、全てサービスが低下した印象を受けた。

まぁ、立ち食いそば店に、そこまで厳格に求める気は無いのだが、以前と比べると、という部分での想いである。


「２枚もり」(400円)＋「鳥から1コ」(100円)　ーー　写真の通り。

小諸そばの２枚もりはお得で食べ応えがある。
薬味ネギのサービスもテーブルアイテムとして継続中である。

しかし、そば湯が前述の通り。

ごちそうさまでした。


腹は満たされたが、果たして心は・・・。


（文責：京夏終空、2022.4.28）
（74件/3.22）

一応、路麺店とすれば、最北・最西の「小諸そば」となるだろう。

今現在62店舗中、46店舗が、中央区・千代田区・港区の都心３区で営業をしている極端な都心中心型の店舗展開をしている「小諸そば」である。

我が地元・池袋にも東口にあり、今まで路麺店で最北だと書いてきたが、この朝霞台店は東武東上線の朝霞台駅の駅舎の一部ではあるのだが、純粋にロータリーに面している店舗なので路麺店と認定すべきなんだと思う。
北千住店や南越谷店は、完全に駅ナカ・改札内なので、路麺店でなく、駅そばという位置づけになるだろう。


さて、その朝霞台の「小諸そば」である。
JR武蔵野線と東武東上線の乗り換えでは度々世話になる場所である。


「カレー南蛮うどん・ライスセット」(580円)　ーー　写真の通り。

カレー南蛮なので、白髪ネギも入ってくるのだが、もちろん小諸そばでは追いネギをする。
七味唐辛子もふる。

立ち食いそばチェーンでは、ほぼうどんの人間なのだが、この小諸そばだけは、普段はもりそばを食べるコトが多い。
ただ、毎年の寒いシーズン、「カレー南蛮うどん」と「香味肉うどん」には、何度も世話になっている。

カレー南蛮、汁はいわゆるそば屋のカレー的に、ダシを感じる醤油のカエシが活きている。
突出するスパイスはあまり感じないが、それなりにスパイシー。
状態は弱めの粘質があり、柔らかなとろみを演出している。

ライスが合うカレーでもある。
うどんの麺をすすり終わると、白メシを口に、汁を飲む。
口の中は、美味なるカレーライスである。

その作業を何度も繰り返すと、麺よりもメシの方が合っているようにも思う。

追いネギや七味のアクセントもイイ感じ。
うん、おいしかった。
ごちそうさまでした。


この店、しばらく改装のため店を閉めると掲示されていた。


（文責：京夏終空、2022.2.13）
（70件/3.22）