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店名 |
クマネコ印(熊猫印)
|
---|---|
ジャンル | カレー、カフェ |
お問い合わせ |
048-885-7949 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR南浦和駅より徒歩約14分 南浦和駅から729m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
席数 |
12席 (カウンター6席、テ-ブル6席(2人卓×3)) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 店舗入口の脇に灰皿あり |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | テイクアウト |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2009年5月30日 |
備考 |
2024.3/1現在 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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浦和競馬場のほど近く。住宅街にポツンとあってまったく目立たないが、知る人ぞ知る店だけあって行列必至だと小耳に挟んでいた。12時ちょうどの開店を見越し、11時半に店先に着くも当然ながら誰もいない。こりゃポールポジションだなとたかをくくっていたのが甘かった。
店先のベンチに腰を下ろし待機していると、車で来訪された方が駐車場の場所をチェックしに来られたので二言三言会話。見れば車は大阪ナンバー、噂は遠く関西にまで届いていたとは。dancyu誌のカレー特集号で大阪名店遠征コースみたいな記事があり、その気になれば2日間で6店はいけるとか云々。さすがに地方遠征の経験はまだないが、美味はときに人をも突き動かす魔力すらもつことをあらためて実感。
やがて開店時刻になり店主の奥様が顔を出す。ちょいと勘違いしていて名前の記入をし忘れていたので順番が後手にまわってしまった。要するにノートに記名してしまえば他所で時間をつぶしていられるシステムは有り難い。とはいえ、近隣は住宅街と公園と競馬場しかない。見ればもう10人近い列ができている。
先ほどの女性店員の器用な捌きでカウンター席に通されるも、冒頭にあったように読みが甘く自分の前に5組ほど先客がおられた。奥にテーブル席もあったが、詰めてもキャパは総勢10人前後。箱は大久保の「SPICY CURRY 魯珈」より少し大きい程度。日替わりメニューにあさりカレーがあったが、ここは定番らしいチキンカレーのセットを珍しく大盛りでいただくことに。
並ぶうえに提供時間もかかるのはどうやらあながち嘘ではなく、入店後も30分強カレーの匂いを嗅ぎながら空腹に耐えるという試練を強いられる。5月なのに真夏日という季節外れな猛暑に体が慣れておらず、無性に辛いものを欲している。ここはいい汗をかきたいところ。食べるという行為は食べ手と作り手の真剣勝負のフードファイト、そっちが本気ならこっちも容赦はしない。いったい何と戦っているのか。
店内は民家を商用利用に改装したようなつくりで、飲食店としてはレイアウトに不自然さが見受けられる。それもまた、他人に教えたくないとっておきの店的な雰囲気を醸し出すのにひと役買っている。店主の趣味か、かなり年季の入ったオーディオが鎮座していたり、やはり店主作であろう絵には謎のクマネコがよだれを垂らしながらカレーをつくっていたり、グルメ漫画が作り付けの棚にフルコンプされていたりと、マニア心をくすぐられる。
空腹と眠気が限界に達した頃、ピカピカに磨かれた銀色のプレートに乗ってチキンカレー登場。黄色がかったライスはサフランによる色づけだろうか。そこに素揚げされた野菜がトッピング、これはアチャールとは呼ばないだろうが自家製とおぼしきピクルスがちょんと乗る。
とくに辛口を指定したわけでもないのにルーは痺れが残るも、これくらいの刺激がむしろうだるような暑さには心地いい。おかげで眠気も吹き飛んだ。ルーには丸ごとよく煮込まれたチキンレッグがごろんと入り、フォークなど使わずともスプーンだけで容易くほろほろ崩れる柔らかさ。つい勢い余って大盛りなぞ頼んでしまったが、あまりの美味しさに夢中で食べ終わりはっと我に返る。
比較できるほどカレー店を食べ歩いてはいないが、舌の肥えた魑魅魍魎が跋扈する都内でも十分にやっていけるだけの実力があるとみて間違いない。
やがて絶妙なタイミングでセットドリンクのアイスチャイとデザートのコーヒーゼリーが供される。他にもコーヒーや紅茶も選べたが、他の客のほぼ全員がチャイをオーダーしている。この辛さだとラッシーが欲しいところだが、どうやらラインナップされてない様子。今後はラッシーも選択できるようにしてくだチャイ。
店の看板にもあったように、開店して15年弱といえば常連客もついていて当たり前。自分の両隣はどちらも常連らしく女性店員と親しげに会話。いいなあ、こんな行きつけの店があるだなんて。会計時に美味しかった旨の感想を伝え、店を出ると列は15人近くにまで伸びている。雲一つない青空には飛行機雲が伸び、その傍らでは太陽が本気を出し始めている。もうすぐ夏だ。カレーが美味い季節がやってくる。