凄い種類のパフェ。スイーツ好きには堪えられないでしょうね。 : レストラン&スイーツ うふふ

長崎・佐賀旅行の2日目は朝長崎を経って午前中早い時間に佐賀に入り、市内観光を始め所定の行動をこなします。
佐賀は、今から38年ほど前に仕事で担当していた県で、その頃は週一くらいの頻度で通っていましたので、思い入れのある街です。
ただ、それ以降、全くと言っていいくらい立ち寄ることが無かったので、街を歩いていると昔の思い出が甦ってきます。
何か記憶の装置にスイッチが入ったかのように色んな思い出が頭を駆け巡ります。
そう言えば、あの頃は、昭和天皇による植樹祭が佐賀県嬉野町で開催されることが決まっており、その準備で県庁の人たちが大わらわだったことも思い出しましたし、その天皇陛下が宿泊される予定にしていたのが当時は佐賀随一のホテルだったホテルニューオータニ佐賀だったことも思い出しました。
今は一介のホテルになっているニューオータニ佐賀ですが、そちらのHPを確認したら私の記憶が確かだったことが裏付けられました。

午前中はその佐賀市内のブラブラ歩きで時間を費やした後、ランチは、JA系列のお店ながら食べログステーキ・鉄板焼き百名店に選定されている「佐賀牛レストラン季楽 本店」でちょっと奮発して佐賀牛のステーキを堪能しました。
ただ、同店が予想以上に混雑しており時間を取られたため、午後の市内観光はちょっと予定を変更せざるを得なくなり、その行程の一環で、佐賀駅隣接のえきマチ1丁目東館の1階バスセンター寄りの場所で営業しているこちらのレストランカフェでティータイムを過ごすことにしました。

当店、店名の「うふふ」が印象的ですが、運営しているのは、株式会社うふふです。
ただ、同社は社名を頻繁に変更してきた歴史があり、元々の社名は、株式会社かど屋という真っ当な名称の会社でした。
それが2016年2月に株式会社イエロースパイスに変更、更に2017年2月に株式会社イエロースパイスから株式会社弐八丸に変更され、そして同年5月に現在の株式会社うふふに変更しています。
社名がそれぞれ特徴がありますので、単なる社名の変更だけでなく、経営に関する何らかの動き等があるように思われます。

現在、佐賀県内(佐賀市を中心に鳥栖市と神崎町)にはうふふの店名のカフェレストランが当店を含めて6店舗ありますので、直営かフランチャイズかは分かりませんが、系列店ではあるようです。
この他に当店の真ん前に昨年＝2022年に「うふふラーメン」というお店がオープンしています。
カフェ(スイーツ)レストランとラーメン店なので畑違いではあるのですが、常識的に考えれば系列店ですよね。

この日はまだランチタイムの余韻の残る13時半頃の訪店になりました。
当店はパフェで有名なのですが、ハンバーグなどのランチメニューも結構充実しており、先客もかなりいました。
それでもテーブル席、カウンター席とかなり収容力の大きな店舗(食べログ店舗情報では100席)ですので、空席はそれなりにあり、私はスタッフからカウンター席とテーブル席の好みを聞かれましたが、荷物があったこともあり、テーブル席を所望したところ、すんなり通って4人用のテーブル席にゆったりと座ることが出来ました。

卓上にはまだランチメニューが置かれていましたが、テーブルの脇にあるメニュー差しにスイーツメニュー単独のメニューブック、季節限定のスイーツメニュー等が置かれていたので、それを引っ張り出して眺めます。
パフェのメニューは凄いですね。
スタンダードパフェだけでも80種類あり、その他にジェラートパフェ、ソフトクリームパフェなどもあり、パフェに振られた番号は146番まであります。
しかしながら、ランチを済ませて1時間程度で、さすがに一人前のパフェを食べるのも気が引けたので、それ以外のメニューを見繕い、その中から黒蜜きなこのフレンチトースト@680円(税別)を注文しました。
ドリンクは、ランチ又はデザートを頼むと通常@400円〜＠450円のドリンクが@100円で付けられる嬉しい特典があり、うふふオリジナルコーヒーを付けました。
税込みで858円のスイーツセットになります。

待ち時間12分ほど掛かって、注文の品が提供されました。
黒蜜きなこのフレンチトーストは皿の上にフレンチトーストが2個乗っていて、一つは黒蜜きなこ、もう一つはアイスクリームでお化粧されており、脇にはたっぷりのホイップクリームが添えられています。
表面がカリッと焼かれて中はしっとりしているフレンチトーストは黒蜜やきなこ、アイスクリームの濃厚な味が付加されていることもあり、スイーツらしいスイーツとも言うべきふくよかな甘さがあります。
甘さの三重奏みたいな異なる質の甘さがコラボしておりとても美味しいです。
これは甘党には堪えられない風味ですね。

それでも、重たい感じはせずに、ランチの後1時間程度であったにも関わらず、完全に別腹ですんなりと口の中に吸い込まれていきました。

うふふオリジナルコーヒーも、スイーツに重きを置いている並のカフェなら淹れ置きの香りの飛んだものが出されることも多い中、しっかりした香り、苦味、酸味のある上々のコーヒーでした。

当店、料理のクオリティはなかなかのレベルにあると思います。
会計用のレシートを持って来てくれた時にスタッフから「良かったらアンケートにご協力いただけますか？」と言われアンケート用紙を渡されましたが、このように客の声を聞く姿勢も素晴らしいと思います。

会計は、セルフサービスでレシートを読み取り機にかざしてやる形態でしたが、待たされることもなくスムーズに対処出来ました。
今回は、当店の本丸のパフェは試せませんでしたが、今回の体験からすれば、恐らくそれも素晴らしいであろうことが容易に推測出来ます。
なかなかの良店でした。