悠々さんのマイ★ベストレストラン 2012

伊達と酔狂放浪記

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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今年もこの1年間(※)に初めて訪問したお店に限定して選出しました。

※2011年のベストレストラン投稿後の2011年12月20日~2012年12月29日迄

内容としては、1位のCoucouc'est moiは前身のオ・デリス・ド本郷時代から
足繁く通っているお店で、2011年12月のリニューアルオープンして以降は
毎月訪問していた程、言わば自身の中でも特別のお店ですので
このランキングでも別格の扱い。

2位以降を見てみると、居酒屋にBARに日本酒処と呑兵衛らしさの出た
ランキングと言えるでしょうか。

全体的にリピート利用が多く、新たな店の開拓と言う意味では少々控えめな
1年間でしたが、地域的には幅広く回れた点は自身の中では有意義でした。

2013年がどんな年になるのか?
自身を取り巻く環境も刻一刻と変わりつつありますので、
新鮮な目で色々なお店と出会える1年になることを期待しています。

マイ★ベストレストラン

1位

ククセモワ (本郷三丁目、水道橋、春日 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999

2012/08訪問 2012/10/09

我が家の御用達フレンチ

こちらは、本郷三丁目にあるフレンチレストラン。

以前オ・デリス・ド・本郷の名で営業されていましたが、2011年3月に突然閉店され、
2011年12月にスタイルを一変させて新たに同ビルの3階にOPENしたのがこちらのお店。

以前は、1階はビストロ、2階はフレンチレストランと雰囲気の異なるフロアを持つ店だったのですが、
現在は3階のみ、それもテーブル2卓のみというプライベート感のあるお店へと変貌を遂げました。


実は、この新店も昨年12月のOPENから少しずつ変化しながら営業していて
シェフの西村さんも試行錯誤の日々のようですね。

念のため、今(2012年10月時点)の店の概要を初めに書いておきますと、


 [客席]

 8席

 昼夜共に2組までの完全予約制。

 但し、1名での利用不可&3名以上の利用で貸切になるので、2名×2組のケース以外で
 他の方々と一緒になることはありません。

 また、貸切利用の場合は立食等の対応も可能ですので最大収容人員は要確認です。
 (私も親族の宴席利用などでも使っています)


 [メニュー]

 昼夜問わず、おまかせコース(松:20,000円/竹8,900円/梅5,900円)のみ。

 コースによる皿数やポーションに差異は無く、使われる食材のグレードが変わります。
 
 大体、アミューズから始まり、前菜、魚料理、肉料理、デセール、小菓子、食後の飲み物という
 流れになりますが、料理内容によって前菜が2皿になったりすることもあります。

 もちろん当日苦手な食材の確認は行われますが、事前に分かっている場合は、
 予約の段階で伝えておくとスムースでしょう。
 逆に、食べたい食材や料理があれば、ある程度はリクエストも可能です。 


 [予約方法]

 電話での予約も可能ですが、営業時間中は電話に出られないことが多いとのことで
 メールでの予約推奨。

 メールアドレス: kukusemowa@gmail.com
 必須事項:
  (1)名前
  (2)電話番号(受電可能な時間帯を記載)
  (3)希望日時(予約は2、3日先から1ヶ月先迄の間。但し5名以上の利用は2ヶ月先迄予約可)
  (4)人数(子供が一緒の場合は子供の年齢も記入(年齢制限なし))
  (5)希望コース


以上の内容。


実は、前店も幾度もお邪魔しておりましたが、新店になってからはほぼ月1回のペースで
昼夜訪問していました。

その間にも、昼のコースが夜のコースと統合されたり、西村さんお1人での営業体制から
奥様が復帰されて、昼夜2組まで利用可能になったりと幾つかの点で変更も。

※現在のコース設定と異なるものが多いため投稿の画像は参考程度になさって下さい。


ただ、変わらないのは西村さんの料理。

もちろん様々な新しい手法や試みを取り入れている部分もありますが、
芯はしっかりとしたクラシックなフランス料理。

遊び心のあるアミューズや前菜にはじまり、旬の食材を多様に使った魚料理、
ジビエを中心とした重厚な肉料理と続き、元々パティシエとしてキャリアをスタートされているだけに
デセールまで飽くことなく楽しませてくれます。

それに合わせるワインも、しっかりしたリストが用意されていますので
グランメゾンとまでは言いませんが、各地方とも十分な揃え。
但し、物によっては1本のみというケースもありますので、掘り出し物はお早めに。
(概ね1万円前後がヴォリュームゾーン)


こちらのように決まったコースの無いお店では、シェフとお話をしながら料理を選ぶのも楽しい。

私はほぼ毎回食事の後に次回の予約を入れ、その際に料理内容をシェフと相談するのですが
旬の食材を伺いながら、自身の好みや試したい調理・食材を加味してあれこれと話をしている時間が
料理を頂いている間と同じくらい心躍るときなのです。


徐々にお店の認知度が上がってきたこともあり、希望日での予約が取れにくくなっていますので
なかなか訪問できなくなっていますが、今後も大切にしていきたい1軒です。

  • 店舗看板
  • (2012年6月利用時)
  • (2012年6月利用時)

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2位

酒庵 酔香 (押上、小村井、とうきょうスカイツリー / 日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2012/01訪問 2012/07/10

雰囲気ある酒亭

こちらは、十間橋の程近く、住宅街にひっそりと佇むお店。
居酒屋というよりは酒亭と言った方がしっくりくるかも知れません。

駅で言うと押上駅が最寄となり、この辺も最近ではスカイツリーの影響で色々とお店が
増えてきてはいますが、元々は何も無いところで、渋いお店が突如として出現し、
あれよあれよという間に雑誌などの媒体に取り上げられ始めたのは少し前の話。

実家の徒歩圏内にそんなお店が出来たものですから、お邪魔したいと思っていたのですが
なかなかタイミングが合わずに時間だけが経ってしまい、先日ようやく初訪問。


店外には杉玉が飾られ、ガラスから漏れる灯りも抑え目の良い雰囲気。

店に入ると目の前は直ぐにL字のカウンターで8席ほど。
小体な建物ですが思いのほか天井は高く、年月を経た木目の味わいが落ち着きます。


平日の遅い時間での訪問でしたので、店にお邪魔する直前の電話でも
席が取れましたが、それでも空いていたのは2席程度ですから大変な人気店ですね。


さて、カウンター上には既にお盆と箸がセットされており、お酒を選んでしばし待つと
お酒と共にお通し6点盛が供されます。

これが突き出しの扱いになり1,000円とのことですが、酒呑みとしては色々とつまめて嬉しい限り。

そしてこちらのお酒は冊子の酒メニューに色々と銘柄が載っていますが、
先にご紹介したBar亀戸(はせがわ酒店本店に併設のバーカウンター)と同じように
こちらもお酒は90mlからの提供となっており、色々な銘柄を試すにも丁度良いですね。

その上、半合は400円、一合は700円と全て一律価格でとても良心的な値付け。


気付けば、突き出しの6品を食べ切り、お酒もひやからぬる燗へとシフト。
鯨の刺身をつつきながら偶々隣り合った地元の方とも歓談は弾み、アッと言う間に閉店の時間。

お店のこだわりなどから気難しい主人の店かと思っていたのですが、全くそんなこともなく
リラックスして楽しめる暖かいお店。

逆に、そんな雰囲気だからついつい呑み過ぎてしまうのですがね。

今度は昼下がりから開いている週末にでもふらりと立ち寄ってみようかと思っています。

  • 店舗看板
  • 店舗外観
  • おつまみ六品盛り(2012年4月某日)

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3位

岸田屋 (勝どき、月島、築地 / 居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2012/11訪問 2012/12/19

穏やかな喧騒に包まれる大衆酒場

~馬鹿企画「1日で東京五大煮込みを巡る-その3-」~


1軒目の宇ち多゛で濃い時間を体感した後は、大坂屋でクールダウン。

濃淡のコントラストが鮮やかな2軒を渡り歩いた後に、体力温存&時間短縮のために
タクシーで乗り付けたのはこちらの老舗居酒屋。

さて、ようやく中間地点の3軒目は、


==============================

こちらは、もんじゃ屋が軒を連ねる界隈にある老舗酒場。
各線の月島駅からは徒歩で5分少々の場所にあります。

開店の20分程前に到着すると行列は店の前から路地へと折れて続き、15名前後。

事前の想定では、当日回る店の中で一番の待ち時間になるのでは無いか?
と覚悟をしていたのですが、これは嬉しい誤算。開店1順目に席を確保できそうです。


時間になると、間口の広い戸が開け放たれ、皆さん思い思いの席に着いていきます。

店内は、中央に長いコの字カウンターが15席程に、右手の壁沿いにもカウンター7席。

店の奥手、厨房の手前の壁には長い年月に燻されたような濃色の扁額に
岸田屋の文字が力強く書かれ、この店の歴史を感じさせます。

壁のメニューの短冊は黒い木札に白文字で書かれ、天井には魚拓。
他にも時代物の美人画ポスターなど、味わいのある店内ですね。


本当は中央のカウンターを体験してみたかったのですが、お歴々をお邪魔してもと思い
右手の奥に2人で腰を据えます。


開店直後ですから絶えず注文の声が掛かるのですが、皆さん我先に!という訳ではなく
ちゃんとお互いを思いやり、店員さんの様子を見ながら声を掛けていらっしゃるので
とても雰囲気が良く、穏やかな喧騒。

“店”が“客”を育てるのか、“客”が“店”を育てるのか、それに対する店員さんも丁寧な物腰。

接客は若い方が2人に女将さんの3名で、当然開店直後から満席ですから慌しいのですが、
丁寧な対応で、各席の様子も良く見ていらっしゃいますので、居心地はとても良く、
少々料理の提供のスピードはユックリ目ですが、全く気になりません。


2人で1時間少々の滞在でしたが頂いたのは、

 ・くさや 500円
 ・白身魚とあさりの酒むし 400円
 ・あなご煮付 600円
 ・牛にこみ 480円

 ・ハイボール 450円×1
 ・チューハイ 420円×5

以上で〆て4,500円弱のお会計。


比較的大箱で料理の種類も豊富ですが、そのレベルもなかなかで、何より抜群の居心地。
これぞ正しい大衆居酒屋といったところですね。

是非またお邪魔してみたい1軒です。


◆岸田屋の煮込み

滑らかなスープに牛モツ満載。比較的甘めな味わいで食べやすいですね。
大盛りに盛られたネギが口の中をさっぱりさせてくれて嬉しい。

今回の5店舗の中でも最もスタンダードな煮込みと思わせてくれる逸品でした。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

鳥恵 上野広小路店 (上野広小路、上野御徒町、御徒町 / 焼き鳥、鳥料理、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2012/11訪問 2012/12/27

寛ぐ空間の焼き鳥屋

こちらは上野広小路の1本裏手にある焼き鳥のお店。
地下鉄の上野広小路や上野御徒町の駅からならば徒歩数分の近さ。

ただ、細い路地にお店がありますので、初めてお越しの方は地図をご確認下さい。


さて、今回禁煙の焼き鳥屋を探していて、辿り着いたのがこちらのお店。

広小路の交差点から路地へと進むと、杉玉が掛かる落ち着いた入り口が見え、
店先には灰皿が設えられています。

引き戸を開け、予約の旨を伝えると、カウンターへ通されます。

店内は、入り口を奥へ進むと右手がカウンター12席で、内側が調理のスペース。
カウンターの後方、店の左手にはテーブル席が12席あり、奥には個室が1つ。
(見た感じで個室は6名程度の広さか)


初めての訪問ということもあり、頼んだのは3,500円のコース。

 ・ごま豆腐
 ・茄子のポタージュ
 ・和風ポテトサラダ
 ・レバーパテ
 ・鴨の焼き物
 ・焼き鳥 5本
 ・お茶漬け
 ・水菓子

と、ポーションは上品な感じですが、この値段でこの品数を出すと言う
手間の掛け方には頭が下がります。

それに単品で親子丼を追加して、飲み物は2人で

 ・生麦酒×1
 ・日本酒一合×5
 ・蕎麦茶×1

以上で、お会計は12,000円ほど。

日本酒はメニューに載ってないものも含めると20種弱ほどか。

日本酒が好きな方にとってはさほど珍しい銘柄では無いものの
少々変わった造りのものも置かれていて、色々と提案してくれるのも楽しい。

この料理とお酒の揃いで、満喫させてくれての支払いが10,000円ちょっとと言うのは
かなりの高CPですね。


難点を1つだけ挙げるとすれば、コースの最初の3皿目迄の提供が矢継ぎ早で
カウンターに皿が並んでしまったこと。

おそらく、後の予約客が立て込んでいるためだと思いますが、まだ焦るような時間では
ありませんでしたのでペースダウンをお願いしました。
(次の予約の方のために20時迄の席というのを了承しての予約でしたが、
私の入店が17時過ぎでしたので、流石にこの時間から急かすのは気忙しいと言うものでしょう)

ただ、その後はきちんと皿と皿が重なることの無いようにして頂けましたので問題なし。

むしろ店のキャパシティーに比して5名と言う手厚い店員対応のおかげで
ゆったりと寛いで食事を楽しむことが出来ました。


週末などは予約が必須のため、フラッと立寄れないのは残念ですが
覚えておいて損はない1軒ですね。

また、お邪魔させて頂きます。

  • 店舗看板
  • 店舗外観

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5位

ディーバ (天満、天神橋筋六丁目、扇町 / ビストロ、フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 2.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2012/09訪問 2012/10/25

こんなビストロが近所にあれば・・・

こちらは天満駅から少々の所にあるビストロ。

お店の場所自体は駅のほぼ真北、直線距離で200メートル程度の近さなのですが
細い路地が入り組んで、飲食店が軒を連ねていますので、事前の地図確認は必須。

私もはじめ距離優先で駅の北側にある“ぷららてんま”という生鮮や食料品等の店舗と
集合住宅が入った建物を回りこんでお店に向かいましたが、道といっていいのか、
市場の通路なのか判然としないようなところを通るルートでしたので、
敢えて大回りして逆からお店のある小路に入ることに。

(駅の北側に延びる道を北へ200メートルほど直進。
コンビニエンスストアのある十字路を 右折して、さらにスグ右折。
左手の角から2棟目の雑居ビル2階がDIVA。)


お店の入るビルの前にも控えめに(他の店の派手な看板に埋もれるように)、
小さな看板が出されているだけなので一見で迷う方が多いのも納得しました。

予め予約をしていましたので、お店へと続く階段を上がったところに掲げられた
店名の入った青い旗を見て、何とか時間前に到着できたとホッと一息。

ドアを開けますと、店内は可愛らしい赤白チェックのクロスに覆われたテーブルが12席。
店内の片側の壁は全てガラス張りになっています。


丁度先客の料理をサーブしていたシェフがいらっしゃいましたので、
予約の旨を伝えると、用意された席へと通して頂き、料理とドリンクのメニューを渡されます。


そうですね、確かに少々とっつき難い印象はありますし、会話のキャッチボールも
必要最低限のラインですので、日本の他の飲食店で期待するようなサービスではなく、
シェフの応対に批判的なコメントが多いのも“理解”はできます。

ただ、当夜が比較的空いている状況だったこともあるのでしょうが、
私にとっては、不器用ではあるけれども真摯な対応であるように感じられましたので
全く問題はありません。

むしろ、1人でお店をされている力の入れ具合、バランス加減が調理に傾けられていると
考えると、このままでいて欲しいとすら思えるほど。
(いや、もちろん全方位で完璧ならば素晴らしいとは思いますがね・・・)

個人的に好みである濃厚なビストロ料理であったこともありますが、
そう思わせられるほどに満足な夜となりました。


料理は、基本的に前菜・主菜・デザートから1皿ずつ選ぶ4,200円のコース1本。
コースに前菜・主菜・デザートをそれぞれ追加することも出来ます。

さて、当夜頼んだのは、


 [前菜] ※9種類から選択(内、2種類は追加料金要)
  前菜盛り合わせ (コース代金+1,050円)

 [主菜] ※7種類から選択
  詰め物をしたウズラのロースト

 [デザート] ※デザート7種類+チーズから選択
  チョコレートのテリーヌとバナナのクラフティ

 [食後の飲物]
  紅茶

 [その他]
  パン
  バター
  水(ガス無)


 [ワイン]
  ハウスワイン 白 カラフェ 250ml (1,050円)
  ピノノワール カラフェ 250ml (1,680円)


以上で、8,000円弱とCPも素晴らしい。


追加料金が必要な前菜の盛り合せはたっぷりと7品。

中央に、エビとクスクスのタブレ、サーモンと野菜のマリネ、ヒラメのカルパッチョ、
仔牛舌の自家製ハム、ウサギのテリーヌ、豚バラ肉のコンフィ アスパラ添えに
鶏肉のもう1品(詳細失念)。

シャルキュトリー満載のいかにもビストロといった感じのタフな1皿。


メインの鶉は、中に蓮根、人参、じゃがいも、ひき肉、茸がたっぷりと詰められて
両者の旨みが絡み合って、この値段での手のかけ方に頭が下がります。


ワインについては赤白各4種類はグラスだけでなく、250ml・500mlと細かく指定して
カラフェで頂くことも出来、1人の訪問でも複数の選択肢があるのは嬉しいですね。

少々遅めの時間帯で予約していたこともあり、気付けば店内には私1人。
事前に覚悟していた程のヴォリュームではありませんでしたが、十分堪能致しました。

シェフの見送りも感じ良く、ホロ酔いの調子とあいまって大阪の夜へと繰り出すのでした。

また、是非お邪魔させて頂きます。

  • 店舗入口
  • 前菜盛り合わせ(ディナーコース4,200円の前菜 +1,050円)
  • 詰め物をした鶉のロースト(ディナーコース4,200円の主菜)

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6位

宇ち多゛ (京成立石、青砥 / もつ焼き、居酒屋)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2012/11訪問 2012/12/17

平日でも開店1時間前から行列が!!

~馬鹿企画「1日で東京五大煮込みを巡る-その1-」~

酒席での何気無いネタ話がいつの間にか現実に・・・。
誘うも酒馬鹿、乗るも酒馬鹿・・・。


平日昼間からスタートして、東京の五大煮込みと言われる店を
一日で回りつくそうと言う阿呆な企画。。。

はてさて、事の顛末はどうなることか??


==============================

こちらは、立石駅前から延びる古いアーケード商店街に店を構える
もつ焼きのお店。

大衆酒場好き、モツ好きの間では言わずと知れた超人気店で
こちらのお店に行くことを“うちいり(宇ち入り)”と言う等、独自のファンワールドが
広がっているお店です。

平日の14時OPENの1時間前、13時に店の前にお伺いしますと既に7、8人待ち!?

その後も続々と後客が続き、正面の入り口付近は他のお店の邪魔になるためか
途中から店員さんに裏手に回るように指導されるお客さんも出るなど、凄い状態。

これは、こちらのお店の人気を侮っていましたね。。。


ようやく開店時間になりますと、戸が開け放たれ行列のお客さんが一斉に店内へと進み、
思い思いの席へと着いていきます。

この時、早めに入店した方には希少部位を優先的に割り当てられる権利証代わり(?)の
割り箸が配られますが、それほど厳密ではなくアバウトな感じ。


この後は、店の方が希少部位のモツの希望を訊いて渡していきながら、
飲み物の注文を取り、順次提供していきます。

その後も、店員さんは梅割り用の焼酎と梅エキスを小脇に挟みながら
店内を練り歩いていますので、適時「レバータレ若焼き!」等と声を掛けていきます。


何となくお客さんの店員さんの関係性が独特で面白い。

少々強面の若い店員さんは特にぶっきら棒な感じで、

  店員さん「ん?何?○○でイイの?!」

  お客さん「はい。それでお願いします…。」

と言うような応対になっているものの、不思議と憎めない感じで、皆黙々と飲食に没頭している。


2人でお邪魔して、先ずは瓶麦酒(キリンラガー)を1本空け、それから梅割り5杯。

それに、テッポウと??(失念)の酢にタンの生と、串はレバ、ハツ、シロ、ツル、アブラ・・・と
6~7種ほど頂いて、煮込みで〆て3,000円弱。

1時間弱の滞在でしたが、濃密な時間が体験できてとても幸先の良いスタートになりました。

残り4軒!!!!


◆宇ち多゛の煮込み

皿に盛られた肉オンリーの煮込み。
味噌と肉がひたすら煮込まれたもので色はこげ茶に近い。
甘さは無く、しみじみと肉と肉汁を味わう。

このお店には置いていないがスタウトあたりと合わせたい逸品。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

ドランブイ (北千住、千住大橋、牛田 / バー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 -
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2012/06訪問 2012/09/10

北千住のAuthentic Bar

こちらは北千住から徒歩5分少々のところにあるAuthentic Bar。
北千住駅からは西口を出て線路沿いを南に進んだ、千住警察署に至近の場所。


ガラスを多く使った外観ですが、仄暗い店内はあまり様子が分かりません。
ダークトーンの木戸を抜けると、静かに流れるBGMと落ち着いた照明の空間。

右手には存在感のある革張りのソファ席が2卓。
そして左手には高めの造りですが、ちょっとした背もたれとひじ掛けがあるスツールが
落ち着くカウンター席が8席ほど。

バックバーの下段やソファ席側の壁には作り付けの棚が設けられているのですが、
外扉同様に暗めの色調の木目とレンガの柱の風合いが重厚感を感じさせる店内で
その棚に飾るように置かれたグラスへ当たる照明がとても美しい。


そんな店内でカウンターに立つのは、まだお若いマスターお1人。
初夏であっても正調の白いバーコートに身を包み、物腰も柔らく好印象。

訊けば宇都宮のBarご出身で、並ぶグラス類はバカラを集めていらっしゃるとのこと。

また、Maltも好まれるとの事で、確かにバックバーに並ぶ400~500本程度のボトルの内、
言われてみればMaltが占める比率も高く、また現行物では無いボトルもチラホラと。


今回は生憎と時間があまり無く、口直しのジントニックとかなり珍しいMaltの2杯のみを
頂いて退店しましたが、値付も安く、また是非お邪魔したくなる1軒でした。


なお、今回は頂きませんでしたがカウンターにはカサルバの生ハムが置かれていましたので
Bar Foodにも拘られているようですね。

  • 店舗外観
  • (説明なし)
  • グラス

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8位

五條家 (天満橋、谷町四丁目、北浜 / 串揚げ、創作料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2012/03訪問 2012/06/05

バラエティーに富んだ串串串

こちらは天満橋の駅から5分ほどの場所にある創作串カツの店。

野暮用で関西にお邪魔する機会も少なくは無いのですが
あまり串カツというものを食べたことが無かったので、
何処か良さそうな店は無いかと検索して訪問。

事前に口コミは拝見して、繁盛店であることは承知していましたが
1人での訪問ならばスベリ込めるだろうなどと安易に考えていましたら、
土曜日ということもあり満席とのこと。

ただ、土曜日の早い時間帯は時間制限を設けていらっしゃるとのことで
1時間少々待って貰えれば席を用意できるとの返答。

空きっ腹を抱えて、1時間彷徨うのは厳しいかなとも思ったのですが
その電話の応対が忙しそうでありながらも、とても気持ちの良いものでしたので
待つことにして、指定の時間にお邪魔します。


店の外観はラーメン屋のような雰囲気で、少々拍子抜け。

ただ、扉を開くと、Z型の変形カウンターの10席強は全て埋まり
皆さんがとても楽しそうに食事を楽しんでいるのが伝わってきます。

電話で予約してきた旨をお伝えすると、常連さんと入れ替わりで席につくことに。


さて、腰を据えてカウンター内を拝見しますと串の一覧があり、

100円 11種類
120円 31種類

と、2プライスでとても多くの串が頂けます。
(2012年3月訪問時)


店主にオススメをお伺いすると、ストップの声が掛かるまで120円の串を順番に出す
おまかせコースがウリとのことでしたので、そちらをお願いし、先ずは生麦酒を。

この生麦酒、キリン一番搾りなのですが陶器のジョッキで頂くと
気持ちクリーミーな味わいにも感じます。


そうこうしていますと、串の用意が整います。

こちらは創作串が中心ということで、2度付禁止のソースの容器がデン!
と置かれるわけではなく、レモン・塩・ポン酢・ソースが専用の受け皿で出され
各々の串が置かれる位置が最適な調味料を示しています。

それから串がいよいよ始まるわけですが出るわ出るわ、物凄い種類が。
正直名称や順番は怪しいところもありますが、一応頂いた物を列挙すると、


 エビ
 ヒレ肉
 いわしのゴボ天
 いかすみリゾット
 菜の花クリーム(?)
 トマトのハンバーグ詰め
 タケノコと木の芽
 ホタルイカの酢みそ
 たらの芽のしんじょう巻
 白魚の海苔巻
 パプリカのフラン
 アスパラつくねのポルチーニソース
  ※小降りのシャンパングラスに卵黄をソースにして供されます
 海老ぱん
 タマネギとスモークサーモン
 ホイコーロー
 たらの芽のしんじょう巻き
 さわらのシソ巻き
 さつまいもとレーズンバター
 イカうにソース
 鮭といくら
 なんこつ変り揚げ
 子持コンニャク
 レンコンカレーミンチ
 イタリアンマッシュルーム
 貝柱
 アスパラの一本揚げ


いやぁ、食べましたね。
これだけ頂いても食べ飽きないのはバラエティーに富んだ内容だからでしょうが
仕込みの手間を考えると頭が下がります。

流石に串はここでストップにして貰って、〆にだし茶漬け(380円)を注文。

また、飲み物は途中から赤ワインをボトルで頂いてのお会計が7,000円ちょっとですので
CPも上々ですね。

若干残念だったのは、ボトルワインは赤7種・白3種を3,000円均一という安価な金額で
提供されているんですが、グラスやハーフサイズになると赤白1種のみということ。
少人数で色々と楽しみたいときには少々選択肢が難しいかも知れません。


しかし、それも些細なこと。
食事自体を楽しめたのは勿論ですが、最初の電話対応でも感じたように
店主含めたお店の方2名の対応はとても素晴らしく、お若い方の所作を見ても
教育がとても行き届いていることが分かり、寛いで過ごすことが出来ました。

私がお邪魔している2時間弱の間にも、予約や問合せの電話がかなりの本数鳴り
また、飛び込みで断られるお客さんも3、4組はいらっしゃったでしょうか。

そんな繁盛ぶりにも正に納得の一軒でした。
また、是非お邪魔させて頂きます。

  • 店舗看板
  • 受け皿とソースなどの調味料
  • 串の方向で合う調味料が分かります

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9位

Rita (市役所前、権堂、長野(長野電鉄) / バー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2012/08訪問 2012/10/03

心落ち着く止まり木

こちらは長野駅の北側、善光寺へと続く中央通りから少し入ったところにあるBar。

長野駅からでは徒歩では15分ほど、市役所前駅もしくは権堂駅からであれば
徒歩5分ほどでしょうか。

前述したようにバス通りからは一本入りますので、初めてお伺いする際は
地図を確認しながら、向かったほうが良いかも知れません。

駐車場越しにお店の仄かな灯りが見えたら、脇道を右手に進みますと到着。
温かみのある土壁と木の扉が柔らかな灯りに照らされています。

数段のステップを上がり、お店に入りますと、外観同様柔らかい照明の中、
右手にはスポットの照明に照らされた厚い天然木の一枚板カウンター。

カウンターは低い造りのもので、椅子も木製の肘掛のついたユッタリとしたものが
10脚ほどゆとりをもって配されています。

そして、奥には広いスペースに十分な空間をとってテーブル席が用意されています。
(4人掛×1卓、2人掛×2卓)


やはりこちらもお祭り後の平日のためか、店内は静かで先客は1組、2組ほど。

カウンターの隅に腰を落ち着けてバックバーを拝見しますと、Maltはオフィシャルに
少々ボトラーズ物が混じり、珍しいジャパニーズも幾つか見受けられます。


カウンター内に1人立つのは凛とした雰囲気を感じさせるバーテンドレス。

訊けばこの方がオーナー(マダムと言った方が良いのか?)だそうで、
週の前半はお1人で切り盛りされ、週末はもう1人、やはり女性の方と2人で
カウンターに立つのだそう。


さて、お邪魔した時間も大分遅かったので、好みを告げMaltを1、2杯お願いしますと
珍しいジャパニーズ(特に1本は初めて拝見したボトル)をオススメ頂きました。


時間を掛けてゆっくりとMaltを頂きながら、色々とお話をお伺いさせて頂きましたが
オーナーは元々ホテルのBarでのご経験があるそうで、最初に感じた凛とした雰囲気、
折り目正しい対応にも合点がいきました。

ただ、お話をしていて分かったのは、そういったプロとしての部分のみではなく
気遣い、振る舞い等、とても自然で寛ぐ応対をして頂いているということ。
(低い造りのカウンターも寛げるようにとの意図があるとのことでした)

もちろん女性としての感性による部分もあるのかも知れませんが、
全てのバーテンドレスが当て嵌まるかと言うとそうではありませんので
この方の人柄と言うか、人徳のなせるものなのでしょう。

こういった雰囲気の良いお店は、店側だけではなくお客さん側にも
節度が求められますので、程よく良いも回ったところで早めにご馳走様。

チャームとかなり珍しいMaltも入れての2杯でお会計は4,000円弱と良心的です。

なかなか遠隔地に住む私には機会が難しいですが、また是非お邪魔させて頂きます。

と、心に再訪を誓いながらお店を後にしました。


・・・の翌日に何故かまたカウンターに座っていたりもします。

因みに2日目は、食事前に立寄ってジントニックとMaltハイボールで2,000円少々。


そうそう、こちらのお店は少々凝ったチャームが出てきます。

私のお邪魔した初日は果実(ブルーベリーでしたでしょうか?)を使った煮込み料理、
2日目はズッキーニのチーズ焼きでした。

ということで、長くなりましたがこの辺で。


(補足)
いつまでなのかは分かりませんが、現在水曜日は20時半のOPENとのことでしたので
訪問される際はご留意ください。

  • 店舗外観
  • マルス 22yo 58.0% Single Cask 長野県限定 (楽國信州/本坊酒造)
  • 軽井沢蒸留所 1990-2009 19yo 60.0% (10th Whisky Magazine Live)

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10位

ウイスキーキャット1494 (昭和町、文の里、美章園 / バー、ビアバー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 -
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2012/01訪問 2012/03/05

足を延ばす価値のあるMalt Bar

こちらは昭和町の駅からほんの数分のところにあるMalt Bar。

実は、マスターのブログを拝見し、猫好き&Malt好きという自身との共通点から
大阪に行く際には、いつかお邪魔してみたいと思っていたお店。


さて、地下鉄の駅から向かいますとアーケード商店街を越えたところで
照明に照らされた樽が目に留まりますので、見過ごすことは無いでしょう。

置き看板などを見ながら、緑の配された扉を開けると、そこには階段が。


少々急な傾斜を上ると、左手に広がるのは控えめな照明の中に浮かぶ
カウンター8席ほどのこじんまりとした空間。

暗めに調光された照明のせいもあるかも知れませんが、枯れた味わいの店内は
まるで隠れ家のようで妙に落ち着きます。


カウンターの端に座りバックバー、そしてカウンターの上にも並べられたボトルを凝視しますが、
夜目の利かない私には少々見え難く、好みや当夜の飲んできたボトルの流れを説明して
マスターのオススメを待ちます。


都度、幾つかの候補を挙げて頂きながら、最終的にハーフショットも含め6杯ほど頂きましたが、
旧年代の流通物やオールドヴィンテージも含んでなかなかの品揃え。

蒸留所や地域の特化もなく、幅広く揃えられているようですね。

そしてボトルには寸評とショット価格が明示され、その値付けはかなり安い印象。

誠実そうなマスターの人柄も好ましく、ついつい長ッ尻になってしまいましたが、
想定していたお会計の七掛程度で財布にも優しいお店ですね。

帰りの階段を少々覚束ない足取りで下り、気持ちよく宿へと向かいました。


梅田等の中心街からは少し離れてしまいますが、是非またお邪魔させて頂きたい1軒です。

  • 店舗外観
  • GLENALLACHIE 40yo 1971- 2011 48.1% (THE LIFE/Three Rivers)
  • MACALLAN 10yo 40% (1980年代流通/official)

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