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粟 ならまち店 (近鉄奈良、京終 / 郷土料理、鍋、野菜料理)
2025/07 訪問
かつての城下町、そして今は静かな時の流れを湛える奈良・元興寺の旧境内「ならまち」。
瓦屋根と格子戸が並ぶ通りには、千年を超える歴史と暮らしの息づかいが滲む。
そんな町並みの一角、築140年...
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鰻の成瀬 大阪あびこ店 (あびこ、我孫子町、杉本町 / うなぎ)
2025/07 訪問
食事とは私にとって、単なる摂取行為ではない。
あるいは、それはすでに舞台装置であり、心象風景の投影であり、風土を解く鍵でありうる。
日々、誰かと卓を囲みながら、私たちは自己を相対化し、...
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海神人の食卓 桟敷 (淡路市その他 / 鉄板焼き、すき焼き、ステーキ)
2025/06 訪問
淡路島北部、穏やかな海原を見下ろす「海神人の食卓 桟敷」。
この地を訪れるたび、風が違う。土が違う。空の色さえ、どこか柔らかく見える。
瀬戸内の穏やかな陽光に包まれて、ブランド牛を愛す...
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清水港 みなみ (静岡、新静岡、日吉町 / 海鮮丼、海鮮)
2025/06 訪問
静岡駅から徒歩圏、まるで駅ビルの影にそっと隠れたように佇む『焼津港みなみ』
その名のとおり、焼津港から届いた天然マグロを目当てに、正午前から列ができる。
この日は2人揃って「特選天然南...
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かん吉 清水店 (御門台、狐ケ崎 / うなぎ)
2025/06 訪問
静岡の海と山の恵みが交錯するこの地にあって、清水の『かん吉』は“うなぎの正統”を静かに守り続ける一軒。
季節の風に吹かれながら暖簾をくぐると、店内は驚くほど清潔で簡素。
無駄を削ぎ落とした...
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うな希゛ 希々花 中百舌鳥店 (百舌鳥八幡、中百舌鳥(南海・泉北)、なかもず(大阪メトロ) / うなぎ)
2025/06 訪問
夕刻、中百舌鳥にて。
以前「いろは満月 堺店」にて夕食を共にした先輩と、今回は「うな希゛ 希々花 中百舌鳥店」へ。
幹線道路沿からは奥まった場所に位置し、その外観・内装は鰻屋とは思えぬ...
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道の駅 なるさわ 軽食堂 (鳴沢村その他 / 食堂、ラーメン、麺類)
2025/06 訪問
「一椀のそばに宿る、千年の山の影」 ── 郷土料理が映す日本の深み
山梨県・富士北麓。
鳴沢村は、裾野を広げる霊峰・富士の懐に抱かれた、風土とともに生きる静かな集落。
観光地の喧騒からほどよく距離を取りながら、どこか地に足のついた空気が流れている。
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山あいの宿 喜安屋 (九重町その他 / 料理旅館)
2022/02 訪問
九重の山ふところ、深い緑と霧の向こうに、そっと寄り添うように現れる温泉郷・筋湯。
山あいの宿 喜安屋は、その一角、杉の木立と渓流の音に包まれながら、訪れる者の喧騒をそっと預かってくれる。
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Matasaburo (長居 / 焼肉、ステーキ、ホルモン)
2025/06 訪問
「熟成三十年、火入れは穏やかに」 ── 熟成肉と共に味わう、信頼という名の滋味
── 30年。
文字に起こせばただの三文字だが、時を重ねた者にとってそれは血肉に等しい質量をもつ。
仕事で、旅先で、酒の席で──何度となく語り合い、笑い合い、ときに反発し、それでもなお...
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焼肉 うしなり (静岡、新静岡、日吉町 / 焼肉、居酒屋、韓国料理)
2025/06 訪問
『血統』を辿って── 焼肉 うしなりで出会った、万葉牛という名のロマン
血統という言葉には、不思議な引力がある。
かつて私はサラブレッドの世界に魅せられ、競走馬の血統表を夜な夜な読み漁っていた。
父と母、そのまた祖父母まで遡ってゆく中に、ロマンがあった。
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平野パン (洲本市その他 / パン、パスタ、カフェ)
2025/06 訪問
「焼き」と「塩」の哲学──パン好きが立ち止まる場所、平野パン
洲本市の住宅街にひっそりと佇む「平野パン」。
昼食を終えたあと、甘いものでもと立ち寄ったが、目的は一つ、パートナーが目を輝かせて探すのはいつもクロワッサン。
クロワッサンに限っては彼女の味...
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農家レストラン 陽・燦燦 (淡路市その他 / ダイニングバー、レストラン、カフェ)
2025/06 訪問
淡路島南端の丘陵地に広がる「陽・燦燦」は、単なるレストランではない。
農業の可能性を社会に開き、地域の文化資源を再編集しながら、未来へと接続しようとする公共的施設「CRAFTCIRCUS」プ...
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淡路島 鼓や (淡路市その他 / 日本料理、海鮮丼、すき焼き)
2025/06 訪問
日が落ちきらぬ淡路島の空を仰ぎながら、ホタルの舞を目当てに向かった諭鶴羽ダム。
その前に腹ごしらえと選んだのは、道中に佇む「淡路島 鼓や」。
観光化されすぎず、民芸調でもない、どこか真面目...
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掲載保留 ETXOLAMAR (夢洲 / スペイン料理)
2025/06 訪問
「肌寒き初夏、万博のスペインへ──ETXOLAMARにて味わうイベリアの余韻」
2025年日本国際博覧会。
スペインパビリオンに設けられたETXOLAMAR(エチョラマール)は、大阪・肥後橋の名店「ETXOLA」が出店した臨時の舞台装置である。
あいにくの雨により六甲...
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蘭亭 (谷町九丁目、大阪上本町、四天王寺前夕陽ケ丘 / 中華料理、台湾料理)
2025/05 訪問
蘭亭 谷町九丁目店──賑わいの只中で、記憶に残る中華を求めて
谷町九丁目の駅を出てすぐ、通りを曲がれば熱気の立ち上る一角に蘭亭の灯が見える。
おそらく大阪で、最も活気のある中華料理店のひとつ。
週末ともなれば開店早々に満席となり、予約なしでの入店は難しい...
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ピッツェリアバラッキーノ (羽倉崎 / ピザ、イタリアン)
2025/05 訪問
水牛のミルクが奏でるマルゲリータ讃歌──羽倉崎に息づく真のナポリスタイル
関西空港のアクセス圏、泉佐野市羽倉崎に佇む小さな本格ピッツェリア
「PIZZERIABALLACCHINO」
店舗前には5台分の駐車スペースがあるが、週末のランチタイムはやや混み合うこともあり...
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山本珈琲館 (箕面 / 喫茶店、カフェ)
2025/05 訪問
珈琲と紅葉と、そして足元の小さな花──箕面の山中で得る静寂と余韻
大阪府北部、箕面山の麓。
滝道をゆるやかに登る途中に佇む一軒の山小屋風建築、山本珈琲館。
創業母体は業務用コーヒーの老舗「山本珈琲株式会社」であり、焙煎・抽出技術ともに安定感があることで知られ...
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デイリーヤマザキ 泉大津PA陸側店 (泉大津 / コンビニ・スーパー)
2023/07 訪問
高速PAで出会った至福の逸品──デイリーヤマザキと“あん生クリーム”の魅惑
2023年3月、阪神高速湾岸線を南下する途中に立ち寄った泉大津PA陸側。
一般道からのアクセスも可能なこのパーキングエリアには、いわゆるチェーン型のコンビニエンスストア「デイリーヤマザキ」が併設され...
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小西のパン (篠山口 / パン)
2023/10 訪問
丹波篠山に息づく庶民の誇り──小西のパン、元祖黒豆パンの系譜
2023年10月、秋の実りに包まれる丹波篠山市にて「小西のパン」を訪問。
明治末期創業の老舗であり、丹波篠山の特産・黒豆を用いた「黒豆パン」の元祖として知られる存在。
市街地の一角、風情あ...
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クラブハリエ 近江八幡日牟禮ヴィレッジ (近江八幡、安土 / カフェ、ケーキ、パン)
2023/08 訪問
和の風土に溶け込む菓子の美学──クラブハリエ日牟禮ヴィレッジにて
2023年夏、近江八幡の歴史地区に構える「クラブハリエ 近江八幡日牟禮ヴィレッジ」を訪問。
パートナーとの夏の一日、滋賀の地に根を下ろす菓子文化の深奥に触れるひとときとなった。
日牟禮八幡宮の...
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