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この口コミは、St_compostelaさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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1回
夜の点数:5.0
昼の点数:5.0
2015/05 訪問
夜の点数:5.0
昼の点数:5.0
来年は稚魚が戻ってくるのか
2015/05/13 更新
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下の書き込みは2012年10月である。それから2年半。ご無沙汰してしまった。店に通わないければいけないなどと能書きを垂れているのに。。。。そして今日、2015年5月13日、昼に行った。今月から「自由」な身分になったからだ。連休明け、さて、昼飯をどうしようかと思った途端に思い出した。全然行っていないことを。すでに最近の他の方々のレビューで書かれていることだろうが、うなぎをめぐる状況は一段と厳しい状況なのだということをひしひしと感じた。店は平日昼だが、ちゃんと店外の椅子に座って待ったし、店内のにぎわいも変わらず。店員の応接もきびきびして申し分無し。うな重は2種類になっている。あの、真ん中の丸いお重がなくなった。うなぎは尾花のうな重であることに間違いない。技は見事。だが、うなぎそのものが以前とは違う。なまものだから仕方が無いといえばそれまでのこと。時期もあるので、やはり秋口に再度来なければならない。それまで判断留保。うな重、うざく、ビール一本で一万円弱。やはり状況は厳しい。
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尾花でうなぎを食するのはもちろんこれがはじめてではないが、多くの方々が口コミを書いていらっしゃるので、自分が書くまでもないと思っていた。今年はうなぎは食べられないものと思っていたが、思うところあり、今日、尾花の玄関をまたいだ。10月の最初の三連休の初日の土曜日の午後6時半といえば、去年の同じ時期は玄関の外に待ち行列があり、下手をすると売り切れだったが、今日はすんなり店内に入れる。しかも客はまばら。言うまでもなく値段があがっているからだ。今年の五月までは旧価格で頑張っていたという。稚魚は極端な不漁であるが、育ったうなぎはきちんと育っている。ゆえにできたうな重はもちろん尾花のうな重である。美味い。それ以上何か言う必要も感じられない。
だが、うなぎの蒲焼きはどうなるのだろう。うなぎの人工ふ化の研究も進められているというが、はたしてどうなのだろうか。マグロと違って、うなぎの需要はそう海外では多くない。中国でもうなぎのうま煮は食べたがまったく別物であり消費量もそう多くないだろう。うなぎがどうなるかは、マグロとは違い、もっぱら日本人が自分自身でどうにかするしかないもののように思う。店主の苦労はいかばかりだろうか。客ができることは、値段がどうあれ、食することだけだ。値段があがったからといって足が遠のいては店がつぶれる。つぶれてから後悔しても手遅れだ。稚魚が戻ってくれて相場が下がれば値段を元に戻すだろう、店主はそういう心持ちの人だと勝手に思っている。今年もなんとかあと何回か通うように努めたいと思う。