1回
2024/02 訪問
銀座を味わう。雰囲気を味わう。そして最高の料理を味わえる鉄板焼き店
2024/02/16 更新
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銀座の一角にある鉄板焼きの名店に訪れる機会を得ました。
その名はSublime。
Sublimeは、ビルの6階にあり、エレベーターを降りると、まるで別世界に迷い込んだかのような雰囲気。
麻布十番から業態を変えて新たなチャレンジを続ける店舗の一つで、銀座店は鉄板焼き店として営業しているそうです。
今回私が選んだのは、店舗が誇る「Classic Course」。
価格は14,800円（税込）と決して安くはありませんが、その価値は十分にあると感じました。
コースは、前菜からデザートまで全9品という構成で、一つ一つの料理が芸術作品のように美しく、舌の上でとろける味わいを楽しみました。
食材の真髄と調理の芸術性を存分に感じ取ることができました。
久々に最高と言う言葉が使えるお店だったと思います。
ドリンクを頼んだあとは水槽の中からもってきてくれたアワビと、メインのサーロインを目の前に持ってきてくれました。
これからこれをいただくのかと思うとワクワクがたまりません！
まずは、前菜の盛り合わせからスタート。
静岡産のマッシュルームとズワイ蟹、フレッシュキャビアの豪華な組み合わせのスープ。
これだけで既に心奪われました。
マッシュルームの深い味わいとズワイ蟹の甘み、そしてキャビアの贅沢な塩味が絶妙に調和して、舌の上で優雅なダンスを踊ります。
次の旬の魚と彩り豊かな野菜を使った「旬魚彩旬野菜」の一皿は、ブリといくらにジュレを添えたものでした。
ブリの芳醇な食感と深い旨味、いくらとジュレの新鮮な海の香りが口の中で一つになり、季節の移ろいを感じさせてくれる一品です。
この料理一つ取っても、シェフの季節への敏感さと、素材を活かした創造性の高さがうかがえます。
そして目の前で丁寧に焼き上げられる活鮑。
その一切れ一切れは、口の中で甘い食感と海の恵みを存分に味わえる逸品。
鮑特有のコクと旨味が際立ち、忘れがたい味わいを残しました。
次にA5黒毛和牛を使ったミニハンバーグ。
デミグラスソースとパルミジャーノの濃厚な味わいが、和牛の旨味を引き立てます。
これだけいろいろ食べてきたのにデミグラスソースが全然味わいの邪魔をしないのが不思議なさっぱりとしたハンバーグでした。
メインのお肉の前に特別にリクエストした活け伊勢海老をいただきました。
1分前まで水槽にいた伊勢海老を目の前で料理してくれるのは贅沢の極み！
豊かな味わいとプリプリの食感は、まさに海の幸の王様。
味も演出も非常に粋です！
そして、メインのA5黒毛和牛サーロイン。
これぞ鉄板焼きの醍醐味と言える逸品で、シェフが目の前で丁寧に焼き上げてくれます。
サーロインの柔らかな食感と深い味わい、そしてそれを引き立てるスパイスを使用したオリジナルステーキソースの組み合わせは、まさに口福そのものでした。
食後は白ごはんではなく、ガーリックライスをお願いしました。
青森県産の6ヶ月熟成大蒜をふんだんに使用しているらしく、その香り高い一品は、締めとしては最高のひとしなでした。
この日、銀座で過ごした時間は、ただ食事をするだけではなく、食材への深い敬意と料理への情熱を感じることができる、まさに特別な体験でした。
店員の方々の丁寧な接客もあり、鉄板焼きの魅力を存分に味わうことができました。
また訪れたい、そう心から思える素晴らしい時間でした。
ご馳走様でした。