これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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大阪、梅田、大阪梅田(阪神)/ビストロ、おでん、ワインバー
夜¥2,000~¥2,999
昼¥2,000~¥2,999
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定休日
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北新地、西梅田、渡辺橋/担々麺
夜¥1,000~¥1,999
昼¥1,000~¥1,999
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定休日
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福島、新福島、中之島/イタリアン、ワインバー、海鮮
夜¥6,000~¥7,999
昼¥2,000~¥2,999
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定休日
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水曜日
本町、堺筋本町、長堀橋/パスタ、イタリアン、ダイニングバー
夜¥1,000~¥1,999
昼¥1,000~¥1,999
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定休日
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淀屋橋、なにわ橋、北浜/食堂、洋食
夜¥1,000~¥1,999
昼-
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定休日
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北新地、東梅田、大江橋/海鮮、日本料理、揚げ物
夜¥8,000~¥9,999
昼¥1,000~¥1,999
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定休日
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東梅田、大阪梅田(阪神)、北新地/おでん、鍋、海鮮
夜¥4,000~¥4,999
昼-
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定休日
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日曜日
ある晴れた日の午後。しゃもじ隊は読んでいた新聞をたたみ、飲みかけのセイロンティーをティーカップに置き、窓越しに外を眺めてつぶやいた。 「大阪が我がしゃもじを渇望しているぞなもし」 そう悟った瞬間。そこはすでに大阪駅だった。 (言っておくが断じて手抜きではない) 東京に居を構えるしゃもじ隊でさえ、その名前は聞いたことがあるくらい大阪では有名な店「赤白」にいきなり突入!入店するやいなや「貴方は赤組と白組どちらであるのか?」と聞かれることを想定してカバンには赤白帽を忍ばせてある。お店はルクアの地下のレストラン街「バルチカ」にあり、11時半の平日の訪問だったにも関わらずなぜかこのお店だけほぼ満席状態。 このお店は1品150円からの「フレンチおでん」というニュージャンルを確立したバルで、要は昼食にアツアツのおでんを食らおうとしているというダチョウ倶楽部が満面の笑みで寄ってきそうなネタ。 1人で突入の旨を伝えると、案内されたのは残り2席しかなかったカウンター席。着席するとすぐにメニューを持ってきてくれる。どれどれ。眺めているとどうやら「ランチメニュー」的なものはないらしい。昼夜を問わずおでんを単品で頼みやがれこの野郎!という硬派なスタイル。 ここの名物は何といっても「大根のポルチーニ茸クリームソースがけ」(180円)。これと「ボイルドエッグのコンソメ煮」(180円)を追加。要はおでんといやぁ大根にタマゴと決まっとるがな!という大変トラディショナルな発想。 さらにおでんだと言われているのにあえてパスタではなく「牛テールスープのラーメン」(580円)で勝負。メニューラインナップにおいて異彩を放っているあえてのラーメンにお店側の何かの意図と自信を感じずにはおれない。 と、オーダーし終えてふと周囲を見回してみると改めて己の目を疑う光景が。店内のお客さん98%くらいがお…お酒を…ぉ… 目の前に大量に置かれたこのワインボトルの図を前に水を飲むとはあまりにむごすぎる。 初見では己の眼球を信じることができず、目を凝らしてサーチしてみたものの、唯一ウーロン茶っぽいものを飲んでいる女性2人組がいるものの、これは恐らく飲んでないのではなく単に飲めないのだろうと思われる。 想像してください。40人は居ようかという満員御礼の店内が、平日のまだ12時前だというのにほぼ全員ワインを飲んでいる状況を。ここは決して南仏ではないし、ましてや我々は陽気なイタリア人では断じてない。どうしたんだ、この異国感。まずい…まずいぞ…さすがにこちとら仕事中なのだ。確か就業規則の第何条かに酒気を帯びて職務執行してはならない的な文言があったよな…いや待てよ…今は職務執行中ではなくもしかしてランチ中?すわ許される?いやいや… というインサイドヘッドが討論すること5分。店員さんの「お飲み物は?」というにこやかな笑顔に「お水ください」と号泣しながらお願いを。 ほどなく運ばれてきたのは、看板料理の大根さん。見た目からしてもう美味しそう。やはりここはお箸で頂きます。うーん、これはウマイ。ポルチーニ茸の香りはしっかり、味付けは少し濃いめ。この濃さはワインに合わせたおつまみ仕様と思われる。えぇどうせ水飲んでますよ。意外なのは見た目ほど濃厚ではなくて食べ進めやすいこと。出汁ではなくコンソメというのも合ってるしよく考えたものです。 お次はボイルドエッグつまり茹で卵。敷いてあるソースはスモークサーモンとのこと。これもいい。卵に染み込んだ味がハービィー(ハーブっぽいというたった今作ったフレーズ)でこれまた見事なフレンチ風。 そしてシメのラーメンが着丼。見た目ずいぶんオシャレ感あり。トッピングに牛テールの刻まれたのと水菜が添えてありシンプルな装い。麺は細めのストレート麺。どれどれ。おっ。これは若干スープパスタぽいテイストを持ちつつも牛テールのコクがじわっと染み出るなかなかの逸品。水菜ってのがまたナイスチョイス。量的には男性にはちょっと少なく感じるボリュームだが〆の品と考えるとちょうどよいポーション。 ということで残念なことにどれを食べてもお酒が飲みたくなる美味しいお料理ばかりで溢れ出る涙が止まりません。とはいえ、周囲に目を向けずに、厨房に転がってるワインボトルにも目を向けず一心不乱に食事に集中すればおいしさを満喫できます。 でもできれば夜に。でも夜は人気過ぎて入れないとの情報も。うーん、悩ましい。ということは午後半休の日なんかに遅めのランチで突入してワイン飲んでしまえというコースはありかもしれません。 ちなみに3品で1000円いかないのでそこそこリーズナブルなお値段でした。ごちそうさまでした。また行きたい。もちろんお酒飲む前提。