2回
2017/07 訪問
圧倒されました
栗駒登山の帰りに念願の「ベイシー」へ。
これまで何軒かJAZZ喫茶に行ったり、店主さんが「気軽にいらしてください」などと言っていても、一人だとどうしても緊張する。写真とかで店内のイメージはできていたが、一関の方には失礼かもしれないがこの空間だけ新宿とか横浜とか都会の洗練された雰囲気がある。
JBLのスピーカー、なんじゃありゃ。俺が二人いても体積では負けるくらいデカい。
幾らするんだろう?
金と愛情が沢山込められてるだろうな。
となるとなんかコーヒー一杯だけだと申し訳ない気持ちになる。
メニューはなさそうだったんで、コーヒーを注文して値段みたら1000円と書いてあった。
コーヒー・水と一緒にチョコレートやクッキー類の小皿も出てきたので、チャージ代込みの料金。600円だと思う。
音については詳しくわからないが、音量がかなり大きいのに音の歪みのようなものが全く感じない。
金管の高めの音もクリア。
器材の組み合わせもあるだろうし、建物の床とか壁とかもかなり手を入れたんだろう。
スピーカーから出る音圧も凄い。ライヴハウスを凌ぐんじゃないか。
誰の演奏か解りませんでしたが、ずっと聴き入った。初め本を読みながらと思ったけど、本は殆ど閉じてた。
自分はロックやクラシックを多く聴くのですが、毎年生のライブ(レベルに関係なく)に行くようにしているのですが、こちらの音はライヴを鑑賞してるかのよう。目を閉じて奏者を想像すれば良い訳ですね。
この環境でクラシック(しかもベートーヴェンの「運命」というど真ん中)も聴いてみたいけど、リクエストとかしたら「うちはJAZZ喫茶だぜ」とか怒られるのかな? 恐らく器材やその他全てがJAZZに合ったものを前提に構築していそうだから、断られるような気がする。
一関まで行く価値あり。
ビビリの私は携帯で「パシャ」なんて、この場にそぐわない行為はできません。
2020/06/22 更新
言い過ぎですかね(笑)。
自分は歴史好きですが平泉よりこちらの方が訪れる価値があると言ったらバチがあたるかな。
青森から宮城への400キロ帰省で、こちらは必須で寄りました。
コーヒーを二杯いただき2000円。
自分はJAZZの玄人ではないので、ほとんどの曲は初聴でした。
本を読みながら聴いていたのですが、それぞれの音(ベースのピチカートが特に)がライヴのようで本に集中できません。
マイルス・デイヴィスやカウントベイシー、デュークエリントンなどのBIGBANDの曲が流れてましたが、唯一知っていたカウント・ベイシーの「April in Paris」が流れた時はワクワクして踊りたくなりました。ミーハー。
たとえ「通」の方が回りで頭を揺らしていても、自分なりに楽しみましょう。
JAZZを知らなくても、1時間音に浸るのも良いと思います。