11回
2024/02 訪問
さすがのホテルクオリティ、SATSUKIのバゲットとモンブランは安定の美味しさ~ホテルニューオータニ パティスリーSATSUKI(赤坂見附)
2024/04/04 更新
2023/12 訪問
栗を満喫するモンブランならこちら!ホテルニューオータニ東京「パティスリーSATSUKI」2023年は和栗を使った「新モンブラン」
12月に入った週末、「久しぶりにモンブランが食べたいね」とわが家お気に入りのモンブランを買いに行ってきました。ホテルニューオータニの「パティスリーSATSUKI」です。
買いに出かけたのは日曜日の13時過ぎ、SATSUKIの前には、レストランとパティスリーそれぞれに入店待ちの行列ができる盛況ぶり。パティスリーには5組以上がお待ちになっている状態、15分近く待って入店しました。
正面玄関のディスプレイがクリスマスツリーでしたが、SATSUKIの入口には1mを超える高さの大きなポインセチア。ホリデーシーズンらしい飾り付けです。
午後の時点のショーケースの様子はこちら。すでに販売が進んだスイーツもあり、売れ行きは好調の様子。お目当てのモンブランはまだたくさん残っていて一安心。スーパーモンブランも整列。2023年のものは3,780円になっていました。スーパーモンブランを直接見てしまうと一瞬迷ったものの、「新モンブラン」を2個購入して持ち帰りました。
いつものショッパー袋と箱でケーキが崩れないようしっかりガードされた箱詰め、保冷剤が溶けていないのは、寒さのお陰。12月ともなると気温も下がり、ケーキの状態をしっかりキープしたままお持ち帰りができます。
■新モンブラン(980円)
いつもの通りの丸い成形、とても美しいモンブランです。大きさは直径7cm程度と小さめ、特にスーパーモンブランと比較してしまうとさらにしい咲く見えるのですが、中身は栗の割合が高く、さらに、マロンペーストの栗の割合が多いので、栗そのものを味わっているように感じるお味。まさに栗そのものを味わるモンブランと思います。
2023年8月の発売当初は、茨城県産いわまの栗を期間限定で使用するとのことでしたが、今回のモンブランの栗の産地も同じ。その年の作柄を見ながら選定しているものと思います。
今回も断面写真を撮影しようと切り分けたのですが、タルト台部分がくずれてしまったので、断面の写真は8月にいただいたものを紹介します。12月にいただいたものも、8月と同じ構成、タルト台には栗が入ったショコラ風味のケーキ、その上にわずかですが生クリーム、大粒の渋皮煮、そしてマロンペーストがぎっしり詰まったもの。
どこを切り分けても栗を十分楽しめる栗好きさんにはたまらない仕上がりのモンブラン、これをいただいてしまうと、クリーム分が多い滑らかなマロンクリームのモンブランをいただいても美味しさを感じられなくなってしなうほど。1,000円弱という価格帯ですが、それに充分見合う美味しさ。モンブランを食べたいと思った時には、少し奮発して「こちらのモンブランにしておこう」と思ってしまいます。
モンブランを楽しみ幸せな時間になりました。
2023/12/16 更新
2023/08 訪問
我が家のベストモンブランはやっぱりホテルニューオータニ東京「パティスリーSATSUKI」和栗を使った期間限定の「新モンブラン」は安定の美味しさ
伊勢丹新宿店に小布施堂の「朱雀モンブラン」を買いに行った話を紹介しましたが、あまりにお高くなっていて買うのを躊躇、結局購入したのは、わが家お気に入りの「パティスリーSATSUKI」のモンブラン。いただいたモンブランを紹介します。。
購入したのは8月下旬の週末、来店前に電話をかけモンブランの在庫があることを確認してから、買いに行きました。
お店についた段階で、モンブランの在庫は6個以上と潤沢。午後の来店、さほど早い時間の来店ではありませんが、モンブラン以外の在庫も豊富、真夏の猛暑の時期にケーキの持ち帰りはあまりしたくないのか、いつもよりも出足が遅いように思います。
他のケーキのランナップを見ると、栗のスイーツはモンブラン以外にはない様子、「SATSUKI」でお馴染みのスーパーモンブランは今年も9月1日から発売開始とのこと。栗の季節までもう少しの時期でした。
いつもながら、ナポレオンパイやシュークリームが美味しそう、他のケーキも食べてみたいと思いつつ、毎回モンブランになってしまいます。
冷蔵ケースの中のケーキを一通り見た後、「まずは、モンブラン!」と、2個購入する旨お伝えし、代金の支払いを済ませた上でお取り置きを依頼。
この日は午後予定があり、帰宅直前に立ち寄って購入しようかと、思ったものの、夕方ではモンブランが残っているかどうか微妙。休日は電話でのお取り置きができないので、お店に出向いて購入し、用事を済ませるまで預かってもらいました。
購入時に保冷剤を入れてもらえるものの、真夏の暑い日に持ち帰りは心配、保冷バックを持参してお持ち帰りしてきました。帰宅後開けてみると、ケーキは無事で一安心。早速、午後のお茶でいただきました。
■新モンブラン(980円)
8月下旬まで期間限定で販売されているのは、厳選した和栗で作られた「新モンブラン」。茨城県産いわまの栗のほか2種類の国産栗を使用したもの。直径7cmほどのサイズの丸いボール状、小さめではありますが、濃厚な栗のお味が楽しめ、食べ応えがあります。タルト台の上にこんもりとマロンクリームが絞られているもの、見ているだけで気持ちが高ぶります。
断面写真です。タルト台には栗が入ったショコラ風味のケーキ、その上にわずかですが生クリーム、大粒の渋皮煮、そしてマロンペーストがぎっしり。
マロンペーストは洋酒が効いた大人の味、この形状のため、どこからいただいても充分なマロンペーストが味わえる「モンブラン」、ここまで栗の分量が多いと、栗をいただいていると実感でき、満足感が高いもの。栗そのものを味わえる「モンブラン」という意味で、とても価値のあるスイーツと思っています。
昨年よりさらに値上がりし、1,000円弱になりましたが、ここまで栗が多いとお安く感じてしまうもの。小布施堂の「朱雀モンブラン」1つ分に満たないお値段で夫婦で充分栗を満喫できる・・・ホテルニューオータニのスイーツがお手頃価格に見えてしまうのは不思議な感覚と思いました。
9月に発売される「スーパーモンブラン」の内容も発表されていますので、楽しみになってきているところ。2023年の「スーパーモンブラン」は、「黒蜜あんこ」に加え新たに「白あん抹茶くず餅」が入っているとのこと。毎年リニューアルされる「スーパーモンブラン」が気になる存在。お値段は3,780円となっていましたので、挑戦するかどうかはよく考えようと思っています。
2023/12/16 更新
2022/10 訪問
栗の味わいを楽しむモンブランなら!ホテルニューオータニ東京パティスリーSATSUKIのモンブラン
我が家のお気に入りのモンブランのひとつ「パティスリーSATSUKI」のモンブランを買って休日の午後にいただきました。
9月下旬から週末に「モンブランを食べようか」と何度か「パティスリーSATSUKI」に電話をかけてみたものの、モンブランは早々に売り切れていて買えない状態。10月に入った週末、電話をしてみると、「数は少なくなっていますが、今はまだあります」とのこと。すぐに買いに向かいました。
ホテル前の看板の写真は「スーパーモンブラン」。この時期のお薦めはモンブランなのですね。看板を見ると、「なくなってしまうかも」と心配になり、思わず足取りが早くなってしまいました(笑)
「パティスリーSATSUKI」に到着すると、気になったのは冷蔵ケースの中の様子。「スーパーモンブラン」は6個並び在庫充分のようですが、「モンブランは?」と探してみると1個だけ残っていました。電話をかけてから到着まで15分ほどでしたが、その間購入されたお客さんがいらしたのですね。
他のマロン系のスイーツの様子を見ると・・・「マロンミルフィーユ」は残り1個、「マロンプリン」は残り2個、「マロンロール」は在庫充分と、スイーツの種類によって状況は大きく異なっていて、人気の度合いが想像できました。午後早い時間でこの状態ですので、お目当てのケーキがある場合は、午前中早めの来店が必須のようです。
「モンブラン」は1個だけ、何を買おうかと迷ったのですが、最後の「モンブラン」だけ買って帰ることにしました。
最近、SATSUKIの手提げ袋のロゴはオレンジからブルーに変わりました。四ツ谷あたりでこの手提げ袋を見ると、「SATSUKIのスイーツ、うらやましいなあ」とつい見つめてしまいます(笑)中身は、「モンブラン」1個のみ。他のケーキを買おうかなと思ったのですが、「モンブラン」を食べられない不満が募ると思ったので、初志貫徹で。
■モンブラン(918円)
いつもながらきれいな丸いフォルムの「モンブラン」です。マロンペーストが規則正しく並び・・・パウダーシュガーもきれい。こちらのモンブランは、マロンペーストの栗の割合が多く、しっかりした味わいのあるのが特徴。茶色の色合いも濃い目です。
切り分けてみると、マロンペーストの様子がよくわかります。タルト台はショコラが効いたもの、その上に生クリーム、大粒の渋皮煮、そしてマロンペーストがぎっしり詰まっています。どこをいただいても充分なマロンペースト、栗を味わえる「モンブラン」です。ペーストはとても硬め、なめらかになった栗そのものをいただけるのが幸せなもの、相変わらず美味しいです。タルト台の風味もよく、あまりにマロンペーストの割合が多いので、「もっとタルト台があってもよいのに」と思ってしまうほど。マロンペースの甘味がほどよく、最後まで飽きずに美味しくいただきました。
今年もスーパーモンブランを食べたいと思ったものの、この「モンブラン」の美味しさを知っていると、「モンブラン」でも充分と思ってしまうもの。さらに、現在は、期間限定で茨城県産いわまの栗を使った「新モンブラン」が販売されていますので、次回は「新モンブラン」を試してみようと思っています。
2022/10/14 更新
2021/11 訪問
どこを食べても栗!ホテルニューオータニ東京パティスリーSATSUKIのモンブランは栗がぎっしり詰まったタルト
この秋もいろいろなお店のモンブランをいただいていますが、中でも好きなモンブランのひとつ「パティスリーSATSUKI」のモンブランを買って休日の午後にいただきました。
「パティスリーSATSUKI」は、ホテルニューオータニ東京の中にあるスイーツショップ、生洋菓子、焼き菓子、パンなどを扱っています。人気のスイーツ類は、売り切れることもあるので午前中のうちに訪問するのがお薦め。この日は夕方近くに行くことになったので、あらかじめ、電話で残り個数を確認してから伺いました。平日は、ケーキのお取り置きのお願いを受けていただけますが、週末は受けていただけないので注意が必要です。
コロナ禍、来店が難しい方の方にタクシーでスイーツを配達する「スイーツデリバリー」のサービスがあります。スイーツのお値段+配送料2,900円~というもの、我が家に居ながらにして「パティスリーSATSUKI」のスイーツが楽しめるのはうれしいですが、配送料が結構なお値段、我が家からは歩いて行けるので、微妙。
入店者数を限定する運営中のため、お店の前で並んで入店を待ち・・・10分ほどで店内に入り、ケーキを選んで買って帰りました。いつもの白い箱に入っています。中身は「モンブラン」2つ。形が崩れないよう、紙枠と保冷剤が入っています。
■モンブラン(810円)
「パティスリーSATSUKI」には「スーパーモンブラン」がありますが、今年のお値段は3,654円と年々高くなっていて・・・今年は普通の「モンブラン」にしました。
丸いボールの形状、とてもきれいな形で見とれてしまうもの、表面にはパウダーシュガーがかかっていて美しいモンブランです。タルト台の上に絞られたマロンペーストは、3種の栗をブレンドしたものとのこと、安定的に同じ味わいが楽しめるモンブランなのだと思います。切り分けてみると、タルト台の上に生クリーム、栗の渋皮煮、そしてたっぷりのマロンペーストが絞られたもの、断面を見るといかに栗が多いかがよくわかると思います。
ストレートに栗の美味しさを味わえるもの、丁寧に作られているのかとても滑らか、タルト台のバターとアーモンドの風味も良くとても美味しいと思いました。どこをいただいてみても栗が味わえるモンブラン、真の栗好きの方向けのものです。夫婦ともにモンブラン好き、数多くのモンブランをいただいていますが、栗の味わいを楽しむなら、「パティスリーSATSUKI」の「モンブラン」が一番のお薦め。ここまで栗の割合が多い「モンブラン」は希少です。
今年もスーパーモンブランをいただいてみたいと思いましたが、普通のモンブランと比べると4倍以上の価格差、このモンブランでも充分「パティスリーSATSUKI」の良さを味わえると思います。
2022/01/03 更新
2019/10 訪問
2019年のスーパーモンブランは豆乳葛と小豆入り、塩がアクセントの驚くお味~SATSUKIニューオータニ東京(赤坂見附)
例年夫婦で楽しみにしているホテルニューオータニSATSUKIの「スーパーモンブラン」、お持ち帰りも安心できる気候になった10月に入った週末買いに行ってきました。
SATSUKIに隣接したペストリーショップに買いに出かけたのは、土曜日の夕方4時すぎ。ガラスケースの中のケーキ類は、種類が少なくなっていましたが、「スーパーモンブラン」ほか、スーパーショートケーキほか数種類のケーキがまだ残っていました。
ケーキを買う時には、実際のケーキを見比べて選びたいもの、多くの種類からケーキを選びたいときには、午前中のうちに訪問するのが鉄則。今回は、所用があり伺う時間が遅くなりそうでしたので、午前中のうちに電話をしてお取り置きをお願いしておきました。
2019年の「スーパーモンブラン」のテーマは、「美味と健康」。元祖くず餅「船橋屋」の「くず餅乳酸菌」を使った「豆乳葛」が入っているとのこと。詳細はホテルホームページに紹介されています。
ホームページを見ていたら、ホールケーキだけでなく、カットケーキの予約もできるようになっているのを発見。事前決済が必要ですが、確実に入手したい場合は予約が安心ですね。自宅までそっとお持ち帰りして・・・その日のうちにいただきました。
今回購入したのは、期間限定の「スーパーモンブラン」と通年販売されている「モンブラン」の2種類。夫婦それぞれ「スーパーモンブラン」をいただくにはボリュームがありすぎますが、半分では少々物足りない、そんな思いから、「モンブラン」も一緒に買ってきました。
箱の中には、ケーキが崩れないようしっかり詰め物がされ、保冷剤も一緒。プラスティックフォークまで入っていました。(店頭で聞かれなかったのですが、自宅でいただく分には、プラスティックフォークは不要。次回からは、不要の旨伝えなくてはと思いました。)
■スーパーモンブラン(3,300円)
例年と同様、タルト台の上にボール型の形状、トップには白いパウダーがかかっています。この白いパウダー、普通の思考なら、砂糖!疑うことなどなかったのですが、いただいたときに想定外のお味がして、とても驚きました。(詳しくは後ほど)
トップのチョコレートプレートは4枚、毎年形と枚数が変わるので、一目見ていつのスーパーモンブランかが分かります。最初は金粉からスタートして、1枚、2枚・・・今年は4枚まで増えていました。
最初に半分に切り分け断面の紹介から。モンブランは、下から「リンツァー台」、「黒蜜あんこ」と「豆乳ホワイトガナッシュ」、「豆乳葛」、「アーモンドミルククリーム」と「栗の甘露煮」、「マロンペースト」の順に重ねられています。中央の栗の甘露煮は、もう半分の方に入ってしまったようで写真には写っていませんが確かに入っていました。
断面を見てわかる通り、このケーキはまさにマロンペーストを楽しむもの。メレンゲ+生クリームの上にマロンペーストが絞り出されたモンブランが主流になる中、ここまでマロンペーストがぎっしり詰まっているのは少数派、「スーパーモンブラン」ならではのものです。
最初に「マロンペースト」からいただいてみると、まさに栗そのもの、生クリームなどがほとんど入っていないのか、裏ごしされた栗は滑らかですが重みがあって栗を味わえるもの。説明では、「ホクホクとした食感」とありますが、ホクホクよりもしっとりした重みを感じます。甘みは栗の良さを活かすために最小限にしているのか、くどさがなくて◎、栗をしっかり楽しめます。
「マロンペースト」をいただいた時に何より驚いたのは、最初に塩味を舌で感じたこと。側面の「マロンペースト」の時には気が付かなかったのですが、トップの「マロンペースト」をいただいた時に強く塩味が伝わってきました。表面の白いパウダーは塩だったのです。
これまでの「スーパーモンブラン」でも隠し味に塩味が使われていましたが、今年ほど舌に強く感じられるのは初めて、とても驚く新鮮な味わいでした。ただ、表面全体に塩味があるのか、強い塩味が続き、徐々に辛く感じるようになりました。塩味のアクセントをつけるスイーツもありますが、好みは分かれるもの、今年の塩味の強さは個人的には苦手、もう少し控えめの方がよいように思いました。
「マロンペースト」の割合が多いモンブランですが、中の「アーモンドミルク」や「豆乳葛」と一緒にいただくと味わいが変わって楽しめます。妻は生クリームが苦手ですが、このモンブランに限っては「アーモンドミルククリーム」がもう少し多めですとさらに「マロンペースト」が楽しめるのではないかと思いました。
■モンブラン(750円)
夫婦それぞれ「スーパーモンブラン」をいただく勇気がなかったので、もうひとつは、お味比べの意味合いも込めて、通年の取り扱いがある「モンブラン」にしました。
普通のモンブランはお椀をかぶせたような形、こちらもぎっしりとマロンペーストは盛られています。半分に切って断面を確認。タルト台、生クリーム、栗の甘露煮、マロンペーストと重ねられています。マロンペーストが大半という点では、「スーパーモンブラン」と同じ構成です。
マロンペーストは、3種類の栗を組み合わせて栗の美味しさを引き出したものとのこと、「スーパーモンブラン」に比べるとお色が濃いめ、そして、洋酒が効いていて「まさにお菓子をいただいている」と感じるお味がします。「スーパーモンブラン」が「栗そのものをいただいている」と感じるのと比べ、「モンブラン」の方が、モンブランらしさを感じます。ちなみに「モンブラン」トップの白いパウダーはパウダーシュガーで、塩味ではありませんでした。
タルト台はショコラ風味のお味、そして粗く刻まれた栗がたくさん入っているので、タルト台そのものも栗のケーキといった味わい、全体で栗を楽しんでいると感じました。
2つのモンブランのサイズを比べてみました。「スーパーモンブラン」だけを見ていると、「小さいかな?」と思ってしまうのですが、歴然とした違いがあります。今回夫婦で分けていただきましたが、半分で充分と思えるほど、満喫できる大きさでした。
断面でも比べてみました。改めて、とちらも「マロンペースト」がたっぷりであることがよくわかります。色合いは例年ほど違いがなく、「モンブラン」の方が若干茶色が濃いくらいの違いでした。
「スーパーモンブラン」と「モンブラン」のどちらがお薦めかと聞かれれば、非常に微妙。栗らしさ、洋菓子らしさ、お値段のことまで含めて考えると「モンブラン」に軍配が上がるように思います。偶然ですが夫婦で意見は一致。「スーパーモンブラン」の栗の美味しさはよくわかりましたが、栗のお菓子を楽しむという観点で、両者に4倍ほどのお値段の差は感じられませんでした。
1,000円以下のモンブランで美味しいものを選びたいというとで考えるのであれば、断然、SATSUKIの「モンブラン」をお薦めしたいと思います。
そうは言っても、毎年どんなお味になるのか楽しみであるのは事実。来年も「スーパーモンブラン」を食べてしまうのだろうなとは思っています。
2019/10/14 更新
2018/11 訪問
2018年のスーパーモンブランは豆乳と抹茶 | SATSUKIホテルニューオータニ東京(赤坂見附)
毎年楽しんでいるホテルニューオータニSATSUKIの「スーパーモンブラン」、2018年バージョンは2018年9月から販売されています。
「今年のモンブランはどんなもの?」とHP等で情報収集、抹茶ガナッシュで抹茶の風味がプラスされるなど改良された進化バージョンで2,300円になったことが分かりました。
「食べてみたいけれど、毎年あまり変わらないからどうしようか」と迷っていたのですが、姪の結婚式でニューオータニに出かけ、披露宴でいただいたお料理の美味しさの余韻に浸る中、SATSUKIに寄ったところ、食べてみたくなり・・・買って帰りました。やはり、モンブランの魅力には勝てませんでした(^^ゞ
SATSUKIに寄ったのは土曜日の16時。「もう売り切れているかも」と思ったのですが、残っていました。「モンブラン以外にも、何かケーキが食べたね」とケースの中のケーキを見ながら選び、丁寧に包んでもらったケーキを崩さないよう大切に持ち帰りました。
箱の中身は、「スーパーモンブラン」と、普通の「モンブラン」。いつもなら、「スーパーモンブラン」を2つにするところですが、ひとりで食べきるのが難しい位の大きさなので、「美味しく食べられる分量で」と、自制できました(^^ゞ
並べてみると、「モンブラン」に比べて、「スーパーモンブラン」は大きいケーキ。通常のモンブランの3倍程度の大きさがあると、紹介されていました。
■スーパーモンブラン(2,300円)
2018年の「スーパーモンブラン」もずっしりと詰まった重みのあるケーキ。半球よりも少しだけ長く成形されています。トップのチョコレートディスプレイは、チョコレート・ホワイトチョコレートのプレート4枚。年々枚数が増えていきます。
2018年のモンブランの説明は・・・
(ホテルニューオータニのHPから抜粋)
■ホクホクとした味わいを実現!厳撰栗のマロンペーストスーパーモンブランの主役は、外側を覆う魅惑のマロンペースト。その時期に最も美味しい和栗をシェフパティシエが厳撰。生クリームを最小限に抑えることで、和栗本来のホクホクとした味わいと、口の中でふわっと広がる優しい甘みが特徴です。■和栗を引き立てるこだわりの和素材通常のモンブランの約3倍もの大きさのスーパーモンブランの中には、マロンペーストを引き立てるシェフこだわりの素材がびっしりと入っています。爽やかでキレのある味わいが印象的なアーモンドミルククリームに包んだ『国産和栗の甘露煮』をはじめ、今年は『豆乳葛』、『豆乳抹茶ガナッシュクリーム』といった、豆乳を使用した和素材が新登場。主役のマロンペーストを引き立てつつ、さっぱりとした味わいが和栗との絶妙なハーモニーを奏でます。■甘みを引き立てる隠し味、青ヶ島「ひんぎゃの塩」スーパーモンブランの味わいを引き立たせるのが、隠し味に使用している青ヶ島の「ひんぎゃの塩」。「ひんぎゃの塩」とは伊豆諸島南部に位置する、青ヶ島の火山噴気孔から噴出す蒸気で、太平洋を流れる黒潮本流の海水をじっくり温め結晶させた無添加の自然塩。まろやかで豊かな甘みが特徴で、マロンペーストや土台のリンツァートルテを引き立てるアクセントとして使用しています。
和栗の品種は、提供期間中途中で変わることもあるのか、今年の説明には「和栗」とだけ記載され、産地の記載はありません。
そして、今年の特徴は、「豆乳」と「抹茶」、これまで使われてことのない素材が使われています。葛は、アーモンドミルクだったり、小豆だったりと変遷していますが、今年は「豆乳」が決め手のようです。
切り分けてみると、半分以上は栗のペースト、ペーストの内側は豆乳を使った葛が1/3を占め、その他、栗の甘露煮に、ミルクアーモンドクリームは少な目、そして、抹茶のガナッシュが薄くひかれていました。
いただいてみると、しっとりとした栗を味わうモンブラン、ほのかな甘み以外はほぼ栗そのもの、栗以外の成分が少ないため、なめらかというよりも栗の食感を楽しめます。豆乳葛はもっちり感が強い、おもちのような食感、抹茶ガナッシュの苦味がさわやかで栗をいただくときに、栗を引き立てています。そして、隠し味の塩も時折舌に感じ、甘みを引き立てるアクセントに。
モンブランにフルーツの酸味を加えているものもありますが、抹茶の苦味のさっぱり感もよいもの。この組み合わせ、気に入りました。
■モンブラン(700円)
「スーパーモンブラン」をひとつだけにしたので、味比べをしてみたくて、普通の「モンブラン」も買ってみました。外観は、アンジェリーナのモンブランと似ています。マロンペーストのボールにパウダーシュガーがかかっています。
普通の「モンブラン」もマロンペースが大半を占める「栗を楽しむモンブラン」。タルト台の上にアーモンド生地、甘露煮、生クリームが乗り、マロンペーストが厚く覆っています。こちらの栗は、和栗と洋栗をブランドしたものとのこと、「スーパーモンブラン」と比べると少し茶色かかっていて、洋酒の風味を強く効かせていました。
生クリームが少なく、マロンペーストが大半のモンブランは、栗好きにはたまらないもの。他のお店のなめらかで口当たりのよいクリーミーなマロンペーストを使ったモンブランよりも、SATSUKIの「モンブラン」の方が栗を食べている感が強く、栗を楽しみたい方にはお薦めと思いました。
モンブランのサイズを比べてみました。土台の大きさはあまり変わらないかなと思ったのですが、比べると大きさの違いは一目瞭然、3個分というのもわかりました。(それぞれを見ているだけでは気が付きにくいのですが・・・)マロンペーストの色合いの違いが比べるとよくわかります。洋栗が入ると茶色が濃くなりますね。
お味は、「スーパーモンブラン」ですが、サイズは、普通の「モンブラン」の大きさくらいが適切、「スーパーモンブラン」はひとりで1個食べるのは最後まで美味しくいただけないので・・・デミサイズの「スーパーモンブラン」ができると有難いと思っています。
ただ、他店のモンブランを楽しむならば、普通の「モンブラン」がお薦め。美味しいものは適量で「もう少し食べたいな」と思う位で止めておくのがポイント!「モンブラン」サイズでも、充分栗を満喫できますよ。
来年もどうしようかと迷うのでしょうが、きっと食べてしまいそうな気がしてきました。毎年楽しみです。
パティスリーSATSUKI
03-3221-7252
東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ東京ロビィ階
2019/07/13 更新
2017/12 訪問
2017年のスーパーモンブランも和テイスト | SATSUKIホテルニューオータニ東京(四ツ谷)
今年もホテルニューオータニ「SATSUKI」の「スーパーモンブラン」を買ってきました。休日に「SATSUKI」に出かけると、パンやスイーツを買い求めるお客さんで大賑わい。購入するまで15分ほどかかりました。遅い時間になると売り切れになることもあるため、電話で取り置きをお願いするか、早めの時間に行くのが肝要です。
■スーパーモンブラン(2,100円)
2017年のスーパーモンブランは、例年通りのフォルム、サイズでお値段は昨年と同様2,100円です。きれいな丸型に成形されており、マロンクリームの絞りも揃っています。美しさにうっとりします。少し高さのある形、どの向きから見てもきれいです。
2017年のモンブランの説明を読んでみると・・・
■ケーキ全体を味わってほしいから、一層一層にこだわりを和栗本来の美味しさを最大限に感じていただくために、モンブランを構成する一層一層にこだわりをもち、口に入れた時にそれらが絶妙に重なり合うことで、栗本来のほっこりとした味を存分に感じていただけるよう、細部にわたり試行錯誤を繰り返し、今年の『スーパーモンブラン』が完成しました。
土台の部分は、シリアルブレンドのリンツァートルテに黒蜜を含ませ、藻塩をひと振りし、味にアクセントを加え、モンブランの中心には、濃厚なローストアーモンドミルクのクリームで和栗の甘露煮を包み込みました。
主役のマロンペーストには兵庫県三田産の銀寄種をはじめ、その時期もっとも美味しい和栗を厳選し、和栗の自然な甘さを活かすため生クリームは最小限に抑えています。味の印象をぐっと輪に導くのは、ケーキに忍ばせた葛餅の水ようかんと黒蜜あんこ。
一層一層緻密に計算された『スーパーモンブラン』は、今年もスイーツファンを魅了することでしょう。
例年通り究極のモンブランを目指しています。
粉雪のような粉糖と金粉が振られたチョコレートがアクセント、いただくのがもったいないと思ってしまいます。半分に切り分けてみると、しっかりした硬めのスイーツでしたので、きれいに切り分けられました。切り口を見ると、何よりもマロンペーストの量の多さに驚かされます。
土台のタルト台の上には、葛餅の栗ようかんに黒蜜のあんこ、そしてわずかなアーモンドクリームにくるまれた栗の甘露煮、その上にマロンペーストが乗っているもの。マロンペーストは栗の成分が中心で硬め、まさに栗そのものをいただいているようなペーストが味わえます。例年以上にクリームが少なく、まさに栗を楽しむモンブランになっています。風味がよいタルト台にはわずかな塩味があり、葛餅やあんことともに、栗の美味しさを引き立てているように思います。
ずっしりと重量感のあるマロンペーストをいただくと非常に満足感があり、「これぞ栗のスイーツ」と思えます。
毎年少しづつ変化があり進化しているスイーツですが、ここ数年は同じような印象。美味しいモンブランに違いはありませんが、新しさはなく、夫婦で分け合って楽しむくらいでもよいかなと思えるようになりました。(以前は、1人1個食べたい!と強く思っていたのですが・・・
■ピュアマロンフラン(1,100円)
SATSUKIでケーキを購入するための待ち時間にショーケースの中を眺めていると、スーパーモンブラン以外のマロンスイーツも試してみたくなり、フランを一緒に購入しました。スーパーモンブラン比べると小さく見えますが、一般のケーキに比べると大振りのもの。タルト台の上に、マロンが入った硬めのカスタードプリンが入ったスイーツです。
タルト台はバターの風味が効いてサクサクの食感のもの、カスタードの中には栗の甘露煮が入っていました。思ったよりも甘みが強く栗の美味しさよりも甘さを先に感じます。タルト台のさっくり感やカスタードが滑らかさは美味しいと感じたのですが、夫婦にとっては甘みが強すぎて栗の風味が楽しめず少々残念な印象でした。
毎年進化する「スーパーモンブラン」は楽しみである一方、栗の美味しさだけを考えると他のモンブランも良いなと思ってしまう・・・少々複雑。ただ、迷っても、「毎年食べたい!」と思ってしまう魅力あるスイーツ、来年も販売開始されたら、チェックするんだろうなと思っています。
パティスリーSATSUKI
03-3221-7252
東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ東京ロビィ階
2019/07/13 更新
2016/10 訪問
2016年もやっぱり外せないスーパーモンブラン|SATSUKIホテルニューオータニ東京(四ツ谷)
例年通り、ホテルニューオータニ「SATSUKI」で「スパーモンブラン」を買ってきました。休日の午前中早めの時間に伺い、持ち帰ってきました。
スーパーモンブラン(2,100円)
きれいにマロンペーストが整えられた美しいフォルム、上品さに見とれてしまいます。毎年少しずつデコレーションが変わりますが、2016年はチョコレートが2つ乗せられています。タルト台の上に丸く成形されています。2015年外観の形は同じように見えます。
お値段は、2,100円、少しずつお値段が上がっています。
さて、いただく前に、HPに記載された説明を読むと・・・
■今年のポイントは随所に使用している和素材
今年のスーパーモンブランには、和栗はもちろんのこと、こし餡の葛ジュレや、沖縄産の黒蜜を使用したつぶ餡や和三盆、雑穀(シリアル)など使用しているのがポイント。和の素材ならではの、しつこくなく、さっぱりと、さわやかな味わいに仕上っています。
■ケーキ全体を味わってほしいから一層一層にこだわりを。
和栗本来の美味しさを最大限に感じていただきたい!と中島は、モンブランを構成する一層一層にこだわりをもち、口に入れた時にそれらが絶妙に重なりあうことで、栗本来のほっこりした味を存分に感じていただけるよう、細部にわたり試行錯誤を繰り返し、今年の「スーパーモンブラン」を完成させました。
土台の部分は、シリアルを使用したリンツァー生地で香ばしく、和三盆のカラメルでしっとり感と、藻塩でアクセントをつけています。「黒蜜餡子」の上に丸ごと1個の「国産和栗の甘露煮」をのせ、「ローストアーモンドミルククリーム」を重ねます。それらを包み込むように、「こしあんの葛ジュレ」を、最後にそれらを、「和栗」を使用したペーストで優しく包み込みました。
和栗のペーストに使用する栗は、兵庫県産を中心としたその時期に一番美味しい状態のものを使用する為、収穫時期によって異なります。
最上部には、兜を模した、金箔とチョコレートの装飾が鎮座しています。
一層一層、緻密に計算された“スーパーモンブラン”は今年もスイーツファンを魅了することでしょう。
読んでいくうちに、期待が高まります。
半分に切り分けてみました。葛に小豆、栗の甘露煮、ミルククリーム、そして丸いボールの大半がマロンペーストというもの、マロン好きにはたまりません。
昨年はミルク味の葛、今年は小豆餡のもの、和を感じる部分です。黒蜜が使われているとの説明でしたが、あまり強く感じることはなく柔らかい甘みです。タルト台は、フォークがすっと刺さる軽くサックリした仕上がりですが厚みがあり、そしてマロンクリームも厚みがあるため、ずっしりとした重いケーキで相当の食べ応えがあります。昨年同様のアーモンドミルククリームがマロンクリームの固めで風味豊かな味わいをまろやかにしているようで、栗の美味しさを最大限楽しめるようになっていると思いました。
1人で1つ食べてしまいたい気持ちになりますが、美味しくいただけるのは半分くらいまで、今年は夫婦で分け合い、最後まで栗の美味しさをゆっくり味わいました。
プレミアムマロンロール(1,200円)
今回はもうひとつ栗のケーキを買ってきました。「プレミアムマロンロール」です。栗に加え、スポンジと生クリームを楽しむならが、このマロンロールと思います。しっとりと重みのあるスポンジケーキに軽いクリーム、栗の渋皮煮と栗の甘露煮、そして栗の入った羊羹が入ったロールケーキ、モンブランとは異なるスイーツの美味しさを楽しみました。
年々グレードアップしてくスーパーモンブラン、毎年食べたくなるのは、ここまで栗を楽しめるスイーツがないからかと思います。次のシーズンのスーパーモンブランがどんなものになるのか、今から楽しみです。
パティスリーSATSUKI
03-3221-7252
東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ東京ロビィ階
2017/10/21 更新
2015/11 訪問
今年もスーパーモンブランで栗三昧 |SATSUKIホテルニューオータニ東京(四ツ谷)
2015年秋に楽しんだ栗菓子、今年もホテルニューオータニ「SATSUKI」で「スパーモンブラン」を買ってきました。
伺ったのは11月中旬。すでにホテルの玄関には、大きなクリスマスツリーのイルミネーションが点灯されていました。もともと植えられていた木にイルミネーションが付いているので、とても大きい!ホテル内では「マロンフェア」開催中。スーパーモンブランの大きなポスターでお出迎えされました。(期待がますます高まります・・・)
夕方遅い時間でないと伺えない日でしたので、あらかじめ電話をして「お取り置き」のお願いをしておきました。17時過ぎに伺うと、ショーケースの中には、スーパーモンブランの姿はなく、予約しておいて、良かったと思いました。
箱を開け見ると、ケーキの形が崩れないよう、丁寧に箱詰めされていました。(おかげで無傷で持ち帰れました)
2015年のスーパーモンブランは、ひとつ2,000円。年々お値段が高くなっています。ケーキは丸い球状、昨年の釣鐘型よりも、真ん丸になったような気がします。モンブランの中身は、HPに掲載されていた説明によると・・・
■今年のポイントはヘルシーな“ローストアーモンドミルク”
ビタミンやミネラルが豊富で低脂肪が人気の“ローストアーモンドミルク”。そのヘルシーさと同時に、ホテルニューオータニのグランシェフ中島眞介が注目したのは、その独特な味わいです。濃厚かつコクがありながら、爽やかでキレのある味わい。その“ローストアーモンドミルク”を今回スーパーモンブランでは「クリーム」「葛」「土台」に使用しました。使用方法の違うローストアーモンドミルクですが、それぞれのほのかな甘みとロースト香が、和栗本来の味を打ち消すことなく絶妙な味わいのハーモニーを奏でます。
■ケーキ全体を味わってほしいから一層一層にこだわりを。
和栗本来の美味しさを最大限に感じていただきたい!と中島は、モンブランを構成する一層一層にこだわりをもち、口に入れた時にそれらが絶妙に重なりあうことで、栗本来のほっこりした味を存分に感じていただけるよう、細部にわたり試行錯誤を繰り返し、今年の「スーパーモンブラン」を完成させました。
土台の部分は、世界で最も古い“トルテ”といわれているオーストリアの「リンツァートルテ」にヒントを得てバニラビーンズやこだわりの「玄米卵」、雑穀ブレンド(稗・粟・赤米など)とローストアーモンドミルクを加え、しっかりとした味に調えたオリジナル生地“リンツァーシリアルトルテ”を。その上には海から生まれた塩「藻塩」、「葛ローストアーモンドミルク」生地の中に「黒蜜あんこ」、国産「栗の甘露煮」、48%の濃厚な「ローストアーモンドミルククリーム」が積み重なり、最後にそれらを、兵庫県三田地方の「和栗」(丹沢種、銀寄種、人丸種)のペーストで優しく包み込みました。
ペーストに採用される栗は上記3種の中から、その時期に一番美味しい状態のものを使用する為、収穫時期によって異なります。
最上部には、金箔を散らした丸いチョコレートが鎮座しています。
一層一層、緻密に計算された“スーパーモンブラン”は今年もスイーツファンを魅了することでしょう。
読めば読むほど、食べるのが楽しみになってきました。
毎年、スーパーモンブランを買ってくると、最初はケーキに見とれてしまいます。丸い形が美しく、そして、栗の色合いが魅力的。見た目は毎年あまり変化がありませんが、少しづつ中身が変わっています。今年のモンブランはどんな味がするのでしょうか。
恒例ですが、まずは、真ん中から切り分けて・・・いつものように、モンブランを切り分けて中身を見てみると、タルト台の上に、ミルクの味がする葛餅、小豆、栗の甘露煮、ミルククリームが重ねられ、栗ペーストで覆われていました。
タルト台は、ほろりと崩れるクッキーのような固さのもの、香ばしく焼き上げられています。葛はもっちりした固めの食感で、小豆と一緒にいただくと、この部分は「和」の風味。ミルククリームのホイップは、他のモンブランに比べると少な目です。そして、一番外側の栗ペーストは、まさに栗そのもの。クリームと栗ペーストを合わせて楽しむモンブランが一般的な中、栗を楽しめるようクリーム等の配合が少ないペーストを使ったものは、スーパーモンブランならではと思います。
今年のモンブランのも和菓子と洋菓子の良さを組み合わせた"和テイスト"。栗を楽しむなら、このモンブランに限ると強く思いました。大きすぎるかなと思いましたが、栗ペーストがことのほか美味しく、食べ応えがあったものの、1個丸々最後まで美味しくいただけました。
毎年、少しずつ中身が変わるスーパーモンブラン、来年もまた楽しみたいと思っています。
パティスリーSATSUKI
03-3221-7252
東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ東京ロビィ階
2019/07/13 更新
2014/01 訪問
秋は栗!スーパーモンブラン等々大人買い|SATSUKIホテルニューオータニ東京(四ツ谷)
旦那も妻もモンブラン好き、栗のシーズンが来ると、あちらこちらのモンブランを試していますが、SATSUKIのスーパーモンブランは未体験、今年こそと、夫婦で買いに出かけました。
SATSUKIのショーケースの中には、いろいろなケーキが並んでいます。この季節、栗を使ったケーキはモンブランだけではなく、様々なケーキで栗が使われていて、つい、大人買いをしてきてしまいました。
最初は、「スーパーモンブラン」(1575円)です。
夫婦でひとつを分け合うことも考えたのですが、旦那も妻も「食べるなら、1個丸ごと食べていみたい」という気持ちが強く、2個購入することにしました。
今年のスーパーモンブランはどんな内容か、ニューオータニ東京のホームページによれば・・・
■和栗本来の美味しさを伝え続け、毎年進化する「スーパーモンブラン」
9年前にその第1弾を完成後、毎年採用する栗の産地や品種を吟味し、新たな味わいをプラスして進化する「スーパーモンブラン」。今年はシェフパティシエ中島眞介が厳撰した兵庫県三田地方の契約農家にて収穫される和栗(丹沢種、銀寄種、人丸種)を採用します。苺前線が北上するように、栗の品種も時期に合わせて収穫できる品種が変わります。それぞれの栗が一番美味しく感じられる瞬間を絞った、まさに厳撰のモンブランなのです。
■今年の構成は「和と洋の融合」
オーストリアリンツ地方の「リンツァートルテ」をイメージし、シナモンやナツメグ、ラム酒をほんのりと利かせた香ばしい生地の上に、自家製黒みつと栗の甘露煮で作った「羊羹」を大胆に載せました。藻塩のやさしい塩味が、美味しさを引き立たてます。さらにその上に低脂肪クリーム、栗の甘露煮を載せ、兵庫県三田産のホクホクの和栗のペーストで全体を覆い被せます。羊羹の歯応え、柔らかいクリーム、そして和栗。異なる食感と味わい、風味が幾重にも重なるまさに芸術品です。毎年バージョンアップしていく味わいは、毎年この時期を楽しみに待つスイーツファンを飽きさせない工夫が随所に組み込まれています。
読めば読むほど、食べる前から楽しみです。
非常にきれいな丸型に成形されています。マロンクリームは透明感のある、白っぽい色合い、日本の栗らしい色です。
台は、シナモンを利かせたタルト、そして小豆の羊羹、生クリームとマロンクリームの組み合わせは、和洋折衷の初めていただく味。何が美味しいのかといえば、やはり、厚い層でたっぷりと乗せられたマロンクリーム。マロンクリームの層の厚さは、他のモンブランでは見たことのないくらいのもの、栗そのものを食べている感じがします。
小豆と栗は、和菓子でも黄金の組み合わせ、さらに、さっぱりとした生クリームが加わり、美味しさの相乗効果。大きいモンブランではありますが、丸ごと食べても胸がいっぱいになることはありませんでした。強いて言えば、台のシナモンが強く、甘めだったのが気になる点。香りも甘さももう少し控え目であった方が、栗の風味が活きるのではと思います。メレンゲ台のサクッとした食感を楽しめるモンブランも好きですが、堅めのタルト台に乗ったモンブランも美味しいものですね。
以前、ニューオータニには、日本、イタリア、フランスの各国産の栗を使ったモンブラン「三栗物語」がありましたが、日本の栗がしっくりくるのかなと思いました。
そのほか、買ってきたケーキは、
マロンミルフィーユ(お値段をメモし忘れました)
ミルフィーユ好きの旦那が、絶対に購入したいと思ったケーキ。パイ皮の間には、カスタードクリームと大粒の渋皮栗が丸ごと入っています。カスタードクリームをサクッとしたパイ皮でいただくと、幸せな気持ちに。パイが苦手な妻も、これならと思うお味。美味しくいただきました。
「プリママロンロール」(840円)
ロールケーキの中身は、羊羹、と大粒の栗、栗は、品種の違いか、黄色と茶色の2種類。羊羹は、スーパーモンブランの中心に入っていたものと同じお味のようです。ロール生地は、きめ細やかでしっとりしたもの、口の中で溶けてしまうようなふんわりした食感です。生クリームが重くなく、使われている生クリームの量が多くても、途中で飽きることなく最後まで美味しくいただきました。
SATSUKIに出かけたときには、スーパーモンブランだけを買ってくるつもりだったのですが、栗を使ったケーキがたくさん並んでいて、結局4個も「大人買い」。4個で5000円超え・・・ちょっと贅沢なお買い物でした。
パティスリーSATSUKI
03-3221-7252
東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ東京ロビィ階
2017/10/21 更新
休日の午前中にホテルニューオータニの近くで所用があった折、帰りにホテル内のパティスリー「SATSUKI」に立ち寄り、バゲットとモンブランを買って帰りました。「SATSUKI」のパンやスイーツはわが家の大好物、早い時間に行かないと売り切れてしまうことも多いので、ちょうどよいタイミング。入店待ちの行列もなく、すぐに店内に入って購入できました。
■バゲット(367円)
SATSUKIのバゲットにはいくつか種類がありますが、このバゲットは一番シンプルなもの。この他、ブランジェリエが、素材や長時間熟成発酵の製法にこだわった1日10本限定の「プレミアムクラシックバゲット」もあります。他の有名ブーランジェリーのバゲットがどんどん値上がりする中、こちらのバゲットはまだお安いまま。
40cmほどある長いバケットです。エッジの効いたクープからは生地の勢いを感じます。程よい気泡が入ったクラムはしっとり系。早速、この日の夕食にバゲットサンド(バインミー)を作ってみたところ、小麦の味が濃くもっちりした食感が良く、硬すぎず食べやすく仕上がりました。夫からは「SATSUKIのバゲットでバインミーにするなんて、もったいない」と言われたものの、美味しさは抜群。また買ってこようと思いました。
もうひとつ、我が家のお気に入りを買って帰りました。
■モンブラン(1,296円)
SATSUKIで一番好きなスイーツ「モンブラン」です。2023-2024のシーズン、時期により栗の種類が変わり、お値段も変化していました。いつもながら、きれいな丸いボール型のモンブラン、タルト台の上に栗の渋皮煮、わずかな生クリーム、そしてマロンペーストがたっぷり絞られています。タルト台にも栗が使われている、まさに栗を味わうモンブラン、ここまでマロンペーストが多いモンブランは少なく、どこをいただいても栗が味わえる贅沢なもの。
我が家に持ち帰ってすぐ、午後のお茶の時間に「モンブラン」の栗を満喫、幸せな時間になりました。