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カジャ・セット
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スクティサデコ
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モモ
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ダルスープ
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グンドゥルック
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ディードセット
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おかえりなさい!プルジャさん!
何百人ものマニアの声が、巣鴨の夜空にこだまします。
・・・池袋のはずれに忽然と現れ、風のように去っていった「味家」。
新大久保「MOMO」のメニューディレクターを務めたプルジャさんが自在に生み出す「味家」のネパール料理は、決して日本人に日和ることなく、かといって「これがリアルネパール料理だ!」と気張ることもなく、ただただ純粋に美味しいネパール料理でした。
どんなマニアもその料理の前では、学究心を一旦脇に置いて、ただただ笑顔になったもの。
そんなプルジャさんがネパールへと帰り、「味家」がクローズしたのは2013年末のこと。
「プルジャさんの料理をもう一度!」
東京からの声が5000km離れたネパールに届いたのでしょうか。
2014年10月6日、ついにプルジャさんは東京で新しいお店をオープンしたのです。
それがこの・・・
「プルジャダイニング」
池袋といいつつ、駅から結構な距離があった「味家」に比べ、今度は巣鴨駅から徒歩3分ほどの好立地。
好きモノマニアが「わざわざ」足を運ぶ感があった「味家」とは異なり、
会社帰りにぷらっと立ち寄り常連になったおじさんなんかもいて、これはちょっとうれしい感じです。
素朴でありながらアットホームな雰囲気は、ぷらっと立ち寄れる居酒屋感覚。
★ネパールアイス¥650
★スクティサデコ¥850
旨味が凝縮した羊の干し肉スクティを野菜と和えた一品。
ん~これぞプルジャさんの料理、メリハリがあるのに優しい味!
しかも酒が進みます。
★モモ¥550
一般的にも知名度が高まってきたネパール餃子モモ。
しかしここのは一味も二味も違います。
なんてったってプルジャさん、新大久保「MOMO」を立ち上げたメニューディレクター。
その名にかけた、東京最高峰のモモがこれなんですから。
これが口に合わなければ、モモという料理があなたに向いていないということ。
★カジャ・セット¥1000
米をペチャンコに潰して干したチウラを中心に、4種のおかずが勢揃いした夢のようなセット。
迷ったらまずこれを頼むべし!
特に酒飲みグループには必須のアイテム、最高すぎます。
★ダルスープ¥580
そして注目して欲しいのがこのダル。
ネパールの味噌汁といってもよいほど、食卓に欠かせない一品ですが、ちょっと他店とは一線を画する仕上がりなんです。
カレーじゃなくスープ、のはずなのにしっかり辛い!
で、辛いのに何故か身体に優しく、自然な味わい。
これは是非体験してもらわねば!
★グンドゥルック¥680
ネパールの家庭で料理に用いられる、発酵干し野菜「グンドゥルック」。
それを豆などと一緒にスープに仕上げた一品。
あまりに家庭的で、レストランで出すものではないだろうと思ってのことか、
ほとんどのネパール料理店では提供しない料理なのですが、こういうものを食べてこそ、
ネパールの空気が感じられるというもの。
グンドゥルックはちょっと酸味がある高菜漬けといった感じの鄙びた味わい。
それがプルジャさんらしいメリハリでしっかりスパイシーな味わいのスープに仕上がっています。
「注文が入るとヒヤヒヤする」というプルジャさんの言葉通り、口に合うか人それぞれかもしれませんが、
是非挑戦していただきたい料理です。
★ディードセット¥1500
こちらも家庭料理。
そば粉をムチムチに練り上げた、いわゆる「ネパールそばがき」。
貧しく食材が乏しいネパールの山岳地方で食べられる主食、なのですが、それ自体には味がないため、
ダルスープやグンドゥルックなどに浸していただきます。
指で一口サイズにつまみ、「噛まずに飲み込む」のが流儀。
・・・これがなかなか難しく、日本人はどうしても噛んでしまう。
味わう分には別に問題ないのですが、ネパール人にはディードを噛んで食べるってのがかなり滑稽に映るらしく・・・
恐らく、うどんをフォークで切って食べるような滑稽さだと思うのですが(笑)
私がかつて「味家」でディード初挑戦したときに、居合わせたネパール人のお客さんが腹抱えて笑ってた光景を思い出しつつ、ディードをゴクッと飲み込みます。
今ではずいぶん上手にいただけるようになりましたよ。
「味家」でいろんな未知のネパール料理に触れ、その美味さに驚いた記憶。
でもその記憶に負けないばかりか、さらにグッとくる味へと進化したこの「プルジャダイニング」。
山手線の駅近にこんな素晴らしい場所があるなんて、東京はますます凄い街へとなってきた気がします。
美食レストランではなく、庶民派居酒屋感覚でお越しください。
きっと通いたくなるお店ですよ。
プルジャさん、これからもよろしくお願いします!!
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