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夜の点数:4.5
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¥5,000~¥5,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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[ 料理・味4.5
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琉球料理の正統進化形
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うじら豆腐やウラチキチヌクなどの沖縄伝統料理
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蒸し物とラフテー
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麩を使ったオリジナルの沖縄風だし巻き
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赤米のごはんとイナムドゥチ
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2008/02/20 更新
沖縄料理というとゴーヤーチャンプルーを思い浮かべる人は多いと思いますが、チャンプルーというのは戦後広まった比較的新しい料理です。
沖縄料理=長寿食のようにいわれていますが、沖縄でポークといわれるSPAMやTULIPなどのランチョンミートを使うチャンプルーなどの現在の沖縄の食は塩分や脂肪などが多くて、こうした食材をふんだんに食べてきた世代以降、沖縄の平均寿命はとくに男性で短くなってきているようです。
このにんじん食堂は、内地出身のご夫婦が沖縄に移住後、現地の食材を伝統的な調理法を生かし、本来の長寿食として再びよみがえらせた食事を出すという、知る人ぞ知るお店だったそうです。
それが、女将さんの親御さんが亡くなられたのを機会に実家へ戻り、自宅を改装して京野菜を使った京風の沖縄料理店としてリニューアルして営業しているのが今のお店。
料理を味わってもらうために、完全予約でごく少数のお客さんだけを受け入れているとか。
季節にあわせたいい食材を出すために、そのときどきでメニューは変わります。
たとえば、私が戴いたときにはゴーヤーのいいものがなかなか入りにくい冬場だったので、ゴーヤー天ぷらやチャンプルーはありませんでした。
そのかわりここでは宮廷料理や祭事用の料理で出されたミヌダル(肉の黒ごま蒸し)やウラチキチヌク(しいたけかまぼこ)、うじら豆腐(沖縄風がんもどき)など、本場の沖縄でもなかなか味わえないメニューが楽しめます。むしろ、かつての琉球王朝の料理文化が、ヤマトの王朝文化を受け継ぐこの京都の地で正統進化を遂げたのがここの料理と言えるのかもしれませんね。